自主防災組織について

はじめに
阪神、淡路大震災
家屋の全半壊
45万6千 戸
死者
6400 人
自衛消防隊の活躍で延焼を食
い止めるとともに淡路島北淡
町では38人の方が亡くなられ
ましたがその日のうちに全町
民の安否が確認できました。
安心して暮らせる町づくりのために
自主防災組織について
高松市消防局
結成
1.
2.
3.
4.
自主防災組織がその機能を十分に発揮し長くそ
の活動を続ける根幹となる組織体制を整える。
生命と財産をお互いに協力し守る連帯感を持つ。
地域の人々が十分な討議をして地域の実情に
あったものにする。
組織づくりにおいて合理的な方法は既にある自
治会、町内会の活動の一分野と位置づける。
編成

自主防災組織が災害発生時の活動を迅速か
つ効果的に行うためには、組織内の役割を
明確にする必要があります。

組織の編成に当たっては次のことを留意して
ください
編成の留意点
1.
2.
3.
4.
5.
組織をまとめる会長、副会長(隊長、副隊長)
をおきその下に活動班を編成する。
昼間と夜間とで在宅者が異なる場合は昼夜
いずれの防災活動にも支障がないよう活動班員の
構成を考慮する。
地域の実情に応じ活動班に水防を置くことも必要です。
活動班員が特定の地域に片寄らないようにする。
活動班員の配置は、地域内の専門家や経験者を
考慮する。(消防経験者は消火班、アマチュア無線
資格者は情報班、医師、看護士救護班、など)
日常の活動
防災知識の普及(地域・家庭)
 避難方法の確認と周知
 地域内団体との協力活動
 防災資機材の整備・点検
 防災訓練の実施

防災組織の普及
訓練や防災施設見学参加者の呼びかけ。
2. 講演会座談会の開催や防災映画、ビデオ
の上映。
3. パンフレット、ミニコミ紙の発行。
4. 地域の防災史のとりまとめ。
5. 地域内危険個所、危険要因の調査と周知。
6. 防災マップづくり。
1.
家庭における防災対策の普及
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
住まいの安全度(地盤やブロック塀など)の
チェックと補強。
家具などの転倒防止とガラス飛散防止対策。
調理機器、暖房機器などの下記使用設備の安全
点検と出火防止。
石油類、スプレー、プロパンガス等可燃性物品の
安全点検。
初期消火や応急手当の方法。
非常持ち出し品の準備。
避難経路、避難所の確認。
地震が起きたときの役割分担など。
避難方法の確認と周知
避難の時期(うわさやデマでなく正しい情報で)
2. 一時集合場所、避難経路避難所
3. 非常持ち出し品の注意
4. その家の避難人や要介護者の状況を確認
*お年寄り・病人など援助が必要な時は複数の
人間で対応する)
1.
地域内団体との協力活動など

地域内の企業、病院との協力体制や老人
ホーム、社会福祉施設などに対する援助に
ついても平常時から留意して置いてください。
場合によっては応援や援助についての協定を
締結するとともに、合同訓練の実施も大事な
ことです。
防災資機材の整備・点検

自主防災組織に対して、高松市は防災資機
材を助成(支給)していますがこの防災資機
材は基本的なもので一回限りの助成です。
地域の特性や自主防災組織の規模に応じて
順次各組織で整備してください。
またいざというときすぐに使えるように定期的
な点検を行ってください。
防災訓練の実施








情報伝達訓練
消火訓練
救出救護訓練
避難誘導訓練
給食給水訓練
地域の特性に応じた訓練(水害訓練など)
個別訓練で体得した知識技術を併せた総合訓
練
訓練計画をたてる
災害時の活動
1.
2.
3.
4.
情報収集伝達
救出救護
消火活動
避難誘導
組織づくりの手順
1.
2.
3.
4.
5.
地域防災診断(予想される災害を全て上げる)
リーダーを選ぶ(リーダーに協力する)
規約つくり(目的に向かっての会則)
班編成(本部、総務、情報、消火、救出、他)
市(消防)への届出
自主防災組織に関するご相談は
防災や火災予防など
高松市総務部庶務課
お気軽にご相談ください
 高松市消防局予防課
 高松市北消防署(朝日分署)
 高松市南消防署(太田、仏生山、円座出張所)
 高松市東消防署(川添、山田出張所)
 高松市西消防署
(綾歌東部分署、国分寺出張所)
