(1) 2015 年 4 月 No.122 公益社団法人長野県介護福祉士会 〒380-0928長野市若里7-1-7 長野県社会福祉総合センター5階 E-mail:[email protected] 平成 26 年度 第 9 回 「長野県高齢者介護・福祉サービス研究学会」は、2 月 13 日(金)塩尻市文化会館レザンホー ルにおいて、3 団体の主催(長野県高齢者福祉協会・長野県介護福祉士会・長野県介護福祉士養成施設連絡会)及び 長野大学付属地域共生福祉研究所の共催により以下のとおり開催されました。 ☆開会 ☆実践・研究発表 午前と午後各 4 事例ずつ ☆シンポジウム 「ターミナルケア(看取り)」 ☆閉会 実践・研究発表では、現場職員や養成校の学生による研究発表がされましたが、当会からは王滝村社会福祉協議会の 北村加保里さんが「認知症をもつ高齢聾者への支援」と題し発表されました。それぞれ今後に期待が膨らむ発表でした。 また、シンポジウムでは、畠山会長がコーディネーターとなり、特別養護老人ホーム「ピアやまがた」における看取 りの実践から生活の場において看取りをする意義について、当会の会員である施設長の鈴木よし子さんをはじめとす る、それぞれの職種の立場からの発表がありました。 目 次 写真(高齢者介護・福祉サービス学会)………………1 27年度年間計画予定表…………………………………9 27年度事業計画…………………………………………2 社員総会・研修会のお知らせ…………………………10 〃 …………………………………………3 研修会・事務局のお知らせ……………………………11 〃 …………………………………………4 豆知識・地域福祉部会…………………………………12 27年度収支予算…………………………………………5 実技試験対策講座………………………………………13 〃 …………………………………………6 紙上ミニ研修・新会員インタビュー…………………14 〃 …………………………………………7 研修会報告………………………………………………15 27年度年間計画予定表…………………………………8 ケア輪久・編集後記……………………………………16 2015 年 4 月 No.122 平成27年度事業計画及び収支予算について (2) (3) 2015 年 4 月 No.122 2015 年 4 月 No.122 (4) (5) බ┈♫ᅋἲே䚷㛗㔝┴ㆤ⚟♴ኈ 2015 年 4 月 No.122 ࠉᨭࠉணࠉ⟬ࠉ᭩ ᖹᡂ㻌㻞㻣ᖺ᭶᪥ࡽᖹᡂᖺ᭶᪥ࡲ࡛ 㸦༢㸸㸧 ⛉ࠉࠉࠉࠉࠉࠉࠉࠉ┠ ᙜᖺᗘண⟬㢠 ๓ᖺᗘண⟬㢠 ቑῶ Ϩࠉ୍⯡ṇ㈈⏘ቑῶࡢ㒊 㸯㸬⤒ᖖቑῶࡢ㒊 ⤒ᖖ┈ ձࠉᇶᮏ㈈⏘㐠⏝┈ ղࠉ≉ᐃ㈨⏘㐠⏝┈ ճࠉཷྲྀධ㔠 ཷྲྀධ㔠 մࠉཷྲྀ㈝ ṇဨཷྲྀ㈝ ㈶ຓဨཷྲྀ㈝ յࠉᴗ┈ ◊ಟཧຍ㈇ᢸ㔠┈ ᅜᐙヨ㦂ᑐ⟇ᴗ┈ ㅮᖌὴ㐵ᴗ┈ ➨୕⪅ㄪᰝᴗ┈ նࠉཷྲྀ⿵ຓ㔠➼ ཷྲྀ㏻ಙ⿵ຓ㔠 ཷྲྀ◊ಟຓᡂ㈝ շࠉཷྲྀ㈇ᢸ㔠 ཷྲྀ㈇ᢸ㔠 ոࠉ㞧┈ 㞧┈ ⤒ᖖ┈ィ ⤒ᖖ㈝⏝ ձࠉᴗ㈝ ᗈ࿌ᐉఏ㈝ ᪑㈝㏻㈝ ㏻ಙ㐠ᦙ㈝ ᾘ⪖ရ㈝ ༳ๅ〇ᮏ㈝ ㈤ᩱ ㅖㅰ㔠 ᨭᡶ㈇ᢸ㔠 ᴗົጤク㈝ ᙺົ㈝ 㞧㈝ ղࠉ⟶⌮㈝ ⤥ᩱᡭᙜ ㏥⫋⤥㈝⏝ ᪑㈝㏻㈝ ᙺົ㈝ ࠉࠉࠉࠉࠉಟ⧋㈝ ㈤ᩱ ග⇕Ỉᩱ㈝ ㏻ಙ㐠ᦙ㈝ ᾘ⪖ொჾഛရ㈝ ᾘ⪖ရ㈝ ಖ㝤ᩱ ΅እάື㈝ 㢳ၥᩱ ࠉࠉࠉࠉࠉᴗົጤク㈝ ⛒⛯බㄢ ࠉࠉࠉࠉࠉ༳ๅ〇ᮏ㈝ ഛࠉ⪃ ဨྡ ㄆᐃㆤ⚟♴ኈ◊ಟῶ ཷㅮ⏕ῶ ㅮᖌὴ㐵ῶ 㛵ࣈࣟຓᡂ㔠 㛵ࣈࣟᗈ࿌༠㈶ 㛵ࣈࣟ◊ಟቑ 㛵ࣈࣟ◊ಟቑ 㛵ࣈࣟ◊ಟቑ 㛵ࣈࣟ◊ಟቑ 㛵ࣈࣟ◊ಟቑ ㄆᐃㆤ⚟♴ኈ◊ಟῶ ᶍヨཷㅮ⏕ῶ +3ኚ᭦ࠉົᒁ⛣㌿ 㥔㌴ሙᩚ⌮ቑ ⅏ᐖᩆ㈝᪂タ࣭⌮ቑ ࣃࢯࢥࣥಟ⌮ࠉ࢘ࣝࢫᑐ⟇ ົᒁᐙ㈤ῶ ⅏ᐖᩆ㈝᪂タ ♫ಖ㝤ᩱ➼࣭⅏ᐖᩆ㈝᪂タ ົᒁ⛣㌿ ᾘ㈝⛯ቑศ (6) 2015 年 4 月 No.122 㸦༢㸸㸧 ⛉ࠉࠉࠉࠉࠉࠉࠉࠉ┠ ᙜᖺᗘண⟬㢠 ᨭᡶ㈇ᢸ㔠 㞧㈝ ⤒ᖖ㈝⏝ィ ᙜᮇ⤒ᖖቑῶ㢠 ๓ᖺᗘண⟬㢠 ቑῶ ഛࠉ⪃ 㸰㸬⤒ᖖእቑῶࡢ㒊 ⤒ᖖእ┈ ձࠉᣦᐃṇ㈈⏘᭰ゞṇ㢠 ղࠉᅛᐃ㈨⏘༷┈ ⤒ᖖእ┈ィ ⤒ᖖእ㈝⏝ ձࠉᇶᮏ㈈⏘ホ౯ᦆ ղࠉᅛᐃ㈨⏘༷ᦆ ⤒ᖖእ㈝⏝ィ ᙜᮇ⤒ᖖእቑῶ㢠 ࠉࠉࠉィ᭰㢠 ᙜᮇ୍⯡ṇ㈈⏘ቑῶ㢠 ୍⯡ṇ㈈⏘ᮇ㤳ṧ㧗 ୍⯡ṇ㈈⏘ᮇᮎṧ㧗 ϩࠉᣦᐃṇ㈈⏘ቑῶࡢ㒊 ձࠉཷྲྀ⿵ຓ㔠➼ ղࠉ୍⯡ṇ㈈⏘ࡢ᭰㢠 ᙜᮇᣦᐃṇ㈈⏘ቑῶ㢠 ᣦᐃṇ㈈⏘ᮇ㤳ṧ㧗 ᣦᐃṇ㈈⏘ᮇᮎṧ㧗 Ϫࠉṇ㈈⏘ᮇᮎṧ㧗 ṇ㈈⏘ᮇᮎṧ㧗 බ┈♫ᅋἲே䚷㛗㔝┴ㆤ⚟♴ኈ ࠉᨭࠉணࠉ⟬ࠉ᭩ࠉෆࠉヂࠉ⾲ ᖹᡂ㻌㻞㻣ᖺ᭶᪥ࡽᖹᡂᖺ᭶᪥ࡲ࡛ 㸦༢㸸㸧 ⛉ࠉࠉࠉࠉࠉࠉࠉࠉ┠ බ┈┠ⓗᴗィ ἲேィ 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1 日 程 平成27年6月20日(土) 2 時 間 受付 9:00∼ 講義・演習 9:30∼16:00 3 会 場 長野市篠ノ井市民会館 (長野市篠ノ井御幣川280番地 TEL026-292-4123) 4 講 師 奥 幸博氏 (株)和歌山県つぼみ代表取締役 グループホームつぼみ、ディホームつぼみ施設長・管理者 日本レクリエーション協会公認レク・コーディネーター 福祉レクリエーションワーカー 5 内 容 「認知症のある方に提供するコミュニケーションレク」 6 参 加 費 会員3,000円 非会員5,000円 7 締切定員 5月20日(水) 60名 8 対 象 介護福祉士 「認知症介護と介護過程の展開」研修会のお知らせ ∼根拠に基づく「生活支援」を実践するために∼ 1 日 時 平成27年7月4日(土)・5日(日) 受付 9:00∼ 講義 9:40∼16:30 2 会 場 塩尻総合文化センター 2F 大会議室 塩尻市大門七番町4番3号 TEL0263−54−1253 3 講 師 森 繁樹氏(社会福祉法人旭川荘 旭川荘研修センター所長) (事例で読み解く「介護過程の展開」著者) 4 内 容 個別の認知症介護とその根拠に焦点を当てた講義(1日目) 演習(2日目) 5 対 象 介護福祉士 (2日間受講可能な方) 6 受 講 料 会員 6,000円 非会員 10,000円 7 締切定員 6月4日 50名 アクティビティ・サービス研修会のお知らせ ∼レクリエーションからアクティビティ・サービスへ∼ 1 日 時 平成27年7月17日(金) 受付9:00∼9:40 研修9:45∼16:45 2 会 場 JA 長野県ビル12階 A(長野市北石堂町 1177 番地 3 TEL026-236-3600) 3 講 師 廣池 利邦氏 (群馬医療福祉大学教授 NPO 法人アクティビティ・サービス協議会理事長) 4 参 加 費 会員3,000円 非会員5,000円 5 締切定員 6月17日 80名 6 対 象 介護福祉士 7 内 容 尊厳に基づく日常生活支援技術としての「アクティビティ・サービス」の基本 施設で使えるレクリエーションから「アクティビティ・サービス」の考え方 (11) 2015 年 4 月 No.122 平成 27 年度実務者研修教員養成講習会のお知らせ 1趣 旨 平成 28 年度の介護福祉士国家試験から実務経験 3 年以上の受験者は「実務研修」( 最大 450 時間 ) の修 了が必須となります。実務者研修の実施機関「実務者養成施設」の要件として専任教員の 1 人は原則と して厚生労働省が定める「実務者研修教員講習会」(50 時間)を修了することなどが求められています。 そこで、長野県介護福祉士会では、実務者研修が県下各地で適切に行われるために実務者研修教員講習 会を全 8 日間 (50 時間 ) で開催いたします。 2 開催月日 平成 27 年 7 月 12 日(日)から平成 27 年 8 月 21 日(金)まで ( 全 8 日間 ) 3 研修会場 JA 長野県ビル 13 階 13A 会議室ほか 長野市北石堂町 1177-3 4 研修時間 ①介護教育方法 30 時間 ②介護過程の展開方法 15 時間 ③実務者研修の目的、評価方法等 5 時間 合計 50 時間 5 受講要件 介護福祉士の資格を習得後 5 年以上の実務経験を有する者であり、本講習終了後に実務者研修において、 専任教員 ( 責任者 ) になる者、及び「介護過程Ⅲ」を教授する者又は教授する予定者。 6 受講定員 24 名(受講者の決定に際しては、長野県介護福祉士会会員を優先させていただきます。) 