海洋観測実習-前期

海洋観測実習
(Laboratory Course in Coastal Oceanography)
担当教員名
科目区分
瀬戸 雅文、近藤 竜二、兼田 淳史、高尾 祥丈
専門
オフィスアワー
メールアドレス
授業概要
授業目標
選択
対象学年
3
開講期
前期集中
単位数
1
瀬戸:木曜第 5 時限目ほか随時 海洋生物資源学科棟 7 階 711 研究室
近藤:木曜第 5 時限目ほか随時 海洋生物資源学科棟 7 階 705 研究室
兼田:木曜第 5 時限目ほか随時 海洋生物資源学科棟 7 階 712 研究室
高尾:木曜第 5 時限目ほか随時 海洋生物資源学科棟 7 階 704 研究室
瀬戸:[email protected]、近藤:[email protected]、
兼田:[email protected]、高尾:[email protected]
小浜湾を調査海域として、予め設定した観測地点で水温など乗船観測を行うとともに
採水、採泥作業を行う。採取した試料は、クロロフィル濃度の測定、泥の粒度分析、
強熱減量分析を行い、現場データを用いて海洋構造について解析する。
1. 海洋生物資源学フィールド演習(乗船実習)等で習得した海洋現象について実際
のデータに触れて結果を表現し、文献等で調べた結果を考察する力を身につける。
2. 観測手法、試料の分析、データの解析方法などを習得し、制約された時間内で行
う膨大なデータ処理や海上作業を通してチームワーク力を身につける。
学習・教育目標との対応:B-4(◎)
、C-5(○)
授業計画・内容
1.実習にかかわる海洋物理学、海洋生物学の概論講義(担当:瀬戸、近藤、高尾)
2.生物・化学環境の観測(担当:近藤、高尾)
3.物理環境の観測(担当:瀬戸、兼田)
4.試料の分析:クロロフィルの測定、プランクトンの観察(担当:近藤、高尾)
5.データ解析:TS 曲線の作成、海水交換率の算出(担当:瀬戸、兼田)
6.試料の分析:粒度組成、強熱減量試料の分析(担当:瀬戸、兼田)
キーワード
教科書
参考書
評価方法
・評価基準
関連科目
履修要件
授業改善
・学習方法等
海洋観測、水塊、海水交換、クロロフィル、プランクトン、小浜湾
特に指定しないが、適宜プリントを配布する。
海洋観測指針/気象庁編/日本気象協会 1990 年、海洋観測入門/柳哲雄著/恒星社厚生
閣 2002 年
レポート評点(70%)と技術習熟度(30%)を総合的に評価し、60%以上を合格とす
る。レポートは、作成の要領を講義中に指導し、主として結果と考察の記述の仕方を
評価する。特に海洋の物理現象や生物現象の正しい理解度(B-4)を評価する。技術習
熟度は、実習中に巡回し、正確かつ効率的な作業を積極かつ協調的に行われているこ
とを総合的に判定(C-5)して評価する。
水域環境学、環境水理学・同演習、沿岸海洋学、海洋微生物学、水域環境保全学の履
修が望ましい。
実験、実習などを履修するための前提科目を履修していること。
7 月中旬に、実習の概要説明を行うので、履修する学生は出席すること。
【授業改善のための工夫・前年度の授業評価に対するコメント】観測機器の準備から
試料・データの処理まで学生が主体的に行動できるように指導する。
【授業の進め方】船舶による調査は常に危険と隣り合わせのため、教員とTAが常に
目を配り、学生に頻繁に声をかけるように心掛ける。
【予習・復習等の内容と分量】現場データは各自で保管・整理し、不明な点は実習期
間内に質問する。レポートの作成では、他の海域に関する文献と比較しながら、小浜
湾の特性について考察を加えること。
【その他】乗船観測では終日船上での実習となるため、昼食、飲み物は各自で持参す
る。必要に応じて酔い止めなども各自で持参する。使用する船の定員等の都合により
履修人数の制限や授業内容を変更することがある。