XI 資料編Ⅱ【医療制度改革と医療環境】 - 宝塚市

II.医療制度改革と医療環境
1.医療制度
(1) 国の医療制度改革
国は、医療構造改革において、国民の生活の質(QOL)の確保・向上を図りつつ医療
の効率化を図ることを基本として、医療費の適正化を推進している。
この方針の下、平成18年6月には第五次医療法改正が行われ、以下の点を重点的に推
進することが定められた。
【第五次医療法のポイント】
・ 医療情報の提供による適切な医療の選択の支援
・ 医療機能の分化・連携の推進による切れ目のない医療の提供
・ 在宅医療の充実による患者の生活の質(QOL)の向上
(2) 地域医療の現状と国の対応
国民の生活の質(QOL)の確保・向上を図りつつ医療の効率化への取組が進められる
一方で、中小の公立病院を中心に、医師不足や診療科目の閉鎖、経営状態の悪化傾向が
見られるなど、地域医療の安定的な提供に不安が生じる状況も生じている。科目別では、
救急や産科、小児科でその傾向が強い。
これは、臨床医が自由に研修先病院を選択できる新臨床研修制度が導入されたことに
伴い、若手医師を中心に、設備や環境の整った病院への集中が進んだことや、専門医の
診療を求める外来患者が、地域の拠点となる病院に集中し、そこで働く勤務医に過度の
負担がかかるようになったことなどが原因とされる。
このような状況に対し、総務省は、平成19年12月に『公立病院改革ガイドライン』を
示し、各自治体に「経営効率化」、「再編・ネットワーク化」、「経営形態の見直し」
を柱とした公立病院経営の見直しを進めるよう要請している。
本年発足した民主党政権は、マニフェストにおいて「医療崩壊を食い止め、国民に質
の高い医療サービスを提供する」ことを掲げており、医療従事者の増員や、救急、産科、
小児科、外科の医療提供体制の再構築等を進めることを掲げている。また、政権発足後
は、勤務医の就業環境改善についても議論が進められている。
110
(3) 兵庫県保健医療計画
① 「兵庫県保健医療計画」とは
兵庫県では、平成18年6月の医療法改正を受け、平成20年4月に、それまでの保健医療
計画を見直し、4疾病(がん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病)5事業(救急医療、災
害医療、へき地医療、周産期医療、小児救急を含む小児医療)の医療連携体制の構築及
び在宅療養体制の充実、さらには医療機関の医療機能の明示に重点を置く内容に改めて
いる。
② 宝塚市周辺の主な医療施設
宝塚市が含まれる阪神北医療圏(伊丹市、宝塚市、川西市、三田市、猪名川町により
構成)において4疾病5事業を担う主な医療機関は以下の通り。
ア
4疾病
がん
分類
主な医療機関
緩和ケアチームを有する病 近畿中央病院、市立伊丹病院、市立川西病院、
院
第二協立病院、宝塚市立病院
専門的ながん診療の機能を 近畿中央病院★、市立伊丹病院、(三田市民病院)
有する病院※
※
★は、地域がん連携拠点病院。( )は、緩和ケアチームを有さない病院。
脳血管疾患(脳卒中)
脳卒中については、阪神北医療圏と丹波医療圏が一つの圏域となる。
分類
脳卒中(急性期)
主な医療機関
※
三田市民病院、ベリタス病院、宝塚市立病院、
岡本病院
脳卒中(回復期)
岡本病院、協立温泉病院、第二協立病院、
兵庫医科大学篠山病院、ベリタス病院、
※
急性期の全ての条件を満たす病院は三田市民病院のみ。
心疾患(急性心筋梗塞)
心疾患については、阪神北医療圏と丹波医療圏が一つの圏域となる。
分類
主な医療機関
急性心筋梗塞(急性期)※ 東宝塚さとう病院、宝塚市立病院、三田市民病院
急性心筋梗塞(回復期) 東宝塚さとう病院
※
急性期の全ての条件を満たす病院は、東宝塚さとう病院のみ。
111
糖尿病
分類
主な医療機関
糖尿病の専門治療の機能 近畿中央病院、市立伊丹病院、市立川西病院、
を有する病院
兵庫中央病院
糖尿病の急性憎悪時治療 協立病院、近畿中央病院、三田市民病院、
の機能を有する病院
市立伊丹病院、市立川西病院、宝塚市立病院、
