依然として根強い精肉の国産志向

平成27年3月26日
報
道
各
位
一般社団法人 JC総研
依然として根強い精肉の国産志向
~外国産肉・加工品の「安い」というイメージは年々低下
一部の国では「安全・安心」等、品質へのイメージも改善傾向に~
(畜産物等の消費行動に関する調査結果-2014 年調査-)
当研究所では、2008年(平成20年)1月より、農畜産物の消費行動をテーマに全国の消
費者を対象とした Web 調査を実施しています。
調査の23回目として「畜産物等の消費行動に関する調査」を2014年11月に実施しまし
た。このたび、調査結果の概要がまとまりましたので、ご報告します。
解禁日時:2015年(平成27年)3月26日(木)14時
《添付資料》
畜産物等の消費行動に関する調査結果の概要(プレスリリース)
<本件に関するお問合せ先>
〒162-0826
東京都新宿区市谷船河原町11番地
飯田橋レインボービル5F
一般社団法人 JC総研
基礎研究部 主任研究員
青柳 靖元
℡ 03-6280-7252
※なお、本資料は「農政クラブ」
「農林記者会」
「農協記者クラブ」および日頃お付き合いのあ
る報道機関の関係各位等に配布します。
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解禁
調査の概要
■調査方法
■調査地域
■調査主体
■実施機関
■調査年月日
■調査対象
インターネットリサーチ
全 国
一般社団法人 JC総研
株式会社 インテージ
2014 年 11 月 7 日(金)~11 月 12 日(水)
全国の主婦・既婚男性・単身女性・単身男性
■有効回答者数 インテージ・ネットモニター会員 n=2,178
20代以下
30代
40代
50代
60代
70代以上
合計
合計
164
(7.5)
308
(14.1)
352
(16.2)
352
(16.2)
434
(19.9)
568
(26.1)
2,178 (100.0)
(100.0)
主婦
41
(4.6)
126
(14.2)
153
(17.2)
145
(16.3)
187
(21.0)
238
(26.7)
890 (100.0)
(40.9)
既婚男性
43
(4.9)
122
(13.8)
146
(16.5)
144
(16.3)
186
(21.0)
245
(27.7)
886 (100.0)
(40.7)
単位:人(構成比%)
単身女性
40
(20.7)
29
(15.0)
24
(12.4)
30
(15.5)
29
(15.0)
41
(21.2)
193 (100.0)
(8.9)
単身男性
40
(19.1)
31
(14.8)
29
(13.9)
33
(15.8)
32
(15.3)
44
(21.1)
209 (100.0)
(9.6)
【エリア区分】
北海道
東 北
(青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島)
北関東
(茨城、栃木、群馬)
京 浜
(埼玉、千葉、東京、神奈川)
甲信越・北陸(新潟、富山、石川、福井、山梨、長野)
東 海
(岐阜、静岡、愛知、三重)
京阪神
(滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山)
中国・四国 (鳥取、島根、岡山、広島、山口、徳島、香川、愛媛、高知)
九 州
(福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄)
【分析・報告書作成】
一般社団法人 JC総研 基礎研究部 主任研究員 鳥羽 賢一
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1
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解禁
畜産物等の消費行動に関する調査の概要
1.牛乳を「毎日飲む」は4割、「ほとんど飲まない」依然2割弱
家庭・自宅で調理をする人に、精肉や魚などの食材を一週間に何日食べているのかを尋ねた(図
1)
。
精肉を「週に 1 日以上食べる」は、概ね牛肉 3 割、豚肉 7 割、鶏肉 6 割で、牛肉を除くとやや増
加した。鮮魚は 56.8%(前回 57.2%)と変化がなかった。
たまごは「毎日食べる」が 2 割を超え、
