下嶋の計画

下嶋研の卒研
卒業研究説明会
2010年9月21日
自己紹介
氏名
下嶋 篤(しもじま あつし)
教育的背景
哲学
数理論理学
言語学(形式意味論)
現在の専門分野
認知科学
よく行く学会
日本認知科学会
Cognitive Science Society
Diagrams
主な担当科目
文化と認知
論理と数理
表現文化論
研究室のテーマ
グラフィック表現学
1.グラフィック表現とは
2.何をするのか
3.何が学べるのか
付録:どのような方法をとるか
1.グラフィック表現とは
ある平面上の、
インク、塗料、画素などで構成された図柄で
情報を伝達する機能をもつもの
グラフィック表現が見られる平面の例
(案内板)
(立て札)
1.グラフィック表現とは
ある平面上の、
インク、塗料、画素などで構成された図柄で
情報を伝達する機能をもつもの
グラフィック表現が見られる平面の例
(壁)
(シャッター)
1.グラフィック表現とは
ある平面上の、
インク、塗料、画素などで構成された図柄で
情報を伝達する機能をもつもの
グラフィック表現が見られる平面の例
(床、地面)
1.グラフィック表現とは
ある平面上の、
インク、塗料、画素などで構成された図柄で
情報を伝達する機能をもつもの
グラフィック表現が見られる平面の例
(シール)
1.グラフィック表現とは
ある平面上の、
インク、塗料、画素などで構成された図柄で
情報を伝達する機能をもつもの
グラフィック表現が見られる平面の例
(チラシ)
(ポスター)
1.グラフィック表現とは
ある平面上の、
インク、塗料、画素などで構成された図柄で
情報を伝達する機能をもつもの
グラフィック表現が見られる平面の例
(メニュー)
(商品パッケージ)
1.グラフィック表現とは
ある平面上の、
インク、塗料、画素などで構成された図柄で
情報を伝達する機能をもつもの
グラフィック表現が見られる平面の例
(絵本紙面)
(マンガ紙面)
1.グラフィック表現とは
ある平面上の、
インク、塗料、画素などで構成された図柄で
情報を伝達する機能をもつもの
グラフィック表現が見られる平面の例
(新聞紙面)
(雑誌紙面)
1.グラフィック表現とは
ある平面上の、
インク、塗料、画素などで構成された図柄で
情報を伝達する機能をもつもの
グラフィック表現が見られる平面の例
(ウェブ画面)
(ゲーム画面)
2.何をやるか
① グラフィック表現の技法の発見・同定
個別の技法よりも、多くの技法に共通の要素
常識になっている技法よりも、無自覚に採用・継承されている技法
たとえば:
標準的トーナメント表
記事主題を表
すアクセントカ
ラー
縦読み可能な
選挙順位表示
縦読み可能な
チーム表示
縦読み可能な
選挙順位表示
2.何をやるか
① グラフィック表現の技法の発見・同定
個別の技法よりも、多くの技法に共通の要素
常識になっている技法よりも、無自覚に採用・継承されている技法
あるいは:
テキスト反復
一
人
称
表
現
模式図
+
ふきだし
+
擬態語
2.何をやるか
① グラフィック表現の技法の発見・同定
個別の技法よりも、多くの技法に共通の要素
常識になっている技法よりも、無自覚に採用・継承されている技法
さらに:
Before-after 比較
全体イラスト
+
線参照
同
ペ
ー
ジ
性
コマ割り
+
近似参照
2.何をやるか
② 技法の認知的・感性的効果の調査
その技法が、私たちの理解、思考、判断にどのように影響するか
人間の理
解、思考、
判断に
どのように
影響するか
グラフィッ
ク表現の
技法が
2.何をやるか
目標を達成できることであれば、どんな方法でも使う
現状では:
① 収集
② 文献調査
③ 意味分析
④ 行動観察
⑤ グラフィックス設計
これらの詳細はこの
資料の最後に
3.何が学べるか
言語的表現を専門的に研究する分野
=
言語学
グラフィック表現を専門的に研究する分野