宝塚第一病院、宝塚病院、東宝塚さとう病院、
平島病院
糖尿病の慢性合併症治療 宝塚市立病院、近畿中央病院
の機能を有する病院
イ
5事業
救急医療
救急医療機関は、対象とする症状の程度に応じて、次の3つに分類される。
① 初期救急医療機関 【休日夜間急患センター、在宅当番医制、休日歯科診療所】
・入院、手術等を必要としない比較的軽症な救急患者に対応する。
② 二次救急医療機関 【病院群輪番制】
・入院、手術等を必要とする重症救急患者に対応する。
③ 三次救急医療機関 【救命救急センター、三次的機能病院】
・脳卒中、心筋梗塞、頭部外傷などの重篤救急患者へ対応するため、高度の診療機能
を備え、24 時間受入れ可能な体制をとる。
宝塚市の救急医療圏域は以下のように設定されている。
区分
救急医療圏域区分
一次(市町)
市、郡、町単位
二次(圏域)
阪神南
三次(ブロック)
阪神
阪神北
主な医療施設は以下の通りである。
分類
初期救急医療機関
主な医療機関
宝塚市立休日応急診療所
(宝塚市以外の阪神北医療圏域:伊丹市休日応急診療
所、川西市休日応急診療所)
二次救急医療機関
宝塚病院、宝塚第一病院、こだま病院、宝塚市立病院
三次救急医療機関
神戸市立医療センター中央市民病院、兵庫県災害医療
センター、兵庫医科大学病院、神戸大学医学部附属病
院
112
災害医療
分類
災害拠点病院
主な医療機関
宝塚市立病院
周産期医療
分類
主な医療機関
地域周産期母子医療セン 県立塚口病院、兵庫医科大学病院
ター
総合周産期医療センター 県立こども病院
成育医療
県立塚口病院
小児救急医療を含む小児医療
医療機関の機能
主な医療機関
一次
初期救急医療機関
阪神北広域こども急病センター
二次
二次救急医療機関
市立伊丹病院、宝塚市立病院、市立川西病院
地 域 小 児 医 療 セ ン 県立塚口病院※
ター
三次
小児中核病院
県立こども病院、神戸大学医学部付属病院、
兵庫医科大学病院
三次救急医療機関
県立こども病院、神戸大学医学部付属病院、
兵庫医科大学病院、神戸市立医療センター中
央市民病院
※
県立塚口病院は今後機能充実を図り、小児中核病院の役割を果たす方向で検討・調整を
進める。
なお、阪神北医療圏はへき地医療の対象となっていないので、特に主要な役割を果た
す医療機関は設定されていない。
113
③ 阪神北医療圏の重点推進方策
兵庫県保健医療計画で設定された阪神北医療圏の重点推進方策は以下の通り。
ア
結核・感染症対策
項目
結核対策
方針
・依然として発生の多い結核患者については、確実な
治療により二次感染防止及び薬剤耐性結核患者の
発生防止を図るため、医療機関等関係機関と連携の
うえ、直接服薬確認(DOTS)を推進する。
新型インフルエンザ対策 ・阪神北インフルエンザ対策連絡会議の運営により円
の推進
滑な対応を図り、鳥インフルエンザ発生時からの初
期対応に努める。
・外来医療については、圏域内において新型インフル
エンザ対応外来協力医療機関6病院(SARS外来医療
機関)の協力を得て円滑に医療を提供する。
2類感染症(SARS等)・ ・現在、指定医療機関が存在しない。
新型インフルエンザ等感 ・阪神南圏域の第2種感染症指定医療機関(県立尼崎
病院:8床)の活用も視野に入れ、県担当課と協働
染症対策
して第2類感染症(結核を除く)患者の医療体制を
整備する。
後天性免疫不全症候群予 ・医療機関と連携を図り、円滑な診療体制を図る。
防対策(エイズ)
・エイズ予防の普及のため、エイズ相談・検査の充実
を図るとともに、学校等関係機関と連携して健康教
育等のエイズ対策を推進する。
院内(施設内)感染対策 ・医療法に基づく院内感染対策委員会等の実効ある活
動とともに、感染制御医師(ICD)や感染管理認定
看護師(ICN)等の感染制御専門家の活用を図る。
イ
小児救急医療
項目
一次小児救急医療体制
方針
・阪神北広域こども急病センターの円滑な運営を維持
するため医師等医療資源確保に引き続き取り組む。
二次小児救急医療体制
・病院群輪番制に民間病院の積極的な参画を促し、体
