理事者会議開催通知 - 千葉県民間保育振興会

平成 27 年 4 月 7 日
理事者各位
千葉県民間保育振興会
会 長
髙橋 克文
理事者会議開催通知
下記の通り理事者会議を開催いたしますので、宜しくご参集の程お願い申し上げます。
記
日時
平成 27 年
4月
7 日(火)
午後 2 時 00 分
場所
きぼーる 11 階 千葉市社会福祉協議会
〒260-0013 千葉市中央区中央 4-5-1
議題
議事日程通り
~
午後 4 時 00 分
ボランティアセンター活動室 1
議事日程
1,会長挨拶
( 髙橋
2,議長就任
議長(
芝田
3,定足数確認
4,資料確認
5,議事録作成人紹介
田中
作成人(
塩原
(
(
篠田
哲寿
会長 )
副会長)
幸夫
)
枚(本用紙を含む)
枚(内差替資料
枚)
合計
枚
6,議事録署名人
7,前回議事録承認
三津子
(
(事務局長)事前配布資料
当日配布
克文
議
山田
)(
(
議
明子
)
長
裕宇記
)
)
長
)
議題の確認
8,新議題の採択
(
(
議
議
9,本日の議題
(審議事項)
① 平成 27 年度 研修案内要項について
② 平成 26 年度 収支決算書(案)・平成 27 年度収支予算書(案)
③ 平成 27 年度 総会講演テーマ及び依頼について
④ 会則変更について
⑤ 平成 27 年度 総会資料について
(
(
(
(
(
研 修
会 計
事務局
事務局
総 務
)
)
)
)
)
(
事務局
)
(協議事項)
① 平成 27 年度
全私保連表彰推薦における、調査報告(市町村)
10,各種報告
事務局
・ 会計報告(残高試算書、現金出納帳)
・ 平成 27 年度 総会案内について
長
長
)
)
( 会 計 )
( 事務局 )
研修委員会
・
広報委員会
・ 保育ステップジャンプ 41 号について
調査要望委員会
・
経営研究委員会
・
青年部会
・
その他
・関東ブロック大会報告書、記念講演(汐見先生)記録報告
11,次回開催日時場所確認
( 事務局長 )
日 時 平成 27 年 5 月 13 日(水) 午後 2 時 00 分 ~
場 所 きぼーる 11 階 千葉市社会福祉協議会 ボランティアセンター活動室 2
平成 26 年度
第 9 回理事者会議事録
千葉県民間保育振興会
日時
:
平成 27 年 3 月 10 日(火)14:00~17:00
場所
:
きぼーる 11 階
千葉県社会福祉協議会ボランティアセンター活動室 2
出席者(19 名)
高橋
克文(田喜野井旭保育園)
久居
麻紀子(音のゆりかご保育園)
鈴木
眞廣(和光保育園)
渡辺
恵之助(愛光保育園)
大森
康雄(今井保育園)
芝田
三津子(原木保育園)
丸山
純(第二勝田保育園)
高橋
弘道(明照保育園)
篠田
光代(八木北保育園)
飯田
秀正(若杉保育園)
後藤
敏宏(こでまり保育園)
田中
幸夫(新井保育園)
飯島
一幸(さくら保育園)
佐々木
桑原
京子(宮久保保育園)
塩原
明子(妙典保育園)
長島
博樹(光の子保育園)
平野
富昭(海神南保育園)
増川
智美(松戸ひばり保育園)
欠席者(
恒二(松戸ミドリ保育園)
5 名)
茂呂
剛(新木戸保育園)
平野
山田
裕宇記(小金西グレース保育園)
弘和(岩根保育園)
嶋本
篠田
哲寿(浦安駅前保育園)
賢修(白井保育園)
【会長挨拶】
2/25 に正副会長会議を行い、1 年間における研修や事業のありかたについて見直しの時期が
必要であり、事業内容、予算について検討を行いたい。当会に対し会費 1 万円出して良かった、
それ以上の価値があったと思えるように事業内容を見直したい。(仮)在り方委員会を設置し、
メンバーを募り、会長として諮問したい。(メンバーは会長に一任。)
私から報告事項があります。
1)全国私立保育園連盟に丸山先生・鈴木先生と共に出席している。25.26 年度保育士の処遇改
善 3%手当出た。公定価格に 3%アップしているか調査が入る。H24 年度から 3%アップしてい
るかという事です。3 年前から追うので、職員がいなかったら、在籍していたらと考えて調査に
なる。1%キャリアアップの制度が確立していないとダメ。園長・栄養士等別々に管理されてい
る事が条件である。職種毎に等級が分けてあるか?研修をいくつ受けると 1 号俸上げている
等の給与表を作っているか?1 号俸は 500 円ぐらいがやりやすいという話ありました。
2)全私保連塚本常務の情勢報告(33 ページ)に記入してあること。評議委員会を H28 年度か
ら設置しなければならない。社会福祉法人の理事会は、現在議決機関で 1/3 以下親族というル
ールあり。今度は、評議委員に現在の理事メンバーがそのままなれて議決機関であり、執行機
関になる。今の理事者の任期を考え、そのまま評議委員になってもらい、理事会に実際運営し
ている人(職員等)」がなる。今国会が終了したら決する可能性大である。猶予期間が 1、2 年
あるから心の準備をしましょう。
以上 2 つの大きな報告です。資料は電子メールに入っています。振興会の事務局第 9 回理事会
配布資料を参照してください。
【議長の任命】
本会会則により本会議議長に大森康雄副会長が任命され開会宣言がなされた。
【定足数の確認】
田中総務委員長より「理事者総数 24 名中 18 名の出席です。過半数の出席が確認された」との
報告がなされた。(1 名遅れて参加、19 名の参加となる)
【資料確認】
久居事務局長より、資料の確認がされた。(事前にメール配信)
【議事録作成】
妙典保育園
塩原
明子氏(総務委員)
【議事録署名人】
・議
長
大森
康雄
副会長
・署名人
渡辺
恵之助氏(愛光保育園)
増川
智美氏(松戸ひばり保育園)
【前回議事録承認】
前回議事録承認される。
【新議題の採択】
特になし
本日の議題
【審議事項】
なし
【協議事項】
①平成 27 年度
全私保連表彰ご推薦のお願いについて(事務局)
※保育功労賞----理事長または園長で 55 歳以上、その他の職員は 50 歳以上。
※保育特別功労賞----30 年以上保育園に勤務。
来年度
流山と郡部より 2 名。しかし、流山対象者いない。
H19 年
市川
H20 年
佐倉
H21 年
市川
H22 年
船橋(船橋旭保育園)
に依頼。
H24 年
船橋(白ゆり保育園、新木戸保育園)
H25 年
松戸(野菊保育園)
四街道(大日保育園)
H26 年
市川(つくし保育園理事長)
南房総市の先生
順番の市で案を出してもらっても、それ以上の勤続の方が他市にいるのでその人にあげたい。
・各市でリストを作って、次回の 4/7 の理事会で決定する。
・市町村は各 1 人にし、同じ市町村から 2 人はなしにする。
・3/20 までに、リスト(全私保連に入っている所のかた)をメールで事前に事務局へ送って下
さい。
②平成 28 年度全国私立保育園研究大会
分科会提案担当者並びに提案者について。(事務局)
第 8 分科会「子どもの命と健康を守るために」
6/26(金)までに提案者を決める。
研修委員会に検討をお願いする。
③平成 27 年度総会講演について(事務局)
平野常務理事に決定。どういう内容かは、事務局で再度相談して決定。
(情勢報告、又は、「テーマ」を決めて 90 分の講演)
④平成 27 年度総会来賓について(事務局)
別紙参照し、名簿確認、この 21 名で良い。
八千代市
茂呂先生
当選予定
呼ぶ
間違いがないように案内する事。
⑤平成 27 年度総会について
昨年度司会
大森先生
今年度司会
事務局は事務局提案もあるので、副会長
今年度閉会挨拶
大森先生にお願いする。
芝田先生
総会資料----各委員からまだのところは事業報告出して下さい。(できればデータで出して下
さい。
⑥会則改定の件
別紙参照
赤文字のところが変更したほうが良い点と事務局で案として考えました
・幼児連携型の認定こども園が現状では入れない⇒変更
・事務局が代わったら会則も変えなければいけない⇒住所
氏名
書く必要があるのか?
それぞれ読み込んで、2 条 5 条の言葉を 4 月理事会までに考えてきて下さい。
【各種報告事項】
○経営研究委員会
20 万円予算あり。
・養成校との懇談
・戻し入れを昨年している。赤字にならない計画を立てて実施する事。
・フェスタの記載なかったので、見えるように記載しました。
(本部会計の事業収入に入れよう。
事業支出しやすいので)
○事務局より
・第 2 週の火曜日に理事会の会場手配済み。しかし、県保協の研究大会と総会とかち合ってい
るので 5 月分変更します。
・理事会の 1 週間前には、議題を出したいので、事前に各委員会から連絡を下さい。
○研修委員会
・資料参照
⇒
戻し入れ 136 円、委員会で内容を深め、記載のやり方を検討。
・35 万円の予算を来年度 45 万にして欲しい。
・赤字運営にならないようにしたい。⇒全体の予算が出てから判断。
・主旨があって活動があり、その準備のために、何回委員会をいつ頃やるのか知りたい。
⇒主旨分わかりやすく訂正します。
・今年度から保育園の研修予定を早く知らせたい。と委員会を開いてきましたが、日程が決ま
っていません。4 月の理事会で承認してもらい、発送します。
・予定
●保育者の人間関係力を育てる講座
●保育実践研究会
9 回予定。
9 回予定。
●豆さんに学ぶ保育講座
2~3 回予定。
○広報委員会
・3/27 発送します。配布物あれば一緒に出します。
・今度、クロネコメール便がなくなるが郵便局と契約して安くあげられます。
○調査要望委員会
・平成 27 年度の新制度について、調査要望を行う。その為、5 万円計上します。
○保育者の集い
・2 月の定例会で報告済みです。
○青年部会
・決算予算が未提出。昨日今日と会議を行います。
・研修「新制度について」推進連盟との連携。
○その他
・関ブロ補助金は別紙参照。
・100 万円いただき、本部会計に 763,401 円戻し入れ。
・基金には 10 万円単位の繰入金にする。
①繰入金収入に予算額 100 万円入れる。
②基金繰入金支出がなくなる。本部会計に戻し入れと記載。
・事務局から会計報告
●関ブロに事務費として 10 万円先に渡した。後から 110 万円出して、86 万円返したこと
にする。10 万円は事務費返却の予定のものだった。
・情報開示の事務所に置いていい。
●公表しなさいと言う項目あり。
収支
現状報告
役員別毎の報酬など
ネットか HP に出します。
・標準 / 短時間になり、郡部は 6 割短時間になる。運営費が目減りします。
・経過措置として利用しない場合について、卒園までは大丈夫。その事を、市が知らない所も
あり、認識しておいて下さい。
・保育通信 3 月号の中に、関ブロの報告が載る予定が 4 月号に変更になる。
・汐見先生の原稿、HP に張り付けてあります。
・全体の広告
年2回
HP に張り付けてあります。
・全体の広告
年 2 回掲載。
●研修、総会資料に載せる。園数×300 円=31 万円貰える。
●全体のポスター貼って、写真を撮ると別に 1 万円貰える。
次回開催日時場所確認
日時:平成 27 年 4 月 7 日(火)
場所:きぼーる 11 階
午後 2 時より
千葉市社会福祉協議会
以上をもち本会議議長
大森
康雄氏
ボランティア活動室
の閉会宣言により終了となる。
本理事会の正確を期するため、以下署名捺印する。
議長
今井保育園
大森
康雄
印
渡辺
敬之助
印
増川
智美
印
議事録署名人
愛光保育園
松戸ひばり保育園
2
平成 27 年 4 月 7 日
・
理事各位
千葉県民間保育振興会
会長
髙橋
事務局長 久居
平成 27 年度
克文
麻紀子
理事者会議開催日のお知らせ
平成 27 年度千葉県民間保育振興会理事者会議を下記の通り予定しておりますので、お知らせ致します。
記
問合せ先:事務局長
久居
麻紀子
FAX:047-712-1057
E-MAIL: [email protected]
理事会開催日
第1回理事会
4月7日(火)14時~17時
第2回理事会
5月13日(水)14時~17時
第3回理事会
6月9日(火)14時~17時
第4回理事会
7月7日(火)14時~17時
第5回理事会
9月8日(火)14時~17時
第6回理事会
10月6日(火)14時~17時
第7回理事会
11月10日(火)14時~17時
第8回理事会
12月8日(火)14時~17時
第 9 回理事会
1月12日(火)14時~17時
議題予定
・H27総会
・
・H27総会 役割確認
・
・会費請求、H28総会日程、私保連推進連盟(入会)
・広報誌42号発行について ・フェスタ2015
・県
要望書
・フェスタ2015
・広報誌42号編集
・私保連保育推進運動
・私保連署名カンパ
・要望書提出
・私立大学協会 懇談会
・広報誌42号発送報告、43号
・私保連幹部セミナー報告
・フェスタ報告
・私保連シンポジウム
・養成校職員と園長の情報交換会
・広報誌43号
・集い
・
・
・養成校との懇談会 準備アンケート ・広報誌43号(原稿)
・H28総会 講演会
・H27年度事業報告(案)、H28年度事業計画(案)
第 10 回理事会
2月9日(火)14時~17時
・H27年度決算書(案)、H28年度予算書(案)
・集い報告 ・調査アンケート
第 11 回理事会
3月8日(火)14時~17時
・H28総会
・
平成27年4月8日
千葉県民間保育振興会
会長 髙橋 克文
記念講演講師派遣依頼
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
27年度よりスタートし「子ども子育て新制度」国の今後動向、28年度に社会福祉法人制
度が変わっていく動向に触れていただけましたらと思います。
上記の内容を踏まえた情勢報告を平成27年5月19日の記念講演研修会にて全国私立保
育園連盟常務理事
平野
弘和先生を講師としてお招きしご登壇をお願いいたしたく
ご配慮のほどお願い申し上げます。
また、総会終了後17時より開催されます懇親会にもご都合が許す限りご出席ください
ますようお願い申し上げます。
・日時
平成27年5月19日(火)
午後3時00から4時30分まで
会場には30分前まで到着くださいますようお願いいたします。
・謝礼
50000円+交通費(メールで結構ですので往復交通費をお知らせください。)
・開催内容
「情勢報告〜社会福祉法人制度改革について〜」
・開催場所
センシティタワー 東天紅
千葉市中央区新町1000番地
JR千葉駅徒歩1分
センシティタワー23階
(東天の間A)
電話043-238-5555
・主催組織事務局電話
047-712-1056
・主催組織事務局FAX
047-712-1057
[email protected]
事務局長
久居
麻紀子
千葉県民間保育振興会会則(案)
第1章 総 則
(名 称)
第1条 この会は、千葉県民間保育振興会という。
(事務所の所在地)
第2条 この会は、主たる事務所を千葉県内に置く。
(目
的)
第3条 この会は、千葉県内における認可保育園・幼保連携型認定こども園・保育所型認定こども園(以下
「認可保育園等」という)の相互の連絡を保ち円滑な運営及び保育事業の振興を計り、もって児童福祉の増
進に寄与することを目的とする。
(事
業)
第4条 この会は、前条の目的を達成するため、次の事業を行う。
児童の福祉向上に関する事業
社会福祉法人等の経営基盤の確立及び社会的地位の向上に関する事業
認可保育園等の職員の処遇改善、研修及び福利厚生に関する事業
施設、運営の援助に関する事業
認可保育園等の保育事業に関する調査及び研究に関する事業
関係公共団体、社会福祉団体及び各保育団体との連絡調整に関する事業
社会福祉団体に対する援助に関する事業
その他、前条の目的を達成するために必要な事業
第2章
会
員
(会
員)
第5条 この会の会員は、次の通りとする。
千葉県内に所在する認可保育園等をもって構成し、その代表者及び代表者より委嘱を受けた者によって
会員とする。
この会の目的に賛同する者で理事会の承認を得た者。
(入
会)
第6条 この会の会員になろうとする者は、入会申込書を会長に提出し、理事会の認を得なければならない。
(会
費)
第7条 会員は、総会において別に定める会費を納入しなければならない。
2 特別の費用を要するときは、役員会の議決を経て臨時会費を徴収することが
ある。
3 既に納められた会費は、いかなる事由があっても返還しない。
(退 会)
第8条 会員が退会しようとするときは、その事由を付して退会届を会長に提出しなければならない。
第3章
役
員
(役員の定数)
第9条 この会に次の役員を置く。
(1)会 長
1名
(2)副会長
5名
(3)事務局長
1名
(4)事務局次長 若干名
(5)理 事
20名以上25名以内(会長、副会長、事務局長及事務局次長を含む。
)
(6)監 事
2名
(役員の選任)
第10条 理事は、会員の中から総会において選任する。
2 会長及び副会長は、理事会で選任し総会で承認する。
3 監事は、会員の中から総会において選任する。但し、他の役員を兼ねることができない。
4 事務局長、事務局次長は会長が指名する。
(役員の職務)
第11条 会長は、この会の業務を統括し、この会を代表する。
副会長は、会長を補佐し会長に事故があるとき、又は会長が職務を遂行不可能な場合には、会長が予め
指名する副会長がその職務を代行する。
事務局長は、会長及び副会長を補佐し、会務をつかさどり事務を総括する。
事務局次長は、事務局長の命を受けて会務を分掌する他、本会の会計処理を行う。
