National Diet Library 医薬品 Business, Science and Technology Room 医薬品について調べるには、次のような本や雑誌があります。 *【】内は当館請求記号。記載のないものは、版によって請求記号が異なります。 **棚番号（例：棚：SD81）は、科学技術・経済情報室内での棚の位置を示します。１．薬についての総合事典 ●『薬の事典』（朝倉書店 2001）【SD2-G68】（棚：SD81）「総論」と「各論」に大別し、「総論」では、「薬の見分け方」などの「薬」についての基本的な情報を、「各論」では、治療薬を疾患別に分類し、「医薬品一般名（有効成分名）」を項目名（見出し語）に、作用・適応・副作用・対応する商品名（製品名）などを1頁以内で解説しています。また、「薬局で買うことのできる薬」の項もあります。巻末の「薬品索引」では、一般名及び商品名からの検索が可能です。 ●『JAPIC日本医薬品名事典』（日本医薬情報センター 2007）【SD2-H116】（棚：SD81） 2007年7月1日現在、日本で流通している約17,800品目の医療用医薬品と約11,300品目の一般用医薬品について、製品名のアルファベット順および50音順に、商品名、会社名、薬価、薬価基準への収載日、一般名、薬効分類などが掲載されています。なお、医療用医薬品の部分は背景を薄青色にして一般用医薬品と区別し、後発医薬品は会社名の後に記号を表示して先発医薬品と区別しています。１ ●『医薬品・医療衛生用品価格表』（薬事日報社年刊）【Z43-180】（棚：SD81）一般市場に流通している医療用医薬品、一般用医薬品に加えて、医薬部外品、医療衛生用品について、品名、薬効、主成分、メーカー名、容量・形態、メーカー希望小売価、メーカー希望卸売価などが掲載されています。巻頭には、「医薬品の生産と価格の動向について」と題する記事が掲載されています。また、「主要生薬等相場表」も掲載されています。巻末には「メーカーリスト」があります。２．医療用医薬品 ●『JAPIC医療用医薬品集』（日本医薬情報センター年刊）（棚：SD81）日本医薬情報センターが入手した資料（添付文書など）を基に、医療用医薬品の医薬品名（日本語名、欧文名）、成分名、薬効、薬効分類番号、製品（商品名、会社名など）、組成、効能・効果、用法・用量、禁忌、相互作用、取扱い上の注意、薬効薬理、性状、備考などが掲載されています。巻頭には、50音順索引、アルファベット順索引、薬効分類索引があります。 ●『JAPIC医療用医薬品集 : 薬剤識別コード一覧』（日本医薬情報センター年刊）（棚： SD81）日本医薬情報センターが添付文書などの資料を入手した医療用医薬品のうち、識別コード・包装コードのある品目が収載されています。識別コードの数字順、アルファベット順、マーク順に、識別コード、色・割線、商品名・会社名、一般名、規格単位、薬効、『JAPIC医療用医薬品集』（年刊）の掲載ページが表にまとめられています。２ ●『日本の医薬品構造式集』（日本医薬情報センター年刊）（棚：SD81）国内で流通している医療用医薬品のうち、一部の高分子製剤、低分子製剤などを除いた成分の構造式が掲載されている資料です。各成分の一般名、欧文名、薬効、薬効分類番号、適応（効能・効果）、構造式、分子式、分子量、化学名、CAS番号などが、一般名の50音順に掲載されています。巻頭には、50 音索引（一般名・製品名）とアルファベット索引（一般名のみ）があります。 ●『薬剤・傷病名早見表. 2013』（日本医薬情報センター（JAPIC）データ制作医学通信社 2013）【SD2-L4】（棚：SD81）医療用医薬品名から標準病名（WHOが定めた国際疾病分類であるICD10に準じる）を調べることができる資料です。内用薬、注射薬、外用薬の（歯科用薬を含む）に大別し、商品名の50音順に、商品名、規格単位、薬価、一般名、製造販売会社名、薬効分類番号、効能効果、標準病名、後発品（商品名、規格単位、薬価）などが掲載されています。表紙裏には、薬効分類番号表があるほか、巻頭には、商品名・一般名から引く50音索引があります。掲載対象外品として、漢方薬、生薬、皮内反応注射薬、アレルゲン製剤、体外診断用医薬品、直接の薬理作用を発現しない溶剤・基材、賦形剤があります。また、標準病名でない同義語、慣用語の記載はありません。３ ●『病名適応医薬品集. 2012』（日本医薬情報センター 2012）【SD2-J135】（棚：SD81）標準病名・一般名（成分名）から、医療用医薬品を探せるようにまとめた資料です。 2,000弱の標準病名（WHOが定めた国際疾病分類であるICD10に準じる）、3,500以上の慣用病名（例：四十肩）、12,000以上の医療用医薬品の商品名が掲載されています。「標準病名に対応する医薬品」では、標準病名別に効能効果のある医薬品の一般名、商品名、関連する効能効果を表にまとめています。「一般名別商品名リスト」には、商品名、規格単位、製造販売会社名が掲載されています。３．一般用医薬品（市販薬） ●『JAPIC一般用医薬品集』（日本医薬情報センター年刊）（棚：SD81）日本医薬情報センターが入手した資料（添付文書など）を基に、国内で販売されている一般用医薬品（OTC）約11,000品目の医薬品名（商品名・欧文名・局方名など一般名）、販売区分、会社名、リスク区分（例：第1類医薬品）、組成、添加物、適応、用法、包装・価格、備考などが掲載されています。巻頭には、 50音順索引、会社別製品索引があります。巻末にあるクリーム色のページには、「配置販売品目基準」、「ブランド名別成分比較表」などの付録があります。 ●『OTC医薬品事典』（日本OTC医薬品情報研究会編じほう隔年刊）（棚：SD81） OTC医薬品（一般用医薬品）約2,600品目、指定医薬部外品約200品目の製品名、会社名、特長、リスク区分（例：第1類医薬品）、成分名、含量、添加物、効能、用法・用量、製品特有の注意、製剤（色調、性状など）、包装・価格、その他（販売会社名など）が掲載されています。巻頭に、症状別索引、製品名50音順索引、会社名別索引、成分索引（有効成分のみ）があります。そのほか、巻頭に「知っておきたいクスリの知識」と「製品紹介」（約200品目の製品のカラー写真）が、巻末に「第1類医薬品一覧」などの付録があります。インターネット情報を含む、より詳しい調べ方のご案内をホームページに掲載しています。リサーチ・ナビ「科学技術・医学」「経済・産業」（http://rnavi.ndl.go.jp/rnavi/）リサーチ・ナビ検索本・雑誌の大部分は立入不可の書庫にあります。「NDL-OPAC」から、キーワード（雑誌記事名、著者・出版社等も含む）で検索して、利用申込をします。国立国会図書館科学技術・経済情報室平成27年3月31日改訂４５６