第1章 園施設の概略 第2章 幼保連携型認定こども園の運営

第1章
園施設の概略
法人名:施設名 社会福祉法人八栄会 幼保連携型認定こども園 施設名:でしまつ子ども園
所在地 〒750-0078 下関市彦島杉田町二丁目3番10号
TEL083ー266ー3700
FAX083ー266ー7519
http://www.deshimatsu-hoikuen.net
創
立
園児定員
E-mail:[email protected]
昭和30年4月11日
140人
園舎建物構造
鉄筋コンクリート造陸屋根2階建(園舎)
鉄骨造陸屋根1階部分(地域子育て支援拠点事業:カンガルークラブ)
第2章
幼保連携型認定こども園の運営
入園対象のお子さん
当園への入園は、保護者の方(父・母)のいずれもが仕事に従事したり、疾病にかかっている等の事
由で教育・保育ができない場合、家庭の保護者の方に代わってお子さんを教育・保育することを目的と
する施設であると共に、保護者の方(父・母)のどちらかが仕事に従事していなくても、教育のみを必
要としているお子さんは入園対象となります。
(1)昼間、家庭(自宅)以外で保護者の方が仕事をしており、お子さんを保育する人がいない家庭。
(2)昼間、家庭(自宅)内で保護者の方がお子さんと離れて、家事以外の仕事をしており、お子さん
の教育・保育をする人がいない家庭。
(3)前項1・2項の昼間とは、保護者の方が勤務日数が月に13日以上、勤務時間は1日10時00
分から14時00分(原則)を挟んだ最低4時間以上勤務している家庭。
(4)出産で、お子さんの教育・保育ができない場合。
(5)長期疾病または心身に障害があり、お子さんの教育・保育ができない場合。
(6)火災・風水害・地震等により家を失ったり、破損され、その復旧の間お子さんの教育・保育がで
きない場合。
(7)満3歳児以上、小学校就学前の教育のみを必要とするお子さん。
(8)その他、下関市が定める事由
園児の認定区分と利用範囲
(1)新制度のスタートに伴い、当園の幼保連携型認定こども園「でしまつ子ども園」は、共働き家庭
だけではなく、全ての子育て家庭を支援する制度です。0歳から就学前の6歳までが利用できます。
1
平成26年度までは、保護者の方が就労しているか、行政が認める諸事由等により、お子さんが
保育に欠けるため、当園にて保育をすることが入所の原則でしたが、平成27年4月1日からは、
保護者の方が就労していなくても、お子さんの教育を当園にて必要とする場合は、入所することが
できるようになりました。
ただし、就労している保護者の方が多いので、平成27年度からは園児定員を140名に増員し
ます。従いまして、4月1日から、教育と保育の利用園児定員を135名とし、教育のみを必要と
する園児定員を5名としてスタートします。
(2)利用するにあたり、教育及び保育の必要性に応じた支給認定を受ける必要があります。
また、支給認定区分は3種類あります。
1号認定の園児
満3・4・5歳児の
満3歳児以上の小学校就学前の教育が必要な園児。
教育を行う。
2号認定の園児
3号認定の園児
満3・4・5歳児の
満3歳児以上の小学校就学前の園児で、家庭におい
教育と保育を行う。
て必要な教育・保育を受けることが困難な園児。
0歳児・満1・2歳児の 満3歳児未満の小学校就学前の園児で、家庭におい
教育と保育を行う。
て必要な教育・保育を受けることが困難な園児。
(3)1号認定は、必要とする教育時間を9:00~14:30の5時間30分。月曜日から金曜日ま
での週5日間の利用です。
(4)2号・3号認定は、標準利用時間11時間と短時間利用時間8時間の2種類があります。なお、
標準時間と短時間とでは、認定区分が異なり、保育料が異なりますのでご注意下さい。
● 標準時間とは、就労が月120時間以上、1日最大11時間の中で、必要とする教育・保育時
間を7:00~18:00の11時間、月曜日から土曜日までの週6日間の利用です
● 短時間とは、就労が月52時間以上~120時間未満、1日最大8時間の中で、必要とする教
育・保育時間を8:00~16:00の8時間、月曜日から土曜日までの週6日間の利用です。
学年の編成
教育・保育を行う場所は、各年齢ごとに分けた6つの部屋(組別)で教育・保育を行います。ただし、
異年齢児間の活動や時間帯によっては、単一の部屋にて教育・保育を行います。また、園庭や園外等で
は、異年齢児間との活動を行います。
年
齢
組
0歳児
ひよこ0
満1歳児
ひよこ1
満2歳児
り
満3歳児
うさぎ
満4歳児
きりん
満5歳児
ぞ
教育・保育
教育のみ
3号認定の園児
該当外
2号認定の園児
1号認定の園児
す
う
園児人数定員(140名)
年齢(満)
0歳児
1歳児
2歳児
3歳児
2
4歳児
5歳児
組名(学級)
ひよこ
ひよこ
りす
うさぎ
1号認定の園児
3名
2号認定の園児
25名
3号認定の園児
12名
20名
きりん
ぞう
1名
1名
27名
27名
24名
計
5名
79名
56名
※上記の各組の受け入れ園児人数は目安です。
計140名
開園時間
(1)月曜日~土曜日 / 7時00分~19時30分(18時01分~19時30分は、夜間延長保育。)
(2)ホリデイ保育(無料:完全給食)日曜日・祝日 / 8時00分~17時30分(9時間30分)
2・3号認定の園児の保護者の方が、日曜日・祝日に就労を証する「勤務証明書」を提出してい
る園児が利用できます(無料:完全給食)。ただし、1号認定の園児は利用できません。
年度の開園期間
(1)当該年度の開園期間は、4月1日から翌年3月31日までです。
(2)入園式は、4月の第1土曜日の午前中に行います。卒園式は、3月末日に一番近い土曜日の午前
中に行います。
休園日
(1)年末12月31日・年始1月1日~1月3日(4日間)。
ただし、やむを得ず他の日を休園する場合は、事前にお知らせします。
(2)行事・催事等や諸事由等により、休園や開園時間帯を短縮することがあります。
運動会(10月第2日曜日、雤天の場合の予備日[祝日]もしくは「日曜日」。)、生活発表会(2
月)は行事・催事等のみです。ホリデイ保育は行いません。
第 3 章
園 の 利 用
新規入園のお子さん
支給認定に係わる申請書提出の手続きについて。
(1)1号認定のお子さんの申請は、保護者の方の就労状況等の提出や審査が必要でないので、2・3
号認定とことなり、簡素な手続きとなります。
(2)2・3号認定のお子さんの申請は、保護者の方の就労状況等の提出や審査が必要です。
入園するお子さんは、保護者の方と当園の直接契約となります。
保護者の方と当園間の直接契約となりますので、下関市の利用調整を経た上で、保護者の方と当園の
間で、「でしまつ子ども園利用契約書」を交わします。市役所が定める利用者負担額(月額保育料)や
給食費等を、当園に直接支払っていただきます。
なお、納入方法につきましては、毎月27日から月末日までに、口座振替(山口銀行・西中国信用金
庫のいずれかをお選び下さい。)もしくは、現金にて納入下さい。
3
保育料・給食費・その他指定の料金の徴収方法
(1)ここでの対象となる利用料金は、保育料金・給食費・その他指定の費用とします。
(2)利用料金の支払い方法は、保護者の方は口座振替(自動引き落とし)もしくは現金にて支払って
いただきます。
保育料金
保育料の決定は次のとおりです。
(1)1号・2号・3号認定の園児の保育料の額は、下関市の「保育料額表」とします。
(2)1号・2号・3号認定の園児の保育料は、家庭の市民税の状況により、保育料が決められます。
1号・2号・3号認定の園児の保育料は、お父さん・お母さんをはじめ、当該支給認定保護者の
方の属する世帯の所得状況等(前年度の市民税等)を勘案して決められます。
給食の利用費
給食利用費は、「給食利用申込書」を提出した当該月から、1か月単位にて利用回数に係わらず均一
の金額とし、保育料と一緒に利用当該月の27日(日・祝日の場合はその翌日)から月末までに、直接
当園へ口座振替(自動引き落とし)もしくは現金にて納めていただきます。
「給食利用申込書」を提出後、取り消しをする場合は、当園に用意している「給食利用申込取消書」
を提出していただき、提出していただいた時点で精算し、給食利用分を徴収させていただきます。
(1)1号認定の園児(3・4・5歳児)の給食費は、保育料金に含まれていないので、給食利用費に
ついては、次の①・②・③・④のいずれかを保護者の方から選んでいただきます。
①完全給食[ご飯、おかず・汁物類]の申し込みの場合、「給食利用申込書」を提出していただき、
利用費は月額5,000円です。
②主食[ご飯]の申し込みの場合、「給食利用申込書」を提出していただき、利用費は月額1,0
00円です。
③副食[おかず・汁物類]の申し込みの場合、「給食利用申込書」を提出していただき、利用費は
月額4,000円です。
④弁当の持参。(無料)
(2)2号認定の園児(3・4・5歳児)の給食は、副食[おかず・汁物類]のみを提供するので、主食
[ご飯]の申し込みの場合、「給食利用申込書」を提出していただき、利用費は月額1,000円
です。なお、主食[ご飯]を申し込みしない場合、主食[ご飯]をご持参下さい。
(3)3号認定の園児(0・1・2歳児)の給食は、完全給食[ご飯、おかず・汁物類]で、申し込みは
必要ありません。
(4)給食につきましては、保護者の方が希望する場合や行事・催事等の際には、弁当持参をお願いす
ることがあります。
1号・2号・3号認定の短時間・標準時間の利用時間と利用期間等。
1号・2号・3号の各認定園児の利用時間・利用期間については、次のとおりです。
認
時
定
間
1日の利用時間
週の利用期間
年間利用週と日
数
4
1
●9:00~14:30迄の5.5時間 ●毎週月曜日~金曜日の5日
号
を利用。
認
間を利用。
●14:31~16:00迄は
定
●年間利用週は
51週。
●土・日・祝日に行事・催事
一時預かり保育(200円:おやつ
含む)を利用。
等がある場合は出席する。
●日・祝日の「ホリデイ保育」
●年間利用日は
約255日。
は利用できない。
2
●8:00~16:00迄の8時間を
・
短
3
時
号
間
認
利用。
●毎週月曜日~土曜日の6日
●7:29以内の利用は延長保育
間を利用。
51週。
(50円)を利用。
●16:31~18:00迄は、延長 ●日曜日・祝日は、日曜日・
定
●年間利用週は
保育(50円)を利用。
祝日に就労を証する「勤務
●更に18:01~19:30迄は、
延長保育(200円:おやつ含む)
●年間利用日は
約300日。
証明書」を提出している園
児が利用(無料:完全給食)。 ●ホリデイ保育
を利用。
年間利用日は
約63日。
2
●7:00~18:00迄の11時間
・
標
3
準
号
時
認
間
を利用。
●18:01~19:30迄は、延長
保育(200円)を利用。
定
1号認定の1日の利用時間と、延長利用(一時預かり保育)の利用時間及び利用費。
(1)1号認定のお子さんは、9時00分から14時30分までの利用時間です。
従いまして、14時31分から16時00分までの延長利用(以下、
「一時預かり保育」という。)
を利用するお子さんの利用費は、1日200円(おやつ含む)です。
(2)土・日・祝日の行事・催事等は、お子さんの心情を察して出席して下さい。当園指定の行事・催
事等に限り、利用費は無料です。
2号・3号認定の短時間利用の1日の利用時間と、延長保育(朝・夕刻)・延長保育(夜
間)の利用時間及び利用費。
2号・3号認定の短時間利用のお子さんは、8時00分から16時00分までの利用時間です。従い
まして、朝の7時00から7時29分以内を利用するお子さんと、夕刻の16時31分から18時00
分までを利用するお子さんは、いづれも、延長保育の利用費は、1日50円です。
2号・3号認定の標準時間利用の1日の利用時間と、延長保育(夜間)の利用時間及び利用
費。
2号・3号認定の標準時間利用のお子さんは、7時00分から18時00までの利用時間です。
従いまして、夜間の18時01分から19時30分までの延長保育を利用するお子さんは、利用費と
5
して、18時01分に、200円(おやつ費含む)を徴収します。
なお、夜間の延長保育の利用費は、1日200円(おやつ費含む)ですが、夜間の延長保育の利用に