「週の半分以上は食べる」も 30.3%(同 28.1%)と 3 割
を上回った。牛乳を「毎日飲む」は 40.9%(同 43.3%)と減少したものの 4 割を保った。
「ほとんど
飲まない」も 17.5%(同 19.1%)と減少したとはいえ依然ポイントは低くない。
図1
家庭における各食材の摂食頻度(年次別)
家庭における各食材の摂食頻度(年次別)
0%
20%
3.3
牛肉(2011)
40%
60%
25.8
80%
100%
25.0
0.6
24.1
1.6
45.2
0.3
牛肉(2012)
29.0
3.9
41.2
0.2
牛肉(2013)
4.0
27.6
0.8
牛肉(2014)
25.4
4.9
0.6
豚肉(2011)
43.7
1.2
23.4
42.2
1.6
25.2
15.5
56.1
22.5
4.8
0.5
14.0
57.0
22.2
4.8
0.7
5.3
0.6
1.2
豚肉(2012)
0.9
豚肉(2013)
13.3
1.4
豚肉(2014)
14.7
0.3
鶏肉(2011)
0.7
鶏肉(2012)
鶏肉(2013)
鶏肉(2014)
鮮魚(2011)
55.3
56.1
8.8
0.6
30.5
5.8
1.4
7.2
0.6
9.4
49.9
30.1
9.1
9.2
50.4
30.7
8.6
0.8
10.3
2.2
50.1
16.1
4.0
鮮魚(2013)
3.0
17.0
鮮魚(2014)
2.9
16.2
たまご(2012)
20.6
52.6
鮮魚(2012)
たまご(2011)
24.5
39.8
18.0
21.6
たまご(2014)
21.4
牛乳(2011)
30.9
30.7
30.6
牛乳(2013)
43.3
10.1
0.9
13.0
33.1
16.7
13.1
16.3
13.3
40.9
0.8
9.7
33.5
30.3
43.2
9.1
13.3
32.3
28.1
牛乳(2012)
0.1
10.9
34.5
41.4
牛乳(2014)
31.7
37.7
24.1
9.9
28.3
37.2
11.9
13.3
16.8
13.3
11.5
1.4
2.7
0.1
2.8
0.4
3.4
0.4
2.9
0.8
10.9
17.5
0.4
9.8
18.1
0.7
10.0
19.1
1.0
9.9
17.5
1.6
毎日食べる(飲む)
週の半分以上は食べる(飲む)
週に1~3日は食べる(飲む)
週に1日未満食べる(飲む)
ほとんど食べない(飲まない)
分からない
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0.6
1.7
8.4
31.8
39.8
18.7
たまご(2013)
28.7
0.8
2
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2.単身男性では、外国産志向が顕著に
精肉を購入する際、国産・外国産のどちらを選択するかについて尋ね、国産を志向する割合を年
次別に示したものが図2である。「国産のみ」は前回調査と比較すると 3 品目とも減少した。また、
「国産のみ」+「国産が多い」も牛肉 62.0%(前回 63.2%)
、豚肉 72.3%(同 75.2%)
、鶏肉 75.2%
(同 77.3%)と各品目ともに減少した。図3は、国産・外国産選択について属性別に示したもので
ある。国産志向の割合(「国産しか買わない」+「国産を買うことが多い」
)は、単身男性で牛肉 30.7%
(同 44.7%)
、豚肉 42.2%(同 51.4%)、鶏肉 43.1%(同 55.6%)
、単身女性でも豚肉 69.3%(同
77.0%)、鶏肉 70.4%(同 80.9%)と単身層の減少が目立った。また、単身男性は「国産か外国産
か分からない(産地表示を見ない)
」も各品目とも 1 割を超え、産地に関する関心の薄さが伺える。
図2
精肉購入時、国産志向の割合の推移(年次別)
精肉購入時の国産志向の割合 (年次別)
%
100
80
60
29.3
40
20
0
29.0 26.2
29.5
29.3 28.4 31.1
35.0 34.8 30.9
34.4 30.9 30.4
25.3
29.5 31.8
26.9
27.9
28.3 30.3 27.8
54.8 52.0 51.7
54.7 56.1 55.9