制を強化する。
・三田圏域においては、地理的・歴史的関係の深い神
戸圏域との連携を進める。
114
ウ
周産期医療
項目
方針
地域周産期母子医療セン ・成育医療を開始した地域周産期母子医療センターで
ター等との連携強化
ある県立塚口病院を含めた周産期医療施設、6協力
病院及び総合周産期母子医療センターにおける役
割と機能について、各機関が理解を深め連携を強化
する。
広域搬送調整拠点病院の ・今後、近畿2府7県で予定されている広域連携体制
システムとの連携強化
における広域搬送調整拠点病院※のシステムとの連
携強化を図る。
三田市域における周産期 ・地理的条件から神戸圏域の地域周産期母子医療セン
医療体制
※
ターとの広域連絡体制を進める。
広域搬送調整拠点病院:近畿2府7県において、府県外への妊婦の搬送が必要な場
合に、他府県への受入要請や受入可能医療機関の調整を行う拠点となる病院。要請を
受けた拠点病院は、受入可能医療機関の調整を行い、要請元の拠点病院に対して情報
提供を行う。
115
2.地域の主な医療機関
(1) 主な医療機関の一覧
病院アンケートを実施した宝塚市周辺の主な医療機関は以下の通り。
図表99
宝塚市周辺の主な医療機関(一覧)
所在地
宝塚市
病院名
病床数(床)
①
宝塚市立病院
480
②
医療法人それいゆ会こだま病院
110
③
医療法人回生会宝塚病院
131
④
医療法人尚和会宝塚第一病院
211
⑤
医療法人尚和会宝塚リハビリテーション病院
135
⑥
東宝塚さとう病院
166
⑦
公立学校共済組合近畿中央病院
453
⑧
市立伊丹病院
414
三田市
⑨
三田市民病院
300
川西市
⑩
市立川西病院
313
⑪
医療法人晋真会ベリタス病院
199
⑫
医療法人協和会協立病院
313
⑬
医療法人協和会第二協立病院
225
⑭
西宮市立中央病院
257
⑮
兵庫県立西宮病院
400
⑯
兵庫医科大学病院
1,044
⑰
県立尼崎病院
492
⑱
県立塚口病院
400
⑲
労働者健康福祉機構関西労災病院
642
⑳
済生会兵庫県病院
279
21
○
社会保険神戸中央病院
424
伊丹市
西宮市
尼崎市
神戸市北区
116
図表100
宝塚市周辺の主な医療機関(分布)
⑨
三田市
⑩
川西市
⑪
⑫
⑬
宝塚市
⑳
②⑤ ⑥
④①
③ 宝塚市立病院
神戸市北区
⑧ 伊丹市
西宮市
⑦
⑭
⑱
⑮
21
⑲
⑯
尼崎市
⑰
① 宝塚市立病院
⑧ 市立伊丹病院
⑮ 兵庫県立西宮病院
② 医療法人それいゆ会
⑨ 三田市民病院
⑯ 兵庫医科大学病院
③ 医療法人回生会宝塚病院
⑩ 市立川西病院
⑰ 県立尼崎病院
④ 医療法人尚和会
⑪ 医療法人晋真会
⑱ 県立塚口病院
宝塚第一病院
ベリタス病院
⑤ 医療法人尚和会
⑫ 医療法人協和会
こだま病院
宝塚リハビリテーション病
協立病院
⑲ 労働者健康福祉機構
関西労災病院
院
⑥ 東宝塚さとう病院
⑬ 医療法人協和会
⑳ 済生会兵庫県病院
第二協立病院
⑦ 公立学校共済組合
⑭ 西宮市立中央病院
近畿中央病院
117
21 社会保険神戸中央病院
○
(2) 医療機関ごとの特徴
①
経営体、主な指定・許可、病床数
宝塚市周辺の主な医療機関の概要は以下の通り。
図表101
経営体、主な指定・許可、病床数(阪神北)
医療圏
所在地
阪神北
宝塚市
病院名
宝塚リハビ 東宝塚
近畿中 市立伊 三田市 市立川 ベリタス 協立病 第二協
宝塚市 こだま病 宝塚病 宝塚第
リテーション さとう病
央病院 丹病院 民病院 西病院 病院
院
立病院
立病院 院
院
一病院
病院
院
経営体
市立
1.主な指定・許可
(1)救命救急センター
(2)地域医療支援病院
(3)地域がん診療連携支援病院
(4)災害拠点病院
(5)地域周産期母子医療センター
(6)小児救急医療拠点病院
(7)臨床研修指定病院
2.病床数(床)
(1)許可病床数
うち一般
うち亜急性
うち療養
うち結核
うち精神
うち感染症
(2)稼動病床数
伊丹市
医療法 医療法 医療法 医療法
人社団 人社団 人社団 人社団