限り、1か月のうち10日を超えて利用する場合、1か月間の延長保育の利用費は2,000円を上限
としていますので、例え、11日以上利用しても2,000円です。
認定区分
7:00~
8:00~
1号
9:00~
14:30~
登園
降園
14:31以降は一時
預かり保育費200円徴収
2・3号
7:29以内の登園は朝の 登園
短時間
延長保育費50円徴収
2・3号
登園
標準時間
認定区分
16:00~
18:00(延長保育開始18:01~) 19:30
1号
一時預かり保育終了
2・3号
降園
短時間
の延長保育費50円徴収
16:31以降は夕刻 延長保育終了
更に夜間の延長保育を利
用する場合は延長保育費200円徴収
2・3号
降園
標準時間
費200円徴収
延長保育終
了
18:01以降は夜間の延長保育 延 長 保 育 終
了
利用者負担費の徴収について
(1)「親子バス遠足」
大人一人2,000円~2,500円。
(中学生以上の大人は、行き先により料金が異なります。)
小学生一人1,500円。園児[2~5歳児]一人1,000円、3人目から500円。
(2)「学習バス遠足」年長児一人1,000円。
(3)「夕涼み会」年長児参加費一人300円。
(4)卒園アルバム購入費9,000円。(園負担あり)
(5)写真展 L サイズ一枚40円。
保護者会からの徴収金について
別途、保護者会から、「保護者会規約」(会長:福原 芳彦)を配布します。
在園児の保護者の皆様は、保護者会の会員になっていただきますので、よろしくお願いします。
第4章
理念・方針・目標
幼保連携型認定こども園の理念
乳幼児期における教育及び保育(以下、「教育・保育」という。)は、お子さんの健全な心身の発達
を図りつつ、生涯にわたる人格形成の基礎を培う重要なものであります。
6
幼保連携型認定こども園でしまつ子ども園(以下、「当園」という。)における教育・保育は、乳幼
児にとって最もふさわしい生活環境の中で、就学前のお子さんに関する総合的な提供の推進に関する目
的を達成するために、乳幼児期の特性及び保護者の方や地域の実態を踏まえ、環境を通して行うもので
あることを基本とし、家庭や地域での生活を含め、お子さんの生活全体が豊かなものになるように努め
ていきます。
当園は、お子さんの最善の利益を考慮しつつ、その生活を保障し、家庭との連携を図りながら、保護
者の方と共に、一体的に展開される生活を通して、心身共に健やかに生きる力の基礎を育むために、小
学校就学の始期に達するまでの時期を通じ、教育・保育の目標の達成に努めます。
また、当園は、義務教育及びその後の教育・保育の基礎を培うと共に、地域社会と力を合わせ、児童
の福祉を積極的に推進しながら、地域における家庭支援活動を行います。
教育・保育理念
<子どもは>
げんきにえがおで、たくさんのあそびを、みんなでなかよく たのしみましょう。
<保育者は>
元気に笑顔で、子どもと保育者が一緒に楽しさを共有できる教育・保育を目指します。
<子どもと保育者>
わたしを「呼んで!」、「見つめて!」、「聞いて!」、「ぎゅっとして ! 」
お子さんの『主体性』を育む
幼児期に遊びや生活を『主体的』に取り組むことは、生涯にわたって学んだり、集団生活を送ったり
するうえでの基盤が形成されることに繋がります。自分本位ではなく、周囲と協調しながら自己発揮で
きる力を育てることです。
4・5歳児になると、友だちの思いを認めたうえで、「自分がどのように振る舞えば、もっと仲間と
楽しく過ごせるか」といった役割を意識して行動できるようになります。そのように周囲の状況を踏ま
えて、自分が何をすべきかを考えて行動することが『主体性』です。
大人がよかれと思っていることが、子どもにとっては過剰な援助である場合があります。失敗は「負
の体験」という考えから、先回りして環境を整え過ぎたり、失敗を叱ったりすると、子どもは「言われ
た通りにした方がいい」と考え、『主体性』の芽が摘まれてしまう傾向もあります。
友だちを見て「ああなりたい」という憧れの気持ちを抱いたり、友だちから認められて「もっと頑張
ろう」と思ったり、何かに負けたと感じれば悔しくて「次こそは!」という思いに繋がります。仲間と
の様々な関わりから、「何かをしたい」という、まさに『主体性』 の中心となる気持ちが生まれるので
す。
ことば遊び
当園は、全組(0歳児~5歳児)で、年齢に応じた『ことば遊び』を、日常の生活の中やおはなしタ
イム、設定保育等で取り組み、保育参観日・ことば遊び実技研修会・生活発表会等にて発表しています。
ことば遊びは日本語に基づき、日常の保育の中で、子どもたちに意識や興味をもたせ、ことばの面白
さを楽しむことを目的としています。また、ことば遊びは集団の中でグループをつくり、ルールのある
遊びを一つひとつのルールに添って進めながら遊びます(言語感覚を培う)。
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ことば遊びは、年齢に応じた総合的(文字・言葉・文・数字・数・計算・色・絵・サイズ・形等)な
遊びをします。1・2・3歳児は、主に同じものを見つけます。それには、ものの形・色・種類別・用
途別等を学習した上で、ことば遊びを行います。4・5歳児は、ひらがなを書きながら、名前言葉(名
詞)、様子ことば(形容詞)や動きことば(動詞)を学習します。ひらがなの読み書きから、総合的な
国語力へと導きます。
知的活動遊び
子ども達の知的発育を促し、将来の知的活動の土台をつくることを目的とし、また、一方的な「教え
込み」「詰め込み」ではなく、言語を介して論理的思考力を育てる対話教育を実践します。子どもたち
へ「教科前基礎教育」で楽しくたくさんの経験ができるように努めます。
また、考える力を引き出す(事物教育)とは、幼児教育の基本は、「事物に対する関心・ふれあいの
場・試行錯誤の時間をどれだけ提供できるか」ということに集約されます。当園は具体物を使った学習
を行うことで試行錯誤する力を養い、ものとものとの違いや関係を子ども自身が発見していけるように
工夫します。すなわち、結論だけでなく、結論に至る過程を大切にします。
学習遊び
乳・幼児期は、まわりからの刺激を受けながら、一つ一つ新しいことを覚えていく時期です。そのた