7 申込締切 5 月 29 日(金)まで。 8 参加費用 会員 60,000 円(テキスト代込み) 会員外 80,000 円(テキスト代込み) 参加費は、受講者決定後、指定口座にお振り込みして下さい。 9 研修内容 回 日 程 科 目 時 間 場所: JA 長野県ビル 1 7 月 12 日 ( 日) 実務者研修の目的、介護教育方法 10:00 ∼ 17:00 13A 会議室 2 7 月 19 日 ( 日) 介護教育方法 10:00 ∼ 17:00 13A 会議室 3 7 月 20 日 ( 月 ) 介護教育方法 10:00 ∼ 17:00 13A 会議室 4 7 月 26 日 ( 日) 介護教育方法 10:00 ∼ 17:00 12A 会議室 5 8 月 6 日 ( 木) 介護教育方法 10:00 ∼ 17:00 13A 会議室 6 8 月 7 日 ( 金) 介護教育方法、介護過程の展開 9:00 ∼ 17:00 11A 会議室 7 8 月 20 日 ( 木) 介護過程の展開 10:00 ∼ 17:00 13A 会議室 8 8 月 21 日 ( 金) 介護過程の展開、評価方法 9:00 ∼ 17:00 13A 会議室 10 修了証 実務者研修教員講習における全カリキュラムを修了した方は、 「社会福祉士介護福祉士養成施設指定規 則第7条の 2 第1号ホ及び社会福祉士介護福祉士学校指定規則第7条の 2 第1号ホに規定する厚生労 働大臣が別に定める基準」 (平成 23 年厚生労働省告示第 414 号)に定める様式による実務者研修教員 講習会修了証を交付致します。 事務局からのお願い 年会費振替について 5月26日にご指定の口座から年会費の自動振替を実施いたします。つきましては、前日までに口座へ のご入金を御願いします。 お問い合わせ・各研修会等の申込先 公益社団法人 長野県介護福祉士会 〒380−0928 長野市若里7-1-7 長野県社会福祉総合センター5階 TEL026−223−6670 FAX 026−223−6679 各研修会等の詳細内容・申込書はホームページからお取り下さい ホームページ 長野県介護福祉士会 検索 ↑ (12) 2015 年 4 月 No.122 連載 介護福祉の【豆知識】 会長 畠山 仁美 「地域包括ケアシステムにおける介護福祉士の役割を考えよう」 平成27年度介護報酬改定の内容が2月6日に固まりました。パブリックコメントを経て告示され、予想通りの厳しいものとなって います。地域包括ケアシステムの構築に向けた見直しの一環だと考えられます。平成37年の超高齢社会に備えた、継続可能な介護保 険にするための大きな変革が求められたものです。市町村行政に求められるものも大きく、29年度まで3年かけてシステム化してい く介護予防など、地域づくりが進められて行きます。処遇改善加算においても要件も厳しく、各種加算の見直しが行われています。 ☆改正のポイントは以下の3点です。 ①中重度の要介護者や認知症高齢者への対応の更なる強化 *地域包括ケアシステムの構築に向けた対応 *活動と参加に焦点を当てたリハビリテーションの推進 *看取り期における対応の充実 *口腔・栄養管理に関わる取り組みの充実 ②介護人材確保対策の推進 ③サービス評価の適正化と効率的なサービス提供体制の構築 前回の豆知識においてもこの部分は書かれています。報酬改正の詳細部分はインターネット等で説明もありますので、ご確認いただけ ればと思います。 (1例)ケアマネジャーへの報酬について 6年前の21年改定で「特に労力を有する」との観点から導入された認知症加算と独居高齢者加算が今回はケアマネジャーの「基 本業務である」との理由で、基本報酬に包括化されました。 地域包括ケアシステムの理念として掲げられている、「住み慣れた地域の中でいつまでも生活し続けられる」ことの実現のために、福 祉の専門職である介護福祉士は、何をどのように実践していく必要があるのでしょうか。きっと、大きな役割を担っていく存在になる と思います。私達は、在宅・施設を問わず地域の中で仕事をし、住民のひとりでもあるという考えが必要です。