スライド 1

科学コミュニケーションの推進
独立行政法人科学技術振興機構
川上 伸昭
2010年11月15日
0
科学コミュニケーション
青少年をはじめとする一般の方々に科学技術に対する
興味と関心を深めていただくため、全国各地において
科学技術を体験し、学習する機会の充実を図るととも
に、テレビやインターネット等を通じ、科学技術に関す
る情報を幅広く提供しています。
•
•
•
•
地域活動体の活性化
身近な体験活動の充実
研究者との対話機会の充実
科学技術情報のわかりやすい発信
5
地域の科学舎推進事業
平成22年度予算額 : 659百万円
(平成21年度予算額 : 771百万円)
自治体、科学館・博物館、大学・研究機関、公益法人等が
地域において実施する科学コミュニケーション活動を支援

身近な場で科学技術や理科に触れる機会を充実することにより、
国民の科学技術に関する興味・関心と知識を深化させる。
地域における科学コミュニケーション活動の促進
対象者を意識した様々な角度からの働きかけの充実と継続的な活動の活性化
科学技術振興機構(JST)
・公募事業の募集・採択
・事業報告書の作成
・事業報告会の開催・普及
継続
・展示手法開発
・コミュニティー育成支援
科学コミュニケーション活動に関する情報収集と人材交流を活性化する
<サイエンスアゴラの開催(1回 × 17百万円)>
公募・採択
報告
成果公開・普及
積極的な相互連携・人材活用
• 国民の生涯にわたる科学技術・理科学習の
場の充実
• 社会と科学のコミュニケーションの促進
• 身近な場で理科や科学技術に触れる機会の
増加
継続
継続
全国規模のネットワークにおいて、相互に情報を共有し、効
果的な活動手法の開発、普及する取組を支援(3年間)
自治体、科学館・博物館、大学・研究機関、公益
法人等が実施する先駆的取組を支援
全国規模ネットワーク支援
地域活動支援
自治体、科学館・博物館、大学・研究機関、公益法人等
〔継続 2企画×28百万円 〕
連携
地域ネットワーク支援
拡充
自治体、大学・研究機関等を対象に複数年の支援を行
い、地域に存在する多様な活動主体が参画するネットワー
クを構築するための基盤整備を支援(3年間)
〔継続 12企画×13百万円、新規 3企画× 13百万円〕
連
携
単独実施型: 70企画×0.5百万円
連携実施型: 35企画×1.0百万円
研修会実施型:1企画×1.0百万円
テーマ設定型:1企画×5百万円
草の根型プログラム(理事長裁量経費)
個人活動者を対象とし、事務手続きを簡素化して活動
に専念できる環境を整えることで、科学コミュニケー
ション活動に参画する個人のすそ野を拡大
〔 200企画×0.1百万円 〕
興国
味民
の
・
関科
心学
と技
知術
識に
の関
深す
化る
新規
先進的科学館連携推進
連
携
日本科学未来館の科学コミュニケーターを
活用して、地域拠点科学館の活動を支援。
最先端の科学技術を分かりやすく伝える手
法や地域の他の機関との連携手法を普及・
定着させる。(5年間)
〔新規 2拠点×22.5百万円 〕
6
地域の科学舎推進事業 地域活動支援
機関・団体や個人が各々の特徴や実績を活かし、地域の児童生徒や住民を
対象として実施する、科学技術に関する体験型・対話型の学習活動等を支援

身近な場で科学技術や理科に触れる機会を充実することにより、
国民の科学技術に関する興味・関心と知識を深化させる。
企画立案・報告
単独実施型
連携実施型
研修会実施型
公募・支援
科学館・博物館、自治体
大学・高専、公的研究機関
公益法人・非営利法人
個人ボランティア
科学技術に 実績
関する知識 ノウハウ
特徴
草の根型(理事長裁量経費)
科学を通じたコミュニケーション
•国民の生涯にわたる科学技術・理科
学習の場の充実
•社会と科学のコミュニケーションの促進
•身近な場で理科や科学技術に触れる
機会の増加
【平成22年度実績(採択企画数)】
単独実施型: 74企画
連携実施型: 32企画
研修会実施型: 2企画
草の根型: 242企画
●実験教室 ●工作教室 ●野外観察教室
●サイエンスカフェ ●シンポジウム など
要望
興地
味域
・
関住
心民
のの
喚科
起学
と技
知術
識に
の関
深す
化る
疑問
地 域 住 民
7
地域の科学舎推進事業 地域ネットワーク支援
自治体、大学・研究機関等を対象に複数年の支援を行い、地域に存在する
多様な活動主体が参画するネットワークを構築するための基盤整備を支援

身近な場で科学技術や理科に触れる機会を充実することにより、
国民の科学技術に関する興味・関心と知識を深化させる。
地域ネットワーク