=
これまでなかった
=
グラフィック表現学
他の大学/学部
ではやっていな
いユニークな研
究
3.何が学べるか
グラフィック表現は人間の意思決定、行動に強く影響する
これについて深く知ることは、それ
自体、大きな力
プレゼンテーション
報告書作成
出版業務
グラフィック・デザイン業務
広報、広告、宣伝業務
そのコンサルティング
3.何が学べるか
「研究力」
状況に応じた適切な疑問を立て、それに答える
ために情報を集め、必要であれば自分でデータ
をとり、それをもとにその疑問についての何らか
の知見を得る能力
知識を増やす能力
生き残りに勝てる
大学で蓄えた知識を使い回して生きていくのではなく
強い
新しい知識を得るすべを知っている、常にそれをする用意がある
知識が power であるとすれば、つねにその power を再生産できる人物
3.何が学べるか
「研究力」の養成
状況に応じた適切な疑問を立て、それに答える
ために情報を集め、必要であれば自分でデータ
をとり、それをもとにその疑問についての何らか
の知見を得る能力
これだけだと、もの足りない
生き残りに勝てる
その power を、その研究力を、自分の良心をガイドに、
他の人や、社会のために運用できる人物
強い
知識が power であるとすれば、つねにその power を再生産できる人物
Q&A
• 指導はどのように行われ
るのか?ゼミの形態は?
• 研究のテーマは自分で選
べるのか?先生が指定
するのか?
• 個人単位で研究を進める
のか?グループ単位
か?
• どのくらい大変なのか?
自分にできそうか?
• 先生はどんな人か?指導
は厳しいのか?
• こんなテーマでやってみ
たいが、下嶋研にマッチ
するのか?
研究室のウェブページを参考に
+
訪問期間に一度は会い来て下さい
この資料の入手先
http://web.me.com/ashimoji/Personal/Sotsuken2010.ppt
研究室のホームページ
http://www1.doshisha.ac.jp/~ashimoji
下嶋の個人ホームページ(英語)
http://web.me.com/ashimoji
付録:どのような方法を使うか
目標を達成できることであれば、どんな方法でも
現状では:
① 収集
過去・現在のグラフィック表
現を収集、技法を抽出
② 文献調査
技法C
③ 意味分析
④ 行動観察
⑤ グラフィックス設計
技法A
技法B
付録:どのような方法を使うか
目標を達成できることであれば、どんな方法でも
現状では:
① 収集
② 文献調査
③ 意味分析
④ 行動観察
⑤ グラフィックス設計
グラフィック表現のノウハウ
本を調査、技法を整理・分類
付録:どのような方法を使うか
目標を達成できることであれば、どんな方法でも
現状では:
① 収集
どのような情報を、どのように表示するかと
いう観点から、グラフィック表現技法を分析
② 文献調査
③ 意味分析
④ 行動観察
⑤ グラフィックス設計
るに ど
か表 の
示よ
すう
情報 ど
の
情報 よ
う
情報 な
情報 情
報
情報 を
情報
情報
付録:どのような方法を使うか
目標を達成できることであれば、どんな方法でも
現状では:
① 収集
協力者を募り、生の人間に対するグラフィック
表現の効果を調査
② 文献調査
③ 意味分析
グラフィック表現
生の人間
④ 行動観察
⑤ グラフィックス設計
• プロトコル分析
• 正答率・反応時間計測
• 視線計測
• 脳活動計測...など
付録:どのような方法を使うか
目標を達成できることであれば、どんな方法でも
現状では:
① 収集
実際にグラフィック表現をデザインし、
その効果をテスト、結果を分析、デザ
インを改良(を繰り返す)
② 文献調査
③ 意味分析
④ 行動観察
グラフィック
表現のデザ
イン
⑤ グラフィックス設計
テスト結果の
分析