先天色覚異常についての取り組み

先天色覚異常の検査と相談
平成26年6月
京都府眼科学校医会
先天色覚異常があることが
人生の質を決定する
わけではありません。
どのように受け止めるか、
そしてどのように対処するかで
決まるのです。だから
「心配しなくても大丈夫ですよ。
色覚異常とうまくつきあえるように
していきましょう!」
色覚検査と相談の目的
 児童と保護者・学校に正しい知識を
もってもらう
 自分の見え方の特徴を知って対処法を
会得するきっかけにしてもらう
 児童と保護者が色覚異常を事実として
受け止め、元気に前向きに生きて
いける助けになるように
感覚(見る・聞く・嗅ぐ・触れる・味わう)は
ひとそれぞれのものですから、
他の人の感覚を
自分が感じることはできません。
先天色覚異常は
生まれつきの感覚なので、
(他の大勢の人が自分とは違う見え方であることに)
自分からは気付かないものです。
色覚の検査を受けるまで、
保護者も
わが子の色覚異常に
気付いていないことが多いのです。
程度の強い子の保護者の4割、
軽い子の保護者の9割は、
学校の健診結果を聞くまで
気付いていなかった。
東京女子医大・三楽病院の色覚外来アンケート調査(2000年1月~2003年4月)より引用
専門家じゃなくても大丈夫
だれもができる!!
色覚検査と相談のポイント
色覚検査と相談のポイント
 プライバシーへの配慮を十分に!
検査、面談の様子が周囲にわからないようにする。
 個室/ついたて・検者の声と回答・記録用紙
 児童・保護者の不安な気持ちを察して
受容的肯定的な態度で検査、面談する
 速すぎない穏やかな声で話す。 暗い表情は×
 色覚はその人の一部だが、人生がすべて決まって
しまうのではない。母親を安心させ、わが子が
異常とうまくつきあえるように支えていくことを
第一に考えてもらう。
色覚検査のフローチャート
SPP-1
石原色覚検査表
誤読4表以下
誤読5~7表
誤読8表以上
正答8表以上
正答7表以下
パネルD-15
①正常色覚
②色覚異常の疑い
③中等度以下色覚異常
石原色覚検査表国際版38表
第1∼21表中の誤読数
石原色覚検査表Ⅱ国際版38表
第1-15表・第38-32表(計22表)中の誤読数
フェイル
パス
④強度色覚異常
protan
deutan
1型色覚
2型色覚
日本の眼科第81巻第4号付録「小児に対する色覚一般診療の手引き」改変
石原色覚検査表国際版38表
標準色覚検査表第1部(先天異常用)
パネルD-15
検査
仮性同色表
①石原表国際版38表を並べ替えたもの
②標準色覚検査表(先天異常用) SPP-1
使用条件を守る!!
D65光源か昼光色の蛍光灯 (白熱灯は×)
照度200~500lux(照明光が目に入らないこと)
おおよそ75cm 視線と直角にすることが大切
呈示 約3秒 「考え込む・迷う」は異常を疑う
注意!!
 疑いのあるものを篩い分ける検査
 全表正読する異常者・誤読する正常者がいる
 この結果だけで確定診断はできない(型・程度)
検査
仮性同色表
No.