J S T
公募・採択
・支援
研究機関
企業
報告
<期待される効果>
自治体
大学
◆情報の共有・活用
◆効果的広報
自治体 又は
大学・研究機関
+
公益法人
NPO等
◆活動の場の広がり
◆活動の質の向上
ボランティア
科学館
◆新たな連携活動の創出
・活動計画の企画・立案
・活動ニーズ把握・共有
社会教育施設
・活動手法の収集・普及
・共同広報、広報対象拡大
・活動の場の相互乗入れ
【実績(採択企画数)】
H20年度採択(H22年度支援終了):6企画
H21年度採択(H23年度支援終了):6企画
H22年度採択(H24年度支援終了):3企画
アンケート
ヒアリング
認知度調査
ニ
ー
ズ
把
握
活
動
実
施
NPO
実験教室、工作教室、自然観察、
サイエンスカフェ、講演会、
科学コミュニケータ養成講座等
地 域 住 民
地域住民の
科学技術に対する
興味・関心の一層の
喚起・知識の深化
地域の科学舎推進事業 全国規模ネットワーク支援
全国規模のネットワークを通じた科学コミュニケーション活動に効果的な
活動手法の開発と普及に関する支援

身近な場で科学技術や理科に触れる機会を充実することにより、
国民の科学技術に関する興味・関心と知識を深化させる。
全国規模ネットワーク
国民の科学技術に関する興味・関心と知識の深化
全国規模ネットワーク
検討委員会
公募・選定
・支援・評価
申請・報告
個人
大学・高専
研究機関
<提案機関>
学協会
(科学館、大学・高専・公的研究機関
・公益法人・NPO等)
目標設定、実施計画の策定
活動手法の開発・実施
<参加機関>
(科学館、大学・高専・公的研究機関・
公益法人・NPO、個人等)
他機関との連携
活動手法の開発普及
公益法人
NPO
特定のテーマ・対象層に向けた
全国規模の科学コミュニケーション活動
◆効果的な活動手法の開発・普及
◆情報共有化の促進
◆ネットワークの拡大、広報
◆アンケート、評価・フィードバック
企業
科学館
期待される効果
◆活動の質の向上
◆新たな活動の創出
◆国民の認知度の向上・
参加の促進
【実績(採択企画数)】
H21年度採択(H23年度支援終了):2企画
9
コンテンツの運営
● 理科大好きボランティアデータベース
(http://rikasuki.tokyo.jst.go.jp/index.asp)
実験教室、工作教室、自然観察教室、天体観測教室などを企画・実施する方々(科
学ボランティア)の講師の検索や依頼が行えるデータベース。
実験教室等の講師が自ら登録(約1000名)。
● 日本の科学館めぐり(http://museum-dir.jst.go.jp/)
国内の科学館約670館の情報を検索可能。イベント情報も定期的に更新して提供。
● かがくナビ(http://www.kagakunavi.jp/)
科学に興味や関心をもつ人に向けたコミュニティ型ウェブサイト。
科学に関する記事をはじめ、会員の人たちと科学を語り合うコミュニティ、科学用語
を解説した辞書までさまざまな情報を提供。
● サイエンスアゴラ(http://www.scienceagora.org/)
「科学と社会をつなぐ広場(アゴラ)」として、毎年開催されるイベント「サイエンスアゴ
ラ」サイト。
10
サイエンス チャンネル
概要
楽しみながら科学に触れることができる番組づくりを目指し、
衛星放送・ケーブルテレビ・インターネットを通じて配信しています。
概要
テレビ放送(衛星およびケーブル)を1998年に開始
インターネットストリーミング放送を1999年に開始
300以上の番組、3000余タイトルを配信中
視聴方法(2010年4月現在)
衛星放送(日本国内)
BS11
毎週月~金曜日 17:30-18:00
ノンスクランブル、視聴料無料
ケーブルテレビ(日本国内)
全国約200のケーブルテレビ局で放送中
インターネット放送(ストリーミング)
Real Media
56kbps & 512kbps
Windows Media
512kbps
http://sc-smn.jst.go.jp/
11
科学コミュニケーション
サイエンスアゴラ
2006年から毎年開催する科学コミュニケーションの一大イベント。入場無料で
参加自由。科学技術を話題にさまざまな人が集い、語りあう「広場」です。
平成22年度開催概要
日時
2010年11月19日~11月21日
場所
国際研究交流大学村(日本科学未
来館を含む3施設)
企画数
形式
150弱の企画展示
ワークショップ、シンポジウム、展
示、実験教室、サイエンスショー、
等
http://scienceagora.org/
12
日本の成績は ?!
