<幹葉表示> 幹葉表示(みきはひょうじ、かんようひょうじ)とは、簡 易的なヒストグラムといえる。 例えば、テストの点数のような2ケタの数値であれば、 十の位の数を幹、一の位の数を葉として次ページのよ うに表示する。 この表示によって、集団の分布がわかる。 度数分布表を作成するための予備的作業として用いる ことも可能である。 右のデータはある クラス38人分のテ ストの点数のデー タである。 このデータを幹葉 表示してみる。 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 39 63 44 44 22 69 69 66 67 78 34 33 7 7 0 0 0 0 0 4 6 3 3 6 7 7 4 8 4 3 9 9 8 3 5 8 7 7 1 3 4 4 3 6 9 0 予備的な幹葉表示 60 88 20 54 43 73 17 34 20 20 63 69 46 47 20 30 58 87 47 75 36 7 27 21 60 23 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 7 7 0 0 3 4 0 3 7 0 3 4 8 0 5 8 0 0 1 2 3 7 4 4 6 9 4 6 7 7 3 3 6 7 9 9 9 8 最終的な幹葉表示 <特徴と注意点> このような表示を用いることができるのは、とりうる 値が2ケタの数値が中心であり、せいぜい200までであ ろう。たとえば136という数値の場合、13を幹、6を葉 にすればよい。 小数点以下をとる場合は、1ケタまでとなり、整数部分 はせいぜい20までであろう。たとえば、7.2という数値 の場合、7を幹、2を葉として表示する。 0 1 2 3 : 9 10 11 12 13 0 1 2 : 6 7 8 9 10 6 2 幹葉表示は、度数分布表・ヒストグラムと異なり、階 級の幅を2cmとか5cmとかにすることは難しい。10の 倍数の階級幅のとき(1番得意なのは1のとき)、便利であ る。 例えば、身長を階級幅5cmの度数分布表にまとめると きは、「正」の字を書くなどして、予備的な作業をお こなうことは可能である。 以上 160 165 170 175 未満 165 170 175 180
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