専門職が、地域の中に 居るということは大きな力となっていることを自覚し、前向きに参画していくことが求められ、その中で何ができ、何をすべきなのか、 本会においても研修を実施して行く必要があると考えています。また、介護現場における中核的存在として位置付けされている我々の 資格をしっかり認識し、スキルアップしていくことも重要です。時代が求める介護福祉士像に対応できるよう、未来に向かって一緒に 手を携え頑張っていきましょう。今が正念場です。後輩のためにも踏ん張って社会的地位を確固たるものにして行きましょう!!! 地域福祉部会研修交流会を終えて 地域福祉部会 上村 冨江 地域福祉部会が企画する研修交流会は、今回で 5 回目。各回各地から 60 ∼ 70 名の会員が集う人気のイベント。とりわけリタイアされた会員は、 この研修交流会を心待ちし、懐かしい仲間との再会を喜びあう姿はいつもの風景です。 今年は、3 月 8 日、長野市の「ホテル信濃路」で開催。例年研修と親睦の二部形式で実施されているが、今回は、会員でもある『ライフデザ インセンター』の専務理事小川和子さんを講師にお招きして、「終活の勧め」と題した話を聞いた。人はいつか旅立つもの。人生の後半を自分 らしく生き、穏やかな最期を迎える準備など、今後も私達の関心の高い話題。一部ですがご紹介します。 ● 60 ∼ 100 歳まで生きるとすると最低 9600 万円が必要。 ●将来の暮らしを決めるなら 70 代の内に。80 代になると決断力が弱くなり決められない。 ●写真、衣類、資産等整理しシンプルな生活をする。 ●自分の意思がしっかりしている内に延命治療(人工呼吸・人工栄養)に関する意思表示を文書で残す。 ●自分の葬儀に呼びたい人の住所・氏名・関係を明記しておく。 ●自分の入るお墓に悩んだら善光寺雲上殿(永代供養で 15 万円から)も選択肢。 ●遺影・位牌は、後のことを考え無くてもかまわない。 ●死に装束は、男女とも一張羅を着せる。男性はスーツも良い。 ●もし判断能力が無くなった時の事を考え、任意後見制度を利用するなど 経済面や決断力、意思表明などの重要性を突き付けられた。また、何もしないまま亡くなることは、回りに大混乱を招く事を熟慮すべきと指摘 した。 どなた様もエンディングノートなどを活用し早めのご準備を勧めます。 講演をお聴きした後は、交流会を行いました。その冒頭、昨年の神城断層地震で被災された会員の早川和加子さんより、お礼の言葉と体験談を お聴きしました。 続いて毎回好評の各テーブル毎のフリートーク。今回のお題は、「私の終活」でしたが、各テーブルとも盛り上がりすぎて、タイムキーバーや 記録が間に合わない場面も。さすが、介護福祉士会の先達者と思わされる視点のご発言が聞かれました。 そして、恒例のレクリェーションは、「きよしのズンドコ節」「血液ガタガタ」の一斉ダンス。沖縄直伝の民謡や手品の飛び入りも加わり、会場 は最高潮に。一汗かいた後は、ティータイム。二時半が過ぎ、お開きの時、皆後ろ髪惹かれる思いで家路へ。会長や事務局にもお世話になりま した。年一回の再会のために継続して会員になっているという大切な仲間。 皆様本当にありがとうございました。こころがほっとするささやかな交流会。次回も是非どうぞ。役員一同感謝! (13) 2015 年 4 月 No.122 実技試験対策講座 中信支部 北信支部 中信支部では、介護福祉士実技試験受験対策講座を 2 月 19 日(木) ∼ 20 日(金)松本短期大学において開催いたしました。1 日目は、実 技指導の演習を中心に実施し、2 日目は、実技模擬試験 2 題を実施し ました。 一日のみの受講者も含め、56名の参加があり、皆さん真剣に受講さ れていました。 なお中信支部では、4 か所で(いずれも日にちを変えて)フォローアッ プ研修も開催いたしました。こちらも大勢の参加がありました。後日 談ですが、「御蔭さまで合格できました。本当にありがとうございま した。」と早速、電話で知らせてくれた受講生もありました。 北信支部では、介護福祉士の実技試験対策講座を 2 月 21 日(土) ∼ 22 日(日)にかけて、信州医療福祉専門学校を会場に実施いたし ました。 