学校共
済組合
個人
三田市 川西市
市立
市立
市立
○
○
○
○
○
○
480
480
18
○
110
55
8
55
131
131
-
131
389
211
211
10
211
135
166
114
135
52
135
166
453
453
414
414
9
-
354
阪神南
西宮市
病院名
済生会 社保神
兵庫医
西宮市
県立尼 県立塚 関西労
県立西
兵庫県 戸中央
科大学
立中央
崎病院 口病院 災病院
宮病院
病院
病院
病院
病院
市立
1.主な指定・許可
(1)救命救急センター
(2)地域医療支援病院
(3)地域がん診療連携支援病院
(4)災害拠点病院
(5)地域周産期母子医療センター
(6)小児救急医療拠点病院
(7)臨床研修指定病院
2.病床数(床)
(1)許可病床数
うち一般
うち亜急性
うち療養
うち結核
うち精神
うち感染症
(2)稼動病床数
※
神戸
神戸市北区
尼崎市
県立
学校法
人
県立
県立
独立行 社会福
社保連
政法人 祉法人
○
○
○
○
257
257
6
○
400
400
○
○
1044
985
500
492
8
○
○
○
○
○
400
400
642
642
279
279
424
424
300
642
279
-
59
193
400
910
8
500
2007年9月~11月現在。「-」はデータ不明。
(資料)宝塚市立病院のあり方検討のための病院アンケート調査 (2009年)
118
300
300
313
313
9
○
199
199
12
313
313
225
124
101
医療圏
所在地
経営体
医療法 医療法 医療法
人社団
人
人
274
283
183
313
-
宝塚市内では、宝塚市立病院のみが「災害拠点病院」と「臨床研修指定病院」の指定
を受けている。宝塚市以外の阪神北医療圏では、近畿中央病院のみが「地域医療支援病
院」の指定を受け、近畿中央病院、市立伊丹病院、三田市民病院が「臨床研修指定病院」
の指定を受けている。
病床数は、宝塚市内では、宝塚市立病院が480床と最も多く、次は宝塚第一病院の211
床である。阪神北医療圏では宝塚市立病院が最も多く、2番目は近畿中央病院453床、
市立伊丹病院414床と続く。療養病床については、宝塚リハビリテーション病院が135床
を持ち、最も多い。
119
②
職員数
宝塚市周辺の主な医療機関の職種別職員数は、以下の通り。
兵庫医科大学病院が医師数561人、稼働病床100人当たり医師数62人で、他の医療機関
に比べて多い。その他の医療機関では、県立尼崎病院で医師数165人、稼働病床100床当
たり医師数33人と多い。
図表102
職種別職員数(人)
医療圏
所在地
阪神北
宝塚市
病院名
宝塚リハ 東宝塚
西宮市
兵庫医
済生会
宝塚市 宝塚病 宝塚第
市立伊 三田市 市立川 ベリタス 協立病
県立西
県立尼 県立塚 関西労
ビリテーショ さとう病
立中央
科大学
兵庫県
立病院 院
一病院
丹病院 民病院 西病院 病院
院
宮病院
崎病院 口病院 災病院
ン病院 院
病院
病院
病院
医師
薬剤師
放射線技師
臨床検査技師
臨床工学技士
看護師
事務
医療事務補助員(メディカルクラーク)
※
81
24
16
21
4
325
24
4
阪神南
西宮市
伊丹市 三田市 川西市
13
4
5
5
4
68
25
1
17
12
7
9
0
114
40
3
4
2
59
3
42
9
9
9
9
123
39
16
79
18
14
21
3
335
23
55
16
14
18
3
256
24
64
14
9
16
184
23
28
11
10
12
1
156
61
27
19
12
13
10
197
31
7
45
14
10
16
155
29
神戸
神戸市
尼崎市
88
15
16
34
3
379
21
8
561
58
43
84
11
797
94
0
165
21
23
39
5
481
37
6
57
12
12
24
2
253
26
47
6
11
12
2
189