47.9
47.0 43.4 44.1 40.4 46.7 48.3 44.4
2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014
牛肉
豚肉
鶏肉
国産のみ
図3
23.7 25.9 24.1
21.3 21.2 19.3
25.4
国産が多い
精肉購入時の産地選択状況(属性別)
精肉購入時の産地(国産/外国産)選択状況(属性別) 上段:牛肉 中段:豚肉 下段:鶏肉
0%
【牛肉】
2013TOTAL(n=1278)
2014TOTAL(n=1309)
2013主婦(n=836)
2014主婦(n=821)
2013既婚男性(n=221)
2014既婚男性(n=235)
2013単身女性(n=118)
2014単身女性(n=139)
2013単身男性(n=103)
2014単身男性(n=114)
【豚肉】
2013TOTAL(n=1308)
2014TOTAL(n=1355)
2013主婦(n=853)
2014主婦(n=839)
2013既婚男性(n=222)
2014既婚男性(n=239)
2013単身女性(n=126)
2014単身女性(n=156)
2013単身男性(n=107)
2014単身男性(n=121)
【鶏肉】
2013TOTAL(n=1289)
2014TOTAL(n=1331)
2013主婦(n=838)
2014主婦(n=829)
2013既婚男性(n=219)
2014既婚男性(n=237)
2013単身女性(n=126)
2014単身女性(n=149)
2013単身男性(n=106)
2014単身男性(n=116)
国産しか買わない
20%
40%
60%
32.9
30.3
37.1
33.5
14.1
13.5
13.3
31.7
28.1
18.1
19.1
33.9
32.4
23.3
11.9
12.9
21.4
28.1
12.6
18.4
21.9
46.2
43.2
51.3
47.4
27.7
28.4
1.3
1.7
1.0
1.6
1.4
1.3
0.8
1.4
4.9
3.5
12.8
13.4
0.8
0.7
0.7
0.5
0.5
0.4
0.8
0.6
2.8
3.3
18.9
13.8
31.0
27.1
23.1
13.1
24.3
20.7
21.5
11.5
14.0
0.9
18.2
22.3
54.2
53.9
22.2
20.4
60.0
60.7
26.9
25.3
31.7
22.1
10.4
22.6
12.1
ほぼ半々である
10.7
10.9
6.7 0.2
4.9
8.9 0.7 4.4
10.1 6.1
3.1
9.9
6.4 0.6 2.2
15.1
8.7
0.9 2.7
11.4
11.4
1.3 5.1
7.1
4.0
7.1
10.7
8.1 0.7
8.1
10.4
20.8
22.4
13.8
19.5
19.8
45.2
45.1
49.2
48.3
33.0
31.0
7.5 0.4 4.7
9.4 1.0 3.9
6.8 3.0
7.6 0.8 1.7
8.6
3.6
11.7
4.6
11.1
4.8
6.3
8.3 1.9
8.3
17.8
1.7
12.4
11.4
12.3
31.5
31.0
46.0
46.2
国産を買うことが多い
1.4 4.1
16.7
1.9
3.9
16.3
1.3 2.6
15.6
1.8 1.6
3.2
20.4
17.9
1.7
4.7
14.4
1.7
6.8
11.5
2.2
8.6
1.0
15.5
13.2
26.6
29.7
35.6
37.7
100%
17.2
15.0
28.2
32.6
23.5
27.2
30.5
30.9
21.4
12.3
80%
29.0
30.6
17.2
外国産を買うことが多い
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外国産しか買わない
国産か外国産か分からない
1.2
0.9
1.2
0.5
0.5
0.4
0.8
2.0
2.8
3.4
その他
3
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3.輸入精肉の位置づけ、「無くても全く困らない」が増加傾向
各食材の位置づけ、重要度を尋ねたものが、図4である。