一日目の実技講座では、七グループに分かれ、ひと実技に対し、30 分程度で次の実技に移動して行いました。ほとんどの受講生が現場と の違いに戸惑いながら、時間が足りないという感じで指導を受けてい ました。受講生の中には、「昨年は、筆記試験だけ合格すれば大丈夫 と受験したものの・・・。甘く考えていた。今回、実技指導を受けて、 反省させられることばかりで大変勉強になりました。」と感想を言わ れる方もありました。 二日目の模擬試験では、緊張しながら「頭が真っ白になって、どう して良いのかわからなくなった。」などの声が聞かれ、実技指導され た事を実践しようとするが、いざ演習問題にされ、局面が変わると戸 惑う事ばかりだったようです。また、今年は模擬試験の終了後に、模 範実技をし、それに対し質疑応答の時間を設けた事でさらに理解が深 まった様です。 皆さん真剣に取り組まれていましたが、試験までの時間をさらに練習 に励み、是非、受講された皆様方全員が、合格される事を祈ります。 (豊田記) 東信支部 2月20日に東信支部において、介護福祉士国家試験の実技模擬試験 が、ありました。受講生たちは緊張の中一生懸命実技の模試を受けて いました。問題は2問あり、実際に模試をしているところを見させて もらいました。緊張感漂う中自分で手順を考え、モデルさんに実技を 行っていました。模試終了後は、安堵やら、後悔やら見えていました が、一番多く見られたのは不安な気持ちのようでした。受講生の方と 話す機会があり、どうだったかと聞くと、「時間内に終わらなかった。 本番でも時間内に終わらないと合格しないのですか?」という声が多 数聞かれました。実際時間内に終わらなくても合格された方がいる事 を伝えると、少し安心されたようでした。 模擬試験終了後、講師による模擬が行われましたが、皆さんジーッと 講師の動きを見ていました。私自身、いま実技を行えと言われても5 分内に終わるか自身はありません。でも、実技模試を見て来ている為、 なんとかまとめることは出来ると思っています。 4月には、何名の方が合格し、介護福祉士会に入ってくれるのか今か ら楽しみです。是非皆さんも機会があれば、参加してみてはいかが でしょう?資格を取ったばかりの初心に戻れるかもしれません。私は ちょっと初心に戻る事ができました。そして、日々勉強である事を改 めて感じました。 皆さんもこれから、介護福祉士会で行われる事に一緒に参加してみま しょう。きっと良い発見があるかもしれません。 (小平 尚徳) 南信支部 2 月 21 日(土)∼ 22 日(日)の両日、長野県福祉大学校において、 介護福祉士実技試験対策講座(南信支部)が行われました。 28 名の受講生の皆さんは、年齢も職種も様々です。筆記試験を突破 して、実技試験に臨む姿勢は、真剣そのものでした。 1 日目は、七つの実技演習を行いました。受講生の中には、初めて 経験する実技もあったようです。基礎ができていない方もかなりおら れ、とまどわれているような場面もありました。模擬演習の見学後、 2 時間半の時間をたっぷりと利用して、実技の基礎を中心に身体を動 かしていただきました。一つ一つの動きをチェックしてもらう時間を 持てた事で、納得し自分の動きとして持ち帰っていただけたと思って います。 2 日間を通して感じた事ですが、実務経験があって、介護福祉士の 受験資格があるわけです。いかに日常の介護業務で基礎の動きができ ていないか。また、介護福祉士の役割として、後輩の育成を皆が自覚 してやらなくてはならない事を、それぞれ痛感した講座であったと思 います。 (14) 2015 年 4 月 No.122 紙上ミニ研修 小池 正志 (当会理事・県社会福祉士会事務局長) 虐待・権利擁護・ 成年後見に対応を 今回、長野県介護福祉士会の理事をされている小池正志氏に、紙上ミニ研修として、「虐待・権利擁護・成年 後見制度」に関する記事をおねがいしました。 小池氏には、普段より理事として会の運営にご尽力いただき感謝申し上げます。 以下、介護福祉士として、あるべき姿をご専門の「虐待・権利擁護・成年後見」から示唆していただきました。 