国際学術交流協定交流状況報告

国際学術交流協定交流状況報告
2005.5.29
相手機関の名称: 中国科学院等離子体物理研究所(ASIPP)
相手機関所在国: 中国安徽省合肥市
交流責任者氏名: 東井和夫
東井
交流の経緯: 2001年よりJSPSの支援にて10年計画の拠点大学方式協
力事業(CUP)を中心に学術交流
NIFS(日本)、ASIPP(中国)を日中の拠点大学として日中の
複数のプラズマ核融合にからむ研究機関や大学との広範
な国際交流を推進
日本:JAEA, 京大、九大、阪大、東大、北大など多数
中国:西南物理研究院、中国科学技術大、清華大、など多数
交流の柱: (1)「炉心プラズマ(慣性核融合も含む)」、
(2)「核融合炉工学の基礎研究」、〈3〉「理論・シミュレーション」
国内技術員会及びコーディネータ会議で計画の調整
平成19年度の交流実績 (1)
15課題(それぞれに複数のキーパーソンと課題代表者)
11A:高性能炉心プラズマ閉じ込めのための高度加熱法の開発
11B:高性能炉心プラズマ閉じ込めのための計測及び制御法の開発
12A:核融合炉におけるプラズマ・壁相互作用と対向材料研究
13A:プラズマ中の原子分子過程
15A:超高密度プラズマ(慣性核融合)に関する研究
15B:慣性核融合プラズマの理論シミュレーション研究
20A:核融合炉用低放射化構造材料に関する研究
20D:先進核融合炉に必要な超伝導要素技術の開発研究
20F:核融合炉システムの高度化設計と技術統合
30A:プラズマのMHD及び微視的不安定性解析理論の研究
など15課題で共同研究。
日本からの派遣者: 69名(492人日)
中国からの受入: 65名(881人日)
平成19年度の交流実績(2)
磁場閉じ込め関連研究:
●HT-7, HL-2A, EASTトカマクでのプラズマ加熱、閉
じ込め研究等その他多岐にわたる共同研究を実施
●LHD, JT-60U等に中国から共同研究者を受け入れ
て各種共同研究を実施
核融合炉工学の基礎研究分野や理論・シミュレーションの共同研究も推進された。
CUPは研究のネットワーク形成と若手研究者の育成も重要な柱
若手研究者養成:15名受入(6名は総研大学生としてNIFSで受入)
平成20年度の交流
前年度に引き続き15課題で同規模の共同研究を計画
J->C(67名、466人日); C->J(65名、851人日)
HT-7, HL-2A, EAST, LHD, JT-60U,QUEST,H-Jなどでの共同研究