最新の省エネ技術を使って、ネットワーク設備の消費電

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最新技術でネットワーク設備を省エネ化!!
Green IT をリードするルータ/スイッチ「AXシ
リーズ」
アラクサラネットワークス株式会社
2009年2月
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© ALAXALA Networks Corporation 2008-2009 All rights reserved.
1. グリーンITについて
グリーンITと、2つのアプローチ
Green ITとは?
環境に配慮したIT製品やIT基盤や、環境保護や資源の有効活用に
つながるIT利用のこと。または、そのような考え方。
Green IT 2つのアプローチ
Green by IT
IT技術は、業務効率の向上や遠隔コミュニケーションによる
物流コスト低減を実現することにより、エネルギー消費の抑止に貢献
Green of IT
IT設備自体の消費エネルギーを低減、
利便性を損なわず省エネを実現する「技術開発」が重要
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1. グリーンITについて
トラフィック増加と消費電力の増大
 トラフィック増大の影響でネットワーク機器の消費電力が深刻
 トラフィックの急増予測
637 Gbps@2006年 → 121.0 Tbps@2025年(国内)
 ネットワーク機器電力量も急増予測
80 億kWh@2006年 → 1,033億kWh@2025年(国内)
消費電力量の推計増加シナリオケース
[Tbps]
[億kWh]
1000
190倍
637G
2006年
0
2025年
消費電力が
13倍に!
8
6
4
2
80
2006年
総
発
電
比
率
概
算
)
0.1
121.0T
1033
(
ト
ラ 100
フ
ィ 10
ッ
ク
量 1
ネ 1000
ッ
ト 800
ワ
ー 600
ク
機 400
器
電 200
力
[%]
10
2025年
0
出所:「情報通信機器の革新的省エネ技術への期待」 経済産業省、グリーンITシンポジウム、2007年を元に作成
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1. グリーンITについて
グリーンIT推進協議会
 グリーンIT推進協議会の設立(2008年2月1日)
 新技術、IT技術の環境貢献、環境・IT経営の啓発普及
 海外のフォーラム等との国際連携、国際シンポジウム開催
 IT省エネ技術の抽出・ロードマップ作成
 環境負荷低減(CO2排出量削減可能性等)の定量的調査・分析
 参加企業・機関・団体 163社(2008年4月25日現在)
 http://www.greenit-pc.jp/index.html
アラクサラネットワークスは設立当初からメンバとして
参加
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2. アラクサラの省エネ技術
アラクサラのアプローチ
Green of IT
アプローチ
最新の省エネ技術を使って、
ネットワーク設備自体の消費エネルギーを低減!!
電力効率の高いアーキテクチャ
高性能エンジンによる
集中アーキテクチャで、
部品点数を削減
省電力モード
待機電力節約機能
AX6000S
内部の動作クロック周波数を下げて、
消費電力を低減するモード
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未使用のポートや回線
インタフェースについて、
電源をオフにする機能
3. 性能と電力の関係
ネットワーク装置 進化の過程
電力
エンジン2×N
エンジン1×N
既存のエンジンを並列化
性能・電力ともに上がる
集約化
集約化
並列化
並列化
エンジン3
エンジン2
エンジン1
高性能エンジンを開発して、集約化
性能は同等以上、電力は抑えられる
性能
並列化
(物量増)
装置性能アップ
消費電力増加
消費電力の大幅削減は
集約化によって実現
集約化 エンジン性能アップ
消費電力低下
(物量減)
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3. 性能と電力の関係
進化の過程 ~AXシリーズの場合~
第3世代
電力
AX7800S
AX7800S
集約化
並列化
並列化
第3世代エンジン(ASIC)を使用
分散アーキテクチャを採用
部品数が多くなり、消費電力が増加
AX6300S
AX6000S
第3世代
第4世代
AX5400S
40G
160G
192G
集約化
第4世代エンジン(ASIC)を使用
集中アーキテクチャを採用
ワンチップ化により、物量を削減
性能
AX7800S から AX6000S への進化
集約化(物量減)しつつ、エンジンあたりの性能アップ!!
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4. 電力効率の高いアーキテクチャ
集中アーキテクチャで省電力化
電力効率の高い
アーキテクチャ
集中アーキテクチャにより、高性能と低消費電力を両立!!
高速メモリ
メモリ帯域
4倍!!