1
表の
番号
1
正常
異常
12
12
読み
①石原表国際版
2 38
2 表を並べ替えたもの
8
3
②標準色覚検査表(先天異常用)
SPP-1
3 10
2
×
4
 読める表と読めない表を交互にする。 5
 読めない表が続くと不安になってしまう 6
3
6
5
11
6
×
4
29
70
1類表 デモ型
7 12 デモンストレーション用
97
××
2類表 変化型
8 5 正常者と異常者とで
57
35
読み方が異なる
9 13
45
××
3類表 消失型 正常者に読める
10 6 異常者に読めない
5
2
11 14 異常者に読める
5
4類表 隠蔽型
×
12 7 正常者に読めない
3
5
右頁のみに
5類表
分類型 1型と2型、その程度を分類
1表呈示する
13 15
7
×
14
8
15
17
15 16
16
××
16
9
74
21
17 17
73
××
検査
仮性同色表
①石原表国際版38表を並べ替えたもの
②標準色覚検査表(先天異常用)SPP-1
1型 2型の分類能力に優れている
1型 2型 どちらの分類表の答えが多いかで判定
(両方読める場合「どちらがよりはっきり読めますか?」と尋ねる
検査
パネルD-15
色覚異常を強度と中等度以下に分類
被験者にキャップを触らせないこと
検査の間中離れずにそばにいること
1. 白いフェルトの上に2から15までのキャップを
順不同に配置する
2. 箱の中の基準のキャップに最も近い色のキャップを
選ばせ、先をさばいた筆で示させる
3. 選んだキャップに最もよく似ているものを順次選ばせ、
検者が箱の中に並べていく
4. 並び終えたものを確認させる
検査
パネルD-15
色覚異常を強度と中等度以下に分類
「パスしたから正常」とはいえない
パス
フェイル
横断線が1本 ⇒ 必ず再検査する
7と8を結ぶ場合はパスとしてよい。
2-13、3-12、3-14、4-13の場合は
フェイルと判定する
2色覚も3色覚も
含まれる
診断書の書き方
改訂された名称
用いた検査の名称と結果を記載する
例1)診断:色覚正常 ただし、石原色覚検査表国際版
38表において全表正読による。
例2)診断:先天色覚異常(1型)強度 ただし、石原色覚
検査表国際版38表において21表中誤りが20表、
パネルD-15テストをフェイルによる。
例3)診断:先天色覚異常 軽度 ただし、石原色覚検査
表国際版38表において21表中誤りが8表、
パネルD-15テストをパスによる。
眼の構造と色覚
虹彩
角膜
網膜 (視細胞 )
光
水晶体
→ 脳へ
視神経
●色覚ってなに?
眼の奥には、スクリーンに相当する
「網膜」という場所があります。
網膜には光を感じる「視細胞」が
たくさんあり、その役割の1つに
色を感じること
「色覚」というものがあります。
鈴木一作先生(山形県眼科医会)作成CDより引用
視細胞には杆体と錐体の二種類あります
かんたい
杆体
は わずかな光を感じます
すいたい
錐体
緑
赤
青
青
緑
緑
赤
は 明るいところで働き
色や形を見分けます
3種類の錐体があり、それぞれ
赤
緑
青
3 種類の視物質を持っています。
現在の名称
赤錐体はL錐体
緑錐体はM錐体
青錐体はS錐体
暮らしの手帖:12(autumn),2004、P87図1を改変
青
緑
赤
錐
体
短波長
中波長
長波長
光そのものに色があるのではなく、これらの
錐体の反応の割合の組み合わせを、
脳が様々な『色』として認識します。
先天色覚異常とは
赤
緑
青
錐体のどれかの感度
が、先天性(生まれつき)に低く、
正常とされる他の大勢の人とは
色の感じ方が異なっていること。
※目や脳などの病気のために生じるものは「後天性色覚異常」
先天色覚異常の頻度
1型色覚( 赤 錐体の変化) ・ 2型色覚( 緑 錐体の変化)
日本人男性の 20人に1人(5%) (日本人全体で300万人)
日本人女性の500人に1人(0.2%)(日本人全体で12万人)
3型色覚( 青 錐体の変化)
日本人全体の10万人に1人(0.001%)
先天色覚異常のほとんどは1型・2型色覚です。
白人男性は8~10%、白人女性は0.4%、黒人男性は2~4%の割合で存在。
5%という数字は日本人でAB型の血液型を持つ人の割合と同じくらい。
鈴木一作先生(山形県眼科医会)作成CD 「色覚異常のお話」改変
色覚異常を有する人の見え方
正常色覚の場合
色覚異常の場合
黄
中等度
黄緑
強度
橙
緑
赤
反対色
赤紫
青緑
青
青紫
紫
 近くの色同士が似て見える。
(異常の程度により、円の圧縮の度合いは異なる)
 色覚異常では赤~黄~緑が同系色に見える。
(鮮やかさが低いように感じている)
正常色覚
1型色覚異常
2型色覚異常
鈴木一作先生(山形県眼科医会)作成CD 「色覚異常のお話」改変
混同しやすい色の組み合わせ
 赤と緑
 橙と黄緑
 茶と緑
 青と紫
 ピンクと白
 ピンクと灰色
 緑と灰色
 緑と黒
 赤と黒
 ピンクと水色
(上記に加えて)
1型異常の場合
中村かおる先生:第60回日本眼科臨床学会IC2-22スライドを改変
色覚異常の人が困ること
 複数の配色を区別できないことがある。
 色の存在に気づかないことがある。
 色の名前を正しくあてられないことがある。
 色の再現がむずかしい。
 色の区別をするのに時間がかかる。
 色覚正常の人との差がわからない。
これらは色覚異常の型、程度によって、
また個人によっても異なる。
宮浦徹先生(大阪府眼科医会)作成CDを改編
正常色覚
紅葉と鳥居
(特に1型色覚異常の人では
赤が目に飛び込んでこない)
焼肉
(焼け具合が分かりにくい)
赤い花
(特に1型色覚異常の人は
わかりにくい)
UNO
(カードの色分けが区別しにくい)
http://www.shigamed.ac.jp/~hqophth/Farbe/miekata.htm
強度1型色覚異常
強度2型色覚異常
相談のポイント
周囲の人が注意しておきたいこと
色覚異常の人が居ることを常に認識し配慮すること
 色の名前だけで説明したり答えを求めたりしない
いちいち訂正しない、これは何色?と聞かない
色を使用する場合、混同しやすい配色をさける
必ず色以外の情報を付け加えること
(明度差・形・大きさ・順序・模様・輪郭・色名表示・・・)
黒板はチョークの粉が残らないようにきれいに拭き取っておきましょう
わ
か
り
や
す
く
!
