感染予防と手洗い ストップザ感染 2006.10.18 目次 Ⅰ 感染予防と手洗いの基礎 1 感染予防とその意義 2 手洗いの種類 3 手洗いの使用物品 4 手洗いの確認 5 衛生学的手洗いが必要な場面 Ⅱ 手洗いの実際(手技) 1 手洗いの手技 2 手指消毒の手技 Ⅲ ハンドケアの方法 1 手荒れのメカニズム 2 手荒れの実態 3 手荒れ防止対策 (Ⅳ 特殊な手洗い:手術時の手指消毒) 1 手術時手洗いの手技 2 手術時手洗いの実際 Ⅰ 感染予防と手洗いの基礎 1 2 3 4 5 感染予防とその意義 手洗いの種類 手洗い環境 手洗いの確認 衛生学的手洗いが必要な場面 1 感染予防とその意義 日常生活のなかで私たちの手指にはさまざまな微生 物が付着している。また、物に触れたり、掴んだりす る手指は、環境から直接汚染される確率が高い。 特に院内における交差感染の大部分が医療従事者 の手指によるものであると自覚しておきたい! 2 手洗いの種類 1)日常的手洗い(social handwashing)・・ 物理的な汚れの除去 2)衛生的手洗い(hygienic handwashing) 3)手術時手洗い(surgical handwashing) 2)Lason E. APIC guideline for handwashing and hand antisepsis in health care settings. Am J Infect Control 1995;23(4):251-69 洪愛子訳:医療施設における手洗いおよび手指消毒に関するAPIC ガイドライン1995. ジョンソン・エンド・ジョンソンメディカル,1997. 3 手洗いの使用物品 1)手洗いの環境設備 ・ポスター ・鏡 ・ペーパータオル ・液体石鹸 ・消毒剤 ・給水栓・給湯栓 ・手洗い器 ・給水管と排水管 ・ごみばこ 2)石鹸と消毒剤の種類 正しい手洗い手順と時間をかければ、抗菌成分を含まない石 鹸と流水による手洗いで大部分の通過菌を除去できる。 微生物などで高度に汚染されている場合は、速効的な殺菌 効果のある消毒薬を用いる。 衛生学的手洗いは抗菌成分を含まない石鹸でも可能であり、 殺菌力の強さのみで消毒薬を選択しない。 薬用石鹸⇒通過菌や常在菌の一部に殺 菌力と発揮し持続的効果がある 使い捨てボトルによる液体石鹸⇒固形石 鹸よりも清潔に使用できる アルコール 3)拭き取り用タオル 4 手洗いの確認 手洗いを確認する機器 5 衛生学的手洗いが必要な場面 CDCガイドラインによる表示 Ⅱ 手洗いの実際(手技) ・・・・・手順と動画と(テスト) 1)手洗いの手技 2)手指消毒の手技 (速乾性手指消毒薬の使用) 1)手洗いの手技 2)手指消毒の手技 Ⅲ ハンドケアの方法 1 手荒れのメカニズム 手指の皮膚は皮脂腺から分泌された皮脂と汗腺から分泌さ れた水分が乳化しクリーム状となり、皮脂膜として皮膚を 保護している。 手洗い⇒この皮脂膜がはがされ、その下の角質の水分が蒸 発し、乾燥してかさかさになる。 頻回の手洗いにより回復しかけた皮脂膜が再び除去される。 水分を失い柔軟性を失った皮膚は乾燥状態から落屑、角質 の硬化、亀裂、紅斑、痒みなどの症状へと移行する 2 手荒れの実態 3 手荒れ防止対策 1)消毒剤の選択 2)手袋の使用 3)保護用ローション 2)手袋の使用 3)保護用ローション Ⅳ 特殊な手洗い 手術時の手指消毒 1 手術時手洗いの手技 滅菌ブラシによる6分間1ブラシ法 滅菌ブラシによる3分間1ブラシ法 指先のみにブラシを使用した3分間法 ブラシを使用しない3分間揉み洗い法 速乾性手指消毒よる擦り込み法 どの方法であれば全員が的確に実施するかが重要 2 手術時手洗いの実際 ・・・・・手順と動画と(テスト)
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