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心電図
疼痛緩和
収縮期血圧>90 mmHgならばニトログリセリン0.4mg(最大1.2mgまで)を
舌下投与
抗血小板療法
±モルヒネ(1回量)3-5mgを痛みがなくなるまで反復投与
アセチルサリチル酸錠剤160-325mgを噛んで服用(または静注)
+クロピドグレル300mgを経口投与
ST上昇心筋梗塞
次の場合は血栓溶解療法が望ま
しい
・禁忌がなく、経皮的冠動脈 治
療開始までに90分以上を 要す
る
・症状持続が3時間以内で
経皮的冠動脈治療開始までに
60分以上を要する
次の場合は経皮的冠動脈治療が望ましい
・ 経皮的冠動脈治療を90分以内に開始
可能
(症状持続が3時間未満であれば60分
以内)
・血栓溶解療法が禁忌
・症状が3時間以上持続
・心原性ショック(または重度左心不全)
付加的治療:75歳未満で未分画
ヘパリン、低分子量ヘパリンも可
付加的治療:未分画ヘパリン
糖蛋白Ⅱb/Ⅲa受容体遮断薬を考慮
非ST上昇心筋梗塞
ー不安定狭心症
早期侵襲的治療方針
未分画ヘパリン
(目標aPPT値50-70秒)
ハイリスク患者では糖蛋白Ⅱb/Ⅲa
受容体遮断薬
保存的治療
または侵襲的治療を待機的に
未分画ヘパリンまたは低分子量
ヘパリン(エノキサパリン)
チロフィバンやエプチフィバチドの考
慮も可
予防的治療: (禁忌でなければ): βブロッカー、ACE阻害薬
図 5.2 急性冠症候群の徴候や症状を呈する患者の早期治療