PISA (OECDによる調査)
平均点
<日本>
‘00
‘06
‘03
数学的リテラシー
1位/32ヶ国
6位/41ヶ国・地域
10位/57ヶ国・地域
科学的リテラシー
2位/32ヶ国
2位/41ヶ国・地域
6位/57ヶ国・地域
日本の児童生
徒はPISAや
TIMSSの算数
/数学と理科の
学力において
順位を落とし
ている。
※PISA; Programme for International Student Assessment(学習到達度調査 )
※surveyed object : Tenth graders(日本では高校一年生)
TIMSS(IEAによる調査)
数学/算数と科学の結果
未だ高い順位
ではあるが。
<日本>
‘95
算数
中学校数学
‘03
‘07
‘95
‘03
‘07
3位/25ヶ国
3位/25ヶ国
4位/37ヶ国
小学校理科
5位/38ヶ国
3位/ヶ国
4位/37ヶ国
2nd/26ヶ国
5rd/46ヶ国
5位/50ヶ国
中学校理科
4位/ヶ国
6位/46ヶ国
3位/50ヶ国
※TIMSS; Trends in International Mathematics and Science Study(国際数学・理科教育調査 )
※IEA; The International Association for the Evaluation of Educational Achievement(国際教育到達度評価学会 )
※surveyed object : Forth graders and eighth graders(日本では小学4年生、中学2年生)
14
数学や理科は面白いですか ?
数学
理科
日本
39%
58%
国際平均
67%
78%
(中学校)
TIMSS 2007
国際平均と比べると、
数学や理科が面白い
と思っている日本の生
徒の割合は著しく低い。
%
80
70
数学や理科の勉強が好きな
生徒の割合は、学年が上がる
につれて低くなっている。
60
50
40
30
20
4th
5th
6th
数学
7th
8th
理科
9th
15
第三期科学技術基本計画における理科教育の方針
(平成18年度-平成22年度)
Ⅰ. 次代を担う人材の裾野の拡大
1.理数好きの子どもの裾野の拡大
2.興味・関心の高い子どもの個性や能力の伸長
Ⅱ. 科学技術に関する国民意識の醸成
16
科学技術関係人材育成のための理数教育強化施策
発達段階に応じた施策を展開し、
次世代の革新的技術を生み出す
人材の育成を強化!
将来をリードする人材の
国際感覚の育成
理数学生
応援プロジェクト
スーパー
サイエンス
ハイスクール
支援事業
優れた人材を見出し伸ばす
高大接続・学部教育の強化
国際科学技術
コンテスト
支援事業
大
伸
び
る
子
を
伸
ば
す
伸びる子を伸ばすために
学校外の取組を強化
学
高
校
観察・実験を活用した
体験型学習の強化
サイエンス・パートナーシップ・
プロジェクト
理数系教員(コアサイエンスティーチャー)養成拠点構築事業
理科支援員配置事業
~理科教育のインフラをしっかりサポート!!~
理科教育等設備整備費補助、理科教材開発・活用支援事業
興
味
関
心
・
意
欲
の
喚
起
中
学
小
学
17:学校内
:学校外
スーパーサイエンスハイスクール支援事業 (SSH)
平成22年度予算 / 2,064 百万円
(平成21年度予算額 / 1,487 百万円 )
• 次世代の科学者・技術者を育成
• 高等学校等において先進的な理数教育を実施
 2010年は全国に125校のSSH (文科省が指定)
 理数や科学技術に特化したカリキュラムを実践
(観察・実験の充実 / プレゼンを含む課題研究)
 大学との連携 (研究者からの指導)
 英語力の強化
 外国の理数重点校との交流
文部科学省 (MEXT)
指定
科学技術振興機構
(JST)
支援
理数教育に重点を置いた海外の
高校
Super Science High Schools
(SSH)
大学、研究機関、企業
18
平成21年度SSH生徒アンケート結果
(n=20,868 )
SSHに参加したことで、あなたの学習全般や理科・数学に対する興味、姿勢、能力に
どれくらいの向上がありましたか?