めに様々な働きかけがとても大切です。当園では、4歳児(年中組)、5歳児(年長組)は、外部から
の専門講師を招き、次の学習内容を学んでいます。教育の実践をもとに、子どもたちの知的好奇心を育
み、無理なく能力を伸ばすために、一人一人の興味・関心や意欲を見守りながら、その都度必要な知的
働きかけをしていきます。
<学習遊びの取り組み>
☆概ね0・1歳児は、ことばの知らせ方は、色と語彙をやさしいことからはじめます。保育者とのこ
とばのやりとりで子どもは動き、無意識的に、情動的にことばを発します。子どもと保育者が一緒
にことば遊びを通して、身体のリズムや音のリズム、まわりのこと等を意識して楽しみます。
●ぬる・描く ●せんひき ●めいろ ●ことば ●かず ●シール・のり
☆概ね2歳児は、知的好奇心を育て、知的能力を高める学習をします。
●ぬる・描く ●せんひき
●めいろ ●もじ ●かず・すうじ ●はさみ・のり ●おりがみ
☆概ね3歳児は、弁別力や思考力等、知的能力を高める学習をします。
●ぬる・描く ●せんひき
●めいろ ●もじ ●かず・すうじ ●ABC
●はさみ・のり
●おりがみ
☆概ね4歳児は、推理力や創造力等、知的能力を高める学習をします。
●絵画 ●文字・文 ●数・数字・たし算 ●時計 ●ローマ字 ●はさみ・のり ●おりがみ
☆概ね5・6歳児は、構成力や洞察力を高めると共に、就学に備え、数量や言語力、理解力等、知的
能力を高める学習をします。
●絵画 ●文字・文・カタカナ・漢字(80字以上)●数・数字・たし算・ひき算・九九 ●時計
●ローマ字 ●はさみ・のり ●おりがみ
運動遊び
乳・幼児期の運動の在り方について、当園は運動習慣の基盤づくりとして、幼児期に必要な多様な動
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きの獲得や体力・運動能力の基礎を培うと共に、様々な活動への意欲や社会性、創造性等を育むことを
目指しています。幼児にとっての運動は、楽しく体を動かす遊びを中心に行うことが大切です。また、
多様な動きが経験できるように様々な遊びを取り入れることに配慮しています。
当園は、春期に本格的な『運動遊び』を連日実施します。幼児期の子どもたちは運動機能が急速に発
達し、多様な動きを身につけやすい時期です。この時期に体をたくさん動かすと、普段の生活で必要な
動きをはじめ、とっさの時に身を守る動きや将来的にスポーツに結び付く動きなど、多様な動きを身に
つけやすくなります。ですから、結果的に多様な動きを経験することにより、就学前にそれらを獲得し、
小学校につなげていくことを目的としています。
第5章
教育・保育の内容
職員構成
園長(理事長)
1人
看護師
1人
副園長
1人
栄養士
2人
主幹保育教諭
1人
調理師
1人
[専門講師の内容]
指導保育教諭
1人
調理員
1人
文字、数、英語、知的活動、
20人
事務員
2人
絵画、書道、体育、音楽
保育教諭(障害児)1人
用務員
2人
保育教諭
外部専門講師
7人
学期は、春夏秋冬に準じて、第一期から第四期とします。
第一期
4月1日から6月30日までの3箇月
第二期
7月1日から9月30日までの3箇月
第三期
10月1日から12月30日までの3箇月
第四期
1月4日から3月31日までの3箇月
特定学習遊び
4
ことば遊び
年間を通して日常生活、おはなしタイム、設定教育等、年間を通して実施します。
学習遊び
通常の設定教育をはじめ、夏期・冬期(第三期・第四期)に集中して実施します。
運動遊び
春の運動遊びを、秋の運動会につなげていきます。
主な行事・催事、計画等
( )内は、参加対象のお子さんの組です。
月 ●印は保護者の方も参加。○印は園児のみ参加。◎印は保育を休みます。
★印は園庭で行う行事のため駐車場がありませんのでご了承下さい。
○平成27年度保育開始 / 1日[水曜日](全園児)
4 ●入園式 / 4日[土曜日]10:00~11:00(全園児)
9
○交通安全教室 / 13日[月曜日]10:00~(全園児)
○幼年消防クラブ発会式 / 23日[木曜日]10:00~(ぞう組)
○徒歩遠足 / 13日[水曜日]弁当持参。雤天の場合は園内(全園児)
5 ○園児健康診断:やまぐち小児科:山口先生 / 21日[木曜日]13:00~(全園児)
●保育参観・育児講座(講師:斎藤二三子先生)/ 30日[土]9:30~11:30(全園児)
6 ○歯科検診:玉置歯科:玉置先生 / 4日[木曜日]10:00~(全園児)
●◎親子バス遠足6日[土曜日](全園児)※行き先はアンケートにて決定します。
○うさぎ・きりん・ぞう組の午睡開始/6日[月曜日]~8月22日[土曜日]終了予定
○七夕まつり / 7日[火曜日]10:00~(全園児)
7 ○水遊び開始 / 15日[水曜日]~8月22日[土曜日]終了予定(全園児)
○夕涼み会18日[土曜日]保護者の方お迎え 20:30(ぞう組)
●★夏まつり / 1日[土曜日] 16:30~18:15(全園児)
8 ●角倉小校区ふれあいまつり / 日時未定:土曜日の夕刻(ぞう組)
9 ●保育参観 / 日時未定:午前中(全園児)
○敬老交流会 / 日時未定:午前中(ぞう組)
●★運動会総練習 / 10日[土曜日] 8:30~12:00(全園児)
●◎★運動会 / 11日[日曜日] 8:30~12:00(全園児) ※雤天の場合は 12 日[月曜日:祝日]
10 ○園児健康診断:やまぐち小児科:山口先生 / 15日[木曜日]13:00~(全園児)
○徒歩遠足 / 28日[水曜日]弁当持参。(ぞう組を除く園児)
○学習バス遠足 / 4日[水曜日]弁当持参。(ぞう組のみ)
11 ○江浦幼稚園との交流会 / 日時未定:午前中(ぞう組)
●音楽会『子どもの命を守る日』/ 28日[土曜日]9:30~11:30(全園児)
12 ●もちつき会 / 12日[土曜日]9:00~11:30 予定(全園児)
○交通安全教室 / 15日[火曜日]10:00~(全園児)
○クリスマス会 / 24日[木曜日]午前中(全園児)
1 ●親子でつくる萩焼卒園記念品 / 16日[土曜日]9:30~11:30 予定(ぞう組のみ)
