Kiwiディスクについて - Kiwi

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5月28日 説明会
Kiwiフォーマットの概要
Kiwi-W Consortium
E-Mail:[email protected]
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5月28日 説明会
従来の地図データベース構造
 要求される応用機能に依存したデータベース構造
実世界
地図表示
データ
位置参照
データ
経路計算
データ
機能に応じた
地図データ
データ参照(1)
応用(1)
(地図表示)
データ参照(2)
応用(2)
(位置算出)
データ参照(n)
応用(n)
(推奨経路算
出)
フォーマット毎
のプログラム
システム制御プログラム
システム毎の
違うデータ
フォーマット
5月28日 説明会
従来の地図データの問題点
 システムの高度化に対応し、維持更新、互
換性の確保が困難
– ナビシステムの新旧間で地図データの互換性
がない
– メンテナンスを過去のナビシステムに合わせ
て作成する必要がある
 フォーマットが公開されない
– ナビシステム専用
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5月28日 説明会
Kiwiフォーマットの目指すところ
 実世界の記述
 データ参照の高速化
 データ容量の圧縮
 拡張性の維持
 応用分野の拡大
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5月28日 説明会
Kiwiフォーマットのデータベース構造
 道路や建物などの対象物の形状、属性、接続関
係(位相)などの情報で実世界を記述
実世界
データ交換用
標準データ形式
形状データ
接続関係
属性データ
共通データ参照プログラム
応用(1)
応用(2)
応用(n)
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5月28日 説明会
Kiwiフォーマットデータ構成
案内検索データ
主要地図データ
道路データ
背景データ
文字データ
経路誘導データ
経路計算データ
描画パラメータ
音声データ
画像データ
VICS
5月28日 説明会
Kiwiフォーマットの目指すところ
 実世界の記述
 データ参照の高速化
 データ容量の圧縮
 拡張性の維持
 応用分野の拡大
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5月28日 説明会
データ参照の高速化
 主要地図データ(パーセル)
– 地図表示では一定領域のデータを参照
 経路計算データ(リージョン)
– 一定量のできるだけ広域のデータを参照
 階層構造
– レベル間、隣接地域のデータの高速参照
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5月28日 説明会
主要地図データ
 地図表示、ロケーション、経路誘導に利用
 矩形の空間分割(パーセル)
 階層構造
leveln
level2
level1
5月28日 説明会
主要地図データ
 格納されるデータ
– 管理レコード
– 道路デーダ
• 地図表示、ロケーションに用いる形状データ、道路属性データ。
• 通行規制情報、リンク接続情報を持ち経路計算にも使用可能。
– 背景デーダ
• 地図表示に用いる水域等の情報。高さ情報も設定可能。
– 文字データ
• 地図表示に用いる名称のほか、道路・背景データの名称。
– 誘導データ
• 道路データの交差点から参照される、交差点名称など。
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5月28日 説明会
主要地図データ管理フレーム
阪神高速
ディストリビューションヘッダ
名称
:
公園
道路データフレームへのオフセット・サイズ
背景データフレームへのオフセット・サイズ
瀬戸内海
名称データフレームへのオフセット・サイズ
道路データフレーム
ディストリビューションヘッダ
:
表示クラス数(A)
表示クラス単位道路データへのオフセッ
ト・リンク列数(B) の並び
道路
道路データリスト
表示クラス単位道路データ の並び
表示縮尺設定フラブ
リンク列データレコード の並び
:
背景データフレーム
基本構造は道路データフレームと同じ
名称データフレーム
基本構造は道路データフレームと同じ
拡張データフレーム
背景
5月28日 説明会
データボリューム
:
製造者識別情報
フォーマット識別情報
データバージョン情報
:
管理ヘッダテーブル
管理ヘッダレコード1(パーセル系管理)
管理ヘッダレコード2(リージョン系管理)
管理ヘッダレコード3(案内検索管理)
管理ヘッダレコード4(各種パラメータ管理)
管理ヘッダレコード5(インフラ対応データ管理)
管理ヘッダレコード6(画像データ管理)
管理ヘッダレコード7(音声データ管理)
管理ヘッダレコード8(Reserved)
:
管理ヘッダレコード48(Reserved)
Alldata.Kwi
ボリューム管理
管理ヘッダテーブル
管理データ
の格納位
置 と 管理
データの サ
イズ を表す
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5月28日 説明会
パーセル系データ管理フレーム
パーセル系データ管理ディストリビューションヘッダ
Level n
ヘッダサイズ
パーセルの収容エリア
レベル管理レコードのサイズ
Level n-1
ブロックセット管理レコードのサイズ