(複数回答可 / 上位8項目)
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
未知の事柄への興味
70.0%
理科実験への興味
64.9%
考える力
64.7%
真実を探って明らかにしたい気持ち
自分から取組む姿勢
63.3%
59.6%
観測や観察への興味
59.4%
理科・数学の理論・原理への興味
59.3%
成果を発表し伝える力
59.3%
19
課題研究に取り組むSSH校生徒
SSH校生徒による、研究成果の発表
国際科学技術コンテスト支援事業
平成22年度予算 / 395 百万円
(平成21年度予算額 / 449 百万円 )
• 国際科学技術オリンピックへの参加を支援
• 将来の科学技術をリードする人材を育成する
科学技術振興機構 (JST)
支援
コンテスト実施団体
国内科学技術コンテスト
国際科学技術コンテスト
数学
化学
物理
情報
生物学
ロボット など
国際科学オリンピックの日本開催
・生物学オリンピック、2009年
・化学オリンピック、2010年
21
サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト (SPP)
平成22年度予算 / 743 百万円
(平成21年度予算額 / 900 百万円 )
• 児童生徒の科学技術に対する関心を高める
• 研究機関や学校現場の連携により、体験的・問題解決的な学
習を提供する。
大学、公的研究機関、
科学館 等
連携
高校
中学校
教育委員会
● 第一線の研究者・技術者を講師とする講座型の学習活動
支援
(プラン初A:0.2百万円×150件、プランA:0.5百万円×450件、プランB:2百万円×90件)
科学技術振興機構
(JST)
22
サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト (SPP)
~サイエンスキャンプ ~
• 高校生の科学技術に対する関心や、知的好奇心を、総合的に
高める
• 大学、公的研究機関、企業による学習プログラムの提供 (年3
回、夏・冬・春に開催)
高校生
サイエンスキャンプ
参加
大学、 公的研究機関、企業 等
募集
応募
支援
科学技術振興機構
(JST)
23
サイエンスキャンプの様子
24
サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト (SPP)
~女子中高生の理系進路選択支援事業~
• 理系進路を希望する女子中高生を支援
• 女子中高生が女性研究者・技術者と交流するイベントを企画し
たり、実験教室を開催
科学技術振興機構
(JST)
理系進路選択
提案
採択 / 委託
高専・大学入学
NPOs,大学、高専、企業、独法、科学館、
NPO 等
理系進路への関心を高める取組の実施
●女性科学者/技術者による講義
●実験教室 等
女子中高生
25
サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト (SPP)
~社会とつなぐ理数教育プログラムの開発~
• 中学生が理数学習と日常生活や社会とのつながりを実感する
ことを目的とした理数教育プログラムを開発
• 科学技術に携わる職業への興味を喚起
科学技術振興機構
(JST)
支援
大学等
教育委員会
連携
プログラム開発
大学等: プログラム開発
教育委員会: プログラム開発に対する助言
フォードバック
(プログラム評価)
・指導事例集の作成
・テキスト・副教材の作成
外部の教育資源
(大学、高専、研究機関、企業、NPO
など)
プログラム実践
地域の中学校
地域内外へのプログラ
ムの展開
26
サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト (SPP)
~中高生の科学部活動振興事業~
•
•
中学校、高等学校等における科学部を振興することによって、理科や数学が得意な
生徒がその資質等を十分に発揮し、他の生徒と切磋琢磨する機会を設ける。
科学部の活動支援を学会の教育担当の委員会や大学が行うことによって、優れた
研究者と生徒や教員とのネットワークを構築し、優れた資質や能力を有する生徒を
見出す機会とする。
27
未来の科学者養成講座
平成22年度予算 / 162 百万円
(平成21年度予算額 / 150 百万円 )
• 理数に卓越した才能・意欲を持つ児童・生徒に、大学等にお
いて発展的な学習や課外活動を提供
科学技術振興機構
(JST)
提案
採択 / 委託
大学・高専 等
能力・意欲の
評価
理数に卓越した能力・意欲を持つ
児童・生徒
知識や課題設定能力を備えた
未来の科学者へ
参加者の選抜
プログラムの実施
28
理科教材開発・活用支援事業
平成22年度予算 / 259 百万円
(平成21年度予算額 / 419 百万円 )
• 理科・科学技術教育のためのデジタル教材等の開発
• インターネットを通じてデジタル教材を提供
29
科学技術学習用デジタルコンテンツ例
※補助教材
サイエンス ウィンドウ
出典. 科学技術振興機構 (JST) “理科ねっとわーく”
30
子ども科学技術白書
理科支援員配置事業
平成22年度予算 / 1,000 百万円
(平成21年度予算額 / 2,450 百万円 )
