PowerPoint プレゼンテーション

株式会社大木工藝 様
2008 / 12 / 07
第2部: (下水汚泥から得られた)炭化物利用のための
技術提携戦略
京都大学大学院 医学研究科 知的財産経営学コース
阿閉 宏明
京都大学 経営管理大学院
伊藤 知之
同志社大学 法科大学院
甚野 貴史
立命館大学大学院 テクノロジー・マネジメント研究科
竹岡 紫陽
(株)大木工藝は、炭化物からの製品化技術を多数保有している
1. 特開2008-16771
遊技機用ハンドル
2. 特開2007-239326 融雪材およびその製造方法
3. 特開2007-023553 舗装体
4. 特開2006-022144 炭含有タック紙
5. 特開2001-120057 微生物用の担持体
6. 特開2001-032195 炭含有紙
7. 特開2000-128731 皮膚の脂取り・汚れ取り用抗菌・消臭・吸着性
8. 特開2000-128731 化粧料
9. 特開2000-000294 脱臭剤とその脱臭剤を具備した臭気除去用
シート及び汗取り用シート
10. 特開平11-332535 鮮度保持剤とその保持剤を具備した鮮度保持
シート及びトレー
(参)下水汚泥炭化処理事業プロジェクトの事業フロー
下水処理施設
下水汚泥
(天日乾燥)
乾燥汚泥
(自然式炭化炉)
(株)大木工藝担当
炭化物
土壌改良材
覆土材
燃料
緑化用資材
今回の提案の目的
炭化物からの製品化技術をさらに向上化するための
技術提携先を紹介する。
紹介企業・大学
1. 総合環境企業ミヤマ株式会社
2. 岡山大学 工学部 物質応用科学科 触媒機能化学研究室
3. フロンティアカーボン株式会社
4. 京都大学大学院 工学研究科 分子工学専攻
光有機化学分野 今掘研究室
1. 総合環境企業ミヤマ株式会社
‘Recoflo Technology’ を利用すると、溶解金属塩と酸の
分離回収が出来る
- APU (Acid Purification Unit) : 酸の効率的回収
水
分離廃液
廃液中に溶け込んだ金属分
を連続的に分離除去すること
イオン交換樹脂
によって、未反応の酸を再利用
可能にする。
供給原液
回収酸
(遊離酸)
~ミヤマ株式会社 HPを参照~
- DPU (Decationize Unit) : 濃厚廃液・水洗液からの無機酸
金属資源又は酸をイオン交換樹脂により回収し、再び循環すること
が可能。回収率95%。
(参)下水汚泥炭化物からのリン回収方法例
汚泥炭化物
(酸1)
APU
(酸2)
残渣
リン除去炭化物
(アルカリ1)
リン酸アルミニウム
(アルカリ2)
重金属含有物, リン酸塩
DPU
排水
(株)大木工藝 × ミヤマ(株)
~より環境にやさしいリン回収が出来る~
① 酸のリユースができる
⇒ 炭化物15t / 日。炭化物100gに対して硫酸を約40g使用した
とすると、必要な硫酸は約6t / 日。
② リンの効率的回収ができる
⇒ 最初のアルカリ処理で回収できなかったリンを再回収できる
可能性。
③ 排水処理コストを低下させることができる
⇒ 金属分を95%もの収集率で回収することにより、排水処理の負
荷が減少する。
2. 岡山大学 工学部 物質応用科学科 触媒機能化学研究室
機能性炭素材料の作成技術を得ることが出来る
炭化物
(金属イオンを吸着させたイオン交換樹脂)
ナノ金属化合物 – 細孔構造制御炭素の複合体
Ex) ナノサイズの各種金属化合物が高分散した球状炭素多孔体
磁性を帯びた炭素触媒
・ 酸化、還元、光触媒などの高活性な炭素系触媒類
・ 電波遮蔽材
・ 面弾性を有する炭素球
3. フロンティアカーボン株式会社
炭化物からフラーレンを製造する
- 新たなナノテクノロジー素材フラーレン
・ 高い電気抵抗(10^8 ~ 10^14Ω)
・ 有機溶媒に僅かに溶ける
・ 良好な熱安定(酸素存在下で約300℃まで安定)
- 炭化物からのフラーレン製造の可能性
・ 中国精工株式会社
⇒ フラーレンの製法(特開2000-219506)・・・拒絶査定
・ フロンティアカーボン株式会社(三菱商事と三菱化学が設立)
⇒ 自社開発の分離、製造プロセスの技術を複数保有
⇒ 京都大学大学院理学研究科 小松直樹助手が持つC60他単離
精製技術のライセンス契約締結
(株)大木工藝 × 岡山大学 触媒機能化学研究室
~ 既存の炭化物製品に新たな広がりが生まれる ~
① 企業や病院用の炭化物由来電磁波シールド
⇒ 新たな顧客層の開拓
② 汚れや菌を分解する光触媒活性を持った舗装体
⇒ 新たな機能の追加
③ 炭素繊維技術を使用した靴、包帯
⇒ 新たな商品の創造
(株)大木工藝 × フロンティアカーボン(株)
~ フラーレンの新たな可能性へ投資する ~
- フラーレンがもつ多数の使用用途
⇒今までにない産業分野に進出できる
~フロンティアカーボン株式会社 HPより引用~
(株)大木工藝 × フロンティアカーボン(株)
~ フラーレンの新たな可能性へ投資する②~
- フラーレンのその他の使用例
・ 横浜ゴム(株)
フラーレン入りシャフトを採用したゴルフクラブ
・ キャスコ(株)
フラーレン入りゴルフクラブ
・ (株)ゴーセン
フラーレン入り硬式テニスガット
・ ヨネックス(株)
フラーレン入りバドミントンラケット
・ (株)長井
フラーレン入りメガネフレーム
・ (株)アメリカンボウリングサービス、日本エボナイト(株)
フラーレン入りボウリングボール
(参)フラーレンの世界市場規模
5,000
(億円)
4,000
年平均成長率約
70%
4,700
3,000
2,000
1,000
1,312
92
0
2006
2011
2016
(年)
~ BCC Research (2006) ~
4. 京都大学大学院 工学研究科
分子工学専攻光有機化学分野 今堀研究室
ポリフィリン・フラーレン分子でエネルギー問題を解決する
- ポリフィリン・フラーレン分子で光合成再現
~http://www.technoforum21.jp/prize/pro070412-02.htmlより引用~
- 使用用途
・ 柔らくて軽い、使い勝手の良い太陽電池
・ 光合成住宅
まとめ:(株)大木工藝のビジネス・コラボレーション展開案
下水汚泥から得られた炭化物
総合環境企業ミヤマ株式会社
リン除去炭化物
岡山大学
触媒機能化学研究室
機能性炭素材料を用いた製品
土壌改良材 etc
フロンティアカーボン
株式会社
フラーレン
京都大学 今堀研究室
ポリフィリン・フラーレン分子を用いた画期的新商品