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基礎情報科目の現状と今後の課題
2006年2月23日(木曜日)
首都大学東京 第2回FDセミナ
都市教養学部 理工学系
数理科学コース 中村 憲
構成
(東京都立大学については触れない)
1. 2005年度の経過
2. 2006年度の方針
3. 検討すべき課題
2015年9月30日(水)
第2回FDセミナ(中村憲)
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1. 2005年度の経過
2015年9月30日(水)
第2回FDセミナ(中村憲)
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(1) 科目とシラバス
配布資料参照


前期 (必修)
「情報リテラシ実践 I」
後期 (選択)
「情報リテラシ実践 IIA」
「情報リテラシ実践 IIB」
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(2) 時間割, 受講者, 担当教員I
I




月曜日~金曜日2時限(除木曜日)3時限
受講者数
(36クラス各38~56平均45計1625)
不合格 計92率5.66%
(人社16法14経12理工18環8シ17健7)
教員担当クラス数
(基セ4数理14他理工3環境4非常勤11)
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(2) 時間割, 受講者, 担当教員II
IIA



月曜日~金曜日2~4時限
受講者数
(12クラス各1~55平均
32)
教員担当クラス数 (基セ2非常勤10)
IIB


月曜日~金曜日2~4時限
受講者数
(15クラス各2~50平均
26)
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(3) 授業環境と実施体制
320+330マック&ウインドウズ(50人)
340+350ウインドウズ(70人)
 教室開放+J115
(月曜日~金曜日2~7')
 授業担当者
(メイリングリスト+懇談
会)
 定例会(隔週)
教員2名+情報係+教務係+サポートSE
 チュータ 初期登録51名
(情報教育授業補助員兼開放立会相談
員)
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
6号館
(4) 結果の調査と評価


経験(受講者アンケート+授業担当者懇談会)
高校「情報」実施状況(授業科目調査+授業見
学) 河合塾:“教科「情報」に関するアンケート結果報告”
www.keinet.ne.jp/keinet/doc/keinet/jyohoshi/gl/toku0507/ (2005)

情報教育検討分科会(計4回) (全学参加)
結論:
それなりに成果. それを改訂する形で発展させる
学生能力差(個人/クラス/分野)に対応が必要
再履修クラス設置と選択開講数再検討が必要
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高校授業科目
I 国公立約200名
以上合格
II 国公立約100
名以上合格
III 国公立約30名
以上合格
IV 国公立約10名
以上合格
V 国公立約10名
未満合格
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2. 2006年度の方針
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(1) 科目とシラバスの変更点





今年度の成果を発展させ改訂する形で作成
基本部分を統一的内容にして実習問題提出
標準部分をワープロと表計算とするが,
クラスによる差を認める
発展部分は典型例を幾つか挙げるが,
内容は完全には決めない
授業担当に協力するコースは
自コースを担当できるよう調整する
配布資料参照
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(2) 時間割, 担当教員の相違点



I 36クラス→38クラス
教員担当クラス数
(基セ8数理13
他理工5環境4非常勤11→8)
IIA 12クラス→11クラス
教員担当クラス数 (基セ4非常勤10→7)
IIB 15クラス→11クラス
教員担当クラス数 (基セ4非常勤12→7)
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(3) 授業環境と実施体制の変更点
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基礎教育センタ専任教授着任予定

6号館350ウインドウズ(70人)が更新中
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(4) 留意する事項
高校「情報」必修による受講生の状況の変化
 浪人生も存在. 習熟度隔差が拡大と予想
 授業計画と内容について
- 初回の「情報倫理講習会」は内容改善が必要
- 基本部分の実習問題は統一的モデルを提示
- 自コース外教員担当分野は内容調整が難問
- 初回「情報倫理講習会」未受講は, 受講不可

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3. 検討すべき課題
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 受講生の習熟度隔差への対応
 全学必修科目の統一性と
分野別主題の差異との両立
 必修の是非や形態を含む検討
 選択科目の内容の再検討
 授業担当体制の再検討
 必修科目で覚えた内容を受講生が
継続的に身に付けさせる手段
 教室環境の設計方針
 チュータ統括体制の検討
 非常勤講師統括体制
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