大
き
く
、
太
め
の
線
で
等場
で合
もは
区白
別や
で黄
きの
る下
よ線
うや
に囲
すみ
る
あ
え
て
赤
、
緑
、
青
を
使
用
す
る
色以外の情報を必ず加える
ほ
か
の
色
は
見
え
に
く
い
白
と
黄
の
字
は
見
易
い
ね
げげげげげ
んんんんん
ききききき
ででででで
あああああ
かかかかか
るるるるる
いいいいい
子子子子子
文字
赤
緑
青
R
G
B
形状
輪郭
記号
境界
模様
文部科学省「色覚に関する指導の資料」の図を改編
文部科学省「色覚に関する指導の資料」の図を改編
色以外の情報を必ず付け加える
形、大きさ、順序、場所、なども示す。或いは直接指し示す。
色情報は太く 大きくはっきりと
赤のチョークは見えにくい。白と黄を主に使うこと。明暗の差をつける。
採点は赤ボールペンは使わない。赤鉛筆で太く書く。
色覚異常対応チョークであっても原則は同じ。
鈴木一作先生(山形県眼科医会)作成CD改変
色を使ったグラフの場合
正常色覚
2型色覚異常(強度)
日本
ドイツ
日本
ドイツ
 凡例を図表の横におかず、直接書き込む或いは線で引く。
 グラフのシンボルマークは色分けだけでなく、形を変えて大きく表示。
 実線・点線・波線など線種を変える。
鈴木一作先生(山形県眼科医会)作成CD 「色覚異常のお話」改変
相談のポイント
異常の程度の強い人に対して (約45%)
 しばしば色の間違いをおこすことを認識しておく
(『色の確認表』が参考になる)
 色以外の情報で色の感覚の不足を補うようにする
(明るさ・形・大きさ・順序・匂い・感触など)
 人に聞いて確認するのも一つの方法
色の確認表
誤認しやすい色を本人に確認させる(カウンセリング)
相談のポイント
異常の程度の中等度以下の人に対して(約55%)
 日常生活や仕事でほとんど支障なく過ごせる
 持っている能力のかなり(人によっては全力)を
使うことで代償できる
 条件の悪い時には、強度の人と同様の誤りをする
可能性があると認識しておく
 薄暗い・動く・小さい・ごちゃごちゃ・くすんだ色・
不注意・疲労時・・・
相談のポイント
どのように受け止めるのかで人生の質が決まる
 必要以上に劣等感を持っている人に対して
 男の5%という少なくない人が、少しの注意を
払うことで日常生活をうまく過ごしている事実
を伝える
 自分は全く困っていることがないと、異常を認め
たがらない人に対して
 条件の悪い時には誤る可能性があることを認
識しておけば、普段は問題ない。絶対に誤る
ことがないと思っていることが失敗につながる
相談のポイント
進路選択、就職後の困難で受診した
10代後半以降の相談者に対して
• 色誤認を生じていることを自覚させる
• 失敗回避策を講ずる
 色以外の情報を活用すること
 周囲に助言を求める
中村かおる:色覚異常の職業適性.眼科54:1003-1012.2012
相談のポイント
 進路・職業について
自動車の普通免許は取得できる
信号灯は判別できるが
夜間の点滅信号・前車のブレーキランプ
霧・どしゃ降りの雨・逆光
街路樹やネオン・・・などでは注意が必要
特に1型は
かなり近くまで
行かないと
気が付きにくい
鈴木一作(山形県眼科医会)作成CD-ROM「色覚異常のお話」を改変
相談のポイント
 厳密な制限がある職業
パイロット・航空管制官・航海士・海上保安官・
鉄道運転士・警察官・自衛官・消防官・・・・
 保護者に事情を説明し緩やかな軌道修正を指導する
 採用に関する情報収集に努めるように奨める
 異常3色覚でも困難を生じやすい業務
鉄道運転士・映像機器の色調整・印刷物の
インク調整や色校正・染色業・塗装業・滴定実験
 色覚だけに囚われず色覚以外の得意な能力を伸ばす
中村かおる:先天色覚異常の職業上の問題点.東女医大誌82(臨増):E59-E65,2012改変
相談のポイント
 強度の異常でも、強い熱意と誤認の回避策の
実行、不断の努力により遂行可能な業務
色見本などを携帯して色指定を行う営業・
医師・歯科医師・教諭・調理師・理髪師・
芸術家・建築家・電気工事士・端末作業を
伴う一般事務
 強度の異常でも全く問題ない業務
モノクロ文書による一般事務・
色識別を必要としない業務(色以外の情報が
すべて付加されている業務を含む
中村かおる:先天色覚異常の職業上の問題点。東京女子医科大学雑誌.Vol.82,59-62,Extra,2012.