高齢者虐待の状況 諏訪市の特別養護老人ホーム「すばらしき仲間たち」で44歳の男性介護福祉士が、女性入所者7人に対し、 殴る、蹴る、暴言を浴びせる等の虐待行為をしていたことが分かった。施設側は平成 26 年 12 月、高齢者虐待 防止法に基づいて市に報告し、男性職員を解雇した。施設によると、行為を目撃した別の職員からの報告で 11 月に発覚。男性職員は昨春から入所者の部屋やトイレ、廊下などで、6人の認知症入所者に対し、頭部や腹部 を殴ったり蹴ったり、腕を引っ張って引きずり回すなどした。精神疾患の入所者には「死ね、ばばあ」などと 暴言を吐いた。 極めて残念というよりも怒りが込み上げてくる。長野県の平成 25 年度の高齢者虐待の状況は県 HP のとおり であるが、前年度からいずれも増加している。 その人らしく安心して 今年は戦後 70 年を迎える。当時二十歳で終戦を迎えた人は 90 歳になる。戦前・戦中・戦後と大変厳しい中 を生き抜いて今日の日本を支え、築いてきた高齢者達である。また、その高齢者の多くが介護サービスを必要 としていると思われる。これらの人達が“その人らしく安心して暮らして欲しい”と誰もが願っている筈であ るにも関わらず虐待が増加しているという現実である。 県介護福士士会・会員の使命 福祉・介護に関わる職員、とりわけ介護福士士会・会員は、高齢者虐待を根絶し、高齢者が快適な生活を送 れるよう更に奮闘・努力が求められる。それには、会が企画する様々な研修会に参加してスキルアップを図る ことである。 重要なことは、自分自身のスキルアップだけではなく、回りの非会員へのアプローチである。なぜならば、一 般社会からは介護福士士会の会員であるか否かは不明であるし区別しての報道もされない。介護福祉士会の会 員はプライド・誇りを持って介護従事者全体の資質向上にチャレンジしていくしかないと考える。 権利擁護・成年後見を学んで! 高齢者が“その人らしく安心して”を実現するためには、権利擁護や認知症高齢者を支援するための成年後 見制度等々を積極的に学んでいただきたい。 但し、在宅の介護者にも云えることであるが、“頑張っている人に。もっと頑張って”は余りにも酷である。 今後も元気に活躍できるためには、“いいとこ探し”職場や会員同士、認め合って、讃え合って行くことが重要 である。 時には趣味・スポーツ等でリフレッシュしながら、今出来ること、やらねばならないことにトライして欲しい。 新会員インタビュー ①入会のきっかけは?②介護の仕事の魅力は何だと思いますか?③つらい事、改善してほしいと思うこ とは?④介護福祉士会に、どんなことを期待しますか?⑤自分の癒しになること、好きなことは何です か?⑥職場名、氏名 ①介護学校で入会を勧められたから。 ②病院だから、介護の知識は勿論看護の知識やリハビリの知識も得られるところ。 ③もう少し職員数を増やしてほしい。正解のない仕事だけど、マニュアルがあればもっと良くなると思う。 ④介護福祉士の待遇を更に良くしていく事。 ⑤睡眠 カラオケ ドライブ 水泳 ⑥ 三才山病院 関 寛美 藤原 美鈴 20 3 18 2 坂口 めぐみ ﹁介護と薬研修会﹂を 受講して 北信支部研修会 ∼力のいらない介護技術∼ ﹁キネステティクス﹂ 久保田 賢幸 北信支部 名程の出席をいただき 30 り、開催して良かったです。 的に開催して欲しいと思います。好評な研修会とな 度からこの﹁キネステティクス研修会﹂をシリーズ と言った声を頂きました。北信支部としては、来年 ネステティクスを、シリーズ化して行って欲しい。 ﹂ ている参加者からも﹁改めて学ばせてもらった。 ﹂ ﹁キ ﹁参加できて良かったです。 ﹂また、昨年度も出席し の出席者からは、 ﹁このような技術があるんですね。﹂ た。昨年もこの研修会は行いましたが、今回初参加 一つずつ教えてもらいながら学ばせていただきまし た で す。 そ こ で、 実 際 に 力 の い ら な い 介 護 技 術 を、 験があるとか、今現在にして腰が痛い方々が多かっ 参加者の中で共通して言える事としては、誰もが ︵ヘルニア・すべり症︶と言ったような腰を痛めた経 の介護技術を取り入れながら進めていきました。 