ブロック管理レコードのサイズ
レベル管理レコードの数
:
レベル管理レコード の並び
ブロックセット管理数
:
ブロック管理数
パーセル管理数
ブロックセット管理レコード の並び
Level 1
ブロック管理レコードのアドレス
ブロック管理レコード の並び
パーセル管理リストのアドレス
パーセル管理情報
属性情報
主要地図データフレーム管理レコード の並び
主要地図データフレームのアドレス
主要地図データフレームのサイズ
経路誘導管理レコード の並び
経路誘導データフレームのアドレス
経路誘導データフレームのサイズ
Level 0
5月28日 説明会
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レベル k
パーセル系データ管理フレーム
パーセル系データ管理ディストリビューションヘッダ
ヘッダサイズ
パーセルの収容エリア
2
ブロックセット
レベル管理レコードのサイズ
0
ブロックセット管理レコードのサイズ
1
ブロック管理レコードのサイズ
レベル管理レコードの数
レベル管理レコード の並び
ブロックセット管理数
ブロック管理数
パーセル管理数
ブロック
2
ブロックセット管理レコード の並び
ブロック管理レコードのアドレス
パーセル管理リストのアドレス
パーセル管理情報
属性情報
主要地図データフレーム管理レコード の並び
主要地図データフレームのアドレス
主要地図データフレームのサイズ
パーセル
経路誘導管理レコード の並び
経路誘導データフレームのアドレス
経路誘導データフレームのサイズ
2
0
3
1
0
ブロック管理レコード の並び
1
3
3
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5月28日 説明会
主要地図データ
 パーセルの分割・統合
leveln
level2
level1
Go back
ほぼ同じデータ量に
分割・統合される。
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5月28日 説明会
経路計算データ
 経路計算に利用
 任意サイズの領域分割(リージョン)
 階層構造
0
Higher
level
0
1
0
0
2
0
1
2
3
4
5
Region divisions for each layer
0
6
Lower
level
Region
number
1
1
2
2
3
4
5
Tree structure of region
management records
6
5月28日 説明会
経路計算データ
 格納されるデータ
– 管理レコード
– ノード情報
• 道路ネットワークの交差点に関する情報。
• 上位レベルへの対応情報。
– リンク情報
• 道路ネットワークの道路に関する情報。
• 上位レベルへの対応情報。
• 隣のリージョンへの接続情報。
– 規制情報
• 交差点における通行規制と道路部分の規制。
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5月28日 説明会
経路計算データの構造(1)
経路計算データフレーム
経路計算ディストリビューションヘッダ
:
各データフレームへのオフセット・サイズ
ノードデータフレーム
ノード総数 [N]
ノードレコードの並び (N)
ノードの属性
リンクレコードの数 [K]
リンクレコードへのオフセット
規制レコードの数
リンクデータフレーム
リンクコストデータフレーム
上位レベルノード対応データフレーム
通行コードデータフレーム
:
経路計算データフレーム
5月28日 説明会
経路計算データの構造(2)
経路計算データフレーム
経路計算ディストリビューションヘッダ
ノードデータフレーム
リンクデータフレーム
リンクレコード の並び [K for each Node]
リンクコストレコード番号
属性情報
規制レコードの並び
上位レベルノード対応レコード番号
:
リンクコストデータフレーム
リンクコストデータレコード
の並び
リンクID
コスト情報(リンク長、平均旅行時間)
:
上位レベルノード対応データフレーム
通行コードデータフレーム
:
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5月28日 説明会
経路計算データの構造(3)
Level i+1
経路計算データフレーム
経路計算ディストリビューションヘッダ
ノードデータフレーム
リンクデータフレーム
リンクコストデータフレーム
上位レベルノード対応データフレーム
レベル間対応総ノード数 [N]
上位レベルノード対応レコード
の並び (N)
隣接情報
上位レベルノードID番号
上位レベルリンク対応レコードへのオフセット
上位レベルリンク対応データフレーム
上位レベルリンク対応レコード
の並び
Level i
通行コードデータフレーム
:
Go back
5月28日 説明会
Kiwiフォーマットの目指すところ
 実世界の記述
 データ参照の高速化
 データ容量の圧縮
 拡張性の維持
 応用分野の拡大
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5月28日 説明会
データ容量の圧縮
 サイズによるデータ管理
– 特定のデータブロック毎にサイズを設け、全体
サイズを管理する
 フラグによるデータ管理
– 固定的に存在しないデータは、ビット対応のフ
ラグでデータの存在を管理する
 マルチリンク構造
– 同じ性質の道路を一まとめにして、途中に交
差点があると記述する
