A LT XBox E Ver. 1.1.0.0 Manual 2010 Tanaka 概要 • TeXの数式をPowerPointに貼り付けるためのPowerPoint 用アドイン – – – – PowerPoint 2007 + windows XP で開発、テストをしました PowerPoint 2003では未テスト日本語にも対応こんなものが貼り付けられます ⋃ ∨要素の総和∩ ∨要素数∩ ∱ ≘ ∽ ≸≩ ≪≘ ≪ ≸ ∲≘ 平均値 ⊹ ∽ ≩ • 内部動作 – – – – – ≒ ∨⊵∩ ∽ ≣≯≳ ⊵ ⊡ ≳≩≮ ⊵ 背景は透過 ≳≩≮ ⊵ ≣≯≳ ⊵ ∡ ∸∢ ∾ ∰∹≮∰∸≮ ⊸ ≮∰ ≛ ≪≡≮ ⊡ ≢≪ ∼ ∢ ≝ ⊮⊯⊰⊱⊲≁≂≃≄≅ EditダイアログからTeXソースを入力 platexを使用してdviファイルを作成 dvi2emfを使用してemfファイルを作成 emfファイルをPowerPointに貼り付ける貼り付けた画像をテキストボックスの集合に変換インストール • 必要な外部プログラム・環境 – Microsoft Office PowerPoint 2007 • PowerPoint 2003 は未テスト。多分大丈夫だと思いますが・・・ – platex • TeXのwindowsへのインストールを扱ったサイトは多いので、そちらを参考にして下さい – BaKoMa TrueType フォント • dviout/dviprt 開発室 http://akagi.ms.u-tokyo.ac.jp/dvitest.html 上記サイトのFixBKM.msiが便利 – .NET Framework 3.5 – Visual Studio Tools for the Office system 3.0 Runtime • • http://www.microsoft.com/downloadS/details.aspx?familyid=54EB3A5A-0E52-40F9-A2D1EECD7A092DCB&displaylang=en この2つについては、LatexBoxのインストール時にダウンロードするかもしれません • インストール方法 – LatexBoxPowerPoint.msiを起動、インストール • アンインストール方法 – LatexBoxPowerPoint.msiを起動、アンインストール – もしくは[プログラムの追加と削除]から削除使用方法 • はじめに(プログラムパスの設定) – プログラムのパスを設定します。 – Autoボタンは環境変数からファイル、ディレクトリを捜索します。 • 必ずしも正しいパスに設定されるわけではありません – Autoボタンでうまくいかない場合は、Browseボタンから手動で選択してください – ファイル、ディレクトリのパスが設定されていれば、テキストボックスの背景が青くなります • • ファイル、ディレクトリが存在している場合に青くなるだけです。背景が青いからといって、有効なパスであるとは限りません。 – platex、dvi2emfの絶対パスを指定してください。 • dvi2emfはLatexBoxがインストールされたフォルダにあるはずです。 – fonts dirにTeX のfontsディレクトリの絶対パスを指定してください • • • [TeXのディレクトリ]\share\texmf\fonts [TeXのディレクトリ]\share\texmf-local\fonts などだと思います fonts dirにおけるAutoボタンからの自動検索は、実行に時間がかかる可能性があります – temp dirに一時ファイルを作成するディレクトリの絶対パスを指定してください使用方法 • 新しい数式の挿入 – リボンのNewボタンからEditウィンドウを立ち上げ、TeXのソースを記入する。 – Compileボタンを押す • 正しく終了すれば、以下のような数式が表示されます 1 X ¹ = xi jX j x 2 X 注: 左の数式は、BaKoMa TrueType フォントがインストールされていない場合、文字化けする可能性があります。 i • • プログラムのパスの設定が適切でない場合や、TeXのソースが正しくない場合は、Exceptionウィンドウが立ち上がります中断するにはInterruptボタンを押してください使用方法 • 既存の数式の編集 – 数式を選択した状態で、Editボタンを押します • 複数の数式が選択されていた場合、その中の1つが選択されます – Editウィンドウが開くので、編集します使用方法 • ファイナライズファイナライズ前 1 X ¹ = xi jX j x 2 X i ファイナライズ後 ∱ ≘ ⊹∽ ≸≩ ≪≘≪ ≸≩ ∲≘ – ファイナライズにより、数式をテキストボックスの集合に変換します • • Selectedボタンでは、選択されている数式のみファイナライズします Allボタンでは、作成中のすべてのスライドに含まれている数式をファイナライズします。 – テキストボックスの集合に変換することで、フォントの埋め込みが可能になります • PowerPoint 2007では、[名前を付けて保存]、[ツール]、[保存オプション]、[保存]、[ファイルにフォントを埋め込む] • 注意 – 必ずしもファイナライズをする必要はありません。 • スライドを配布するためなど、フォントを埋め込む必要がある場合のみファイナライズを行います。 – ファイナライズにより、数式が崩れる可能性があります。 – ファイナライズは各数式に対して1回だけ可能です。 • • Ctrl + Z で元に戻しても再ファイナライズはできませんそのような場合は、Recompileボタンを押して、再コンパイルすることで再ファイナライズが可能になります使用方法 • プリアンブル – Latexソースのうち、\begin{document}までをプリアンブルとしています。 – [Option]、[Set Preamble]から設定できます。 – すでに作成された数式のプリアンブルは、[Option]、[Replace Preamble]で置き換えることができます。 • ただし、プリアンブルを置き換えるだけでは数式は更新されません。Recompileボタンを押して再コンパイルする必要があります。 • ドキュメントフレーム – Latexソースのうち、\begin{document}から\end{document}までをドキュメントフレームとしています。 – [Option]、[Set Document Frame]から設定できます。 • Editダイアログのサイズ – [Option]、[Setting]から、Edit Sizeを変更することで、Editダイアログのサイズを指定できます。 • 標準では幅400pixels, 高さ300pixels トラブルシューティング • 注：以下はPowerPoint2007における解決策です。 • インストールしたが、リボンにLatexBoxが表示されない – [Officeマーク]、[PowerPointのオプション]、[アドイン]で、"アクティブでないアプリケーション"の欄にLatexBoxPowerPointが表示されているなら、インストール自体は成功していると考えられます。 – 次に、[COMアドイン]、[設定]から、LatexBoxPowerPointにチェックをする。 • 「読み込めませんでした。管理アドインローダーの初期化が失敗しました。」というメッセージが表示されているときは、Visual Studio Tools for the Office system 3.0 Runtimeがインストールされていない可能性があります。 • コンパイルは終了したが、数式が表示されない – よく見るとスライドの左上に小さい図があるかもしれません。 – BaKoMa TrueType フォントがインストールされていない可能性があります。その他 • 免責 – – – このプログラムは無保証です。いかなる損失に対しても作者は責任を負いません。使用者の責任において使用してください。 • 外部ライセンス – dvi2emfはdviout for windows ver. 3.18を基に作成しています。 • dviout/dviprt 開発室 http://akagi.ms.u-tokyo.ac.jp/dvitest.html – LatexBoxで使用しているアイコンは、Crystal Clearのアイコンを使用しています。LGPL • Crystal Clear http://commons.wikimedia.org/wiki/Crystal_Clear – BaKoMa TrueType Fontsの一部を改変したフォントを使用しています。 • バグ報告 – http://torasenriwohashiru.seesaa.net/ – torasenriwohashiru アット gmail.com 更新履歴 • 2010/02/26 ver. 0.0.1.0 – • 2010/03/03 ver. 0.0.2.0 – – • キーコードをシフト 2010/03/14 ver. 1.0.1.0 – • リコンパイル機能を追加プリアンブル設定機能を追加 2010/03/09 ver. 1.0.0.0 – • 公開インストーラの設定を変更 2010/03/27 ver. 1.1.0.0 – – – 特定の条件下ではRecompile時に不要なShapeが出現する。これを削除する機能を追加 Editダイアログのサイズ指定機能を追加マニュアルにトラブルシューティングを追加