生に解説していただきながら、 ﹁キネステティクス﹂ グルーで出してもらい、その内容について、岩崎先 で出してもらい、一番多かった意見を、一つずつ各 場で困っている事・悩んでいる事をグルーブワーク ま ず、 ﹁ キ ネ ス テ テ ィ ク ス ﹂ と は? か ら 入 り、 実 際に現場で働いている研修会参加者の皆様から、現 ました。 講師は、長野県介護福祉士会の会員でもあり、信 州医療福祉専門学校勤務の岩崎文明先生にお願いし ました。 は、会員と非会員合せて約 月 日︵土︶北信支部主催で﹁キネステティク ス﹂の研修会を昨年と同様に開催しました。参加者 24 ハートフルケアたてしな 今回の研修は、午前中は﹁お薬講座﹂として、 薬の効き方や副作用、認知症薬や眠剤などの、身 近な薬の種類や特性などを細かく教えていただ きました。午後は、﹁試してみよう﹂ということで、 い ろ い ろ な 方 法 で 薬 を 飲 ん で み た り、 簡 易 懸 濁 法 を 実 際 に 行 な っ て、 薬 の 溶 け 方 を 見 た り し ま した。 日ごろ、こんな時はどうしたらいいのだろう、 こんな効き方をする薬はないのかな、などと疑問 に 思 っ て い る こ と を、 薬 剤 師 の 方 に 直 接 質 問 で き、 詳 し く 説 明 し て い た だ け た の で、 大 変 勉 強 になりました。また、飲み方や軟膏の塗り方など、 困っていることの解決方法も提案していただけ たので、明日からの介護に生かせそうです。 介 護 の 現 場 で は 誤 薬 や、 飲 み 忘 れ な ど も 起 き ます。また、副作用により、ふらついてしまい、 転 倒 し て し ま う と い う 事 も 起 こ り ま す。 薬 の 事 を 知 る こ と で、 内 服 介 助 の 重 要 性 が 分 か り、 薬 に関するさまざまな事故の防止につながるので は な い か と 感 じ ま し た。 ま た、 薬 は 医 師 の 指 示 で 出 る も の で す が、 日 ご ろ の お 年 寄 り の 様 子 を 見 て い る 私 た ち 介 護 福 祉 士 が、 医 師 や 看 護 師 に 状態をきちんと伝えることが、その方に合った薬 の 処 方 に つ な が り、 お 年 寄 り の 生 活 を 守 る こ と になるのだと今回の研修を受講して感じました。 1 認知症キャリアアップ研修 2 月 日と 月 日の計 日間、松本市勤労 者福祉センターで行われたアザレアンさなだ総 合 施 設 長 の 宮 島 先 生 に よ る、 認 知 症 ス キ ル ア ッ プ研修に参加させて頂きました。 今 回 参 加 し た 動 機 は、 介 護 の 仕 事 を し て い る 中で認知症の理解は必要不可決であると実感し、 よ く 耳 に す る よ う に な っ た﹁ ひ も と き シ ー ト ﹂ に つ い て 学 び た い と 思 っ た か ら で し た。 宮 島 先 生 に は、 実 際 に 関 わ っ た 利 用 者 様 の 事 例 を 交 え て 話 し て い た だ い た お か げ で、 特 養 に 勤 務 し て いる私にとって同感する事も多く大変理解しや すかったです。 研修では、事例等をもとに﹁ひもときシート﹂ の使い方を学んだことにより、認知症の方の言動 ひとつひとつには理由があり、様々な視点から見 て考えていく事が大切であると実感しました。 今までは業務に追 わ れ る 事 を 理 由 に、 利用者様の発した言 葉しか聞き入れてい なかった事が多いよ う に 思 い ま す。 今 後 は、 そ の 言 葉 の 裏 に ある本当の気持ちを 察する事が出来るよ う に、 心 か ら 共 感 し たケアを実現してい きたいと強く実感し ています。 2015 年 4 月 No.122 (15) ﹁ケア輪久﹂ 生活相談員 兼 認知症棟すみれ管理者 ◎北信支部 小林 誠 中野市社会福祉協議会 ﹁デイサービスセンター さくら﹂ ここは中野市。旧豊田村の替佐という地域にあ る﹁デイサービスセンターさくら﹂です。飯山市 豊津という住所なのですが、自分は笠倉、替佐、 涌井などと呼ばれる地域名がとても好きで、利用 者様の前ではわざとその名前を出したりして会 話を楽しんでいます。