十分な説明をする時間がないなら・・・
目と健康シリーズ No.13色覚の異常
http://www.skk-health.net/
me/13/index.html
検索
冊子「色覚異常を正しく理解するために」
日本眼科医会会員は以下のアドレスより
入手できます
https://www.gankaikai.or.jp/
members/20130415_shikikaku.pdf
色覚専門外来がある主な医療機関
平成26年6月現在
•
•
•
•
•
•
•
•
東京医科大学病院眼科
東京慈恵会医科大学附属病院
東京女子医科大学病院眼科
名古屋大学医学部付属病院眼科
滋賀医科大学医学部附属病院眼科
三楽病院眼科
社会保険中京病院眼科
視覚研究所(中京眼科)
注意しておきたいこと
自然界のものはバリアフリーにできない
ユニバーサルデザイン認証マークなど
• マークがついていれば色以外の情報の配慮をしな
くてよいわけではない
シミュレーション画像やシミュレーションレンズ
• 色覚異常の見え方を過小評価する危険がある
• プレゼンテーションなどの際に見分けやすいかの確認に
使用するとよい
おわりに
• 今後検査と相談のために眼科を受診する
児童生徒、成人が増加すると考えられます。
• われわれ眼科医は、検査、相談に来た人を
元気づけられるような相談をめざしたいものです。
おすすめします
先天色覚異常の検査と指導
―実地医家のために―
視覚研究所
市川一夫 田邊詔子
深見嘉一郎
金原出版(1996年)
追加スライド
学校での色覚検査
色覚検査のいろいろ
• アノマロスコープ
• ランタンテスト
 治療について
 遺伝について
学校での色覚検査
昭和33年
昭和48年
学校保健法制定 毎年1回色神検査
一部改正 就学時健康診断より削除
小1・4.中1、高1に定期健康診断
昭和53年
一部改正 程度判定廃止
平成 5年
進学時調査書から色覚の項目削除
 プライバシー配慮・事後指導不十分
平成 7年
一部改正 小4のみに定期健康診断
 石原表のみで色盲色弱の診断
平成14年
一部改正
定期健康診断から削除
 工学部や医学部への入学制限
(平成15年度より施行)
検査が義務でなくなることで
検査を受けないまま自分の異常に気づくことなく
進学就職の際に直面して困惑する事例が多数報告され
た
色覚検査のいろいろ
仮性同色表
石原表国際版38表
標準色覚検査表(先天異常用)
東京医科大学式色覚検査表
パネルD-15
異常の場合に強度と中等度以下に分類
アノマロスコープ
確定診断 (正常か異常か・
色覚異常の分類:型・程度)
ランタンテスト
軽度の異常者の判別
色の確認表
誤認しやすい色を本人に確認させる
(カウンセリング)
検査
アノマロスコープ
M錐体 単
L錐体
混
上に赤と緑の混色光、下に黄色の単色光を示し
上下の視野が同じ色 同じ明るさになったと
感じたときのパターンで判定。
確定診断 正常か異常か
色覚異常の分類(型・程度)
P
11
PA
1.5
D
3.5
DA
5
(ただし、色の識別能力の低い3色覚と、2色覚の鑑別が困難な症例がある)
検査
ランタンテスト
パス⇒ 軽度の異常者の判別
•
•
•
•
3mの距離
上下に2個呈示
2秒間点灯
色名を答えさせる
✱ 信号灯を300mから見る視角に相当
強度
45%
✱ 9回呈示し誤答3以下は「パス」と判定 中等度 30%
(全部正答する異常者は2%)
軽度
25%
✱ 正常者は10m 0.2秒でも正答
保護者・教師にも見てもらうことで、色の誤認をしていることが納得しやすくなる
治療について
残念ながら現在のところ治療法はありません。
見えにくい色が補正メガネなどで明るく見やすくなっても