●こんの ひとみ先生コンサート / 日時未定
○節分豆まき会 / 日時未定(全園児)
2 ●生活発表会総練習 / 27日[土曜日]8:45~12:00 予定(全園児)
●◎生活発表会 / 28日[日曜日]8:45~12:00 予定(全園児)
○ひなまつり/3日[木曜日]時間未定:午前中(全園児)
○ケアタウン江の浦訪問交流会 / 日時未定:午前中(ぞう組)
3 ○彦島を元気に歩こう会 / 日時未定:午前中(ぞう組)
●新年度(平成28年度)用品販売 / 12日[土曜日]15:00~18:30 予定
○お別れ会 / 23日[水曜日]10:00~(全園児)
●卒園式 / 26日[土曜日] 9:30~11:00 予定(うさぎ・きりん・ぞう組の園児)
月間・週間の行事、催事、計画等
行事・催事・計画等
行事・催事・計画等の内容
10
身体測定(月1回)
身長・体重を計測し、出席ノートに記入してお知らせします。(全園児)
体力測定(年2回)
25 メ-トル走・立ち幅跳び・長座体前屈・両足連続飛び(うさぎ組~ぞう組)
避難訓練(月1回)
実際の火災や地震などを想定して避難訓練を行い、災害の怖さや避難方法を
教えます。(全園児)
お誕生会(月1回)
お誕生月のお子さんたちをみんなでお祝いします。(全園児)
クリ-ンパトロ-ル
定期的に園の敷地内外の清掃を行い、環境の安全・衛生に取り組みながら、
自然の変化を楽しみます。(うさぎ組・きりん組・ぞう組)
水遊び
ギョウ虫検査後、7月~8月の期間はプール遊び。(1歳~5歳児)
幼児(3歳以上)午睡
夏期の7月~8月の期間は全園児が午睡(休息)を行います。
持久走
1月~3月の期間、ひよこ・りす・うさぎ組は園庭を走り、きりん・ぞう組
は坂を走って登ります。
長距離徒歩
小学校就学前に、お子さんの様子を見ながら距離を延ばし、最後は 6.5 ㎞の
完走を目指します。(ぞう組)
設定学習遊び(対象:きりん組・ぞう組)
※ 専門講師による各教室は、諸事由により回数が変更することがあります。(受講無料)
もじ教室
小林先生指導による、もじ・かずの学習をします。
かず教室
(きりん・ぞう組:週1回)
英語教室
外国人講師と英語で遊びます。(きりん・ぞう組:月2回)
知的教室
こぐまチャイルド会の講師による、知的活動教育を楽しみます。(きりん・ぞう組:月2
回)
体育教室
太陽スポーツクラブの講師による、様々な運動遊びをします。(きりん・ぞう組:月2回)
絵画教室
絵画教室本吉先生指導による絵を描きます。(ぞう組:月2回)(きりん組:月1回)
書道教室
小川先生指導により、筆法や礼節を身につけます。(ぞう組:月2回)
音楽教室
高松先生による、演奏やマーチングなどの指導をします。(うさぎ・きりん・ぞう組)
主な教育・保育の1日(乳児・幼児)
お子さんの教育・保育は、ご家庭と連携して、その日の体調や状況に応じて、個別に対応します。特
に乳児や1歳前半までのお子さんは個人差もあり、病気に対する抵抗力も弱いのでお子さんの生活(ミ
ルク・離乳食・睡眠・排泄・遊び)を十分考慮します。入園児の場合は、ご家庭での生活から尐しずつ
園の生活や友だちにも慣れ親しみながら、園の生活リズムになれるようにしていきます。
乳児(0・1・2歳児)
時刻
幼児(3・4・5歳児)
開園 3号標準時間利用認定園児登園
7:00
開園 2号標準時間利用認定園児登園
順次健康検診
順次健康検診
7:00~7:29 間の登園は、3号短時間認定
7:00~
7:00~7:29 間の登園は、2号短時間認定
園児(延長保育50円徴収)
7:29
園児(延長保育50円徴収)
園庭遊び 3号短時間認定園児登園
8:00
園庭遊び 2号短時間認定園児登園
健康検診・おしたくタイム
9:00
1号認定園児登園
朝の会
9:20
朝の会
11
おやつ
9:45
おはなしタイム
おはなしタイム
10:00
設定教育
設定遊び
10:10
給食準備
11:15
給食
11:30
給食準備
11:45
給食
歯磨き、健康検診
12:10
トイレトレーニング
12:20
午睡(りす組は4月~12 月迄)
12:30
歯磨き、清掃
12:45
健康検診
13:00
設定教育
14:15
おはなしタイム
14:30
1号認定園児降園
14:31
1号認定園児(一時保育200円徴収)
14:35
設定教育
おやつ
15:00
15:15
おやつ
健康検診・おはなしタイム
15:45
おはなしタイム
3号短時間認定園児降園
16:00
2号短時間認定園児降園
1号認定園児(一時保育終了)
3号短時間認定園児(延長保育50円徴収) 16:31
2号短時間認定園児(延長保育50円徴収)
設定遊び(異年齢児遊び・園庭遊び・自主遊び)
16:05
設定遊び(異年齢児遊び・園庭遊び・自主遊び)
3号標準時間認定園児降園
18:00
2号標準時間認定園児降園
夜間延長保育開始(200円徴収)
18:01
夜間延長保育開始(200円徴収)
おやつ
延長保育終了(閉園)
おやつ
19:30
延長保育終了(閉園)
●登園時は、健康検診、連絡帳の確認をします。
●「健康検診」とは、連絡帳等の確認、視診、触診、問診、検温により、一人ひとりの子どもの健康状
態を把握し、日常の中で体調不良のお子さんへ対応します。
●「おしたくタイム」とは、ここでは、排泄・手洗い・着替え・整理整頓等、お子さんの生活習慣の一
部を行います。
●沐浴は、0~2歳児を対象にギョウ虫検査後、6月中旬~9月上旬まで行います。
●水遊びは、ギョウ虫検査後、7月~8月の期間で行います。
●3~5歳児の午睡(夏季)は、7月~8月の期間で行います。
●延長保育は、温もりを味わえるように、お子さんのリズムに添って行います。
地域との関わり
(1)世代間交流行事
●夏まつり(全園児) ●角倉小校区ふれあいまつり(ぞう組) ●介護施設との交流会(ぞう
12
組) ●運動会(全園児) ●もちつき大会(全園児) ●関係機関へのイベント参加(ぞう
組)
(2)世代間交流体験
●中学生・高校生との体験学習
(3)他施設の同じ年齢の子ども同士の交流
●江浦幼稚園(ぞう組) ●彦島第一保育園(ぞう組)
(4)将来保育士を目指す実習生の受け入れ