国産精肉では「無ければ非常に困る」が牛肉 17.4%(前回 16.7%)、豚肉 28.8%(同 30.1%)
、
鶏肉 31.0%(同 30.8%)と概ね変動はなかった。
「無ければ困る」を加えたポイントは、3 品目と
もに減少した。
輸入精肉は「無くても全く困らない」が牛肉 33.0%(同 31.7%)
、豚肉 33.4%(同 30.9%)
、鶏
肉 40.2%(同 34.8%)とここ数年増加傾向を示している。
鮮魚は「無ければ非常に困る」が 36.8%(同 40.4%)と減少した。
たまごは「無ければ非常に困る」が 55.4%(同 55.8%)と半数を超え、最もポイントが高い。
牛乳では「無ければ非常に困る」が 47.0%(同 50.2%)と半数を占める一方、「無くてもあまり
困らない」および「無くても全く困らない」が 19.8%(同 16.3%)と概ね 2 割に増えた。
図4
食材の位置づけ(年次別)
食材の位置づけ (年次別)
0%
国産牛肉2011
2012
2013
2014
輸入牛肉2011
2012
2013
2014
国産豚肉2011
2012
2013
2014
輸入豚肉2011
2012
2013
2014
国産鶏肉2011
2012
2013
2014
輸入鶏肉2011
2012
2013
2014
鮮魚2011
2012
2013
2014
たまご2011
2012
2013
2014
牛乳2011
2012
2013
2014
20%
40%
12.7
15.4
4.0
3.9
32.8
30.0
32.2
44.8
19.5
48.7
30.1
25.0
4.4
24.4
34.5
44.0
31.0
39.7
20.0
35.4
4.4
19.8
35.2
16.7
4.3
4.5
5.8
36.0
34.8
5.6
40.2
15.7
42.9
40.4
34.4
55.9
7.5
55.4
5.7
6.9
32.1
30.7
48.3
12.8
31.4
50.2
29.6
無ければ困る食材である
分からない
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2.0
8.7
11.3
1.9
2.8
2.9
3.3
2.4
7.0
2.0
5.9
2.2
3.4
12.1
30.1
47.0
4.3
1.7
2.6
5.4
32.8
3.8
5.3
34.8
55.8
47.6
3.8
15.3
53.9
2.3
2.4
4.2
12.0
38.2
無ければ非常に困る食材である
無くてもまったく困らない食材である
5.6
13.2
40.0
36.8
4.3
7.3
31.9
40.3
37.3
6.2
17.8
33.4
36.1
3.3
2.7
4.3
6.6
15.9
36.6
4.2
4.6
6.5
18.4
42.8
21.9
5.8
19.9
45.8
30.8
4.1
30.9
33.4
26.5
5.4
4.3
3.9
31.9
36.4
26.4
3.9
3.9
6.0
28.3
36.9
21.3
2.5
5.9
18.5
36.7
3.1
5.7
14.6
42.8
22.5
6.4
16.8
45.5
28.8
4.2
5.5
5.2
33.0
26.4
5.7
4.0
31.7
37.8
26.3
4.0
32.5
35.7
20.2
4.6
15.7
28.0
39.7
23.1
2.5
4.5
15.2
42.0
20.4
3.5
16.9
31.6
21.5
4.8
100%
17.3
32.0
17.4
3.3
80%
38.5
32.3
16.7
4.5
60%
28.0
7.6
8.5
3.6
無くてもあまり困らない食材である
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4.鮮魚を増やしたい理由、「健康/美容に良いから」が半数超
食材の摂食量を「増やしたい」あるいは「減らしたい」と回答した人にその理由を尋ねたものが、
図5および図6である。「増やしたい」という理由を見ると、
「スタミナ/栄養をつけるため」は各
食材ともにポイントが高く、国産牛肉、たまご、牛乳では 3 割を超えた。
「健康/美容に良いから」
は鮮魚 55.9%、牛乳 46.9%が極めて高い。輸入精肉は、
「節約したいから」
「相対的に安価だから」
が 2 割前後を占めた。
「減らしたい」理由は、