涌井はおそばでも有名です ね。でもやっぱり豪雪地帯なのです︵涙︶ 。さく らは現在、自主事業として﹁朝・夕のおにぎり提 供サービス﹂ 、 ﹁洗濯サービス﹂ ︵ 各10 0 円 ︶ や ﹁ 緊 急 宿 泊 サ ー ビ ス ﹂ な ど を 展 開 し て い ま す が、 ◆◇編集後記◆◇ セ ン チ 以 上 も、 雪 が 降 る 所 に 住 ん で い 20 15 年今年の冬は気温も低く雪が降り始める と 一 晩 で、 る 私 で す。 介 護 の 仕 事 を 始 め て 十 五 年 に な る 私 は 特 養・ デ イ サ ー ビ ス・ 訪 問 介 護 と 経 験 し て き ま し た。 そ れ ぞ れ の 施 設 の 仕 事 は と て も、 そ の 場 成 り に 忙 し い日々を過ごしました。私なりにそれぞれの職場に、 最近では、 ﹁各種サロンへの職員派遣﹂に力を入 れています。内容は、地域のサロンにお邪魔し、 や り が い を 感 じ て 続 け て き ま し た。 し か し ど の 職 場 % が従業 万 程 度 全 産 業 は 平 均 3 2 万 と、 大 き く 差 が あ ・ 7 %︹ 平 成 2 0 歳に 山岸記 す。 そ れ が な ん だ か つ か め な い、 わ た し で す が、 私 り で す。 住むすべての方 ています。 いければと思っ 仲良く暮らして 個人的には今の介護の仕事が好きで続けて行くつも た。 人 手 不 足 が な く な る 環 境 整 備 が 大 切 と お も い ま 万 人 ∼ 2 4 9 万 人 が 必 要 と さ れ ま す。 こ の 慢 性 か し な る こ ろ に は 現 在 の1 49 万 人 の 介 護 職 員 は237 年 調 査 ︺ で す。 2 0 2 5 年 団 塊 の 世 代 の 人 が が っ て き て は い ま す が、 離 職 率 交 付 金、 と ス キ ル ア ッ プ・ 資 格 手 当 な ど で 月 給 も 上 ります。︵2011年調査︶現在は介護職員処遇改善 平均 対 す る 社 会 的 地 位 が 低 い ﹂ な ど、 介 護 職 員 の 月 給 も 重労働 と] 言ったイメージがあります。また﹁業務に 員の不足を訴えています。介護の仕事は、 低[ 賃金で 働安定センターの調査では介護事業所の で も、 慢 性 的 な 人 手 不 足 に 悩 ん で い ま し た。 介 護 労 体操や演奏をしたりお話させて頂くのが主です が、 ﹃地域連携の拠点としての機能の充実﹄とい う、市町村における地域支援事業の概要に沿った サービス展開の一つとしてとらえており、みなさ んと少しでも顔なじみになれるよう、また緊急時 の連携の確立ができるように努めていきたいと 考えています。今は、サロンで触れ合う方々がと ても優しく、楽しみながら参加させて頂いている というのが本音 53 に 近 く、 中 野 市 で は 豪 雪 地 域 で す。 節 分 も 過 ぎ、 春までもう少しかなと思うと、今も窓の向こうは 猛吹雪で、桜を見れるのはまだまだ先だよと教え られているようです。それでも春になると近くの 堤防に植えられている桜はとても見事な花を咲か せ、毎年のこととはいえ利用者様と見上げる満開 の桜は、つい最近まで雪があった事を忘れさせて くれます。 です。 これからも ﹁介護サービス﹂ という区切りだ けで向き合うこ と な く、 元 気 な 方からお年寄り 18 ﹁ さ く ら ﹂ に ち な ん で、 最 新 の 送 迎 車 に は 桜 の イラストを入れ 40 と一緒に自然に までこの地域に 75 て み ま し た。 利 用者様とご家族 様にはとても好 評 で、﹁ さ く ら の 車 を 見 た よ ー!﹂ と以前よりも多 く声をかけて頂 けるようになり ました。 さくらは正式 には中野市大字 22 (16) 2015 年 4 月 No.122
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