28
1
157
23
26
37
5
510
38
4
平成21年10月1日現在。
(資料)宝塚市立病院のあり方検討のための病院アンケート調査(2009年)
図表103 稼働病床 100 床当たり職種別職員数(人)
医療圏
所在地
阪神北
宝塚市
病院名
宝塚リハ 東宝塚
西宮市
兵庫医
済生会
宝塚市 宝塚病 宝塚第
市立伊 三田市 市立川 ベリタス 協立病
県立西
県立尼 県立塚 関西労
ビリテーショ さとう病
立中央
科大学
兵庫県
立病院 院
一病院
丹病院 民病院 西病院 病院
院
宮病院
崎病院 口病院 災病院
ン病院 院
病院
病院
病院
自治体立病院
病床数
稼働病床数
医師
薬剤師
放射線技師
臨床検査技師
臨床工学技士
看護師
事務
医療事務補助員(メディカルクラーク)
※
○
480
389
20.8
6.0
4.0
5.4
1.0
83.4
6.0
1.1
阪神南
西宮市
伊丹市 三田市 川西市
131
131
9.9
3.1
3.8
3.8
3.1
51.9
19.1
0.8
211
211
8.1
5.7
3.3
4.3
0.0
54.1
18.9
1.4
135
135
3.0
1.5
0.0
0.0
0.0
43.7
2.2
0.0
166
166
25.3
5.4
5.4
5.4
5.4
74.1
23.5
9.6
○
414
354
22.3
5.1
4.0
6.0
0.8
94.7
6.4
0.0
300
274
20.1
5.8
5.1
6.6
1.1
93.6
8.8
0.0
○
313
283
22.6
4.9
3.2
5.5
0.0
64.9
8.1
0.0
199
183
15.3
6.0
5.4
6.4
0.5
85.2
33.5
0.0
313
313
8.6
5.9
3.8
4.2
3.2
62.8
9.9
2.2
○
257
193
23.3
7.3
5.2
8.3
0.0
80.3
15.0
0.0
神戸
神戸市
尼崎市
400
400
22.0
3.8
4.0
8.5
0.8
94.8
5.3
2.0
1,044
910
61.6
6.4
4.7
9.3
1.2
87.6
10.3
0.0
○
500
500
33.0
4.2
4.6
7.8
1.0
96.1
7.4
1.3
○
400
300
19.0
4.1
4.0
7.9
0.7
84.4
8.8
0.0
642
642
24.5
3.6
4.0
5.7
0.8
79.5
5.9
0.6
稼働病床数:2007年9月~11月現在、職種別職員数:2009年10月1日現在、自治体病院の職種別職員
数平均:2008年度決算時点。
(資料)宝塚市立病院のあり方検討のための病院アンケート調査(2009年)、平成19年度自治体病院経営
指標(総務省)
120
279
279
16.7
2.2
3.9
4.2
0.7
67.8
10.0
0.4
図表104
80.0
稼働病床 100 床当たり医師数(人)
(人)
61.6
60.0
40.0
33.0
8.1
22.6
15.3
3.0
23.3
22.0
19.0
16.7
済生会兵庫県病院
関西労災病院
県立塚口病院
県立尼崎病院
兵庫医科大学病院
(資料)宝塚市立病院のあり方検討のための病院アンケート調査(2009年)
121
24.5
8.6
協立病院
ベリ タ ス病 院
市立川西病院
三田市民病院
市立伊丹病院
東 宝 塚 さ とう 病 院
宝 塚 リ ハビ リ テ ー
シ ョ ン病 院
宝塚第一病院
宝塚病院
宝塚市立病院
0.0
9.9
20.1
県立西宮病院
20.0
22.3
西宮市立中央病院
25.3
20.8
③ 診療科別医師数
宝塚市周辺の主な医療機関の診療科別医師数は、以下の通り。
図表105
所在地
病院名
内科
耳鼻咽喉科
呼吸器内科
呼吸器外科
消化器内科
泌尿器科
神経内科
循環器科
血液免疫
腎臓内科
糖尿病・内分泌科
眼科
皮膚科
産婦人科
乳腺外科
小児科
小児循環器科
小児外科
外科
整形外科
形成外科
リハ科
精神科
心療内科
脳神経外科
心臓血管外科