• 小学校理科授業における実験・観察活動の充実
• 教員の資質向上
都道府県・政令指定都市
教育委員会
科学技術振興機構 (JST)
支援
コーディネーター
外部人材の発掘・養成等
配置
配置要望
理科支援員
・実験観察の支援 (準備・片付けを含む)
・教材開発の支援
31
小学校
理数系教員 (コア・サイエンス・ティーチャー)養成拠点構築支援事業
平成22年度予算 / 482 百万円
(平成21年度予算額 / 340 百万円 )
• 地域の理数教育の指導的な役割を果たすコア・サイエンス・
ティーチャーを養成する
大 学
教員養成等
ノウハウ
教育学系
学部・研究科
CST養成計画策定
養成プログラム開発
現場ニーズ
教育委員会
都道府県教委
市区町村教委
CST養成
プログラム実施
理数教育支援拠点
理工学系
学部・研究科
理工学系学生
教育学系学生
小中学校教員
業務委託
小学校
修了学生
就職
中学校
教育
センター
修了教員による
CST活動
業務委託
32
4.科学館について
33
日本科学未来館
http://www.miraikan.jst.go.jp/index.html
先端科学技術を楽しくわかりやすく展示・解説
 4つのテーマにより最先端の科学技術を展示
「地球環境とフロンティア」
「生命の科学と人間」
「情報科学技術と社会」
「技術革新と未来」
第一線で活躍する科学者が
構想・監修に参画
 展示は、第一線で活躍する研究者が構想・監修に参画。
社会と科学技術の関わりに焦点を当て、科学技術を人の
活動として捉えて企画されている。
専門的なスタッフによる手法開発
解説・実演・対話
 難解と思われがちな最先端の科学技術について新しい表現手法を開発・導入(科学コミュニ
ケータによる開発)
34
 科学技術の専門知識を持ったスタッフによる来館者との対話による解説(インタープリター)
未来館の今後
「量」から「質」へ、活動を強化する。
●最先端の科学技術に関し、研究者・技術者と
一般社会との交流を促進する科学コミュニケーション活動の
「質」の向上に重点注力していく。
●世界的にも先駆的に取り組んできた、科学コミュニケーション活動に関し、その開
拓者として更なる研究開発と推進を図る。
現在活躍中の科学者・技術者が直接参加するユニークな
世界トップレベルのサイエンスセンター
をさらに進化させる
平成22年度活動方針〈中長期活動計画の重点〉
(1)サスティナビリティ情報発信
(2)最先端の科学コミュニケーション手法に関する
ノウハウの体系化(研究機関化)
(3)科学館等と連携を推進し、最先端の科学
コミュニケーションの展開を図る
35
科学館等と連携を推進し、最先端の科学コミュニケーションの展開
最先端的な科学技術研究開発の進展に連動した科学コミュニケーション活動の全国的な展開を着実に推進するため、未来館の科学
コミュニケーション推進(ネットワーク化)のノウハウ・成果・人材等を、全国各地の科学館等に展開する。
科学コミュニケーター養成
先進的科学館連携推進事業
全国の学校
内外の研究者・技術者等
・スーパーサイエンスハイスクールや
・研究機関が行う成果発表や
サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト
イベント等の企画・実施。
との連携、理科教員研修。
理系大学院卒者
博士等
科学館、大学、
民間企業等の
SCの力を活用
できる場所
連携
来館者への説明・質疑応答
科学教室等のイベント
のコーディネート
展示物の企画・開発
最先端の科学技術の
動向の把握・分析
輩出
-輩出実績(H21)○研究機関:国立
天文台、京都大学
など
○科学館:ラ・ヴィ
レット(仏)など
地域拠点科学館※との連携を推進し、日本科学未
来館のノウハウや科学コミュニケーターを活用した
科学コミュニケーション活動の全国展開を図る。
科学コミュニケーション 地域拠点科学館
手法・ノウハウの提供
※
企業
科学コミュニケーター
大学
覚書
日本科学未来館を拠点
研究機関
先駆的展示手法開発
「ファイバー展」巡回
福井大学
信州大学
JSTイノベーションプラザ゙石川
北海道立オホーツク流氷科学センター
「68億人のサバイバル展」巡回
四川科技館(中国、成都市)
北九州イノベーションギャラリー
「‘おいしく食べる’の科学展」巡回
富士川楽座
はこだて未来大学
「きみのみらい・みらいのきみ」巡回
鳥の劇場
ぐんまこどもの国児童館
福井県立こども歴史文化会館
浜松科学館
「時間旅行展」巡回
香港科学館(中国)
千葉市科学館
地方自治体
小中高校
地方科学館
※主要地域において、他の科学館や機関との
科学コミュニケーション推進の連携の拠点と
なる科学館
[H22年度採択]
○静岡科学館
「静岡のひと・もの・ことに生命を吹き込む科学技術
文化の醸成事業」
○千葉市科学館
「科学するこころの伝達とはぐくみ -日常的な科学
フォーラムの創成に向けて-」
36
新しい取組につぃて
例1 千葉市科学館
千葉市科学都市戦略
市内企業
経済団体
産業界のネットワーク
千葉市経済部
小中学校
大学、研究会等
千葉市
科学館
教育界のネットワーク
市教育委員会
千葉市科学館は科学都市戦略のキーステーションと
して機能し、2つのネットワークの結節点となる。
37
連携事業の課題
大学
研究機関
学校
企業
集客力
不足!