理事は、会長及び副会長を補佐し、会務を執行する。
監事は、この会の業務執行の状況及び財産の状況を監査する。
(役員の任期)
第12条 役員の任期は、2年とする。ただし再任を妨げない。
2 補欠により選任された役員の任期は、前任者の残任期間とする。
3 役員は、任期満了後においても後任者が就任するまでは、なおその職務を行う。
(顧 問)
第13条 この会に名誉会長及び顧問を置くことができる。
2 名誉会長及び顧問は、理事会の推薦により総会の承認を得て会長が委嘱する。
3 名誉会長及び顧問は、会長の諮問に答申する。
第4章
会 議
(種 別)
第14条 会議は、総会、及び理事会とする。
2 総会は、これを通常総会及び臨時総会とする。
(議決事項)
第15条 総会は、この会則に定めるもののほか、次の事項を議決する。
事業計画及び収支予算に関すること。
事業報告及び収支決算に関すること。
その他この会の業務に関する重要事項で、理事会において必要と認めるもの
2 理事会は、この会則に定めるもののほか、前項の規定に付議すべき事項及び議決した事項の執行に
関すること、及びこの会の業務の執行に関すること。
(開 催)
第16条 総会は、毎年1回開催する。
2 臨時総会は、理事会が必要と認めたとき、又は会員の5分の1以上もしくは監事から会議の目的た
る事項を示して請求があったとき会長が招集する。
3 理事会は、原則毎月1回以上開催する。
(招 集)
第17条 会議は、会長が必要と認めたとき招集する。
3 総会の招集は、少なくとも5日以前にその会議に付すべき事項、日時及び場所を記載した書面を
もって通知する。
(議 長)
第18条 総会の議長は、その会議の都度、理事の互選により定める。
2 理事会の議長は、会長又は会長の指名した者がこれに当たる。
(定足数)
第19条 会議は、構成員の過半数以上の出席がなければ、会議を開くことが出来ない。ただし、該当議
事につき書面をもってあらかじめ意思を表明した者及び他の会員を代理人として表決を委任した者は、
出席者とみなされる。
(議 決)
第20条 議事は、この会則に定める場合のほか、構成員の過半数をもって決し、可否同数のときは、議
長の決するところによる。
(議事録)
第21条 会議においては、議事録を作成し、構成員の中からその会議において選任された議事録署名人
2名が議事録に署名押印してこれを保存しなければならない。
第5章
資産及び会計
(資産の構成)
第22条 本会の資産は、次のとおりとする。
(1) 会費及び臨時会費
(2) 寄付金品
(3) 事業に伴う収入
(4) 資産から生じる収入
(5) その他の収入
(資産の管理)
第23条 この会の資産は、会長が管理し、その方法は理事会において定める。
(経費の支弁)
第24条 この会の業務の執行に要する経費は、会費及びその他の収入をもって支弁する。
(事業計画及び予算並びに事業報告及び決算)
第25条 この会の事業計画及び収支予算は、会長が編成し、年度開始前に総会の議決を得て定める。
2 事業報告及び収支決算は、会長が作成し年度終了後2ヶ月以内に、その年度末における財産目
録及び貸借対照表とともに監事の監査を得て総会の承認を受けなければならない。
(会計年度)
第26条 この会の会計年度は、毎年4月1日に始まり、翌年3月31日に終わる。
第6章
委員会及び部会
(委員会及び部会)
第27条 この会の業務を効率的に遂行し、この会の目的を達成するために、委員会及び部会を置く。
2 前項の委員会及び部会に関する規定は別に定める。
3 各委員会及び部会は、会員、学織経験者等のなかから総会において指名する者をもって組織する。
第7章
補
則
(会則の変更)
第28条 この会則を変更しようとするときは、理事会の承認を得、総会において会員の現在数の3分の
2以上の同意を得なければならない。
(解
散)
第29条 この会の解散については、総会において会員の現在数の3分の2以上の議決を得なければなら
ない。
(書類及び帳簿の備え付け)
第30条 この会の事務所に、次の書類及び帳簿を備え付けるものとする。
(1) 会
則
(2) 会員名簿
(3) 役員の名簿
(4) 財産目録
(5) 収入支出に関する帳簿及び証拠書類
(6) 理事会及び総会の議事に関する書類
(7) その他必要な書類及び帳薄
(細
則)
第31条 この会の施行についての細則は、理事会において別に定める。
(付
則)
1 創立年月日は平成4年4月23日、この会則は、平成4年4月23日から施行する。
2 第26条の規定にかかわらず、平成4年度の会計年度は平成4年4月23日から始まり平成5年3月3
1日に終わるものとする。
3 この会則は、平成 9年 5月14日から施行する。
4 この会則は、平成13年 5月23日から施行する。
5 この会則は、平成14年 5月23日から施行する。
6 この会則は、平成22年 5月22日から施行する。
7 この会則は、平成27年 5月19日から施行する。
平成27年度
総
平成27年
会
資
料
4 月7日
最終確認用
5月19日(火)
期
日
平成27年
場
所
千葉センシティタワー
千葉県民間保育振興会
目
次
・平成27年度
千葉県民間保育振興会
総会開催次第・・・・・・・・2ページ
・平成26年度
事業報告(案)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3ページ
1、
事務局・総務委員会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4ページ
2、
広報委員会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6ページ
3、
研修委員会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7ページ
4、
調査要望委員会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9ページ
5、
経営研究委員会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10 ページ
6、
保育者の集い委員会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11 ページ
7、
青年部会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13 ページ
・平成26年度
収支決算書(案)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・14 ページ
・平成26年度
貸借対照表(案)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・15 ページ
・平成26年度 監事監査報告書・・・・・・・・・・・・・・・・・・16 ページ
・平成27年度
事業計画(案)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17 ページ
1、
事務局・総務委員会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18 ページ
2、
広報委員会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20 ページ
3、
研修委員会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21 ページ
4、
調査要望委員会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・24 ページ
5、
経営研究委員会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・25 ページ
6、
保育者の集い委員会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・26 ページ
7、
青年部会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・28 ページ
・平成27年度
収支予算書(案)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・29 ページ
・平成27年度
千葉県民間保育振興会役員(案)・・・・・・・・・・・30 ページ
・平成27年度
千葉県民間保育振興会青年部会委員(案)
・・・・・・・31 ページ
・平成27年度
千葉県民間保育振興会組織図(参考資料)
・・・・・・・32 ページ
- 1 -
平成27年度
千葉県民間保育振興会
開催次第
日時:平成27年 5月 19日
場所:千葉センシティタワー
13時30分
総会
~
15時00分
第Ⅰ部 総会
1.開会の言葉
2.会 長 挨 拶
3.来 賓 挨 拶
4.来 賓 紹 介
5.議 長 選 出
6.定足数の確認
7.議事録署名人の指名
議事
1号議案
2号議案
3号議案
4号議案
5号議案
6号議案
平成26年度 事業報告(案)について
平成26年度 収支決算(案)について
監査報告
平成27年度 事業計画(案)について
平成27年度 収支予算(案)について
会則変更(案)について
その他
8.閉会の言葉
第Ⅱ部
講演
テーマ
演題
講師
:
:
『情勢報告 ~社会福祉法人制度改革について~』
全国私立保育園連盟常務理事
平野
弘和 氏 (岩根保育園 園長)
- 2 -
平成26年度 千葉県民間保育振興会
事業報告(案)
今般、
「子ども・子育て支援新制度」の施行を目前とするなか、幼保連携型認定こども園の
創設などにより、より質の高い保育が提供できるよう求められている。
今年度、千葉県内、229園の民間保育園が加盟している本会では、乳幼児保育がより複
雑になるものと思われるなか“子どもの最善の利益”を守るためには、大人の都合や仕事に
のみ価値を置いた利便性や効率性が優先されるようなことがあってはならないと考える。さ
らに、我々には子育て力の低下などによって起こる様々な問題に対する対応、親や地域の子
育て不安解消の一翼を担う大きな役割があると考える。
また都市部における待機児童対策では、その解消のために定員増と定員枠の拡大や新設保
育園の整備などの対応をとる中で、保育園の急ピッチな整備・拡充に伴う保育士不足の問題
も深刻化している状況にある。一方、既に入所数が減少している地域もあり、経営は危機的
状況におかれるケースも見られる。また、その他にも保育を取り巻く問題は、山積している
現状があると考える。
そこで今年度は本会として、千葉県全域の民間保育園が抱える問題点や悩みなどを把握し、
解決を図った。
その手立てのひとつとして、研修の充実。平成27年4月より施行される子ども子育て支
援新制度においても、保育所における研究プログラム、研修会の在り方が重要となるなか、
役職や目的など様々なニーズに対応ができる研修内容を企画し、
『保育者の人間関係力を育て
る講座』
、
『保育実践研究会』
『保育が見えるおたよりづくり』をテーマとし研修会を実施した。
なお、今後は研修を受けて終わりにするのではなく、実践を踏まえた発表の場を設けるなど
研修サイクルを構築していく所存である。
次に、ホームページの開設を行い、理事会資料、議事録、研修会資料、全国私立保育園連
盟における全私保連ニュースⅡ、情勢報告資料等を積極的にインターネットにて公開。引き
続きリアルタイムに情報を発信することで会員園における情報・課題などの共有を図り、ま
た将来を見据えた魅力ある活動と的確な情報伝達を展開していきたい。
本会2回目の開催となった「千葉県私立保育園フェスタ2015」では、振興会会員園よ
り40園がエントリーのもと、関東圏の養成校から多くの学生が参加し、就職説明会を開催
した。求人募集における保育士不足の解消、また当会の魅力ある民間保育園をより多くの学
生へ周知できる場と考え、次年度以降も継続的に開催を考える。
また今年度は、
「全国私立保育園連盟 第43回関東ブロック保育研究大会」を主管し、1
1月27、28日に241名の大会参加者を迎え、盛況裡に大会を終了することが出来た。
会員園の皆様よりお力添えのもと大会実行委員会を発足し、平成 27 年度より「子ども子育て
支援新制度」が施行されるなか、今一度、保育の本幹を見つめ直し、
『未来を信じ、未来を育
てる~保育のよろこび~』を大会テーマに、映画『かすかな光へ』を通して、
「子どもの最善
の利益、教育、人が育つ本質」について241名の参加者と語り合うことが出来きた。
最後に、今年度の事業報告にあたり、会員園の皆様から多大な御支援と御協力を御礼申し上
げます。今後も地域と保育園を結ぶ懸け橋となり、本会の活動全てが時代を担う子ども達の
ために反映されるよう、事業を研鑽する所存である。
- 3 -
平成26年度
事業報告
■事務局・総務委員会
1.委員会構成
事務局長
委 員 長
会
計
委
員
委
員
委
員
2.活動内容
(1)総会の開催
5月19日
場所
久居 麻紀子
田中 幸夫
飯島 一幸
篠田 光代
塩原 明子
猪瀬 貴大
(松戸市 東松戸保育園)
(市川市 新井保育園)
(船橋市 さくら保育園)
(流山市 八木北保育園)
(市川市 妙典保育園)
(市川市 愛泉保育園)
千葉センシティータワー
会議室
(2)理事会の開催
4月 7日
6月 9日
7月 7日
9月 8日
10月 6日
11月10日
12月 8日
2月 9日
2月 9日
場所:きぼーる
場所:きぼーる
場所:きぼーる
場所:きぼーる
場所:きぼーる
場所:きぼーる
場所:きぼーる
場所:きぼーる
場所:きぼーる
出席者:
出席者:
出席者:
出席者:
出席者:
出席者:
出席者:
出席者:
出席者:
20名
16名
21名
18名
20名
17名
18名
13名
19名
(3)正副会長会議
2月25日
場所:
出席者:
9名
千葉市
3.委員会開催
(1)平成26年 6月 4日(火)
場所:新井保育園(市川市)
議題:理事会準備
14時00分
~
17時00分
(2)平成26年 6月27日(金)
場所:新井保育園(市川市)
議題:会費請求準備
13時30分
~
17時00分
(3)平成26年 7月 9日(水)
場所:新井保育園(市川市)
議題:理事会準備
14時00分
~
17時00分
(4)平成26年 9月 1日(月)
11時00分
場所:東松戸保育園(松戸市)
議題:理事会準備、全私保連署名活動作業
~
17時00分
- 4 -
(5)平成26年10月 7日(火)
場所:東松戸保育園(松戸市)
議題:理事会準備
13時30分
~
17時00分
(6)平成26年12月 2日(火)
場所:東松戸保育園(松戸市)
議題:理事会準備
13時30分
~
17時00分
(7)平成27年 2月23日(月)
場所:新井保育園(市川市)
議題:平成27年度総会準備
13時30分
~
17時00分
(8)平成27年 3月 5日(木)
13時00分
場所:東松戸保育園(松戸市)
議題:理事会準備、平成27年度総会準備
~
16時30分
(9)平成27年 3月12日(木)
16時00分
場所:東松戸保育園(松戸市)
議題:理事会準備、平成27年度総会準備
~
19時00分
(10)平成27年 3月17日(火)
場所:東松戸保育園(松戸市)
議題:平成27年度総会準備
15時30分
~
19時00分
(11)平成27年 3月23日(月)
場所:新井保育園(市川市)
議題:平成27年度総会準備
13時00分
~
17時00分
- 5 -
■広報委員会
1.委員会構成
担当副会長
委 員 長
委
員
委
員
委
員
委
員
芝田 三津子(市川市 原木保育園)
後藤 敏宏 (船橋市 こでまり保育園)
嶋本 賢修 (白井市 白井保育園)
三津田 優 (船橋市 かもめ保育園)
富澤 真史 (白井市 ひまわり保育園)
藤井 威郎 (千葉市 チューリップ保育園)
2.活動内容
(1)
「保育ステップジャンプ」第40号の発行
(2)
「保育ステップジャンプ」第41号の発行
(3)ホームページ開設及び運用の検討
3.委員会開催
(1)平成26年
6月 20日(金)
13時30分
場所:こでまり保育園(船橋市)
議題:「保育ステップジャンプ」編集について
ホームページについて
~
15時00分
(2)平成26年
8月 25日(月)
16時00分 ~
場所:こでまり保育園(船橋市)
議題:「保育ステップジャンプ」第40号編集について
17時30分
(3)平成27年
2月 26日(木)
14時30分 ~
場所:こでまり保育園(船橋市)
議題:「保育ステップジャンプ」第41号編集について
16時30分
- 6 -
■研修委員会
1.委員会構成
担当副会長
委 員 長
委
員
委
員
委
員
鈴木
飯田
長島
増川
伊藤
眞廣
秀正
博樹
智美
朋成
(富津市
(山武市
(佐倉市
(松戸市
(山武市
和光保育園)
若杉保育園)
光の子保育園)
松戸ひばり保育園)
蓮沼保育園)
2.活動内容
(1)保育が見えるおたよりづくり(2回連続研修会)
講師:玉川大学教育学部教授
大豆生田 啓友氏
時間:13時00分 ~ 16時30分
全参加者数:30名
第1回目
6月30日
場所:きぼーる
第2回目
10月20日
場所:きぼーる
参加者:30名
参加者:26名
