<証券分析(一次試験)>「集中講座」(48)株式<その2> <練習問題> 株式の<その2>です。 割引配当モデル、残余利益モデル等頻出の株価算出モデルの理解が重要です。 PER、PBR、ROE等の指標についても問題練習を通じて理解しましょう。 ①例題1でA社株式のPERはいくらになりますか。 A 10倍 B 16.7倍 C 17.5倍 D 20倍 例題1 A社の期首の1株当たり自己資本は100円。今後はROE10%、配当性向50% が当面続く見込みである。1期後の期首の1株当たり自己資本は105円の見込みで、 投資家の要求利子率が8%の時、2期後の期首1株当たり自己資本はいくらですか。 A 109.75円 B 110円 C 110.25円 D 110.5円 解答 C 2期後のBPS=1期後のBPS+1期後のEPS-1期後の1株配当 =105+105×10%-105×10%×50% =110.25 例題2 前問で、1期後期首時点の定率成長モデルによる株価はいくらになりますか。 A 175円 B 200円 C 262円 D 275円 解答 A サステイナブル成長率=ROE×(1-配当性向)=10%×(1-50%)=5% 1期後期首の株価=期末の1株配当金/(期待収益率-サステイナブル成長率) =5.25/(8%-5%)=175円 (解答) B PER=配当性向/(期待収益率-サステイナブル成長率) =50%/(8%-5%)=16.7倍 ②例題1でA社株式のPBRはいくらになりますか。 A 1.0倍 B 1.67倍 C 1.75倍 D 2.0倍 (解答) B 期首株価=予想配当/(期待収益率-サステイナブル成長率) =5/(8%-5%)=166.66円 PBR=株価/BPS =166.7/100=1.67 ③例題1で、初年度の1株当たり残余利益はいくらですか。 A 2円 B 5円 C 8円 D 10円 (解答) A 残余利益=純利益-期首自己資本×要求利子率 =10-100×8%=2円 ■本内容は作成日時点のもので、正確性・完全性を保障するものではなく、今後予告無く変更する可能性もあります。 ■本内容に関する権利は弊社にあり、事前の承認無く複製・転送等を行わないようお願いします。 ■本内容は日本証券アナリスト協会等の主催する資格試験の合格を保証するものでは無く、同協会と弊社は無関係です。
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