研究成果を広めるノウハウ
教育現場への還元
独自技術を市民に理解してもらうノウハウ
新しい科学コミュニケーションの手段「フォーラム」の創生
(千葉市科学館を中心に)
スキルある「科学コミュニケーター」の参画により、
・子供から大人まで対応できるコミュニケーション手法の導入
・「科学するこころ」の伝達
・連携先同士をつなげた人的ネットワークの構築
成果
千葉県内大学、研究機関、総合教育センター、
地元企業間でのノウハウの共有、相互連携の創出
成果
日常的に科学に触れられる市民生活の創生
諸々の企画の実施
38
例2 静岡科学館 る・く・る
これまでの取り組み
・静岡科学館での活動
・静岡科学館-連携先の点の活動
新たな取り組みと目指す姿
・参画機関の拡大
・ネットワークの構築
・情報交換の場の創出
・科学コミュニケータの育成
・ステークホルダの巻き込み
・科学技術文化の醸成
39
1 ネットワークの構築
・ウェブサイトの構築
・個々の取組のDB化、ネットワーク化
・実践者同士の顔の見えるネットワーク作り
・新規連携先探索を支援
2 科学コミュニケータの育成と活動の展開
・多様な科学コミュニケータの育成(生徒、学生、元研究者・技術者)
・静岡科学館の学校・地域の科学コミュニケータ等連携をコーディネートし、
地域の活動の場を創出・提供、科学コミュニケータ育成の場とする
・適切な情報発信の場の構築
3 科学技術文化の醸成
・事業のモデル化
・東海地区への以外の地域への普及
・社会への積極的な参画
・「意思決定・自己表現のできる市民」の育成
・「まち」の活性化
科学技術が文化として醸成された状態
40
世界都市の科学館・科学系博物館
パリ(仏)
ワシントンD.C.(米)
ラ・ビレット
マリアン・コシュランド科学館
ニューヨーク(米)
発見の殿堂
ロンドン(英)
ニューヨーク科学館
キャンベラ(豪)
国立航空宇宙博物館
(スミソニアン協会)
ロンドン自然史博物館 国立科学技術センター クエスタコン
パリ工芸博物館
国立自然史博物館
サイエンス・ミュージアム
国立オーストラリア博物館
アメリカ自然史博物
館
パリ国立自然史博物館
リバティー・サイエンス・セン
ター
(スミソニアン協会)
全国科学館連携協議会(連携協)について
目的
地域における科学技術普及の拠点である科学館等の連携
促進を図り、 科学館事業の振興に寄与すること
事業内容
(1) 人材育成事業
(2) 科学館連携
(3) JSTとの連携
42
(1)人材育成
海外科学館等視察研修
・諸外国機関の取り組み等を視察調査
国内科学館職員研修
・加盟館の職員同士のコミュニケーションを促進し、科
学館ネットワークづくりを図る
・「実演・サイエンスショーの開発と表現手法」、「実験・
工作教室のプログラム開発」、「学校との連携活動」、
「運営上の工夫、取り組み」についてなど事例発表。
43
(2) 科学館連携
・展示物の巡回
全国科学館連携協議会では、加盟館や研究機関等と連携し、
様々な巡回展示物をご用意しています。
・イベントの共同実施
加盟館と連携・協力してイベントを企画・実施します。
・その他
展示物等の制作・貸与、書籍の配布、展示・保管品等の貸出、
無料物品譲渡の斡旋などをしています。
44