ジャーナリズム史第7-8回

ジャーナリズム史 第15回
昭和20(1945-54)年代 第2次大戦後の新聞
昭和30(1955-64)年代 ジャーナリズムの変質
戦後ジャーナリズム事件史[1]
ジャーナリズム史(2007)
1
GHQ:D.マッカーサー
ジャーナリズム史(2007)
2
18.戦後の新聞界
■ 占領下のジャーナリズム-民主化のための言論統制
 敗戦 連合軍総司令部(GHQ)の進駐



戦時法令の廃止 同盟通信の解散⇒共同、時事通信社
10か条のプレスコード 新聞の事前検閲
天皇の戦争責任
 新聞の戦争責任

「国民と共に立たん」(朝日)/『たいまつ』 むのたけじ
 新聞倫理綱領(1946)⇒新新聞倫理綱領(2000/6)
 三大争議=読売、北海道、西日本
 1947年 ゼネスト中止 「編集権」声明
ジャーナリズム史(2007)
3
昭和天皇の戦争責任

天皇とマッカーサー会見:20/9/27
 「戦争の全責任を負う」「勇気に満ちた感
動」


2つの記録:外務省、宮内庁
半世紀後の公開:「責任発言なし」(外務
省)
 通訳、児島『文芸春秋』75/11 裏づけ

「あまりの重大さを顧慮し記録から削除」
 元帥の回想録、米側資料
 消えた記録

情報公開の問題点
 極秘扱い/非公開
ジャーナリズム史(2007)
4
記者の証言拒否
奈良県平群町百条委員会(地方自治法
100条)
職業倫理としての「証言拒否」
取材源との信頼関係、取材活動の制約
国民の知る権利
法廷侮辱罪
通報者探し・報道機関への圧力
ジャーナリズム史(2007)
5
19.混迷・競争の時代
 1948年 新聞週間始まる 毎年10月
 1949年 取材源証言拒否事件 【石井記者事件】

最高裁で認められず
押収事件
1968年 博多駅TVフィルム
 1950年 朝鮮戦争、レッド・パージ

共産分子の追放
 1951年
 1952年
 1953年
 1954年
講和条約 プレスコードの失効
三社、共同通信脱退
テレビ時代開幕
ビキニ被災、科学部設置
ジャーナリズム史(2007)
6
20.マス・メディア時代の到来
経済復興、高度経済成長時代へ

大量生産-大量流通-大量消費
安定化、上昇志向
技術革新 社会的インフラ
受け手の成長
大衆文化状況の出現

テレビ時代/全集、文庫本、雑誌創刊
ジャーナリズム史(2007)
7
Q.
新・三種の神器?
三種の神器:電気洗濯機、電気冷蔵庫、?

1950年代後半
新三種の神器:3C

1960年代後半
ジャーナリズム史(2007)
8
解説:三種の神器(じんき)
皇位の象
徴:鏡、剣、玉
デジタル時代の新・三種の神器
 デジカメ、薄型(プラズマ)テレビ、DVDレコーダー
 ソニー神話の崩壊?
三種の神器:電気洗濯機、電気冷蔵庫、白黒TV
 1950年代後半
新三種の神器:3C Car,Cooler, Colour TV
 1960年代後半
ジャーナリズム史(2007)
9
21.新聞の転換期 昭和30年代
 報道・製作・経営における質的変化

植字工程⇒漢テレ、モノタイプ、ファクシミリ
 社会派キャンペーンの展開
 1960年 皇太子妃報道


ミッチ-ブーム:報道協定
出版社系週刊誌の創刊/
 1960年 安保「共同宣言」/社会党委員長刺殺
 誘拐報道
 1961年 嶋中事件(中央公論社)
ジャーナリズム史(2007)
10
浅沼委員長刺殺事件:1960/10/12
ジャーナリズム史(2007)
11
22.ジャーナリズムの変質
 ラジオ・テレビ併存時代始まる

映画の衰退
 テレビ放送中止事件相次ぐ


「ひとりっ子」「南ベトナム海兵大隊戦記」北
ベトナム報道
テレビの「脱政治化」
 ジャーナリズム批判
ジャーナリズム史(2007)
12