別の範囲の色がかえってわかりにくくなります。
自家製のセロファンなどでも十分役に立ちます。
生涯を通じて型・程度は変わりません。
遺伝について
遺伝はだれの責任でもありません。
血液型等と同様、人の持つ形質の多様性の
ひとつの表れです。
女性の10%(10人にひとり)は保因者です。
結婚の相手を色覚異常の遺伝子の有無で
決めるのは無意味です。
 色覚異常を忌み嫌う風潮は、正しいことを
知らないからです。
遺伝について
X染色体とY染色体の組み合わせ
X2
Y
男
X3
X1 Y
X2 X3
男
女
Y
男
X1 X2
X1 X3
女
女
遺伝について
男
X1 Y
女
X2 X3
保因者
X2 X3
X2 X3
正
常
色
覚
2つあるX染色体の1つが正常であれば
色覚異常はあらわれません。
X1 Y
色
覚
異
常
X2 X3
X染色体の両方とも、同じ型の変異
した視物質遺伝子だと色覚異常と
なります。
X2X3で型がちがうと色覚異常は
あらわれません。
変異したLまたはMの視物質遺伝子
遺伝について
父親正常色覚、母親保因者(正常色覚)の場合
X1 Y
日本人夫婦の10組に1組
X2 X3
保
因
者
男
X2
X3 Y
Y
男
色
覚
異
常
両親とも色覚検査が正常の場合でも
色覚異常の男子が生まれる可能性が
ある。
女
X1 X2
X1 X3
保
因
者
男
女
女
変異したLまたはMの視物質遺伝子
鈴木一作先生(山形眼科医会)作成の資料を改編
遺伝について
父親色覚異常、母親正常色覚(保因者でない)の場合
色
覚
異
常
X2
Y
X1 Y
X2 X3
男
女
X3 Y
X1 X2
日本人夫婦の20組に1組
男子はすべて色覚正常
女子はすべて保因者(色覚正常)
X1 X3
保
因
者
男
男
保
因
者
女
女
変異したLまたはMの視物質遺伝子
鈴木一作先生(山形眼科医会)作成の資料を改編
遺伝について
父親色覚異常、母親正常色覚(保因者)の場合
X1 Y
色
色
覚
覚
異
異
常
常
保
因
者
色
色
覚
覚
異
異
常
常
男
男子の半数が色覚異常
女子の半数は色覚異常
女子の半数は保因者(色覚正常)
女
X3 Y
X2 Y
男
男
日本人夫婦の200組に1組
X2 X3
X1 X2
X1 X3
保
因
者
女
女
変異したLまたはMの視物質遺伝子
色
色
覚
覚
異
異
常
常
鈴木一作先生(山形眼科医会)作成の資料を改編
遺伝について
父親色覚正常、母親色覚異常の場合
X1 Y
X2
色
覚
異
常
Y
男
色
覚
異
常
男
色
覚
異
女 常
X3 Y
X1 X2
男
日本人夫婦の500組に1組
X2 X3
男子はすべて色覚異常
女子はすべて保因者(色覚正常)
X1 X3
保
因
者
保
因
者
女
女
変異したLまたはMの視物質遺伝子
鈴木一作先生(山形眼科医会)作成の資料を改編
遺伝について
父親色覚異常、母親色覚異常の場合
X1
色
色
覚
覚
異
異
常
常
X2
色
覚
異
常
男
男
X3 Y
Y
色
覚
異
常
Y
男
日本人夫婦の1万組に1組
X2 X3
男子はすべて色覚異常
女子はすべて色覚異常
ただし父親と母親とで
色覚異常の型が異なる場合
女子は保因者(色覚正常)
色
覚
異
常
女
X1 X3
X1 X2
女
色
色
覚
覚
異
異
常
常
女
色
色
覚
覚
異
異
常
常
(父親と母親の色覚異常の型が異なると女の子は色覚異常があらわれない)
変異したLまたはMの視物質遺伝子
鈴木一作先生(山形眼科医会)作成の資料を改編
京都府眼科学校医会
京都府眼科医会
〒604-8585京都市中京区西ノ京栂ノ尾町6
京都府医師会館内
電話 075-354-6105
FAX 075-354-6074