●短大・大学生や専門学校生の実習(研修)
第6章
食
育
当園では、お子さんに生きる力を身につけることを目標とした教育・保育を行っています。
お子さんの生きる力には、健康な体と心が育まれていることが重要なので、「食べること」を“食育”
として取り入れています。
お子さんが「生きる力」を身につけるためには、まず、お子さんが自ら「何をどう食べたらよいか」を
考えて、食べることに興味や関心をもてるようにすることが、食育に携わる者や保育者の大きな目的の一
つです。このように当園の食育は、お子さんの将来の健康を維持し、病気になりにくい食習慣づくりの支
援を行い、食べることを楽しみ、生きる幸せを感じる生活を過ごせる基盤づくりを目指し、お子さんの未
来の健康のために、ご家庭と連携を密にしながら協力し合っていきましょう。
食事内容
みんなで一緒に食べることを通じて、見る(視覚)、聞く(聴覚)、触る(触覚)、味わう(味覚)、
匂う(嗅覚)等の五感を育て、食べることの楽しさや食習慣が自然に身につくよう援助します。また、
旬の野菜を中心に、素材の持ち味を味わえるように薄味でまろやかな味を提供することに努めています。
なお、食器は環境ホルモンの心配ない強化磁器を使用し、安全への配慮もしています。
①季節の野菜や果物類、海藻、小魚類などの食材を使い、鉄やカルシウム、ビタミンを十分に摂取で
きるようにしています。
②添加物を使わず、昆布、かつお、煮干し、椎茸などで出し汁を取り、薄味で素材の旨味を生かした
献立です。
③咀嚼の発達を促すために、噛みごたえのある小魚(いりこ)、野菜スティック、ひじきや昆布を提
供しています。
④カルシウムをよりよく摂取できる、わかめ・ひじき・昆布・海苔などの海草類、小魚(いりこ)・
納豆・煮豆・豆腐・ごまなどを取り入れたり、スキムミルクを使って、おやつの生地に入れたり、
週に1~2回ミルクココアやミルクティを提供しています。
⑤毎日「朝の会」で、給食の食材をお子さんに見せて知らせています。
⑥3歳以上児は、クッキングや栽培を通じて「食」への関心を高めています。
⑦季節感を取り入れ、春は桜の木の下で給食を食べたり、夏はそうめん流しを楽しみ、秋は収穫した
イモを味わい、冬はおもちを使ったおやつを提供しています。
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給食・おやつの特徴
①給食は季節の食材を献立に取り入れています
②毎週水曜日は炊飯日とし、丼物やチャーハン・ハヤシライスなどを提供しています。
③0~2歳児には、毎日フルーツまたはフルーツジュースを提供しています。
④手作りおやつ(週3回)は、フレンチトースト、野菜や果物のケーキ、大学いも、手作りクッキー
ラスク、蒸しパン、きな粉もち、ポップコーン、フルーツポンチ、お好み焼き等をおやつに提供し
ています。
⑤ヨーグルト製造器で、ヨーグルト、飲むヨーグルト、フルーツヨーグルトなどを、おやつ時に提供
しています。
ミルクと離乳食
①ミルクは、ご家庭から持参していただいています。
②冷凍母乳をお持ちになりたい方は、お預かりいたしますのでお申し出下さい。
③ミルクの授乳は、ご家庭と連携し、月齢や個人差に応じて、保護者の方と授乳の進め方を話し合い
ながら、3時間~5時間を目安に授乳します。
④ほ乳びんと乳首は消毒したものを本園で準備しております。
⑤離乳食はご家庭と連携し、月齢、個人差、発達状態などに応じて個別に準備し、保護者の方と離乳
食の進め方を話し合いながら行います。
幼児食(3・4・5歳児)
3号認定のお子さん(ひよこ組・りす組)は、完全給食です。主食(ご飯)と副食(おかず・汁物類)
を当園で提供します。
2号認定のお子さん(うさぎ組・きりん組・ぞう組)は、保護者の方が主食(ご飯)を家庭から用意
していただくか、当園の主食(ご飯)を有料にてご利用下さい。ただし、おかずや汁物類は、当園で提
供します。
1号認定のお子さん(うさぎ・きりん・ぞう組)は、弁当を持参していただくか、当園の給食を有料
にてご利用下さい。
①お子さんの喫食状況を連絡帳でお知らせします。ご心配なことがございましたら何なりと保育者に
お尋ね下さい。
②毎日の給食メニューを、玄関横の展示板にて知らせています。(お迎え時にご覧下さい。)
③親子バス遠足や園外での行事・催事等で保護者の方にお弁当を持参していただくことがありますの
でご了承下さい。(この場合、事前にお知らせいたします。)
④定期的にお子さん達とクッキング教室を行っています。
⑤食育の一環として、お子さんにタケノコやとうもろこしの皮をむいたり、いんげん豆・きぬさやの
すじを取ったり、そら豆をさやから出したりして、食への興味や関心を高めます。
アレルギ-除去食
アレルギー除去食は、病院からの除去食診断書を、当園に提出することが必要です。
14
アレルギ-除去食は、親子共に心理的にも大きな負担となることが多く、何もかも制限してしまうほ
どの除去食の場合は、発育障害や栄養失調などの危険性もあり、慎重に進めなければなりません。保護
者の方の独自の判断で食物除去をしないようにし、定期的にアレルゲン抗体検査や診断を受け、その指
示に従って進めるようにします。卵・牛乳・小麦は三大アレルゲンとしてもよく知られており除去する
ケ-スも多いのですが、そば・ピ-ナッツ・カニ・エビも同様に食べてしまうと激しいショック症状を
起こしやすい食材として指定されています。
当園では、栄養士や保育教諭が、アレルギ-疾患のお子さんをもつ保護者の方やご家庭との連携を密
に取り合い、お子さんの状況に応じて適切な対応に努めていきます。
なお、下関市医師会や下関市小児科医会と協力をして、当園における除去食の対応は、医師の除去食
診断書(有料)に基づいて行いますので、当園に除去食診断書の提出をお願いします。(既に除去食を
行っているお子さんもお願いします。)
食物アレルギーは頻度が高く、中には死亡することもある重篤な疾患です。これら食物アレルギーに
よる、アナフィラキシーショックを含む即時反応を防ぐためには、医師の除去食診断書に基づいた除去
食が必要となりました。従来の口答指示やメモ書きによる指示は、食物アレルギーによる事故を起こす