高性能エンジン
最新デバイス技術による
高性能エンジン開発
独自開発の
次世代型高速メモリを採用
高速インタフェース
高速伝送技術による
高速バックプレーンの実現
バックプレーン
性能1.6倍!!
ワンチップ化
独自10GイーサMACの
チップ内蔵化
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集中アーキテクチャ
チップ数
削減!!
部品数低減により
低消費電力化を実現
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AX6000S
4. 電力効率の高いアーキテクチャ
高性能エンジンにより集約化を実現
 高性能エンジンのパフォーマンス
周辺デバイスも高性能化しなくては、意味が無い
→ メモリ/インタフェース性能のアップ
 集中アーキテクチャによるデバイス削減
ハイエンド機に求められる装置性能を満足しなくてはダメ
→ 高性能エンジンの開発により実現
AX7808S
AX6308S
主要デバイス数
154個
50%削減
72個
消費電力
780[W]
27%削減
572[W]
アラクサラ独自の条件による測定値
電源は冗長化しない
エンジンモジュールも冗長化しない
1G×96ポート、100%負荷トラフィック
【注意事項】
本データは特定条件下での測定値であり、
消費電力値を保証するものではありません
高性能エンジンにより集中アーキテクチャを実現、
消費電力を大幅に削減
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5. 省電力モード
省電力モードという新しいアプローチ
省電力モード
余剰エンジン性能を抑えることで、省電力化を実現
進化の過程とは
異なる方向性
第3世代
電力
AX7800S
集約化
第4世代
AX6000S
並列化
ネットワーク機器の省エネ化
全く新しいアプローチ
通常モード
第3世代
同一のハードウェアでありながら、
モードを切り替えることによって
さらなる省エネ化が期待できる
AX6000S
省電力モード
AX5400S
40G
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160G
192G
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性能
5. 省電力モード
トラフィック状況に応じた使い分け
導入当初など、実行トラフィックに対して性能に余力がある場合
導入当初は省電力モードで運用
通常モードで運用
1000
AX6000S
消費電力 [W]
800
約10%の電力削減!!
600
400
消費電力 [W]
200
トラフィックが
増えてきたら・・・
0
192
トラフィック [Gbps]
余剰性能を抑えて
消費電力を削減
モード切替
160
省電力モード
装置性能
通常モード
装置性能
装置性能を
フルに発揮
128
96
トラフィック量 [Gbps]
64
※ 省電力モードの削減効果は
機種・構成によって異なります
※ 通常モードと省電力モードの
切り替え時には
装置のリセットが必要
32
0
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5. 省電力モード
機能や安定性には影響無し
AX6300S の概要ブロック図
【CPU】
周波数はそのまま
→ 処理性能影響無し
【MSU】
エンジンカード
CPU 性能は通常モードと同じ
経路計算や制御プロトコル処理の性能などは変わらない
【MSU のエンジン】
周波数ダウン
通常モードと機能差分無し
【バックプレーン】
周波数ダウン
転送性能を抑えるだけなので、機能的な差分は一切無し
【NIF のエンジン】
周波数ダウン
【回線】
周波数はそのまま
→ 回線速度影響無し
【NIF】
ネットワーク
インタフェースカード
・・・
QoS 精度も通常モードと同じ
モードごとにパラメータを調整しているので、精度は同じ
省電力モード時でも、装置の機能や安定性は変わらない
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6. 待機電力節約機能
使わないリソースは電源をオフにする
待機電力節約機能 未使用ポートや回線インタフェースの電源をオフにする機能
スロットへの電力供給をカット
ポートへの電力供給をカット
 インタフェースカード未実装のスロット
 設定によって指定されたスロット
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 トランシーバ未実装のポート
 設定によって指定されたポート
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7. まとめ
AXシリーズの消費電力比較
アラクサラ設立当初より、省電力化技術は重要な開発テーマ
その結果、従来に比べて大幅な省電力化を実現
800
700
さらに!!
消費電力 [W]
600
500
27%削減
10%削減
400
300
トータルで34%削減
200
100
0
AX7808S
AX7808S
AX6308S
(通常モード)
AX6308S
AX6308S
(省エネモード)
AX6308S
【注意事項】
本データは特定条件下での測定値であり、
消費電力値を保証するものではありません
そして、これからも・・・
ルータ・スイッチの省電力化を通じて、
お客様の環境対策をお手伝い致します!!
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アラクサラ独自の条件による測定値
電源は冗長化しない
エンジンモジュールも冗長化しない
1G×96ポート、100%負荷トラフィック
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Thank You !!
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