(2)保育者の人間関係力を育てる講座(9回連続研修会)
講師:全国私立保育連盟育児カウンセラー養成講座
元講師兼特別委員
池田 祥太郎氏
時間:10時00分 ~ 16時30分
全参加者数:24名
第1回目
6月12日
第2回目
7月10日
第3回目
8月 7日
第4回目
9月 4日
第5回目
10月16日
第6回目
11月18日
第7回目
12月11日
第8回目
1月15日
第9回目
2月 5日
場所:きぼーる
場所:きぼーる
場所:きぼーる
場所:きぼーる
場所:きぼーる
場所:きぼーる
場所:きぼーる
場所:きぼーる
場所:きぼーる
参加者:23名
参加者:23名
参加者:23名
参加者:22名
参加者:21名
参加者:19名
参加者:21名
参加者:22名
参加者:22名
(3)保育実践研修会(9回連続研修会)
講師兼ファシリテーター:和光保育園園長 鈴木 眞廣氏
ファシリテーター:千葉明徳短期大学准教授 小久保 圭一郎氏
時間:14時00分 ~ 17時00分
全参加者数:17名
第1回目
6月12日
第2回目
7月10日
第3回目
8月 7日
第4回目
9月 4日
第5回目
10月16日
第6回目
11月18日
場所:きぼーる
場所:きぼーる
場所:きぼーる
場所:きぼーる
場所:きぼーる
場所:きぼーる
- 7 -
参加者:23名
参加者:23名
参加者:23名
参加者:22名
参加者:21名
参加者:19名
第7回目
第8回目
第9回目
12月11日
1月15日
2月 5日
場所:きぼーる
場所:きぼーる
場所:きぼーる
3.委員会開催
(1)平成26年
6月 10日(火)
13時00分
場所:京成ホテルミラマーレ(千葉市)
議題:研修事業の内容について
委員の仕事分担について
参加者:21名
参加者:22名
参加者:22名
~
16時00分
(2)平成26年
6月 12日(木)
場所:きぼーる(千葉市)
議題:研修事業の内容について
委員の仕事分担について
17時00分
~
18時00分
(3)平成26年 10月 16日(木)
場所:きぼーる(千葉市)
議題:研修事業の内容について
委員の仕事分担について
17時00分
~
18時00分
(4)平成27年
2月 24日(火)
10時00分
場所:若杉保育園(山武市)
議題:各研修レポート
保育ステップジャンプ掲載原稿取りしめ作業
~
15時00分
(5)平成27年
3月
2日(月)
14時00分 ~ 16時00分
場所:京成ホテルミラマーレ(千葉市)
議題:平成26年度 事業報告(案)
、決算(案)について
平成27年度 事業計画(案)
、予算(案)について
研修内容について
その他
- 8 -
■調査要望委員会
1.委員会構成
担当副会長
委 員 長
委
員
委
員
委
員
委
員
渡辺 恵之助 (一宮町 愛光保育園)
佐々木 恒司 (松戸市 松戸ミドリ保育園)
鈴木 眞廣
(富津市 和光保育園)
桑原 京子
(市川市 宮久保保育園)
荒木 實
(市川市 ありのみ保育園)
寺田 聡
(松戸市 グローバリーキッズ)
2.活動内容
(1)県への要望書の作成と提出
(2)アンケート調査(但し、平成26年度は実施を見合せた)
3.委員会開催
(1)平成26年 7月
7日(月)
15時30分
場所:きぼーる 13階 講師控室 (千葉市)
議題:県への要望書の内容検討
(2)平成26年 7月 30日(水)
13時00分
場所:きぼーる 11階 共同利用室(千葉市)
議題:要望書内容の検討・確認
- 9 -
~
17時00分
~
15時00分
■経営研究委員会
1.委員会構成
担当副会長
委 員 長
委
員
委
員
大森
丸山
平野
山田
康雄
純
富昭
裕宇記
(千葉市
(八千代市
(船橋市
(松戸市
今井保育園)
第二勝田保育園)
海神南保育園)
小金西グレース保育園)
2.活動内容
(1)千葉県民間保育園フェスタ企画運営
(2)千葉県私立大学短期大学協会との懇談会開催に向けたアンケート調査
3.委員会開催
(1)平成26年 6月 16日
場所:第二勝田保育園(八千代市)
議題:フェスタ企画
(2)平成26年 7月 28日
場所:海神南保育園(船橋市)
議題:フェスタ企画
(3)平成26年 8月 27日
場所:第二勝田保育園(八千代市)
議題:フェスタ企画
(4)平成26年 9月 16日
場所:海神南保育園(船橋市)
議題:フェスタ反省
(5)平成27年 2月
5日
場所:第二勝田保育園(八千代市)
議題:懇談会企画
- 10 -
■保育者の集い委員会
1.委員会構成 担 当 副 会 長
青 年 部 会 長
青年部担当副部会長
青 年 部 委 員 長
青 年 部 委 員
青 年 部 委 員
青 年 部 委 員
青 年 部 委 員
青 年 部 委 員
青 年 部 委 員
出
向
委
員
2.活動内容
(1)平成27年
1月
茂呂
髙橋
後藤
小島
富澤
桑原
藤井
行木
渡辺
山田
倉田
佐藤
田中
宮内
保科
鈴木
室井
大湊
川端
24日(土)
3.委員会開催
(1)平成26年
6月 17日(火)
場所:西船橋出張所(船橋市)
議題:第1回保育者の集い委員会
剛
(八千代市
弘道 (香取市
敏宏 (船橋市
基江 (市川市
真史 (白井市
遼
(市川市
威郎 (千葉市
真和 (千葉市
信哉 (長生郡
裕宇記(松戸市
友美 (市川市
景子 (流山市
彩子 (船橋市
彩乃 (船橋市
朋香 (八千代市
秀弘 (富津市
麻由美(松戸市
菜穂 (市川市
充
(松戸市
新木戸保育園)
明照保育園)
こでまり保育園)
つくし保育園)
ひまわり保育園)
宮久保保育園)
チューリップ保育園)
わかくさ保育園)
愛光保育園)
小金西グレース保育園)
国府台保育園)
森の葉保育園)
たかね台ベビーホーム)
南船橋保育園)
第二勝田保育園)
和光保育園)
保育園きぼうのたから)
かいづか保育園)
東松戸保育園)
第19回保育者の集い
開催
15時00分
~
17時00分
(2)平成26年
7月 22日(火)
場所:西船橋出張所(船橋市)
議題:第2回保育者の集い委員会
14時00分
~
17時00分
(3)平成26年
9月 19日(金)
場所:西船橋出張所(船橋市)
議題:第3回保育者の集い委員会
15時00分
~
17時00分
(4)平成26年 10月 30日(火)
場所:西船橋出張所(船橋市)
議題:第4回保育者の集い委員会
14時00分
~
17時00分
(5)平成26年 11月 18日(火)
場所:こでまり保育園(船橋市)
議題:保育者の集い要項発送
13時30分
~
15時30分
- 11 -
(6)平成26年 12月
8日(月)
場所:京葉銀行文化プラザ(千葉市)
議題:第5回保育者の集い委員会
15時00分
~
17時00分
(7)平成27年
1月
9日(金)
14時00分
場所:チューリップ保育園(千葉市)
議題:保育者の集い参加券発送
~
17時00分
(8)平成27年
1月 16日(金)
場所:西船橋出張所(船橋市)
議題:第6回保育者の集い委員会
14時00分
~
17時00分
(9)平成27年
2月
3日(火)
場所:西船橋出張所(船橋市)
議題:保育者の集い反省会
14時00分
~
17時00分
- 12 -
■青年部会
1.部会構成
※31ページ参照
2.活動内容
(1)保育者の集いの企画・運営
(2)対内研修・対外研修の企画実施
(3)広報誌・インターネットを活用した広報活動の実施
(4)会員拡大を目的とした事業の実施
3.活動報告
(1)平成26年5月16日(金)
13時45分 ~ 17時00分
場所:西船橋出張所 2F(船橋市)
内容:今期の青年部会活動とその方向性をテーマにディスカッション
講師:髙橋 弘道氏(明照保育園 園長)
(2)平成26年9月11日(木) ~ 12日(金)
場所:ANA クラウンプラザホテルグランコード名古屋(名古屋市)
内容:全国私立保育園連盟青年会議 名古屋大会
(3)平成26年10月2日(木)
14時30分
場所:5PIATTO(八千代市)
内容:未来ある子ども達に伝えたいこと
講師:高橋 和弘氏(みんなの学校 元校長
~
17時00分
ミュージシャン)
(4)平成26年12月15日(月) 15時00分 ~ 17時00分
場所:きぼーる 13F(千葉市)
内容:認定こども園移行に立ちはだかる壁を乗り越えて
講師:川副 孝夫氏(風の谷保育園 園長)
(5)平成27年
1月24日(土)
10時00分
場所:京葉銀行文化プラザ(千葉市)
内容:保育者の集い
※別紙参照
- 13 -
~
15時30分
平成26年度 振興会 収支決算書(案)
科 目
予 算 額
決 算 額
(単位 : 円)
摘 要
増 減
(収 入 の 部)
1
会
2
基
3
事
費
金
・
収
寄
付
入
2,190,000
△ 100,000
0
0
0
2,490,000
2,447,900
42,100
01 総会参加費
220,000
215,000
5,000
02 プロジェクト参加費
600,000
520,000
80,000
03 研修会参加費
530,000
672,000
△ 142,000
04 保育者の集い参加費
140,000
140,000
0
1,000,000
900,900
25,000
25,000
業
金 収 入
2,290,000
収
入
05 全私保連地方組織強化費
4
全 私 保 連 関 ブロ ッ ク 研 修 費 補 助 金
5
基
6
積
立
7
戻
し
8
雑
9
前
金
繰
金
入
取
入
崩
れ
収
収
収
期
繰
入
99,100
0
金
0
0
0
入
1,000,000
1,000,000
0
入
0
786,975
△ 786,975
関ブロ・各委員会
入
100,000
648,166
△ 548,166
ゼンポ広告・利息・祝い金
金
収 益 計
科 目
515,622
515,622
0
6,320,622
7,713,663
△ 1,393,041
予 算 額
決 算 額
増 減
摘 要
(支 出 の 部)
1
事
業
支
出
3,220,000
3,086,163
133,837
01 総会費
600,000
504,609
95,391
02 プロジェクト推進費
600,000
538,369
61,631
980,000
1,021,864
△ 41,864
1,040,000
1,021,321
18,679
1,970,000
1,389,630
580,370
50,000
25,970
24,030
02 各委員会運営費
410,000
324,027
85,973
03 通信費
300,000
69,303
230,697
04 印刷費
350,000
359,130
△ 9,130
30,000
0
30,000
06 交通費
360,000
324,000
36,000
07 派遣助成費
200,000
97,000
103,000
70,000
70,000
0
200,000
120,200
79,800
1,000,000
2,000,000
△ 1,000,000
03 研修会開催費
04 保育者の集い開催費
2
事
務
費
支
出
01 理事会費
05 消耗品費
08 負担金
09 雑費
3
繰
入
金
支
出
0
1,000,000
△ 1,000,000
1,000,000
1,000,000
0
費
130,622
0
130,622
金
0
1,237,870
△ 1,237,870
費 用 計
6,320,622
7,713,663
△ 1,393,041
収 支 差 額
0
0
01 積立金操出金
02 大会操出金
4
予
5
次
備
年
度
繰
越
- 14 -
平成26年度 振興会 貸借対照表(案)
平成27年3月31日
科 目
借 方
科 目
貸 方
1,237,870 1流動負債
1流動資産
16,454
01現 金
02預 金
0
01未 払 金
0
1,221,416 02預 り 金
0
03有価証券
0 2基 金
2,500,000
04未 収 金
0 01基 金
2,500,000
2,500,000 2積 立 金
2,001,100
2,500,000
2,001,100
2固定資産
01固定資産
3積立預金
01活動費積立預金
2,001,100 3繰 越 金
01活動費積立預金
2,001,100
合 計
1,237,870
01当期末繰越金
5,738,970
1,237,870
合計
5,738,970
小口現金・預金明細書
預 金 先
平成27年3月31日
金 額
小口現金
備 考
16,454
1,221,416
千葉銀行 (普通)
1,237,870
合 計
固定資産明細書
預 金 先
平成27年3月31日
金 額
備 考
千葉銀行 (定期)
2,500,000 基金
千葉銀行 (定期)
2,001,100
合 計
4,501,100
未収金明細書
預 金 先
平成27年3月31日
金 額
合 計
備 考
0
未払金明細書
預 金 先
合 計
平成27年3月31日
金 額
備 考
0
- 15 -
平成26年度
千葉県民間保育振興会
監
事
監
査
報
告
書
諸帳簿検査の結果、事務処理が正確であること及び
適正な運営が図られたことを報告します。
以上
平成27年
月
日
監事
印
監事
印
- 16 -
平成27年度 千葉県民間保育振興会事業計画(案)
四月からの「子ども・子育て支援新制度」が順調にスタート出来るように、多くの自治体
において「こども・子育て会議」が重ねられ、配慮がされてきた。しかし、制度設計当初より
保育士の処遇向上や確保を含めた運営費に充てる財源不足が懸念されていたとおり、不安を
抱えた新年度の幕開けであった。その中でも我々は、保育環境がより充実し、子ども達へ質
の高い保育が提供できるよう県内の会員園へ情報発信していかなければならない。
又、今年度の千葉県民間保育振興会は、平成28年度から施行される社会福祉法改正によ
り、「公益性・非営利性の徹底」「国民に対する説明責任」「地域社会への貢献」という3つの視
点にどう向き合っていくかを含め、振興会の情報提供が会員一園一園の法人運営に影響を与
える一年になることを、理事会構成員一人ひとりが自覚し運営にあたる。
さて、千葉県内に目を向けると、都市部における待機児童解消に向け、様々なニーズに合
わせた施設整備が進んでいる。その一方、少子化の煽りを受け都市部以外の地域では、定員
割れが進んでいる地域も少なくない。この県内における地域格差を振興会としても深刻な問
題と受け止め、調査要望委員会が中心となり、関係機関への働きかけや千葉県への予算要望
を引き続き行っていく。
次に、全国的にも懸念されている保育士不足の問題も深刻となっている状況にある。この
事は振興会でも重く受け止め、経営研究委員会が中心に「就職フェスタ」の企画開催は勿論
のこと、県内私立大学や専門学校など養成校との連携を深くし、学生が実習以外でも魅力的
な保育体験ができるように養成校との懇談の場で検討していく。合わせて、潜在保育士の就
業促進などに向けた「保育者人材バンク」の拡充を、関係機関に引き続き要望していく。
そして、質の高い保育を支える保育士を育成していく上で研修の充実が求められる。 様々
なニーズに対応ができる研修内容を企画・実施し、職員への人間関係づくり・カウンセリン
グなどのコミュニケーション能力の育成や、昨年度も大変好評であった「保育が見えるおた
よりづくり」を今年度も進め、キャリアパスの研修制度に活かせる研修計画も検討していく。
更には、次代の千葉県の保育界を担う若い後継者が忌憚なく情報交換し、各々の意見交換
の中から価値感を見出せるように、青年部会の魅力を広め若手後継者の育成を積極的に行う。
終わりに、新制度の全容が見えた今年だからこそ、これからの振興会のあるべき姿を模索
するためにも、新たに「あり方検討委員会」を発足し、組織改革と共に、現在までの継続性を
検証する一年とする。
これからも振興会は、地域と各会員園を結ぶ懸け橋となり、本会の活動全てが次代を担う
子ども達のために反映されるものでありたい。
- 17 -
平成27年度
事業計画
■事務局・総務委員会
1.委員会構成
事務局
委 員
会
委
委
委
2.活動内容
(1)総会の開催
5月19日
長
長
計
員
員
員
場所
久居
田中
飯島
篠田
塩原
猪瀬
麻紀子
幸夫
一幸
光代
明子
貴大
(松戸市
(市川市
(船橋市
(流山市
(市川市
(市川市
千葉センシティータワー
音のゆりかご保育園)
新井保育園)
さくら保育園)
八木北保育園)
妙典保育園)
愛泉保育園)
会議室
(2)理事会の開催
4月 7日
5月13日
6月 9日
7月 7日
9月 8日
10月 6日
11月10日
12月 8日
1月12日
2月 9日
2月 9日
場所:きぼーる
場所:きぼーる
場所:きぼーる
場所:きぼーる
場所:きぼーる
場所:きぼーる
場所:きぼーる
場所:きぼーる
場所:きぼーる
場所:きぼーる
場所:きぼーる
出席者:
出席者:
出席者:
出席者:
出席者:
出席者:
出席者:
出席者:
出席者:
出席者:
出席者:
未定
未定
未定
未定
未定
未定
未定
未定
未定
未定
未定
(3)正副会長会議
8月
12月
場所:
場所:
出席者:
出席者:
未定
未定
未定
未定
3.委員会開催
(1)平成27年 4月24日(金)
場所:新井保育園(市川市)
議題:総会準備
14時00分
~
17時00分
(2)平成27年 6月 2日(火)
場所:新井保育園(市川市)
議題:理事会準備
14時00分
~