「価格が高くなったと思うから」が国産精肉と鮮魚で、
「ダイエット/カロリー制限のため」、「健康/美容に悪いから」で国産精肉、たまご、牛乳のポイ
ントが高い。
「以前に比べて安全性が気になる」は輸入精肉で高く、輸入鶏肉では 5 割に迫っている。
図5
摂食量増加意向の理由
摂食量増加意向の理由(M.A) (食材別)
(%)
60
50
40
30
20
10
0
好きに 子ども
スタミ
健康/ 食事の なった が食べ
ナ/栄
美容に 量が増 /美味 る(飲
養をつ
良いか えるか しいと む)よう
けるた
ら
ら
思うか になっ
め
ら
たから
国産牛肉(n=108)
家での
料理を
増やし
たいか
ら
安全性
が高
まった
と思う
から
食料自
給率を
価格が
調理が
節約し 安く
高める 何とな
楽しく
必要が く増や
たいか なった
なった
あると したい
と思う
ら
から
思うか
から
ら
調理す
ダイ
る時間
相対的 止むを
エット
が取れ
に安価 得ず増
その他
になる
るよう
だから やす
ため
になっ
たから
38.0
17.6
16.7
16.7
15.7
14.8
9.3
9.3
7.4
3.7
2.8
1.9
0.9
0.9
0.9
0.9
5.6
27.0
21.6
16.2
10.8
2.7
13.5
10.8
0.0
5.4
0.0
18.9
5.4
5.4
21.6
0.0
2.7
0.0
国産豚肉(n=100)
29.0
16.0
17.0
9.0
20.0
15.0
12.0
8.0
6.0
3.0
9.0
4.0
4.0
3.0
3.0
2.0
3.0
輸入豚肉(n=32)
15.6
12.5
15.6
6.3
6.3
15.6
15.6
0.0
3.1
3.1
25.0
3.1
9.4
21.9
3.1
3.1
0.0
国産鶏肉(n=108)
21.3
25.9
17.6
13.0
13.9
11.1
13.0
9.3
6.5
6.5
14.8
2.8
17.6
17.6
4.6
0.0
2.8
輸入鶏肉(n=29)
13.8
17.2
10.3
0.0
10.3
10.3
3.4
0.0
10.3
0.0
20.7
3.4
6.9
24.1
3.4
0.0
0.0
鮮魚(n=299)
20.1
55.9
7.0
15.1
8.0
10.4
5.4
4.7
6.4
2.3
2.7
0.7
21.7
1.7
1.7
3.0
2.7
たまご(n=82)
35.4
31.7
12.2
9.8
17.1
15.9
3.7
4.9
9.8
3.7
8.5
4.9
4.9
13.4
3.7
3.7
0.0
牛乳(n=113)
31.9
46.9
12.4
4.4
18.6
8.8
5.3
4.4
6.2
1.8
5.3
3.5
0.9
3.5
0.9
1.8
0.9
輸入牛肉(n=37)
図6
摂食量減少意向の理由
摂食量減少意向の理由(M.A) (食材別)
(%)
50
40
30
20
10
0
ダイエッ
トのた
価格が
相対的 め/カ 食が細
高くなっ
に高価 ロリー くなった
たと思う
だから を制限 から
から
するた
め
健康に
悪いか
ら/美
容に悪
いから
以前に
以前に
比べて
比べて
嫌いに
安全性
なった
が気に
/美味
なるよう
しいと
になっ
思わな
たから
くなった
家族人
数の減
少等で
食事の
量が減
るから
他の食
以前に
外食や
食料自
材が高
比べて 調理す 調理済
給率を
調理が
くなった 何となく 子ども る時間 食品の
高める
面倒に
ので止 減らし が食べ が無く 利用を
必要が その他
なった
むを得 たい (飲ま) なった 増やし
あると
から
ず減ら
なくなっ から たいか
思うか
す
たから
ら
ら
国産牛肉(n=101)
26.7
20.8
15.8
14.9
14.9
11.9
8.9
7.9
5.9
5.9
2.0
1.0
0.0
0.0
0.0
5.9
輸入牛肉(n=160)
14.4
5.0
8.1
8.1
10.0
10.6
34.4
5.6
3.1
15.0
1.3
0.6
0.6
0.0
5.6
3.1
国産豚肉(n=75)
22.7
6.7
17.3
13.3
21.3
8.0
4.0
4.0
5.3
12.0
5.3
0.0
0.0
1.3
0.0
6.7
輸入豚肉(n=175)
12.6
1.7
6.3