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5月28日 説明会
サイズ・フラグによるデータ圧縮(一般例)
Aデータフレーム
管理ヘッダ
Aデータの消去フラグ
Aデータフレームのサイズ
Dデータの存在フラグ
管理フラグ、ヘッダサイズ
Eデータの存在フラグ
Bデータ のサイズ
Fデータの存在フラグ
Eデータ のサイズ
Fデータ のサイズ
拡張領域(Aデータフレー
ム)の存在フラグ
拡張領域
管理ヘッダのサイズ
Bデータ(可変長、必ず存在)
Cデータ(固定長、必ず存在)
Dデータ(固定長、存在不明)
Eデータ(可変長、存在不明)
Fデータ(可変長、存在不明)
拡張領域
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5月28日 説明会
マルチリンク
Node
shape
Road B
R o a d
A
Links
Attribute A
Attribute 0
Multilink
NA0 LA0 NA1
Attribute B
Attribute 1
Attribute B
Attribute 2
NA0 LA0 NA1
Attribute 1
LA1 NA2
LA2
Attribute 3
Attribute B
LA3
NA3
Attribute B
Attribute 3
LA1 NA2
Attribute 2
LA2
Attribute B
Attribute 4
LA3
NA3
Attribute 4
Common
attribute
NA4
Attribute C
Attribute 5
NA4
Attribute for
individual link
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5月28日 説明会
Multilink
NA0 LA0
Attribute 1
NA1
LA1 NA2
Attribute 2
LA2
Attribute 3
Attribute A
リンク列データレコード
リンク列ヘッダ
存在管理フラグ、各情報のサイズ
ノード数(N)
リンク列属性
リンク列形状情報(リンク形状データの並び N個)
リンク属性 (含:形状点数(K))
X座標、Y座標
形状点(X,Y)座標の並び (K個)
ノード・リンク接続情報(ノードレコードの並び N個)
ノード付加情報(ノード付加レコードの並び N個)
標高情報
通行規制情報
時間情報
拡張データ
NA3
LA3
Attribute 4
NA4
Individual
link attribute
Detailed attribute
ノードレコード
存在管理フラグ
同一ノード情報:ノード属性
・リンク列消去フラグ
ノード付加レコードの各データの存
・時間情報
在フラグ
各情報のサイズ
ノード付加レコードへのオフセット
・リンク列データレコード
ノード付加レコード
・リンク列ヘッダ
:
・リンク形状情報
誘導データへのオフセット
・ノード付加情報
ストリートネーム・データオフセット
・標高情報
通行規制情報・データオフセット
・通行規制情報
:
5月28日 説明会
Kiwiフォーマットの目指すところ
 実世界の記述
 データ参照の高速化
 データ容量の圧縮
 拡張性の維持
 応用分野の拡大
6Pヘ
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5月28日 説明会
データの拡張性
 基本データに拡張性を持たせる
– 基本データに拡張部を設け、拡張による規定
のデータ参照には影響がでない様にする
• 要素の数とデータ容量で情報を管理
• 拡張はビット対応のフラグで制御
– 将来の拡張、メーカー独自のデータの格納を
可能とする
 ファイル構造
– メーカー独自のファイルを格納可能とする
• HTMLファイル
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5月28日 説明会
基本データへの拡張部を格納(一般例)
Aデータフレーム
管理ヘッダ
Aデータの消去フラグ
Aデータフレームのサイズ
Dデータの存在フラグ
管理フラグ、ヘッダサイズ
Eデータの存在フラグ
Bデータ のサイズ
Eデータ のサイズ
Fデータ のサイズ
拡張領域
Bデータ(可変長、必ず存在)
Fデータの存在フラグ
拡張領域(Aデータフレー
ム)の存在フラグ
管理ヘッダのサイズ
Cデータ(固定長、必ず存在)
Dデータ(固定長、存在不明)
サイズにより拡張領域を制御
Eデータ(可変長、存在不明)
Fデータ(可変長、存在不明)
拡張領域
サイズとフラグにより拡張領域
を制御
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5月28日 説明会
オリジナルデータの格納(一般例)
Aデータ管理フレーム
:
基本・拡張データフレームの数
Aデータフレームのアドレス、サイズ
拡張データフレーム1
Aデータフレーム
製造者識別情報
管理ヘッダ
データ識別情報
:
各基本、拡張データフレームへのオフセッ
ト・サイズ
基本データフレーム1 (フォーマット既定義)
基本データフレーム2 (
〃
)
基本データフレーム3 (
〃
)
拡張データフレーム1 (フォーマット未定義)
拡張データフレーム2 (
〃
)
オリジナルデータ
拡張データフレーム2
製造者識別情報
データ識別情報
オリジナルデータ
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5月28日 説明会
物理データ記録構造
起動レコード
ルートディレクトリ
(アドレスマップ)
ルートディレクトリ
ディレクトリ .