可能性があります。自己判断による除去食による栄養上の問題もあります。
なお、除去食診断書は記入時点で予測できる食物アレルギーについて記載したもので、全てのアナフ
ィラキシーを防げるものではないことをご理解・ご協力下さい。
当園は安全で体によく、おいしい水を提供しています。
お子さんの健康を考慮し、電解還元水(活性水素豊富水)を野菜の洗浄、お茶、炊飯、スープ、煮物
等、多くの料理に使用しています。また、酸性水をお子さんのうがい用として使用しています。
食事と保育者の関わり
みんなで楽しい食事ができる環境を整え、お子さんの心を満たし、健康な精神をつくり上げることも
食事の大切な役割です。
楽しい食事というのは、赤ちゃんが生まれてお母さんのお乳を吸う時から始まります。赤ちゃんはお
母さんにしっかり抱かれ、安心感の中でお乳を飲み満足感を味わいます。この時、お母さんは赤ちゃん
の目を見つめて話しかけたりもするでしょう。それが楽しい食事のはじまりなのです。
また、お子さんの嫌いな食べ物については、無理強いしない範囲内で、励ましたり、量を加減したり
しますが、嫌いな食べ物にも興味や関心がもてるように、教育・保育を通して五感覚器官を活用できる
ように創意工夫し、調理するところを見学したり、自分で調理したりする中で、食べ物と体の関係をわ
かりやすく知らせながら、栄養バランスのとれた食事ができるように努めていきます。
食事のマナーについては、「いただきます」「ごちそうさまでした」の挨拶、食前食後の手洗い、配
膳前後の手伝い、正しい食事の仕方、よく噛んで食べることなどの基本的な生活のしつけを身につくよ
うに知らせていきます。
第7章
安全・衛生管理
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全職員がお子さんの生命を守るために、瞬時の危機管理に対応するための訓練や研修を実施しています。
安全について
(1)消防用設備等(特殊消防用設備等)の点検を年2回実施しています。
(2)電気設備は、お子さんへの感電や漏電による火災防止のため、年6回電気主任技術者による電気
設備点検を行っています。
(3)毎月、安全委員(職員編成)による、組別・部署別に安全・事故防止点検や施設設備・遊具・
用具等の安全点検を実施しています。
防災について
(1)災害(火災・地震・台風・津波など)に備えて、毎月1回避難訓練を実施しています。
●消火訓練(職員による消火器の使用、バケツリレー等。)
●避難訓練(お子さんたちや来園者の誘導と避難方法等。)
●通報訓練(通報や職員間の連絡方法等。)
(2)災害時のお子さんの行動
[0~2歳児]職員の適切な判断に基づき、一人一人の子どもに応じた介助・援助を行います。
[3歳児以上] 職員の適切な判断に基づき、一人一人の子どもの状況に応じた援助を行います。
災害状況
お子さんの行動
火事のとき
“お”押さない、お口を押さえる。“は”走らない。“し”静かに動く。
地震のとき
“あ”頭に手をのせる。“し”姿勢を低くする。“か”かくれる机の下。
台風のとき
“せ”先生のお話を聞く。“み”みんなと一緒にいる。
津波のとき
“は”走って逃げる。“た”高い所へ。“く”車に注意する。
(3)万一に備えて
●監視カメラ・モニターを設置しています。
本園の駐車場・玄関・園庭・園裏通用口を監視し、夜間は防犯カメラで録画しています。ただ
し、保育を行いながらの監視のため、監視体制は十分ではありません。このため、当園に出入
りする際、必ず、通用口の門を閉めて「止め金」を掛けるようご協力をお願いします。
(4)災害時の避難場所
①災害時の避難場所は、当園もしくは当園横の「杉田町民館」です。災害の内容によっては、関
係機関の指示に従って移動します。災害が起きた時は、当園から保護者の皆様にご連絡をさし
あげることになっておりますが、連絡が不可能な場合は、避難場所にお迎えをお願いします。
②万一、津波が押し寄せてくる可能性がある場合は、天候により、第1避難場所として当園、第
2避難場所として当園上の坂道を上がり、第二園庭に避難します。(きりん組・ぞう組は、1
月~3月の朝の会終了後、持久走を兼ねて走っています。)
(5)ぞう組園児は、毎年4月の「幼年消防クラブ発会式」にて、幼年消防クラブ員となり、次のとお
り、防火の誓いをします。
1 わたしたちは ぜったいに
ひあそびをしません
1 おとうさん おかあさん せんせいがたのおしえをまもります
1 わたしたちは れいぎただしく すなおなこどもになります
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わたしたちはまもります ひのようじん
交通安全について
当園では、年2回、交通安全指導員から交通安全ルールを学び、交差点や横断歩道の渡り方等の実技
指導を受けています。
また、春の全国交通安全運動「下関安心・安全ふくふく大作戦」に、ぞう組のお子さん33名が出席
し、園児代表2名が警察管の制服を着て、『一日ちびっこ警察署長』に任命され、みんなで「交通安
全のお願い」の標語を発表し、交通安全の誓いをしました。
こうつうあんぜんのおねがい
◎どうろをあるくときは
◎くるまをうんてんするときは
お う だ ん ほ ど う を わ た り ま しょう
うんてんにちゅういしましょう
しんごうをまもりましょう
からだのぐあいのわるいときは
「みぎ」「ひだり」をよくみてわたりましょう
うんてんをしないようにしましょう
はんしゃざいをつけましょう
む り せ ずこ う つ う ル ー ル を ま も り まし ょ う
衛生について
(1)食事やおやつの前は、お子さんの手指消毒をしています。
(2)お子さんが歯を磨いた後は、「歯ブラシ乾燥機」(平成13年度の卒園記念品)に収納して殺菌
し、保管をしています。
(3)日々決められた職員により、毎日トイレの清掃を行い、清潔・衛生で明るいトイレを用意し、お
子さんが使用しやすいように努めています。
(4)必要に応じて、うがいを欠かさないようにしています。
(5)本年度から薬剤師による、空気や照度をはじめ、健康・衛生等に関する検査と指導を受けます。
(6)食育(調理)に携わる職員は、毎月検体検査を受けております。また調理に関わらない全職員は、