6.3
8.6
6.3
42.3
7.4
2.3
12.6
2.9
1.1
2.3
0.6
6.9
5.1
国産鶏肉(n=65)
18.5
4.6
16.9
12.3
15.4
13.8
6.2
3.1
4.6
9.2
6.2
0.0
0.0
1.5
0.0
7.7
輸入鶏肉(n=155)
7.7
0.6
5.2
6.5
9.0
9.0
47.1
7.1
2.6
13.5
2.6
0.6
1.9
0.6
7.1
3.9
鮮魚(n=32)
31.3
9.4
3.1
12.5
9.4
9.4
6.3
9.4
12.5
9.4
9.4
0.0
3.1
3.1
6.3
6.3
たまご(n=45)
13.3
0.0
26.7
13.3
28.9
4.4
6.7
8.9
2.2
13.3
4.4
2.2
0.0
0.0
0.0
6.7
牛乳(n=41)
12.2
0.0
17.1
7.3
14.6
17.1
14.6
7.3
0.0
12.2
12.2
0.0
0.0
0.0
0.0
9.8
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5
報道発表資料
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2015年3月26日(木)14時
JC総研
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解禁
5.精肉購入時の重視点、「特売・サービス品」は減少
精肉を購入する際、重視する点を尋ねたものが、表1である。
3 品目(牛肉、豚肉、鶏肉)ともにトップは「国産であること」で、各々44.1%(前回 47.4%)、
48.4%(同 51.5%)、50.6%(同 52.8%)とやや減少したものの概ね半数を占める。次いで、
「品質
が良い割には、手頃な価格」で 3 割を越え、3 番目は「鮮度がよさそう」が概ね 3 割で続く。
「特売
やタイムサービス品」も 2 割程度を占めるが、前回調査に比べ減少した。一方、
「作りたい料理のレ
シピどおりの部位・カット」や「価格に関わらず品質が良いこと」はポイントが増加し、今回調査
で加えた選択肢「シールに部位名と調理名が入っていること」は概ね 1 割に選ばれた。
品目別に属性別、年齢層別で示したものが、図7~図9である。総じて、品質を重視する選択肢
(国産であること、鮮度がよさそう等)は、男性層(既婚男性、単身男性)および若年層でポイン
トが低い。一方、
「品質が良い割には、手頃な価格」
、
「特売やタイムサービス品」は主婦・単身女性
で比較的高く、女性は価格・品質のバランスを重視しつつ購入する傾向が強いと思われる。
表1
精肉購入時の重視点(年次別)
品質が良い
国産であるこ 割には、手
と
頃な価格で
あること
2013牛肉(n=1278)
2014牛肉(n=1309)
2013豚肉(n=1308)
2014豚肉(n=1355)
2013鶏肉(n=1289)
2014鶏肉(n=1331)
図7
47.4
44.1
51.5
48.4
52.8
50.6
鮮度がよさそ
うなこと(変
色・肉汁が出
ていない等)
36.3
34.5
35.3
34.4
34.3
33.6
100g当たり
特売やタイ
の単価が一
脂身が少な
ムサービス
定の範囲内
いこと
品であること
にあること
31.1
28.8
29.4
28.9
29.2
27.8
23.9
22.6
24.3
24.0
22.4
22.4
21.8
19.6
22.4
19.5
21.0
18.6
20.0
18.8
22.5
21.5
15.3
15.4
作りたい料
理のレシピど
おりの部位・
カットである
こと
13.4
16.9
13.7
15.6
11.9
14.8
見切り品等
価格に関わ
消費期限が 色々な料理
で値引きされ
らず品質が
なるべく先の に使える部
ていれば値
良いこと(品
日付であるこ 位・カット方
引きされてい
質重視)
と
法であること
るもの
14.6
16.2
15.4
14.3
16.4
16.3
14.7
13.5
14.0
14.8
15.7
20.7
15.3
14.4
15.1
19.5
13.0
13.6
15.3
16.8
15.1
13.1
15.1
14.8
牛肉購入時の重視点(属性別・年齢層別) 図8