17時00分
(3)平成27年 6月26日(金)
場所:新井保育園(市川市)
議題:会費請求準備
13時30分
~
17時00分
- 18 -
(4)平成27年 7月 7日(火)
場所:新井保育園(市川市)
議題:理事会準備
14時00分
~
17時00分
(5)平成27年 9月 2日(水)
11時00分
場所:音のゆりかご保育園(松戸市)
議題:理事会準備、全私保連署名活動作業
~
17時00分
(6)平成27年 9月29日(火)
13時30分
場所:音のゆりかご保育園(松戸市)
議題:理事会準備
~
17時00分
(7)平成27年11月 4日(水)
13時30分
場所:音のゆりかご保育園(松戸市)
議題:理事会準備
~
17時00分
(8)平成27年12月 1日(火)
場所:新井保育園(市川市)
議題:平成28年度総会準備
13時30分
~
17時00分
(9)平成28年 1月 6日(火)
13時00分
場所:さくら保育園(船橋市)
議題:理事会準備、平成28年度総会準備
~
17時00分
(10)平成28年 2月 2日(火)
13時00分
場所:さくら保育園(船橋市)
議題:理事会準備、平成28年度総会準備
~
17時00分
(11)平成28年 3月 1日(火)
13時00分
場所:新井保育園(市川市)
議題:理事会準備、平成28年度総会準備
~
17時00分
(12)平成28年 3月18日(金)
場所:新井保育園(市川市)
議題:平成28年度総会準備
~
17時00分
13時00分
- 19 -
■広報委員会
1.委員会構成
担当副会長
委 員 長
委
員
委
員
委
員
委
員
芝田 三津子(市川市 原木保育園)
後藤 敏宏 (船橋市 こでまり保育園)
嶋本 賢修 (白井市 白井保育園)
三津田 優 (船橋市 かもめ保育園)
富澤 真史 (白井市 ひまわり保育園)
藤井 威郎 (千葉市 チューリップ保育園)
2.活動内容
(1)
「保育ステップジャンプ」第42号・第43号の発行
(2)迅速な情報発信の検討
(3)積極的な会員園拡大への取り組み
3.委員会開催
(1)平成27年
6月
場所:未定
議題:「保育ステップジャンプ」第42号編集について
ホームページについて
その他
(2)平成27年
8月
場所:未定
議題:「保育ステップジャンプ」第42号・第43号編集について
ホームページについて
その他
(3)平成28年
2月
場所:未定
議題:「保育ステップジャンプ」第43号編集について
その他
- 20 -
■研修委員会
1.委員会構成
担当副会長
委 員 長
委
員
委
員
委
員
鈴木
飯田
長島
増川
伊藤
眞廣
秀正
博樹
智美
朋成
(富津市
(山武市
(佐倉市
(松戸市
(山武市
和光保育園)
若杉保育園)
光の子保育園)
松戸ひばり保育園)
蓮沼保育園)
2.活動内容
研修趣旨:以下の2本柱の要素を踏まえて行っていきます。
1、園経営と保育哲学のエッセンス 都市の課題 郡部の課題
2、保育内容 保育の「新」と「真」と「芯」を考える
1、園経営と保育哲学のエッセンス 都市の課題 郡部の課題
保育園の経営とは、企業の労働力をバックアップする役割を担って終わるのではなく、
「保育」という言わずもがな「人間が人間として育つことを支える」ことを理念目的
としています。それは子どもの育ちを支えるだけで終われず、子と親が、豊かな関わ
り合いを通して育つことにも関わることと、親子の育ちの場を演出するし、そこに寄
り添う事で保育者も保育園もまた育てられるということであり、そういう育ちあいの
関係づくりの中に地域も取り込まれることで、地域も人間の育ちに付き合えるように
変わる=育つのです。
(本来は健全な地域が有って、その健全さに支えられた子育て/
人間育ちがあったのですが、今はそういう健全さがやせてしまいました。そういう時
代だからこそ、保育園から「健全さ」の発信をして、親も世間も感染させていく発想
が必要になって来ています)。
このように、子育てや保育に多様な関わり合いを豊かに紡ぎ出して、その中から、子
どもだけでなく大人も育つという関係を創りだしていくことが必要であり、それら全
てを視野に置いた経営哲学・保育哲学を学ぶ必要が出てきています。もちろんそこで
は、
「人間が育つ事を支える経営の出来る人」としての質が問われてくるように思いま
す。研修委員会で、これまで保育カウンセリング研修、人間関係向上講座を継続的に
実施してきたのは、このような経営哲学から保育者の人材育成に寄与するために他な
りませんが、さらに「人間を育てる経営とは何か」を会員園の参加を重層的に広げて、
研修と議論で深めていきたいと思います。
2、保育内容 保育の「新」と「真」と「芯」を考える
他の団体でも行われるさまざまな研修ですが、千葉県民間保育振興会では、
「ほかの団
体で行われていない実践との対話型研修会」
「実践との対話の積み重ねた研修」として、
連続講座に価値をおいて研修を企画してきました。
平成27年度は、下記のこれまでの連続講座に加えて、新たに大豆生田啓友氏にご無
理をお願いして、「保育の基礎学」を連続講座として企画しました。
これまで、参加の機会が作れなかった園からも、これからの保育を学びあう充実した
研修ですので、ぜひともご参加下さい。
- 21 -
研修会
(1)豆さんから改めて学ぶ「保育の基礎学講座」
(3回連続研修会)
講師:玉川大学教育学部教授
大豆生田 啓友氏
時間:14時00分 ~ 17時30分
定員:40名
第1回目
7月16日
場所:きぼーる
参加者: 未定
第2回目
9月 8日
場所:きぼーる
参加者: 未定
第3回目
11月 9日
場所:きぼーる
参加者: 未定
(2)保育者の人間関係力を育てる講座(9回連続研修会)
講師:全国私立保育連盟育児カウンセラー養成講座
元講師兼特別委員
池田 祥太郎氏
時間:10時00分 ~ 16時30分
定員:30名
第1回目
6月11日
場所:きぼーる
参加者:
第2回目
7月23日
場所:きぼーる
参加者:
第3回目
8月20日
場所:きぼーる
参加者:
第4回目
9月10日
場所:きぼーる
参加者:
第5回目
10月22日
場所:きぼーる
参加者:
第6回目
11月19日
場所:きぼーる
参加者:
第7回目
12月17日
場所:きぼーる
参加者:
第8回目
1月21日
場所:きぼーる
参加者:
第9回目
2月18日
場所:きぼーる
参加者:
未定
未定
未定
未定
未定
未定
未定
未定
未定
(3)保育実践研修会(9回連続研修会)
講師兼ファシリテーター:和光保育園園長 鈴木 眞廣氏
ファシリテーター:千葉明徳短期大学准教授 片川 智子氏
時間:14時00分 ~ 17時00分
定員:20名
第1回目
6月25日
場所:きぼーる
参加者:
第2回目
7月30日
場所:きぼーる
参加者:
第3回目
8月25日
場所:きぼーる
参加者:
第4回目
9月 3日
場所:きぼーる
参加者:
第5回目
10月15日
場所:きぼーる
参加者:
第6回目
11月12日
場所:きぼーる
参加者:
第7回目
12月10日
場所:きぼーる
参加者:
第8回目
1月14日
場所:きぼーる
参加者:
第9回目
2月 5日
場所:きぼーる
参加者:
未定
未定
未定
未定
未定
未定
未定
未定
未定
- 22 -
3.委員会開催
(1)平成27年
4月 上旬
場所:ホテルミラマーレ(千葉市)
議題:未定
(2)平成27年
5月 中旬
場所:ホテルミラマーレ(千葉市)
議題:未定
(3)平成27年 10月 中旬
場所:きぼーる(千葉市)
議題:未定
(4)平成27年 11月 中旬
場所:きぼーる(千葉市)
議題:未定
(5)平成27年 12月 下旬
場所:きぼーる(千葉市)
議題:未定
(6)平成28年
3月 上旬
場所:きぼーる(千葉市)
議題:未定
- 23 -
■調査要望委員会
1.委員会構成
担当副会長
委 員 長
委
員
委
員
委
員
委
員
渡辺 恵之助 (一宮町 愛光保育園)
佐々木 恒司 (松戸市 松戸ミドリ保育園)
鈴木 眞廣
(富津市 和光保育園)
桑原 京子
(市川市 宮久保保育園)
荒木 實
(市川市 ありのみ保育園)
寺田 聡
(松戸市 グローバリーキッズ)
2.活動計画
(1)県への要望書の作成と提出
(2)新制度施行に伴うアンケート調査の実施
(平成27年11月頃実施予定)
3.委員会開催
(1)平成27年
6月中旬
場所:未定 (千葉市)
議題:要望書の内容検討
(2)平成27年
7月中旬
場所:きぼーる予定(千葉市)
議題:要望書内容の検討・確認
(3)平成27年
8月下旬
場所:きぼーる を予定
議題:アンケート調査に関る内容検討
(4)平成27年
9月下旬
場所:きぼーる を予定
議題:アンケート調査に関る内容検討、確認
(5)平成27年 11月下旬
場所:きぼーる を予定
議題:アンケート調査結果に関る報告書作成
(6)平成28年
2月下旬
場所:きぼーる を予定
議題:平成27年度事業報告及び平成28年度事業計画について
- 24 -
■経営研究委員会
1.委員会構成
担当副会長
委 員 長
委
員
委
員
大森
丸山
平野
山田
康雄
純
富昭
裕宇記
(千葉市
(八千代市
(船橋市
(松戸市
今井保育園)
第二勝田保育園)
海神南保育園)
小金西グレース保育園)
2.活動内容
(1)千葉県民間保育園フェスタ企画運営
(2)千葉県私立大学短期大学協会との懇談会開催に向けた企画検討
(3)全国私立保育園連盟全国調査部長会議への委員派遣
3.委員会開催
(1)平成27年 4月
場所:未定
議題:アンケート回収と内容検討
(2)平成27年 5月
場所:未定
議題:フェスタ企画
(3)平成27年 6月
場所:未定
議題:フェスタ企画
(4)平成27年 8月
場所:未定
議題:フェスタ企画
- 25 -
■保育者の集い委員会
1.委員会構成 担 当 副 会 長
青 年 部 会 長
青年部担当副部会長
青 年 部 委 員 長
青 年 部 委 員
青 年 部 委 員
青 年 部 委 員
青 年 部 委 員
青 年 部 委 員
青 年 部 委 員
出
向
委
員
2.活動内容
(1)平成28年
茂呂 剛
(八千代市
髙橋 弘道 (香取市
後藤 敏宏 (船橋市
小島 基江 (市川市
富澤 真史 (白井市
桑原 遼
(市川市
藤井 威郎 (千葉市
行木 真和 (千葉市
渡辺 信哉 (長生郡
山田 裕宇記(松戸市
田中 彩子 (船橋市
保科 朋香 (八千代市
鈴木 秀弘 (富津市
大湊 菜穂 (市川市
川端 充
(松戸市
他5名
1月30日(土)
新木戸保育園)
明照保育園)
こでまり保育園)
つくし保育園)
ひまわり保育園)
宮久保保育園)
チューリップ保育園)
わかくさ保育園)
愛光保育園)
小金西グレース保育園)
たかね台ベビーホーム)
第二勝田保育園)
和光保育園)
かいづか保育園)
東松戸保育園)
第20回保育者の集い
3.委員会開催
(1)平成27年
6月
場所:未定
議題:第1回保育者の集い委員会
(2)平成27年
7月
場所:未定
議題:第2回保育者の集い委員会
(3)平成27年
9月
場所:未定
議題:第3回保育者の集い委員会
(4)平成27年 10月
場所:未定
議題:第4回保育者の集い委員会
(5)平成27年 11月
場所:未定
議題:保育者の集い要項発送
- 26 -
開催
(6)平成27年 12月
場所:未定
議題:第5回保育者の集い委員会
(7)平成28年
1月
場所:未定
議題:保育者の集い参加券発送
(8)平成28年
1月
場所:未定
議題:第6回保育者の集い委員会
(9)平成28年
2月
場所:未定
議題:第7回保育者の集い委員会
- 27 -
■青年部会
1.部会構成
※31ページ参照
2.活動内容
(1)保育者の集いの企画・運営
(2)対内研修・対外研修の企画実施
(3)広報誌・インターネットを活用した広報活動の実施
(4)会員拡大を目的とした事業の実施
3.活動計画
(1)平成27年
5月未定
研修会
(2)平成27年
7月未定
研修会
(3)平成27年
9月未定
研修会
(4)平成27年11月
内容:全国私立保育園連盟青年会議
(5)平成27年12月未定
研修会
(6)こーなるジャーナルの発行
- 28 -
徳島大会
平成27年度 振興会 収支予算書(案)
科 目
予 算 額
前年度予算額
(単位 : 円)
摘 要
増 減
(収 入 の 部)
1
会
2
基
3
事
費
入
2,350,000
2,190,000
160,000
金 収 入
0
0
0
2,774,000
2,490,000
284,000
01 総会参加費
220,000
220,000
0
02 プロジェクト参加費
700,000
600,000
100,000
03 研修会参加費
714,000
530,000
184,000
04 保育者の集い参加費
140,000
140,000
0
1,000,000
1,000,000
25,000
25,000
金
・
収
寄
業
付
費
収
入
05 全私保連地方組織強化費
4
全 私 保 連 関 ブロ ッ ク 研 修 費 補 助 金
5
基
6
積
立
7
戻
し
8
雑
9
前
金
繰
金
入
取
入
崩
れ
収
収
収
期
繰
入
0
0
金
0
0
0
入
0
1,000,000
△ 1,000,000
入
0
0
0
入
400,000
100,000
300,000
金
収 益 計
1,237,870
515,622
722,248
6,786,870
6,320,622
466,248
予 算 額
科 目
前年度予算額
増 減
摘 要
(支 出 の 部)
1
2
事
業
支
出
3,486,000
3,220,000
266,000
01 総会費
600,000
600,000
0
02 プロジェクト推進費
715,000
600,000
115,000
03 研修会開催費
1,055,000
980,000
75,000
04 保育者の集い開催費
1,116,000
1,040,000
76,000
2,294,000
1,970,000
324,000
0
事
務
費
支
出
50,000
50,000
02 各委員会運営費
471,000
410,000
61,000
03 通信費
200,000
300,000
△ 100,000
04 印刷製本費
400,000
350,000
50,000
0
01 理事会費
30,000
30,000
06 交通費
423,000
360,000
63,000
07 派遣助成費
350,000
200,000
150,000
70,000
70,000
0
300,000
200,000
100,000
05 消耗品費
08 負担金
09 雑費
3
4
0
1,000,000
△ 1,000,000
01 積立金繰入
繰
0
0
0
02 大会操出金
0
1,000,000
△ 1,000,000
1,006,870
130,622
876,248
費 用 計
6,786,870
6,320,622
466,248
収 支 差 額
0
0
予
入
金
備
支
出
費
- 29 -
平成27年度
倉田
椎名
篠田
岡田
木村
森田
顧問
監事
会長
事務局長
錦一
松戸市
平和保育園
内田
勝久
船橋市
やまびこ保育園
髙橋
克文
船橋市
田喜野井旭保育園
麻紀子
松戸市
音のゆりかご保育園
眞廣
富津市
和光保育園
恵之助
一宮町
愛光保育園
康雄
千葉市
今井保育園
三津子
市川市
原木保育園
剛
八千代市
新木戸保育園
平野
弘和
木更津市
岩根保育園
篠田
哲寿
浦安市
浦安駅前保育園
純
八千代市
第二勝田保育園
髙橋
弘道
香取市
明照保育園
篠田
光代
流山市
八木北保育園
飯田
秀正
山武市
若杉保育園
後藤
敏宏
船橋市
こでまり保育園
田中
幸夫
市川市
新井保育園
飯島
一幸
船橋市
さくら保育園
松戸市
松戸ミドリ保育園
久居
渡辺
大森
芝田
茂呂
丸山
理事
寛之
一保
哲彦
康男
秀二
等
石井
鈴木
副会長
千葉県民間保育振興会役員(案)
佐々木
恒司
桑原
京子
市川市
宮久保保育園
塩原
明子
市川市
妙典保育園
嶋本
賢修
白井市
白井保育園
長島
博樹
佐倉市
光の子保育園
平野
富昭
船橋市
海神南保育園
増川
智美
松戸市
松戸ひばり保育園
裕宇記
松戸市
小金西グレース保育園
山田
- 30 -
平成27年度
担当副会長
茂呂
青年部会(案)
剛
八千代市
新木戸保育園
部会長
髙橋
弘道
香取市
明照保育園
事務局長
飯島
一幸
船橋市
さくら保育園
田鎖
美穂
市川市
花の子保育園
後藤
敏宏
船橋市
こでまり保育園
佐藤
敏光
千葉市
稲毛ひだまり保育園
田中
幸夫
市川市
新井保育園
真雅子
市川市
愛泉保育園
小島
基江
市川市
つくし保育園
富沢
真史
白井市
ひまわり保育園
遼
市川市
宮久保保育園
藤井
威郎
千葉市
チューリップ保育園
行木
真和
千葉市
わかくさ保育園
渡辺
信哉
一宮町
愛光保育園
裕字記
松戸市
小金西グレース保育園
賢吾
船橋市
三山つくし保育園
優
船橋市
かもめ保育園
貴大
市川市
愛泉保育園
武
市川市
市川市立市川保育園
麻紀子
松戸市
音のゆりかご保育園
伊藤
朋成
山武市
蓮沼保育園
田口
泰大
八千代市
大和田西保育園
小山
良磨
船橋市
ククルなかよし保育園
千葉市
南小仲台保育園
千葉市
若竹保育園
副部会長
田中
桑原
山田
委員
濱本
三津田
猪野
齋藤
久居
原
山崎
啓介
竜二
- 31 -
- 32 -
平野富昭
