超人大陸 『列島強靭化論』シリーズ
「Ｂ／Ｃ」に欺されるな，
常識で考えろ！
京都大学大学院教授
京都大学レジリエンス研究ユニット長
藤井 聡
■費用便益分析
→ 新聞等では「Ｂ／Ｃ」（ビー・バイ・シー）と言われる「費用対効果」分析
■ 「強靱化」による「費用Ｃ」
年１０～２０兆円×１０年（＝１００～２００兆円）
■ 「強靱化」による「便益Ｂ」
→ 「マクロ経済」効果
（例：１０年で８００兆になるなら，１０年で合計１５００兆円）
・「雇用創出」効果
・「所得増加」効果
・「企業収益増加」効果
・「財政改善」効果
・「投資・研究開発促進」効果
・「国防力増進」効果
・「基礎的国力増進」効果
→ 「施設」効果
・「国家存続」効果，「都市・地域存続」効果 （本質的防災効果）
・「死者数数削減」効果 （人的防災効果）
・「経済被害削減」効果 （経済的防災効果）
・「人口増加」効果
・「都市化促進」効果
・「地域・都市経済活性化」効果
・「時間短縮」効果
・「交通事故削減」「移動費用削減」効果
800,000
[10億円]
750,000
734,147
700,000
強靱化なし…
650,000
600,000
550,000
強靱化！
673,565
600,000
568,075
548,704
555,019
527,115
550,000
500,000
500,000
実質ＧＤＰ（実測）
実質ＧＤＰ（需要）
実質ＧＤＰ（供給）
R_0
R_0
400,000
実質ＧＤＰ（需要）
R_0_S
350,000
350,000
実質ＧＤＰ（供給）
R_YS_S
300,000
300,000
400,000
強靱化ナシ
R_0_S
R_YS_S
1984
1986
1988
1990
1992
1994
1996
1998
2000
2002
2004
2006
2008
2010
2012
2014
2016
2018
2020
実質ＧＤＰ（実測）
1984
1986
1988
1990
1992
1994
1996
1998
2000
2002
2004
2006
2008
2010
2012
2014
2016
2018
2020
450,000
450,000
強靱化アリ
「マクロ経済」効果のイメージ