集中治療
救命
放射線科
麻酔科
ペインクリニック
病理
検査科
健診
研修医
歯科口腔
東洋医学科
その他
合計
※
阪神北
阪神南
伊丹 三田
川西市
市
市
ベ
市
三
市
リ
立
田
立
タ
川
市
伊
ス
西
民
丹
病
病
病
病
院
院
院
院
宝塚市
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塚
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病 ゙
院リ
宝
塚
第
一
病
院
宝
塚
病
院
宝
塚
市
立
病
院
6
4
3
3
4
4
2
4
4
ー
医療圏
診療科別医師数(人)
4
(4)
東
宝
塚
さ
と
う
病
院
8
5
4
2
15
4
8
4
6
2
3
4
8
西宮市
協
立
病
院
7
10
西
宮
市
立
中
央
病
院
14
1
尼崎市
県
立
西
宮
病
院
2
2
7
1
11
4
2
2
3
16
6
3
1
3
4
2
2
2
4
1
3
1
2
5
4
8
3
5
3
1
3
3
兵
庫
医
科
大
学
病
院
49
21
12
7
24
6
10
11
13
13
7
18
12
15
6
20
県
立
塚
口
病
院
県
立
尼
崎
病
院
3
5
9
3
11
5
8
15
4
6
4
7
3
1
4
3
2
7
3
2
神戸
神戸
市
済
関
生
西
会
労
兵
災
庫
病
県
院
病
院
33 11.1
4
1
5
1
1
2
2
8
1
12
4
3
8
1
1
4
3
7.1
16
17
3
2
6.8
4
3
6
6
5
5
1
4
3
5
9
5
1
7
5
2
7
6
3
4
5
4
9
3
4
3
1
12
4
1
1
1
2
2
6
1
5
3
4
6
3
6
4
1
4
1
1
2
5
6
1
1
2
11
3
6
3
1
2
1
1
1
1
2
3
2
3
1
1
2
1
13
42
22
11
5
16
12
5
2
1
2
9
10
5
12
16
21
6
7
3
7
109
21
2
4
3
3
6
7
1
0.1
2
13
2
6
11
2
1.6
2
1
3
1
0.8
25
8
15
3
3
2
2
157
46.5
4
81
13
17
4
42
78
55
64
28
27
45
88
平成21年10月1日現在。
(資料)宝塚市立病院のあり方検討のための病院アンケート調査(2009年)
122
18
561
165
57
④ 救急医療体制
宝塚市周辺の主な医療機関の救急医療体制は以下の通り。
調査対象病院のほとんどが救急告示を行い、救急搬送患者の受入れを表明している。
宝塚市内で最も多く救急搬送患者を受け入れているのは、宝塚市立病院2,055人で、次
いで宝塚第一病院2,048人が多い。阪神北医療圏では、市立伊丹病院が2,871人で最も多
い。調査対象医療機関では、兵庫県医科大学病院が2,982人で最も多い。
図表106
医療圏
阪神北
所在地
宝塚市
伊丹市
三田市
川西市
阪神南
西宮市
尼崎市
神戸
※
神戸市
救急告示と救急搬送受入状況(人)
病院名
宝塚市立病院
こだま病院
宝塚病院
宝塚第一病院
宝塚リハビリテーション病院
東宝塚さとう病院
近畿中央病院
市立伊丹病院
三田市民病院
市立川西病院
ベリタス病院
協立病院
第二協立病院
西宮市立中央病院
県立西宮病院
兵庫医科大学病院
県立尼崎病院
県立塚口病院
関西労災病院
済生会兵庫県病院
社会保険神戸中央病院
救急告示
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
年間救急搬送
受入患者数(人)
2,055
1,125
2,048
794
2,871
2,141
1,807
2,108
2,094
1,060
1,551
2,982
2,322
1,299
1,829
722
-
年間救急搬送受入患者数は2008年。
(資料)宝塚市立病院のあり方検討のための病院アンケート調査(2009年)
123