IEC/TC111 電気・電子機器、システムの環境規格の概要

IEC/TC111 電気・電子機器、システムの環境規格の概要
2015.3.31
対象機器:すべての電気・電子製品、電力系統が対象。※IECの各TC(製品委員会)との緊密な連携のもとに、
環境関連の基本的且つ製品横断的な基準や、技術レポートを含めて必要なガイドラインを作成。
■背景及び課題
各国の製品環境規制グローバリゼーションへの
対応。国際市場での自由流通を確保。
■活動方針
1. 日本の技術/製品の国際流通を確保するIEC規格
開発の推進。
2. 各国法規制内容の国際整合へ貢献。
3. 各国産業界の自主的な環境負荷低減活動の共通
的な指針作成。
4. 日本人議長をサポート。
■成果
1. 環境配慮設計、グリーン調達・情報開示(化学物
質情報開示及び試験方法)等、各国法規制への
適合性評価(整合規格)とサプライチェーン情報
管理に活用できる規格を開発。
2. 温室効果ガス排出量/削減量算定、リサイクル性
配慮等、自主的な環境負荷低減共通指針を開発。
■今後の予定
◆ TC111の構成と標準規格作成
適合性評価
ガイダンス文書
作成を検討
(EN50581
整合規格)
IEC 62430を基に、
IEC/ISO共通規格を
開発
IEC 62321-6
IEC 62321-7-1
IEC 62321-7-2
IEC 62321-8
を開発中
IEC TC111
中長期標準活動
戦略プラン作成
(2014年11月
TC111総会で合意)
中長期標準活動戦略プラン(化学物質管理、環境配慮設計等各分野毎のロードマップ)に基づき、活動を推進
●環境配慮設計IEC/ISO共通規格(ドラフト開発) ●RoHS等管理適合性評価規格(ドラフト開発)
●RoHS等規制物質試験方法規格開発(継続テーマ) 他、製品の環境影響評価宣言(Product declaration)等の開発を検討