(船橋)
(船橋)
嶋本賢修
(白井)
(船橋)
篠田光代
(流山)
増川智美
(松戸)
山田裕宇記
(松戸)
(市川)
(佐倉)
長島博樹
(山武)
飯田秀正
研修委員長
(富津)
鈴木眞廣
副会長
(船橋)
塩原明子
(八千代)
丸山純
後藤敏宏
経営研究委員長
(千葉)
飯島一幸
(市川)
(市川)
大森康雄
広報委員長
芝田三津子
田中幸夫
副会長
会計
副会長
総務
(松戸)
久居麻紀子
事務局長
監事
石井錦一
内田勝久
髙橋克文
平野弘和
(木更津)
会長
総 会
全私保連常務理事
千葉県民間保育振興会組織図(案)
(参考資料)
(市川)
桑原京子
(松戸)
佐々木恒司
調査要望委員長
(一宮)
渡辺恵之助
副会長
顧問
倉田寛之
椎名一保
篠田哲彦
岡田康男
木村秀二
森田等
(保育者の集い)
青年部会員
(香取)
髙橋弘道
青年部会長
(八千代)
茂呂剛
副会長
(浦安)
(松戸)
久居麻紀子
篠田哲寿
渡辺恵之助
(一宮)
全私保連部会
日保協部会
県保協部会
ありかた委員会
- 33 -
公益社団法人 全国私立保育園連盟
第43回 関東ブロック保育研究大会
@ Chiba
大会報告
Joy of childcare
〜保育のよろこび〜
開催日 11月27日 ( 木 ) ~28日 ( 金 )
会 場 三井ガーデンホテル千葉 千葉市中央区中央 1-11-1
主 催 公益社団法人 全国私立保育園連盟 関東ブロック会議
主 管 千葉県民間保育振興会 関東ブロック保育研究大会実行委員会
後 援 千葉県
千葉市
公益社団法人 千葉市民間保育園協議会
大会1日目 day 1st
開会式 Opening Ceremoney
これだけ多くの皆様をお迎えすること
ができ、この研修はすでに成功だなと、半
分胸をなでおろしました。
- 千葉県民間保育振興会会長 髙橋 克文 公益社団法人 全国私立保育園連盟 関東ブロック会議 会長 川下勝利からの主催
者代表挨拶からはじまり、ご来賓の皆様からのご挨拶を頂戴し、つつがなく開会
式が執り行われました。
情勢報告 Current Report
子ども・子育て支援新制度のみならず、
社会福祉法人改革という大きな流れにさら
されようとしています。
- 全国私立保育園連盟常務理事 平野 弘和氏 -
子ども・子育て支援新制度について、そして社会福祉法人制度改革に対する保
育3団体協議会の要望提出などの活動について限られた時間の中、わかりやすく
簡潔にご説明いただきました。
全体会 『かすかな光へ』の紹介
Introduction
大切なのは子どもの主体性を保証する事。
大田先生の言葉を借りるならば、
『子ども達の持ち味に出番を』となります。
- 学校法人篠原学園 子ども保育学科 学科長 久保 健太氏 大田堯さんの教育理念を映画化した『かすかな光へ』を鑑賞しました。上映に
先立ち、お弟子さんである久保先生より、大田堯先生の教育理念について、そし
て大田先生の映画に込めたメッセージを伝えて頂きました。
全体会 映画『かすかな光へ』鑑賞 Movie
人が育つ本質とは 『かすかな光へ』から学ぶ Recture
人間が唯一平等に与えられるもの、それ
は命です。その与えられた命をどのように
輝かすのか。
- 東京大学名誉教授 白梅学園大学学長 汐見 稔幸氏 大田先生のお弟子さんである汐見先生から、直々に大田教育学をお聞かせいた
だく大変貴重な講義でした。汐見先生からご了承をいただき、講演内容を千葉県
民間保育園振興会ホームページに公開する予定です。ぜひ御覧ください。
懇親会 お食事と音のゆりかごコンサート
Social Gathering & Concert
プロの声楽家の歌とピアノと共に、参加者同士の交流を深めました。
終盤には次回開催地、
茨城県の水戸黄門のテーマにのせた PR もあり、和やかな雰囲気で懇親会を締めくくりました。
大会2日目 day 2nd
第1分科会
『生きることと学ぶこと』
参加人数48名
ファシリテーター 学校法人篠原学園 子ども保育学科 学科長 久保 健太氏
第 1 分科会は久保健太先生を講師に、1 日目全体会で見た映画「かすかな光へ」制作者である大田堯の人間観、保
育観について学術的な位置づけを明らかにし、その実践について映像を交えながら解説いただきました。
まず「保育は養護と教育が一体的に提供されるもの」ということについて「おもしろくて たのしくて わくわく
する はらはらする・・・おまけにとても かしこくなる」という絵本の中の一節を紹介しながら、子どもは「やり
たいけど、できない」ことに対して「試行錯誤」しながら「葛藤」し、そこから学んでいくのだということを様々な
学習論と絡めて具体的にお話しいただきました。
その後に参加者同士が意見交換する中で、今までの自分がやってきた保育について振り返る良い機会であったし、
これから日々の中で心がけなくてはいけないことが少し見えてきたように思う、というような意見が多数ありました。
記録者:高橋弘道(明照保育園 園長)
第 2 分科会
「保育」?「教育」? その「真」を考える
参加人数52名
ファシリテーター 大妻女子大学 家政学部児童学科教授 柴崎 正行氏
1部は、柴崎先生による日本の保育の歴史を話して頂きました。平安時代から江戸時代まで子育ては、家族や近隣
の人々と協力しながら大人に身守られながら育てられた。また、遊びは、外遊び(自然遊び)が中心であった。明治
にはいると欧米式のフレーベル流の幼稚園が定着していき、ここでは、読み方・書き方・数え方を教えていた。遊びは、
積木・折り紙・粘土などの活動を行った。第二次世界大戦後の保育内容の中心は、健康・自由遊び・地域や自然に触
れること・話し・歌や踊り・作ったり描くこと・年中行事であった。
2部は、グループ討議が行われました。話し合いの要点は、園生活や身近な自然に触れること、特に外遊びを重視
すること、
集団活動の中でここが尊重されることは、
「保育」の「真」とどうつながっているといえるのだろうか?グルー
プ発表では、外遊びは大切、しかし、保護者対応が大変という意見や、生きる力をつけることができるといった意見
が発表されました。四季を感じる身近な自然に触れる大切さを改めて感じる研修会でした。
記録者:嶋本 賢修(白井保育園 園長)
第 3 分科会
「保育が見えるおたよりづくり」
参加人48名
ファシリテーター 玉川大学教育学部教授 大豆生田 啓友氏
第3分科会は大豆生田啓友先生から『護者の信頼がアップする保育の価値を伝える技術』についてお話していただ
きました。保護者への情報発信の大切さについて、保護者にとって園は Black box(見えない箱)であり、保育者と
同じ目線にはなりえない。だからこそ保育を可視化することが不可欠であると先生ご自身のエピソードを交お話して
いただいたことが印象的でした。また、保護者が園の理解者(ファン)なってもらう情報発信の具体的なポイントと
してカメラマンが撮影したものでなく、保育中に保育者が撮影したものをお便りにのせ、なぜ、その写真をのせたの
か、写真の場面の前後にはどんな文脈があるのかをエピソードとして書くことが上げられました。写真の効果は大き
く、保育の可視化の助けとなり、また保育者のコメントをいれることで、より普段の子ども達の様子、保育への配慮
が伝わるようになる。東松戸保育園、第二勝田保育園の2園から実践発表を聞くことで、実感を持って学ぶことが出
来ました。会場には、様々な園からの発信物が持ち寄られ、各園の工夫を知ることができ有意義な研修となりました。
記録者:小島 基江(つくし保育園 副園長 )
フィールドワーク
『風の谷保育園の見学』
参加人数23名
講師 風の谷保育園 園長川副孝夫氏
今回、関東ブロック大会のフィールドワークに参加し、市川市にある、風の谷保育園を見学させていただきました。
風の谷保育園の園舎は、木造2階建てで檜の良い香りのする、木の温かみを感じられる素敵な園舎でした。
見学時、園児は年齢やクラスを問わず、ほとんどの子が園庭で遊んでいました。園庭には実のなる木がたくさんあ
り、起伏のある自然のままの園庭で、子ども達がのびのびと自由に遊んでいるのが印象的でした。風の谷保育園では、
自由保育を主体とし、子どもの興味 ・ 関心 ・ 好奇心を第一に考えて、見守ることを大切にしているというお話を伺い
ました。私自身、日常の保育の中で、
「だめ」
「○○してはいけない」ということが先走り、本当に子どもの気持ちを
考えてあげられていたのか、と振り返る機会を持てました。
今回のフィールドワークを通して、ひとりひとりの子ども、その子 ( 個 ) を尊重してあげるということの大切さを
改めて考えることが出来ました。これらのことを今後の保育に活かせるよう、日々励んでいきたいと思います。
記録者:今橋美樹(たかね台ベビーホーム 主任保育士)
全国私立保育園連盟
関東ブロック保育研究大会報告
「人間が育つ本質とは?」~映画『かすかな光へ』から学ぶ~ 汐見稔幸先生講演録
2014 年の 11 月 27~28 日に、千葉県民間保育振興会が担当して、千葉市に 250 名の参加
者が集まり、関東ブロック保育研究大会を開催しました。大会の企画にあたって、参加の
みなさんと是非一緒に観たい映画がありました。それは、東大名誉教授の大田堯(たかし)
先生の戦後から今日に至るまでの大田教育学ともいえる教育理念を映画化した『かすかな
光へ』(監督
森康行
ひとなるグループ 84 分
2011)です。
初日のプログラムでは、開会式に続いて、平野弘和常務理事による情勢報告を受けたあ
と、映画上映をし、続いて汐見稔幸先生に大田教育学を読み解く解説の講義をお願いしま
した。2 日目は、3 つの分科会と 1 つのフィールドワーク(市川市
風の谷保育園の見学)。
第 1 分科会は、大田先生からは孫弟子になる篠原学園保育医療情報専門学校の久保健太先
生と、映画のメッセージをさらに深く読み解いていきました。第 2 分科会は、大妻女子大
学の柴崎正行先生と、日本の子育ての本質を歴史からたどり、
「保育」?「教育」?その「真」
について考えました。第 3 分科会は、玉川大学大豆生田啓友先生と、子どもの育ちの姿を
保護者に発信する意味と意義について、実践報告を交えながら深めました。終了後のアン
ケートで届いた「久しぶりに深い学びが出来た」という声が、参加者の声を代弁してくれ
ているように思います。
千葉県民間保育振興会の大会実行委員会は、大会報告として、全私保連『保育通信』2015.4
月号の紙面を借りて、汐見先生の講演内容を紹介させて頂きましたが、ページ数に限りが
あったため、掲載分は半分に編集したものとなりました。そこで、私たちのHPを使って、
全文を読めるようにいたしました。
「保育」か「教育」かと、保育現場が混乱させられてい
る今だからこそ、必読の内容だと思っています。
汐見先生は、講演の最後に、保育の中にこそ教育の原点があるということを、社会が認
めてくれる時代は確実にくる。それを可能にするのは、育つ主人公である子どもに信頼を
よせて、子どもが目を輝かしている姿、学びを知恵として身に付けていく姿を、私たちが
社会にどれだけ語っていけるかに掛かっているとも言われました。
大田先生は映画の中で、「子どもの権利」や「子どもの最善の利益」について、「人間が
平等に有する権利とは、生まれた時から持っているもの、つまりそれは、
“いのち”であり、
その“いのち”が輝けるように助けてあげるのが大人の役割であり、教育である。と述べ
ています。インターネットで『かすかな光へ』を検索すると、動画もついた映画の紹介が
あります。この機会にご覧頂けたらと思います。では、汐見稔幸先生の講演録です。
汐見
おはようございます。
いろいろと考えるところの多い映画だったと思うんですが、何ていいますか、余韻がま
だ冷めてないように思うんですが、その余韻を汚さないような話をしなきゃいけないなと
1
思っていますけども、私の話はですね、大田先生の、教育
学っていうものを、皆さんにも少し、かみしめてほしいと
思います。ご理解いただきたいと思いまして、その半分を
こう、何ていいますか、解説といいますか、映画の中に出
てきたシーンも使いながら、私なりに、一つの説明をして
みたいと思っています。
で、実は私は、東大の教育学部時代の大学院で、大田
堯先生を指導教官とした、最後の 1 人です。で、私は最後の指導生ですね。大田先生は、
後に都留文科大学に移られたんですけれども、移られる前に、私の学年で、大田先生の指
導を受けたのは私だけだったと思います。しかし、全く不肖の弟子でですね、大田先生の
ゼミっていうのは、朝の 1 限からあるんですね。先生は 6 時台に大学に来られてですね、
私は大体 9 時頃まで寝てる人間でしたから、ゼミの始まりっていうのは大体寝てるんで、
私自身はあの、学生、次の年度から 8 年行ったりですね、早起きもできませんで、東大に
14 年も居たんですけれど、そのほとんど、授業って出たことありませんで、
(今度自分が)
授業やるときに、だいぶ苦しみました。
特に学生の 8 年間、最初 2 カ月しか授業出ていませんで、それで 8 年になるんですが。
だから教えるっていうことでもって学んだ・・・。教えられて学んだ経験なんて、ほとん
どないんですね。ええ、全部自分で試行錯誤して、のたうちまわってやってきたものです
から、大田先生に、「君は全然授業に出て来なかったね」って今も言われるんですが、「そ
れはそれでいいんだよ。大学の中だけで勉強してるやつにろくなものはいない」って。あ
の映画の中で、大田先生が一番長く勤められた東大のことは、ひとつも出てこなかったで
しょう。それが大田さんの、東大に対しての思いですね。
で、私自身は、大田先生が書かれたものを通じて、私は私なりに考えてきたつもりなん
ですけども、期せずしてですね、大田先生と同じ方向で考えてたなっていうふうに思って
きました。高度経済成長のまたさなかでね、科学技術万歳って言ってる時代に、
「いや、教
育の本質はそんなものじゃないよ」っておっしゃった大田先生の感性っていうのが、あら
ためて、なんか、本当に鋭い方だなっていうのを考えさせられてしまうんですね。
で、あの映画に即してですね、大田先生から、何を学んで、それを私たちの保育に、ど
ういうふうに生かしていけばいいのかっていうことで、私なりにこう考えるってことを、
随時申し上げます。
戦後教育学の歩み
あの、戦後の教育学をつくった、私たちの上の世代は、ええ、皆戦争のあの廃虚の中で、
どうやってこれから日本をつくっていくのかっていうことから、教育学を出発させている
んですね。その、私たちの上の世代、今 80 歳ぐらいの世代ですが、さらにその一つ上の世
代、大正デモクラシーの影響を受けた世代っていうのが、実は戦後教育のその基盤をつく
2
っています。私たち東大でいえば、勝田守一先生とか宗像誠也先生とか、まあ戦後教育学
の第一世代と言うんですが、その次の世代、1930 年代の前半なんですね。大体大学に入っ
て、しばらくしたら、戦後改革が進んだときですよね。そういう人たちが、どういうふう
に戦後教育学をこれからつくっていうのかとか言っていた、戦後の第一世代ですね。実は
大田先生はその中間なんですね。1900 年代に生まれた勝田さんとかね。宮原誠一さんだと
か、あの世代より下で、彼は 18 年か 19 年生まれですね。だから、非常に、学者としての
層が薄い時代ですね。で、その次の 1930 年代のその次の世代が、私たち 1940 年代の後半、
戦後生まれ、団塊の世代ですよね。私たちが若い頃直面したのは、その、日本が農業社会
から工業社会にグーッとこう変わっていくことの戸惑いですよね。第一世代の、戦争のど
さくさの中に入って廃墟のね、今の 3.11 のあの廃虚が全国中にあったような中で、どうや
ってこの日本をね、なんでこんなばかなことしてしまったのかっていうね、その反省と、
それから戦後にかける夢みたいので、教育学をつくっていた世代です。
大田先生は、そういうのももちろんやったんだけれども、その前に戦争をじかに体験し
てるわけですよね。戦争をじかに体験する世代の教育学っていうのは、実はあまりないん
です。あの戦争の中で、もう死ぬかも分からない。大田さんはインドネシアのセレベス海
の真っただ中でね、ええ、魚雷を受けて乗っていた輸送船が沈没した。で、漂流してやっ
とたどり着いた所で、自分は東大の大学院を出ているから、部下を使うわけですよね。部
下は皆、どっかから来た農民ですよね。学があるかないかによって、軍隊の地位も違って
しまうわけですよね。で、その指揮官であるその大田先生が、実は、その、漂流して、生
き抜くために必死になって、食べ物を探さなきゃいけない。調理もしなきゃいけない。寝
床も作んなきゃいけない。そういう中で、大田先生自身だけじゃ、何もできない。部下で
ある兵士たち、一兵卒である兵士たちがですね、全部やってくれる。こうしたらなんとか
なるとか言って。で、必死になって生き抜いた。彼だけだったら、多分生きていないかな
と。で、そういう体験をして、学歴だとか、教養だとかっていうようなことが、人間にと
って、どんな価値があるのか。こういう局面になったときに、いわゆるよくできる子ども
たちが、その大きくなって、社会のエリートになっていく。そのエリートたちが、実はな
んの役にも立たない。で、一体教育とはなんだとか、教養とは一体なんだとか、人間のそ
の本当に大事なものは何なんだ、学力って何なんだっていうことを、根源から考えさせら
れた意義ある体験をまず最初にするわけですね。
本当の平等ってなんだ?