データボリューム
ディレクトリ ..
ALLDATA.KWIへ
のポインタ
エリア
ISO9660
(ボリューム)
KIWIフォーマット
ファイル
(ALLDATA.KWI
)
Go back
主要地図データ管理
フレームへのDSA
経路計算データ管理
フレームへのDSA
主要地図データ管理
フレーム
経路計算データ管理
フレーム
主要地図データ
経路計算データ
・
・
メタデータ
(METADATA.KWI)
ローディングモジュール
(LOADING.KWI)
全データ管理
フレーム
実データ部
METADATA.KWI
へのポインタ
LOADING.KWI
へのポインタ
5月28日 説明会
案内検索データ
 目的地を選定するための索引情報
 データを絞り込む検索フレームと検索結果
の情報を格納する地点情報
 検索フレームと地点情報は、構成を内部で
自由に定義可能
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5月28日 説明会
案内検索データ構造
データ管理部
ボリューム管理部1
検索フレーム1
地点情報1
ボリューム管理部2
ボリューム管理部3
検索フレーム2
検索フレーム3
検索フレーム4
地点情報3
5月28日 説明会
案内検索データ
 検索機能と検索データの形式を4ビットのシグネ
チャで定義
– ボリューム管理
• 階層検索 DSRC:Define for SeaRCh
• B-Tree検索 DSBT:Define for Search of Balanced Tree
– 検索フレーム
• 50音検索 SR50:SeaRch by 50 on
• 住所検索 SRJP:SeaRch by JaPanese area
– 地点情報
• 地点情報(通常) PINR:Point of Interest(NoRmal)
• 地点情報 データ宣言 DPOI:Define for Point Of Interest
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5月28日 説明会
住所検索データの例
検索詳細情報レコード
(住所検索)
都道府県別
カテゴリー
あ
い
わ
該当データ
市区町村別
カテゴリー
愛知県
名古屋市
青森県
・
主
あ
石川県
・
和歌山県
な
主
あ
主
主
大字/小字別
カテゴリー
主
主要部
赤羽根町
主
阿久比町
・
主
あ
名古屋市
・
主要部
熱田区
・
主要部
・
お
主要部
・
主
主
あ
主
愛知県主要部
愛知県赤羽根町
主要部
主
主要部
赤羽根1丁目
主
赤羽根2丁目
・
愛知県赤羽根町
赤羽根1丁目
越戸1丁目
・
主要部
阿久比1丁目
・
主要部
・
愛知県阿久比町
主要部
主要部
・
・
愛知県赤羽根町
赤羽根2丁目
・
愛知県阿久比町
阿久比1丁目
・
名古屋市主要部
名古屋市熱田区
主要部
名古屋市北区主
要部
・
青森県主要部
・
地
点
情
報
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5月28日 説明会
各国対応
 日本とUSの住所体系の違いに対応 (Ver1.22)
日本
国
都道府県
市区町村
町、字
市町村
street
番地
US
国
州
House Number
5月28日 説明会
Kiwiフォーマット仕様書
 下記Webサイトで公開
– http://kiwi-w.mapmaster.co.jp
– 日本語版、英語版
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