年2回以上検体検査を受けています。
(7)食育室(調理)は、害虫駆除・防除作業を専門機関により、年2回実施しています。
(8)飲料水貯水槽の水質検査と消毒を専門機関により、年1回実施しています。
(9)食育室(調理)は年1回、食品衛生監視員による集団給食施設の一斉点検の検査と指導を受けて
います。
(10)毎月、衛生委員(職員編成)による、組別・部署別に衛生点検を実施しています。
AEDの取り扱いと使用方法
当園は、園児をはじめ、地域の子どもたちや大人たちが、緊急時の対応のためにAEDを、当園の玄
関内に設置しています。
AEDとは、薬事法(昭和35年法律第145号)第12条第1項の規定に基づく許可を受けた自動
体外式除細動器をいいます。
当園のADEは、地域の子育て支援の拠点施設でもある子ども園にAEDを設置し、地域の子どもた
ちや大人たちの安心・安全を向上させると共に、地域コミュニティー機能の充実を図ることを目的とし
て設置しています。
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(1)AEDの設置位置は、当園の玄関内の左側・玄関窓横(園児靴入れ棚上)に設置しています。
(2)AEDの操作につきましては、当園職員の多くが修得しています。お気軽にお尋ね下さい。
緊急時のAEDの使用につきましては、月曜日~土曜日の開園時間は、7時00分~19時30
分。日・祝日は、8時00分~17時30分です。
ただし、時間短縮や年末・年始の休園日、行事・催事等で休園することがあります。
(3)胸骨圧迫による「心肺蘇生法」とAEDの取り扱いについては、当園にお問い合わせ下さい。
第9章
ご家庭との連携
保護者の方との連携を円滑、かつ密に相互理解を深めていくことは大切なことです。
保育者は保育の専門性を高めていくことに努めています。『お子さんの健やかな育ち』を保育者と保護
者の方が一体となって、発達の特性や発達過程を理解し、発達及び連続性に配慮しながら、お子さんの様
子や育成過程を共有していきます。
園からのお知らせ
(1)玄関や他の掲示板をご覧下さい。
必要に応じて、掲示板にてお知らせしますので、登降園時にご覧下さい。
なお、日々のお子さんたち(組単位)の様子や給食の献立内容を掲示します。
(2)毎月「園だより」を配布します。
①毎月の教育・保育に関する内容
④給食献立
②お誕生日のお子さんの紹介
⑤その他、諸事由による案内やお知らせ
③毎月行事・催事等の案内やお知らせ
(3)組単位で毎月「クラスだより」を配布します。
子育てに関するご相談を随時受付ています
私たち保育者は、お子さんの教育・保育を保護者の方と一緒に共有できることを願い、家庭と保育者
が連携を深め、よりよい子育て支援を目指していきたいと存じます。当園では、随時個人面談をします
のでお気軽にご利用下さい。
①個人面談 ②家庭訪問(園長の承認を得て)
プライバシ-を守るために
人権問題とあわせて、守秘義務で侵しやすい問題の根底には、「発信する側」と「受けとる側」の心
のギャップがあります。従って当園では全職員が個人情報や守秘義務を尊重します。
個人情報を遵守します
当園は、当法人が取り扱う個人情報の重要性を認識し、その適正な保護と管理のために 自主的なル
ール及び体制を確立すると共に、個人情報保護に関する法令、その他関係法令及び厚生労働省のガイド
ラインを遵守し、実施するあらゆる事業において個人情報の保護に努めます。
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法令等の規定に基づく場合を除いては、個人情報を事前に保護者の方の同意を得ることなく、外部に
提供いたしません。個人情報を正確かつ最新な状態に保つと共に、漏洩、紛失、改ざん、毀損などを防
止するために、適切な措置を講じます。
第10章
苦情等解決と第三者委員
当園では保護者の方からの苦情等に適切に対応します
社会福祉法82条の規定により、当園における苦情等受付担当者(当園職員)、苦情等解決責任者(法
人役理事長兼園長)、第三者委員(法人役員監事1人、保護者会役員5人、園関係者以外1人)を、下
記のとおり設置し、苦情等解決に努めますので、お知らせいたします。
なお、当園ではこのようなご意見をいただく時、苦情受付担当者である職員がご意見を受け賜ります
ので、苦情等受付担当者を通じて手続きをさせていただきます。
また、苦情等受付担当者と苦情解決責任者の段階で納得のいかない方は、当園と第三者委員の関係に
ある「相談窓口」を設置していますので、ご連絡いただきますと第三者委員が直接苦情等を受付けます。
ただし、苦情等申し出の方が、匿名などで明確でない場合は受付できません。また、苦情解決関係機
関が苦情内容によっては却下することもありますので、ご了承下さい。
きます。
当園へのご意見・ご要請等がありましたら、お申し出下さい。
当園のことで気づいたこと等は、ご遠慮なくお伝え下さい。
当園へのご意見、ご要望や子育てに関するお悩み、ご相談等は、連絡帳や郵便受け(通用門横に設置)
のご利用がありますが、なるべく電話やお迎え時に受付担当者と直接お話されて、その旨を明確にお伝
え下さい。言いづらいことや他の人に聞かれたくないお話、時間を必要とする内容のお話は、個別にて
お伺いしますのでご安心下さい。
教育・保育というものは、人間が人間を育てるという生業であり、機械の導入や省力化を図ることが
できず、極めて労働生産性の低い職務だといえます。つまり人と人との関係だけに職員の不手際や対応
が悪いと感情的になられたり、不愉快に思われる方もいらっしゃると思います。お子さんを育てること
は、両者が忌憚なく話し合えることがとても重要だと思います。
お気づきのこと、不安なこと、不愉快なこと、改善してほしいことなどがございましたら、ご遠慮な
く何なりとお申しつけ下さい。私ども全職員、可能な限り保護者の方のご希望にお応えしたく、また、
お子さんや保護者の方の信頼をいただける子育て支援を目指しております。
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