大田教育学の出発点はですね、その自分が若い頃に出会った、そういう体験、そしてそ
の風景。原風景ですが、そこで、自分はそれまで必死になって勉強して、当時の東大の大
学院生ったら、エリート中のエリート、超エリートですね。大学進学といったら、2、3 パ
ーセントの人が東大へ来て、しかもその大学院まで行く人でしたからね、本当の 1 パーセ
ント、もっと少ない。0.何パーセントの超エリートですよ。で、そういう人がね、学歴も
3
何もないその生活で、つましく生きてきた人たちに、必死になって支えてもらった。多分
ね、大田先生は、そういう人が欠かせなかったのですけども。そこで先生の偉かったとこ
ろは、自分は何もできない。他の人に助けられたんだ。ある意味では素直な謙虚さですね。
そこで、偉そうに全然しなかった。自分は救ってもらったっていう体験でしたね。そこか
らね、社会的な地位だとかね、学歴だとか、そんなものが人間を決めるものではない。そ
んなものに流れていくのは、教育のやり方じゃない。人間のもっと深いところから、人間
らしさというものを追及するようになった。そういう教育をやりたいっていうことを、多
分そこで決意されたんだと思いますね。それは別の言い方をするとね、社会の中では、地
位だとか身分だとか、収入だとかね、学歴だとかっていうもので、いろんな差別があるけ
れども、そういうところから離れたところの、人間の本当の平等っていうのはどういうこ
とかとか、人間っていうのはそんなの取っ払ってしまったら、みんな同じじゃないか。そ
ういう意味では、平等ではないのか。しかし、
(現実には)そういう影響力のある人になっ
ていく人、一生身を粉にして働いても、なかなか豊かになれない人に分かれていくわけで
すよね。そういう人間が、本当は平等であるっていうことは、どういうことなのか。
(不平
等があるなら)直さなければいけないのではないか。現実には分かれてしまいます。でも、
そうやって分かれるのに加担するような教育はやりたくない。人間が平等であるっていう
ことが、本当にそうだなと思われるような教育っていうのは、やっぱりあるのではないか。
そういう教育でないと、やっても意味ないんじゃないか。まあ、適切な言葉がみつかりま
せんけども、大田先生がそのときに見つけたテーマはですね、人間の本当の平等っていう
のは、一体なんであるのか。身分とかそういうものを超えた平等って一体何なのか。その
ことを、ずっと考え続けてきた。簡単に答えは出てきそうにありません。でも、そのこと
をずっと考え続けるっていう原点を、そこで見つけているわけです。
私は、こういう大事な教育をやる人っていうのは、心の深い人ですね。一生かかって解
きたいテーマがあった。問いをしながら、ずっと考え続けたいテーマがある。そういうふ
うにやらなければ、答えがでてこないんですね。それはそれぞれが、若い頃に経験したこ
とでいいんですが。この一つのテーマが、人間の平等っていうのは一体何なのか。いろん
なテーマがあっていいですよ。みんなの幸せって本当は何だろうでもいいです。ただ、そ
ういう身分とかね、当時のエリートだとかっていうことを超えたところという、そういう
ことに全然考えが及ばずに、ひたすらエリートコースを歩いて来た自分に対する強い自己
否定だね。嫌悪感みたいなものだ。だけど、自分は農民になれるわけではない。なんで教
育の道を歩いてきたんだ。そういう人間が、考えなきゃいけないテーマは、やっぱり人間
が本当に平等とは何かっていうことですよね。
で、このことを、大田教育学は、通奏低音のような形で、ずっと追及してたように思い
ます。で、多分、そのときに、人間は、地位とか名誉とか、学歴だとか、収入だとか、皆
不公平です。平等にはできていませんね。現代社会の中で、おぎゃあと生まれてきた子を
ずらっと並べてみてください。アフリカのね、紛争やってる所で生まれてくる子も居るで
4
しょう。アメリカのお金持ちの家に生まれた子どもも居るかもしれません。その子には、
なんの選択もないんだけれど、生まれて来たときから、ある意味で、大変不公平な状態で
育っていくわけですからね。だから、人間が平等だということは、口では簡単に言えます
が、およそね、実現しそうにないようなテーマです。
だけどね、冷静に考えたら、人間は皆不公平に生きざるを得ないけれども、これだけは
平等に与えられたものが一つあるんですね。人間は、どんな所に、どんな時代に生まれた
としても、一つだけ平等に与えられてるものがある。それは何か。それは命を与えられた
ということです。命を一つ与えられた時点では、全ての人間は平等なんです。その命を、
与えられた条件の中で、どのように輝かせていくのか。神様だって、もし「おまえ、生き
なさい」って命を下さったんなら、その命を、どのように輝かせ、どのようにしてその子
らしく生きる物語を作って、
「神様ありがとう。一生懸命私は生きました。もし命を頂けな
かったら、こんな物語は、私の生きる物語は作れなかったと思います」。その物語は、一人
一人違っていい。いやいや、違わなければいけない。多様―な、1 億人居たら、1 億通りの
物語を作りなさい。でも、そのとき、
「精いっぱい私は物語を作りました。頂いた命を、精
いっぱい使って作りました」って言えるようになるためには、一人の力ではできない。産
んだ親は、その子どもの命を紡ぐ営みを、手伝ってやらなきゃいけない。失敗したときに、
「大丈夫」と言ってやらなきゃいけない。こんな面白い世界があるよということを、見せ
てやらなきゃいけない。人間にとって本当に大事なことは何かっていうことを考えるチャ
ンスも与えてやらなきゃいけない。そういうことを一生懸命やるっていうことが、ひょっ
としたら教育なのかもしれない。
もらった命をどう輝かすか。それは、子ども自身が決めることなんです。その子どもが、
命を一生懸命輝かせようとするためには、大人世代は何をしてやれるだろうか。その子に、
どう手伝ってやればいいのかね。どういう環境を与えてやればいいのか。大田先生が後に
命っていうものにね、こだわっていく。これは 60 年代からなんですけどもね。その原点は、
多分、あの戦争体験の中でね、人間の、そういう学歴だとか、職業だとか、地位だとか、
その困ったときにね、自分は実は何もないっていうケースだったんですよね。人間の本当
の平等性って一体何かっていうことが問いなんですけどね。
それは、みんな同じように命を頂いているということです。論理的にはそこに行く必然
性があったわけで、僕は大田先生が命っていうことにある種こだわっているというのは、
このときに、その問いを考え続けようとしたからだと思っていますね。人間が平等という
ことは何か。
ですから、最初の戦争体験のときに、大田先生は二つのことを、そこで出発点として、
問いとして持ったんじゃないかと思っています。これは私たちも同じように、持たないと
いけない。人間の本当の平等とは何なのか。そして、仮にもし、平等というものがあるん
だったらそれは命を頂けるということですが、その命を頂いた一人一人の人間が、平等に
生きるために、一体何をしなければならないのか。そこから教育ってものを考えなくちゃ
5
ならないんじゃないかってね。漠然とした問いを持って、戦地から戻ったんですよね。こ
れは私たちが共通に、もう持たなきゃいけない問いだなと思って、あらためて思うんです
ね。
地域教育計画「本郷プラン」
それから、大田先生はすぐに大学に行かないで、1950 年代の 49 年かな。
『近代教育とリ
アリズム』の本を書きます。みかん箱を机代わりに書いたそうですがね。私はこれなかな
か、いい本だと思ってるんですけども、リアリズム、つまり空理空論じゃない、生きるっ
てことに、本当に即したような教育学の傾向をたどっているんですね。マクスウェルとか
デューイだとか。そういう人の思想の載った本なんです。それをしながら、自分の生まれ
故郷である広島県に戻って、本郷町という所ですね。今の三原市。広島空港の側ですね。
で、そこの、町の教育計画づくりってものに参画します。ふるさとから言ったら、まあ、
東大出の超エリートなんですね。あるときに、全国のいろんな自治体が、戦前の、国のこ
れだけ強制的な教育に対して、戦後は、それぞれの自治体で、あるいは小さな町でもいい
ですが、そこで、みんなで教育計画を立てて、そして憲法の精神をみんなで具体化してい
くような、そういう教育を、それぞれの地域でやる。と同時に、ここは農業地域、ここは
商業地域。違う所で同じ教育ができるわけない。で、この人たちは、この地域の人たちは、
子どもたちに、どうねらいを描いていくのか。どういう力を子どもたちに付けてほしいの
か。それぞれ、地域ごとにニーズを調べ、そして、教育内容をすっかり考え出した教育計
画をつくる。これ『地域教育計画』と言います。
で、そういうのをつくろうという運動が、1940 年代の後半から 50 年代の初めにかけて、
全国的に広がります。この辺りで有名なのは、埼玉県川口市の川口プランというものです
ね。これ梅根悟さんという和光大学をつくった先生が中心になって作ったと思いますが、
ま、それ以来、何とかプラン、何とかプランと、あちこち作られました。その一つが本郷
プランです。大田先生が中心になって、まあ、作られた。
だけども、大田先生はすぐに、そういう形で戦後教育をつくっていくっていうことに対
して、やはり、ある種の違和感、無力感というものを感じて、そこから、あの、引かれま
す。で、それはなぜか。今考えたら、二つの限界があったんですね。当時ね、明らかにみ
んなが精いっぱいでね。ええ、戦争の後の、まあ例えば、お父ちゃんが、戦地で死んじゃ
った家族、これからどうやっていくのかとかね、まあ、とにかく食べられない家族ってい
っぱいある中で、学校教育をどうやるかとか、そんなことについてね、考えるゆとりがあ
る人なんか、ちょっとしか居なかった。つまり、住民がその中心になってプランが作るっ
ていうのはいいんだけれども、まだそういうものを作るだけの主体が育っていない。主体
がまだないまま、住民本位の教育っていうことを考えると、どうなるか。結局、いきおい
ですね。行政マンや、あるいは地域の専門家、教育学者が入って、ああしよう、こうしよ
うっていうプランを作るしかない。で、結局それはね、どのような家庭の子どもたちもこ
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れで勉強しよう、我々のプランで学ぼうって形で、一律にまた戦前とは違う形だけれど、
町で作った、市で作ったプランを一律に始めるということにしかならない。
ま、そのことを、自分の問題として考える、自分たちでカリキュラム作っていこうと
いう、そういう主体が育っていないのに、いきおい余ってそういうことやってしまったっ
ていうかな。考え方として、根本的に間違ってるっていうわけじゃない。戦前とは違う教
育の枠組みを作ろうとしたんですけれども、やっぱりなんか違う。
「違っている」のが当たり前
で、これはね、大変な教訓ですね。大田先生がその
後ね、ことあるごとに、みんな一人一人違うことが大
事。DNA、命の設計図ですね。で、その設計図は、一
人ひとり、みんな違うもの。それを、同じようにさせ
ようとするとこに、そもそも教育っていうものに無理
がある。そのことをすごく強調されるようになるって
いうことなのね。一つの出発点なんですね。
自分が上から、戦前とは違う形で、同じように住民に、同じ教育を受けさせようとした
っていう、これが過ちではなかったのかっていう、そういう認識を、そこですぐに手に入
れたからだと思います。これは保育にもね。
「あなた方は、将来生きる、大事な人間だから、
このぐらいできなきゃいけないのよ」っていう形で、一律に「さあこれくらいはできるよ
うになろう」ってやってるってことに対する違和感ですね。その子は何をして、自分の何
を育てたいと思うのか、それは、その子の中にある命のエネルギーが決めることであって、
大人が決めることではない。この個別性をすごく強調することっていうのは大事だってこ
とは分かります。平等であることという点では、人間は皆同じだっていうことですわね。
つまり、人間は皆同じであり、同時に皆違うんだよ。この二つを、同一的にどうやって理
解できるのか。これは保育に携わっている人が一番考えなきゃいけない問題ですね。人間
は、皆平等であってね。みんな同じなんです。だけど、一人一人はみんな違うんですね。
みんなが違うということを保障されていて、みんな同じなんです。で、そういうことを、
戦後すぐのね、大田先生自身の教育実践の中から、学ばなければいけない気がします。
私たちの隠れた権力性
で、そのことは、もう一つの大事な大田教育学のテーマにつながっていると思います。
それは何かっていいますと、本郷プランのような形で、これが私たちの教育プランです。
みんなで、別な形でカリキュラムを作りました。これに従ってやりましょうって言っても
ね、そこにどうしても残るのは何かっていったら、それは、権力性ということです。これ
は正しいプランなんだから、これは民主的なプランなんだから、これに沿ってやったら間
違いないよっていうふうにして、それを子どもに要求する。そこにあるのは、権力性って
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いうことですね。権力性っていうのは、必ずつきまとうんですね、人間と人間の関係の中
にはね。学者さんに聞いたから間違いないないんじゃないの。テレビが言ってたからうそ
じゃないんじゃないのってね。ま、権力と権威ってものの境目は難しいんですけどね、そ
れを否定したりなんかすると、不利益をこうむるっていうか、ものすごく勇気が要るって
場合には、そこでは権力性ってものが発生してるんです。
で、大田先生が拒否しようとしたのは、自分たちが居ると、どうしても話が、これさせ
てやろうっていうね、これは子どものためだからと思って、させてやろうと思ったときに、
それをしないといけないんじゃないかと思わせてしまうようなこと、これを権力性と言い
ますが、それはまずいんじゃないの?自分は権力者にはなりたくないんだ。権力者ってい
うのはね、政治家であるだとか、社会的な地位が高いところにあるとか、それはまったく
違います。夫婦関係の中でも、すごい権力性があります。教師と生徒の関係なんていうの、
権力だらけです。日本の教育は何々しなさい。立ってなさい。早く始めなさい。命令形ば
っかり。教師はその命令形の言葉を平気で使いますよね。すっごい違和感があります。あ
んたなんの権利があって、そんな権力性を発揮するの?子どもよりそんなに立派な人間な
の?子どもがそんなこと納得してるの?「さあ、みんなで絵を描きましょう。はい、これ
はあのときのね、みんなで楽しかった遠足の作品だよね。壁に貼ろうね」って言って、バ
ーッと貼ってしまう。やめてほしい。子どもに、
「これ貼っていい?」って聞いた?子ども
が一生懸命描いてるけど、うまく描けなかったと思ってるかもしれない。なんか気分が乗
らなくて、なかなかちゃんと描こうという気にならなかったかもしれない。だから、こん
な絵貼ってほしくないと思ってるかもしれない。それを、子どもに聞きもしないでバーッ
と貼ってしまう。こんなこといっぱいやってません?それは私たちの隠れた権力性です。
人間が本当に解放されているときって、権力的な関係のない中で、自己を表現している。
そのときに初めて自分になれる。役割というものがやはりあるわけだから、どうしてもあ
る種の権力性は、必要になってきますね。それを権威と言っていいのかもしれませんけど
ね。
私も、あるときから、気が付いた。資本主義っていうものは、いわゆる矛盾があるって。
で、社会主義ってものは、それに対抗するものだった。でも、社会主義になってもうまく
いかなかった。よく考えてみたら、労働者は、権力を取って、また統治する。権力を取っ
て、それで統治する?というやり方は資本主義も社会主義も同じじゃないか。権力でもって、
それで統治するっていう考え方が残っている限り、それに反抗する人たちが、いっくらで
も出てくる。権力っていうもので統治しない社会っていうものを考えなければ駄目なんで
す。
犯罪者がたくさん居るかもしれない。良くないことを考える人がたくさん居るから、そ
ういう人たちを取り締まるために権力が必要だ。それはある程度必要ですね。でも、それ
がドンドン肥大化していくとどうなっていくか。権力っていうものがあったら、何でもで
きるってなってしまう。こんなこと繰り返してたんです、人類はね。
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ガンジーの教え
権力で統治してはいけませんよ。新しい統治を考えましょうよって言って、その夢を実現
する前に鉄砲で撃たれて死んでしまった、私が尊敬する人が居ます。マハトマ・ガンジー
って男です。ガンジーっていうのは、実はインドでは研究してはいけないという対象だっ
た。だからインドでガンジー研究は、全く行われていないのです。なぜかご存じですか?
ガンジーは、インドの建国の父です。その弟子であったネールたちが、その後インドを実
際に建国しました。ただ、ガンジーはね、生前、ネールたちに、厳しく言っていたことが
ある。それは、新しく独立したインドは、絶対にしてはいけないことがある。それは、軍
隊をもってはいけない。軍隊を持ってはいけないと言った。遺言みたいなものなんです。
だけど、実際にはね、パキスタンとの戦争だとかあってね、大きな軍隊を持ってしまった。
ネールたちが、そこで考えたのは、ガンジーを研究してると、自分たちがやってることは、
ガンジーの教えに反することだということに、すぐ皆が気がつく。そのために、ガンジー
研究を禁止してしまったんですね。皆さん、ガンジー全集なんて、読んだことありますか?
ないですよね。しかし、ガンジーの全集はちゃんと出ていて、英語版で 100 巻以上あります。
図書館に行っても、多分ないです。研究を禁止してしまったからね。
で、最近、インドでようやく、外国人が行ってガンジーを研究してもよろしいというこ
とになってきて、インドで研究できるようです。資料がそこにしかない。それを研究して
きた人が居るんですね。その人の書いた本を読んでると、ガンジーはね、とても面白い国家
を考えていた。人口が 10 何億も居る国ですね、インドはね。そんな国が、一つの大きな国
をつくるとなると、どうしても大きな権力が必要になってくる。今の中国見てりゃ分かり
ますね。だからあんなものつくってはいけないんですね。インドには、人口数百人からね、
数十万人までの、たくさんの村がある。この村が一つ一つ国になればいい。60 万ぐらいの
国ができる。その国が、それぞれ横につながって、何とか国連合、何とか連合としてやっ
ていけばいい。その国、1 万人とか 5 万人ぐらいの国には、軍隊はいらない。せいぜい警
察だけあればいい。そういう国。一つのまあ、ユートピアでしょうかね。それを明記した
んです。つまり、大きくしても駄目なのだ。小さくしなさいっていうのが、ガンジーの遺
言なんです。権力のない社会っていうのは、できるだけ小さくなきゃいけない。小さくて
も権利は発生するんですけど。
私はその遺言を、私たち人類のため、新しい遺産にしなきゃいけないんじゃないかと、
個人的に思っています。北海道、独立しなさいってずっと言っています。北海道国をつく
りなさい。北海道人口 550 万。失業者だらけ。みんな札幌へ集まって。札幌はもうすぐ 200
万人になる。収入だって、本州の平均からしたらかなり低いんです。ところが、人口が同
じ 550 万人ぐらいで、面積が九州ぐらいのところで、世界で一番住みやすい国ご存じです
か。デンマーク。ほとんど北海道と同じ人口。面積は北海道よりちょっと小さい。それで
いて、世界で一番住みやすい国になっている。北海道だってできるでしょうと。今から 50
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年かけて形成したらね。デンマークっていうのは、北海道より土地柄は悪いんです。泥炭
地ばっかりだから。沖縄。沖縄今年独立しましょ。もう一回琉球国になりましょ。蝦夷共
和国をつくりましょ。蝦夷共和国っていうのは、榎本武揚が五稜郭の隣に引きこもったと
きにつくろうとした国の名前です。もう一回小さな国同士が、お互いに切磋琢磨し合って
いくんだ。それをつくっていけばいい。大きくすればするほどですね、いろんなことがで
きるかもしれない。でも、今度は統治するために、権力を使わなけりゃいけなくなってき
ましたね。私たちが今やろうとしていることは、もう一回、小さな共同体?
最後に大田
先生がつくろうとしたフィールドミュージアムがありましたよね。あれはその支え合う、
村落共同体とかね。大田先生どっかの段階で、教育だとか保育だとかは、子どもたちとか
学校という所に集めてやるっていうものではなく
てね、その人たちが全て生きているところで、そ
の生活っていうものを基盤にしながら、その子た
ちの、子どもたちの命の営みっていうものを育ん
でいくような、そういうものに気が付いて。で、
だとしたら、教育とか保育っていうのが、子ども
たちを育てていくってことができる、そういう共
同体?
村づくり、町づくり。それこそがテーマなんじゃないかということに気が付いて
いるんですね。だから、今、もう 96 歳超えて、そういうことを一生懸命やっておられるん
ですね。そのことに気が付いたのも、本郷町での、上から教育をやろうとしたことでは、
やっぱりうまくいかないし、それでは実態に即していないという違和感ですね。
で、その大田先生は、浦和市に居を構えます。大田先生のお宅はね、こういう山の斜面
がずーっとあって、この斜面のちょうど下がった所にあって、向こうが本当にきれいに見
える所だったんですね。今はもう家だらけになってしまったんですけれどね。あの、建物
っていうのは、映画に出てきましたけどロハ台っていって、粗末なベンチみたいな所にみ
んなで座ってこう議論をしている場面がありますけれどもね、その中に大工の棟梁さんみ
たいな人が居て、「先生の家作ってあげるよ」、と造ってくれたものです。その家がね、上
手なこう斜面に造ったような、すてきな段差があるんですね。私その家に憧れたことがあ
りますけど。あれ、家の中にちょっとした段差があるって、いいもんだなと思ってね。だ
けど最近年取ってきたら、段差があるってこんなにつらいんだなって、よく分かってきま
したけど。
生活記録を使った討論からの学び
で、まあ、ロハ台の実践をしたそのときに、あの、さっき言った本郷町の、上からプラ
ンを作る実践じゃなくてね、下からみんなで作っていくような、そういう新しい教育の実
践を模索し始めたんですね。で、彼は(青年学級の開かれるお寺に)行ったときに、
(そこ
に集まる若者たちが)なんの組織か分からなかったから、ただひたすらこうやってしゃべ
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ったやつを記録して、次の日にガリ版刷りして配って、それがだんだん、
「ええ?
こんな
こと俺しゃべったっけ。」
「いいこと言ってるじゃないっ」てなことで。その、戦後初めて、
いわばこう、何ていうんだ。討論する、会議することが大事なんだってことを、村々に広
めていって。あの、生活記録運動っていうのがあったんです。それを実はやったんですね。
生活綴り方っていうのは、小学校中学校でやってたんですが、それを、大人も皆やり始め
た。これを生活記録運動と言います。ええ、鶴見和子さんってね、鶴見、あの俊輔さんの
お姉さん、亡くなりましたけど。鶴見和子さんが、そういう生活記録運動ってとっても大
事だと言われて、理論化されたんですが、ちょうど広がった時でした。それを大田先生は
自分でもやられたんですね。で、そのときにね、さっき言ったね、教師が教えてやるって
いうのではなくてね、みんなが自分の生活を語り合いながら、
「おい、どうやったらもうち
ょっとね、利益が上がるんだろうか」とかね、一生懸命学びを発して。やっぱり今のまま
じゃ駄目だから、もっとしっかりしようっていうことが、書くこととしゃべることによっ
て見えてくる。こういう教育ってあるんだ。そこでは、誰が生徒か先生か分からない。め
だかの学校ですわね。学校でも二種類ある事ご存じでしょ。
「♪だあれがせいとかせんせい
か」っていうやつね。それでもう一つのね、
「♪ちいちいぱっぱ、ちいぱっぱ。すずめのが
っこのせんせいが、むちをふりふりちいぱっぱ」ってやつね。こういう学校でないね、そ
ういうもう一つの学校の少し原点が、大田先生には見えたんじゃないですかね。3 年間ぐ
らいやっておられたと思います。あのときの実践がきれいな活字になってます。あの、言
っときますけど、大田先生は 1 字も書いておりません。全部、奥さんが清書をしておられ
る。大田先生は、くしゃみしてるかな。先生の字って、読めないんです。悪字の典型みた
いです。ところが奥さんが書いた原稿なんて、本当にきれいな字ですね。本当に、僕はあ
の大田先生とあの奥さんが夫唱婦随で、本当に支えあってたご夫婦でした。全部ね、清書
されるんです。偉いなと思うんですけど、それも、ええ、してあげたいと思う夫婦関係が
あったんだと思いますね。掃除してましたね、最後ね。ずうっと夫婦でやってましたよ。
朝ね。そういうご夫婦もありますから。
そして、そういうロハ台の中でですね、新しい教育の可能性について自分の中で言い直
すわけですね。それは、可能な限り権力性がないようなね、そして、学ぶ者が主体になる
ような、そういう、その学び方が、あるんじゃないかと。教育っていうのは、そういう学
ぶことを応援する、学ぶことで自分が変わっていく、育っていく、自分を変えていく?
学
ばなければ変わらない。その学びを応援していくっていうことが教育なんだとしたら、こ
れこそが教育じゃないか。大田先生はものすごく教育っていう言葉がいけないんだってこ
とを一生懸命言われております。教育っていうのは、教え、育てると書いてしまいますね。
Education の本来の意味
元の言葉は、ご存じだと思いますが、Education ですね。英語では Education ですね。
この Education っていう言葉は、ええ、もともとラテン語から、ドイツ語訳とかフランス
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だとかイギリスに入っていくんですけれどもね、ラテン語っていうのは、今のイタリアの、
ローマ帝国の言葉でしたけども、Education がイギリスに入っていくのは、15 世紀頃。あ
のラテン語のね、エデュコとか、エデュキュレ、エデュカレっていうな言葉から、あの、
Education っていう言葉になって、イギリスに入っていくんですが、私の友人の研究では、
その当時の例えば 16 世紀、日本で言うと、織田信長が生きてた時代とかね、に書かれてい
るイギリスの文献の Education って言葉には、教えるって言葉は一切含まれていないんで
す。意味は、『最も優れた Educator は、それは何か。それは、女性の乳房である』ってな
ことが書いてある。要するに、あの、Educate するっていうのは、子どもを産み育てるっ
ていう意味なんですね。もともとはそういう意味です。で、要するに、Education のもと
もとは引き出すって意味もあるんですね、そういうのもあるけれど、養育するという意味
もあるんですね。で、それがいつの間に、学校でやるちいちいぱっぱみたいな意味になっ
てしまったかと言うと、17 世紀になりましたね。教会が、ええ、プロテスタントがわっと
出てきて、これは負けてられないってことで、カトリックがですね、あちこちで自分たち
の教義を広める学校をつくっていくんですね。イギリスなんか、その後 Sunday school と
かいろいろでてくる。その後に、まあ、文字をしっかり読んでもらうってことで、文字を
教えたりするときの、そのやり方。Catechism って言ってね、教義本導書。神様がなぜ正
しいんですか。それはこうこうこうだからです。丸暗記さしていくんですけどもね。その
ときに平行して、それを文字で書いて覚えさせてくっていうね、そういうやり方をしたと
きに、新しい方法を編み出さなきゃいけない。やがて産業革命が起こってね。子どもたち
にやっぱり読み書き能力が必要になってくる。どうしてもやらなきゃいけない。この当時
作られてるその文字が読めなきゃいけないわけですわね。ということで、文字を教えなき
ゃいけなくなるというときに、広い部屋にね、ズラーッと生徒並べて。そして何やったか
といったら、それを横に立ってモニターっていう助教ですね。助手がね、その大勢の生徒
に、
「おまえそれはこうだぞ」、
「それは違うぞ」っていうような形で、生徒が生徒を教える
っていうかな。で、そういうふうに 1 人の先生が 500 人位をバーッと一斉に教えるってい
うやり方を編み出して、これは一番お金の掛からない方法ですね。で、そういう教え方が、
あっちこっち出てきた。ま、それが、現代のモデルになっているんですけどもね。例えば
ね、オックスフォード大学とかケンブリッジ大学なんかだと、今でも昔の、500 年ぐらい
前の教室が残ってるんです。そういう教室のぞくと、こういう机は一つもありません。ガ
ラーッとした空間に、壁に沿って椅子がズラーッと並べられているんです、コの字型に。
で、昔の授業っていうのは、みんなコの字型に座って、お互いの顔が見える所で、先生は
真ん中に立ってこう説明して、どうのこうのって議論し合うんです。これが授業です。だ
から、こういう対面方式っていうのはね、教会で、説教をするときのやり方なんですが、
それがモデルになった。その方がたくさん入れるってことでね。そういう一連のやり方が
出てきた。それで、これは何て言ったらいいんだっていうことで、それまで子孫を養い育
てるということでは、Education って言葉しかなかったんで、これを Education って言お
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うじゃないかっていうことで、Education っていう言葉の意味がバーって広がっていって
しまって、やがて学校がブワーッと増えてきたときには、Education っていうのはそうい
うもんだってなってしまう。そういう時期に、日本に Education って言葉が入ってきたん
です。江戸の末期に。そして、この Education ってどういう意味でしょうかねっていうこ
とでね、前後の文脈をいろいろ見たら、これはどうも、まずいろいろ教えて、そして教え
るだけじゃなくて育てる、人間を育てていくってことらしいっていうことで、教え育てる
っていう言葉をつくったんです。これが教育。だから、教えるっていうことが最初に来た
わけです。で、実はこれ中国語を採用したものではありません。日本でつくって、広めて、
中国が逆輸入して、広めた言葉です。ま、そういうことが広がっていって、私たちは何気
なく模倣して、教育って使ってしまいましたね。そうすると、教え育てるじゃなくて、教
育っていうのは教えなきゃいけないんじゃないかとなってしまつたんです。でも、そうで
はないんだ。教育っていうのは、子どもたちあるいは人間の、学びたい、自分の命を輝か
せたい、自分をもっとこういうことができるようにしたい、そういう命の営みを探ろうと
して、それを応援してく営みであって、むしろ学ぶほうが主体で、それをサポートする人
が、いわばそれを側面から応援してく営みなんです。それを教えるという言葉を使ってた
らまずいんじゃないか。だから、大田先生はせめて育教と訳してくれたらよかったんじゃ
ないかとおっしゃっていますね。まず育てる。時々教える。
昔フレーベル主義ってね。お茶大付属幼稚園や明治大学で、
「はい、次これ上げて。3 番。
はい次これ上げて」とかなんかやって、こういう指導やってたでしょ。フレーベル主義の
恩物与えてね。でも、子どもたちにね、もっと目を輝かせる活動をさせることが大事なん
だって言って、保育を変えていったひとりの立役者が、倉橋惣三っていう人です。で、こ
の倉橋さんの保育論には、教えるってことは、ほんのちょっとでいいっていうわけね。で、
子どもが自分で自分の命を輝かす、目を輝かせる、没頭してるってことが多ければ多いほ
ど、子どもは育つ。そういう能力でできる関係を作ればいいんだ。そして、時々子どもた
ちが、「ねえねえ、先生、これどうして?」とかね、「ああ、先生これ駄目。もっとうまく
できないの?」とかって言ってくるそのときに、
「ああ、これ面白いテーマだな」と思った
ら、一緒に調べてみようかとかね、じゃ、皆さん集まって、みんなどうしたらいいと思う?
とかいってね。子どもたちの疑問や科学的な探求、もっと芸術的な創造へって形にいざな
っていくことを倉橋さんはやってたわけです。これ誘導法って言います。導いていく。
本来の教育に近いのは、むしろ保育の方
つまり、教育っていうのは、何ていうかな。子どもたちが、自分の命を輝かせようと思
って、学びたいと思っていることをいろいろ援助するんだけれど、同時に、子どもたちが
将来、ある社会を担わなきゃいけない。その社会があって、地球環境は非常に難しくなっ
てる中で、そういうことについても関心持ってくれるような人間になってかなきゃいけな
い。先行して、生んだ世代である私たちは、私たちが解決していけていない問題は、子ど
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もたちに託さなきゃいけない。託せる力を持ってほしいって、出来る力をもつように育て
ていかなきゃいけない。だから、教育という営みは、子どもたちだけに任しておけないと
いうことが、どうしてもある。願いを子どもたちに託すわけですね。で、それを押しつけ
るんではなくて、子どもたちが学んできたような興味だとか関心を、少しずつ少しずつそ
ういう方向に、納得してもらいながら、いざなっていく。それが大事ですと言ったのは、
倉橋さんなんですよね。
大田さんもそういうのに非常に近い考えで、あのね、教育とは何かというか、むしろね、
保育をやってる人のほうがよく分かってます。つまり、子どもたちが学んで育っていくこ
とに付き合っていくという点ではね、もともとの教育に近いというのは、むしろ保育なん
ですよ。だから保育学者、あるいは保育を実践している人たちの、実践していることに近
い。学校がそういうふうに変わったら、今の教育は大きく変わっていきます。
大田先生が考えようとしたのはですね、教育っていうのを、上から教えるんじゃなくて
ね、みんなが一緒に学びながらね、育ち合っていくっていう、そういうイメージですね。
で、結局ね、それは一人対一人、教師対生徒一人の関係で尽きるもんじゃない。あの、ロ
ハ台に集まった農家の次男坊、三男坊とかね、音楽室で劣等生とか言われてたその人たち
が皆集まってきて、その思っていることや実現したい夢を語り合って、それをみなで支え
合うんですよね。結局ね、学ぶっていうことは、学び合う、励まし合う、そういうこと抜
きには、やっぱり深い学びはなかなかできない。結局人
間って言うのは、一人では人間になれない。そのことを、
ロハ台から、大田先生は言っておられるんですね。
「人間」っていうのは、とても面白い言い方だと思い
ません?
人間って、一人で居るんじゃないんです。一
人だったらヒトでいいんです。人の周りと書いて、私た
ちは、人を指す言葉として使っていますね。人間ってい
うのは、もともとの意味は、人と人の間柄、今風に言え
ば、人間関係のことです。
『人間万事塞翁が馬』っていう中国の故事成語ありますわね。あ
のときの人間(じんかん)っていうのは、にんげんって読まさないで、じんかんと読まして
ますよね。この間(かん)っていう、門の中に日を書く、月を書く。意味は同じなんですが、
中国語の場合人間(じんかん)て読ませてますが、これどういう意味かご存じですか?
人
間って意味じゃないんです。人と人の間、つまり社会。世間っていう意味なんです。つま
り、われわれ人間はって日本で言うけれど、中国人から見たら、われわれ社会はっていう
意味に取られるわけですね。で、その人と人との間柄こそが、人にとって一番大事である
からこそ、私たちは、人間を「ヒト」と言わずに、人と人との関係性という表現を使ってい
る。人は一人では人間になれない。その関係性が豊かでない限り、人間になれない。これ
は日本の先人の知恵ですね。もちろんね、一人で学ぶことたくさんある。でも深い学び、
感動的な学びっていうのは、お互いに切磋琢磨して励まし合ったりする中で、実現していく。
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そして、その延長でね、人は一人で生きていけない。お互いに支え合い、励まし合ってこ
そ、生きていける。そういうこう、ツーと言えばカーといえるような関係の中で、人間は
幸せになっていく。そういう関係性を作ることこそが、教育学の課題である。私自身はい
つの間にか、教育学っていうのは「まちづくり」なんだよって言い方をしていたんですが
ね。で、要するに、人間と人間がこう支え合うようなね、そういう関係を、例えば保育園
っていうのは場所を中心にしながらね、みんながこう結びつき合っていく。おじいちゃん
もおばあちゃんも来てくれるっていうね。そうやって、みんながなんか役割を果たしてい
く。ギブ・アンド・テークの関係で結びついているって言いますかね。そういうことを作
っていくのが、保育園の努めなんだからっていうことをいってきた。で、まあそういうこ
とを大田先生は、もう、50 年代に発見されたわけですね。
教育が持つ固有の価値とは?
で、その後大田先生は、50 年代の末に、イギリスに留学されます。ただ、戻って来てか
らですね。60 年代入ってから、70 年代までの 10 年間は、ええ、ともかく、元気がなかっ
たそうです。で、図書館のね、司書さんなんかは、
「大田先生最近どうしたんだろうね」っ
て心配していた。なぜ元気がなかったかって言うと、大田先生がめざそうとした教育とは
実際は逆の方向に日本の教育が急速に流れていったからです。日本が高度経済成長政策を
取って、農村をつぶして工業化し、そしてその工業社会に人を送り出すために、学校を競
争の場に変えていく。で、人間っていわずに、人的資源とかね。そういう言い方がまかり
通ってくる。
あの、教育っていうのは、確かにね、それ自体独立してるかどうか、怪しいところある
んです。将来へのための人材を作るという夢は否定できないわけですね。でも、それはね、
将来の、例えば、いろいろな市民にするっていうと、政治的な主体にするっていう意味な
んですかね。で、それぞれ優秀な働き手にするってなったら、これ経済的な主体にするっ
てことですわね。だから、教育っていうのは、やっぱり経済的な価値、政治的な価値の実
現っていうことと切り離しては、構想できないんじゃないかっていう考え方ですね。
それに対して、ちょっと待って。それじゃ、政治や経済に、いつも従ってなきゃいけな
いのか。そうじゃなくて、教育には、教育固有の価値があるんじゃないか。経済とか政治
だとか、その他に従属しないような、固有の価値があるんじゃないかっていうね。ちょっ
と難しい話になって申し訳ないんですが。教育的価値論の世界観ですわね。これがね、思
いっ切り議論されたのは、60 年代なんです。教育が経済や政治のしもべみたいになって。
愛国心教育、道徳を教科化するだとかっていうのが、ワーッと出てきて、なぜか国の為政
者の望む人間のほうに持って行こうとすることに対して、大変な無力感があったっていう
ことです。
大学のゼミではね、改めてね、その権力に結びついてない教育っていうものの可能性は
あるのかってことで、民間っていうキーワードにこだわったんです。だから、大学で民間
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にこだわった福沢諭吉、それからあの民俗学の柳田國男の本も、ずっと読んでましたね。
私なんか大学に入った頃は、紛争に入ってね。その紛争の学生たちにいっぽうで共感しな
がら、そういうことでもって新しい社会をつくれるかどうかって疑問を持って、まあ、そ
のとき紛争時代の学部長が大田先生だったんです。
その後大田先生は、70 年代入ってもやっぱり民間っていうのに、改めてこだわってです
ね。そして民間教育支援協会を起ち上げて、本当にいなかのおじいちゃん、おばあちゃん
への聞き取りとかに走り回ります。昔ながらの子育ての習俗の研究を始められます。つま
り教育なんていうハイカラな言葉ではなく、先人の、人間が人間を育てるという営みと智
慧をね、丹念に記録していこうっていう努力です。柳田國男の民俗学の勉強をずっとされ
ていました。そのあとに、都留文科大学に呼ばれて、そっちへ行かれたのが、70 年代後半
でした。70 年代に入る頃から、要するに、大田先生なりの教育的価値論なんですけどね、
経済や政治のしもべとなってしまう教育ではなくて、教育に固有の価値があるとしたら、
それはね、命を頂いたその動物である人間が、その命をいかに充実させ、輝かせるかとい
うこと。それ自体が、教育の営みだとしたら、もっと生物学というものに、ベースを置い
たような教育学をつくらなきゃいけないんじゃないかっていうふうに考えらたんです。で、
そのために、大田先生は、かなり生物学の勉強をされます。一所懸命されていました。
種の持続の営みとしての教育
そして、生物の共通の本能っていいますかね、牛や馬や鳥やネズミや、そういう生命を
持つ動物が、共通に持っている営みを、人間も営まなければいけないんです。そこから人
間が行う教育ということを考え直そうということで、「種というものを持続させていくた
めの、営みとしての教育」というカテゴリーを考え出されたんです。
で、これをね、ちょうどね、生物学の中で、あの、ご存じですかね。ドーキンスいう人
が、利己的遺伝子論っていう面白い生物学の考え方を出して。要するに生物っていうのは、
その遺伝子が、自分の子孫を残そうという本能みたいなものを持っていて、それがいろん
な営みのベースとしてあるんだっていうね、そういう考え方。それに近いような考え方で
したね。で、そこからは、あの、命の営み、生命を持った存在、営みとしての教育ってい
うことをいろいろ深められるようになっていきますね。
で、今、申し上げてきた平等に命を頂いた存在である人間が、そのいただいた命をどう
いうふうにこう充実させ活性化させ、生命力を高めながらね、その子らしい生きる物語を
作っていくのかっていう、そういうことをサポートする営みとしての教育っていうか。そ
ういう概念が、80 年代半ばに非常にはっきりとしてくるというか、ずーっといろんな可能
性を模索しながら、いわずもがなとして整ってくるっていうのが、80 年代からですね。で
すから、あの、大田先生が見つけられたのは、仮に教育がね。確かに優秀な市民になって
いかなければいけない、ちゃんとした働き手になってもらわなくちゃいけない。そういう
意味で教育っていうのは、経済や政治なんかと切り離せない面は、間違いなくあるんです
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ね。だけども、だけどもね、そういうもっと以前にね、教育固有の価値があるんです。そ
れが、大田先生が発見された、命の営みとしての、生きるという営みの、それを支える、
行為としての教育なんですね。これは、政治主体になる、経済主体になる、に関わらず、
そこをまずは充実しなければ、本当の教育と言えないんだ。それがね、大田先生の教育的
価値論じゃなかったかなと、私は思っています。
で、私なんかもそうですが、人間というのはね、決して理想社会なんてつくったことな
いんです。理想の社会つくったことのない人間がね、どうしたら理想社会をつくれるかっ
ていうことをずーっと模索して営み、それだけを続けてきたんです。多くの人は宗教とい
う形でやってきた。だから人間にとって一番大事なのはやっぱり宗教なのかもしれないん
ですが。で、それをもう少し現実的な形にしていかなければならない。そういう営みが教
育なんです。教育と宗教っていうのは、深い所でつながっていると思っています。それは
いつでもね、あの、権力的な関係じゃなくてね、お互いが、絶えず命というものを、どう
いうふうに大切にし、どういうふうに活性化し、どういうふうに輝かせるかっていう切磋
琢磨しないと。
で、そういうことをサポートしながら、それぞれが生きる、自分だけの夢とか希望って
いうかな。そういうものを見つけていくってものを励まし続けていく。子どもたちの一人
一人の心の中に、小――さな夢、希望を見つけてい
くのを、手伝うこと。これが保育であり、教育なん
だっていうね。で、それは多分、保育をしている、
教育をしている私たち自身が、あ、ここに希望があ
る。ここに光があるっていうふうにして、見つけ続
けなければできない営みなんではないかって気がす
るんですね。
大田先生は、ご自分なりに選んで今著作集っていうのも作られています。ですから皆さ
んも、ぜひ読んでいただきたいと思うんですが、あの、100 年のちの歴史家が、ま、大田
先生をどう書かれるか分かりませんけれどね。東大なんていう、学問でいえば権力の中枢
の中にいた先生がね、何かそういう中に身をおきながらね、諸説が出た所に出て行って、
行き来しながら、ええ、ここのほうが本当の教育じゃないか。これのほうが本当の教育じ
ゃないかと必死で模索している。で、そういう意味では、東大に居たっていうことは、あ
の、大田先生にとっては、歯がゆいと言うんでしょうかね。でもまあ、別の意味ですが、
大田先生にとっては必然だったという気がするんですけどね。そして、絶えず民衆ってい
うんですか、民の世界に接点を持ちながら、人類の歴史と共に、古くから、人間が人間を
育てるいう営みは、ずっと続いてきたんで、それを大きく超えるのは、こんなことをして
はいけないんだとね。人間が人間を育てるっていうことの中に民衆の本当に喜びとかね、
あるいは関心があって、それは今っていう社会の中で、私たちなりにこう創造していくっ
ていうことしかできない。それは命をつないでいく営みなんだということだと思うんです。
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保育の中に教育の原点があることを社会が認める時代
私なんかは、もともと学校教育とくに学力問題やってきたんです。あるとき小学校 1 年
生の先生が僕に、
「汐見さん、私たち空しくなるんだよね」。
「どうして?」
「小学校 1 年生の
ときに、5、4、3、2、1 の差を付けちゃったら、それが 6 年生になるまでほとんどひっく
り返ることってないのよね。2、3 の子は 6 年生になっても 2、3 なのよね。なんのために
私たち教育してるのかしら」って言うのです。40 年近く前かな。学校の先生。「そうだよ
ね」って考えさせられましたね。で、「なんでその点数で人間を振り分けてしまうのかね」
ってね。そのことも問題だけども、小学校の 1 年生に入ったとき、
「こんなにもう差が付け
られてしまうって、一体何なんだろうかしらね」って思ったので、それで私、幼児教育に
きたんです。大田先生が追求されようとした人間の平等だとか、なんのために私たちは教
育って営みをするのかっていうのを、もっと明確に考えようとしたら、保育の方がよく見
えるはずだっていうことでね。そのことを私は間違ってなかったと思います。今は、その
大田先生が見つけられたようないろんなテーゼ。それは、保育そのものに直接つながると
同時に、その論理で、小・中、あるいはずっと上の学校教育が変わっていけば、教育とい
う営みの意味や効果が大きく変わるんだと思うんですね。ですから、私たちは今、実践を
ね、わあ、こういう体験をすると子どもたちが自然の中で、こんなによく目を輝かすって
ね。これはここでこんな知恵になっていってるんだってことを示していくことによって、
保育の中に教育の原点があるんだっていうことを、社会が認めてくれるような時代ってい
うのは、確実に来るなと私は思っているんですね。ただそれを発信できるかどうかだけの
話で。そういうことを応援するっていう理論、思想というものが、今少しずつできてきて
いるような気がします。
絶望の中にこそ希望をみいだす
そして、もう一つね。あの、大田先生はね、
『かすかな光へ』っていう(映画の)題を谷
川俊太郎さんの詩から頂いて付けてましたね。教育って何かっていうこととつながるんで
すけども、大田先生はね、自分が受けてきた教育を、戦争体験において全部否定された。
そして、そんな教育を受けてないと思われた農民たちの方が、ずっと優秀であったという
事実。で、教育というのは何なんだ。そして人間の平等って何なんだろうってことが出発
になったわけですね。でもね、近代化社会をつくるために、規制ごとワーッと押し寄せて
くるような教育っていうものと対比して、しょっちゅう絶望しながらね。でもロハ台でち
ょっと希望を見つけたりね。いつも絶望しながら、そこからどう希望を見つけてくかとい
うことで、種の持続の営みと考えたら、見えてくるんじゃないかとか。大田先生の強い精
神の力っていうのかな。強靱な精神っていうの、私はいつも感心するんです。それは一言
で言うとね、絶望の中にこそ、希望を見いださなきゃいけない。現実は変わり行くんだと。
絶望することが多ければ多いほどですね、そこに小さな希望を見つけなければ、人間は生
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きていけないんだ。いつも大田先生は、こうすればできるじゃないですかってね。それを
ね、一生懸命小さな足元に見つけてるわけ。ムササビのね、巣を作り直そうという実践?
あれ見ると、大田さんは自分ではね、そういうことやれる訓練を受けてないわけだから。
そういう学生たちや先生がたに、強い共感を示しながらね、あるいは、あの、新しい子ど
もたちのフィールドを作ろうとする実践だとかね。無農薬でいろいろ農業をやってる人た
ちの所に行ってとか、3.11 の後にそういうことをされていてですね、そういう人たちの中
にこそ、この人たちこそ、新しい社会をつくる、新しい教育を一つつくる、一つの可能性
であり、希望なんだ。という、そこに自分も身を置こうとしているわけですね。それを自
分なりに一つのかすかな光、希望を見つけようとする努力と希望を持ってるんですね。
ぜひね、
『かすかな光へ』というこの映画をですね、いろんな所でもう少し広めてくださ
い。そんなところ見てもらいながらですね、あらためて、人を育てるっていうのはどうい
うことなのかっていうことを、原点に戻って考えてもらいたい。そういう機運をね、社会
に広めていっていただきたいなと思います。大田先生が、私どもに大事な財産として残し
てくれた映画ですからね、ぜひ活用してみたいなと思います。また明日も分科会があるよ
うですので、それぞれに感じたことを持ち寄りながら、これからの実践を高めてもらいた
いと思います。終わります。
(了)
(文責
千葉県民間保育振興会
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研修担当副会長
鈴木眞廣)