豚肉購入時の重視点(M.A) (属性。年齢層別)
(%)
60
50
40
30
20
10
0
鮮度がよさ
品質が良い
そうなこと
国産である 割には、手
(変色・肉汁
こと
頃な価格で
が出ていな
あること
い等)
生産者や生
産農場が分
かっている肉
であること
0.0
10.6
0.0
13.0
0.0
7.1
14.2
9.7
13.1
9.7
12.9
9.4
品質に関わ
らず単価が
安いこと(価
格重視)
肉のしまりが
よいこと/
水っぽくない
こと
6.1
9.5
7.2
9.7
7.4
9.5
8.9
9.3
8.6
8.4
9.2
9.7
豚肉購入時の重視点(属性別・年齢層別)
牛肉購入時の重視点(M.A) (属性・年齢層別)
(%)
60
50
40
30
20
10
0
作りたい料
100g当たり
色々な料理
価格に関わ 消費期限が
特売やタイ 理のレシピ
の単価が一 脂身が少な に使える部
らず品質が なるべく先
ムサービス どおりの部
定の範囲内
いこと
位・カット方
良いこと(品 の日付であ
品であること 位・カットで
にあること
法であること
質重視)
ること
あること
シールに「部
位名」と「調
理名」が入っ
ていること
鮮度がよさ
作りたい料
見切り品等
品質が良い
100g当たり
価格に関わ
消費期限が
特売やタイ
そうなこと
理のレシピ
で値引きさ
国産である 割には、手
の単価が一
脂身が少な
らず品質が
なるべく先
ムサービス
(変色・肉汁
どおりの部
れていれば
こと
頃な価格で
定の範囲内
いこと
良いこと(品
の日付であ
が出ていな
品であること
位・カットで
値引きされ
あること
にあること
質重視)
ること
い等)
あること
ているもの
TOTAL(n=1355)
48.4
34.4
28.9
24.0
21.5
19.5
19.5
15.6
15.3
15.1
TOTAL(n=1309)
44.1
34.5
28.8
22.6
19.6
18.8
16.9
16.4
16.3
14.7
主婦(n=839)
54.6
39.0
34.4
25.0
25.3
23.5
22.3
16.9
16.8
18.0
主婦(n=821)
49.7
39.1
34.5
25.0
22.5
21.9
18.6
17.5
18.0
17.3
既婚男性(n=239)
41.8
23.0
18.0
21.3
14.2
13.0
14.6
12.1
12.6
10.0
既婚男性(n=235)
37.9
22.6
18.3
17.4
13.2
12.8
13.6
14.9
12.8
10.2
単身女性(n=156)
44.9
34.0
29.5
25.0
21.8
19.9
17.9
18.6
14.7
13.5
単身女性(n=139)
39.6
31.7
29.5
21.6
18.7
17.3
17.3
18.0
12.9
12.9
単身男性(n=121)
23.1
25.6
10.7
20.7
9.9
4.1
11.6
9.1
10.7
7.4
単身男性(n=114)
21.9
28.9
8.8
17.5
12.3
10.5
10.5
9.6
14.9
7.9
20代以下(n=98)
33.7
26.5
14.3
29.6
11.2
21.4
20.4
15.3
7.1
8.2
20代以下(n=92)
33.7
20.7
10.9
21.7
22.8
10.9
15.2
5.4
10.9
34.5
30.5
22.2
17.2
20.7
11.8
14.8
10.3
17.2
9.4
8.7
30代(n=210)
39.5
31.0
24.3
20.0
15.7
18.6
20.0
15.2
10.0
11.4
30代(n=203)
40代(n=217)
41.0
26.7
27.2
24.0
16.6
17.1
26.7
17.1
10.1
13.8
40代(n=212)
34.4
25.5
26.9
22.2
25.9
14.6
17.5
9.9
16.0
13.2
50代(n=228)
45.6
36.0
33.8
22.4
18.4
18.9
22.8
17.5
15.8
17.1
50代(n=226)
39.4
36.3
34.5
22.1
23.5
16.8
19.9
16.8
20.4
15.9
60代(n=268)
56.0
37.3
34.0
25.7
26.1
19.0
16.4
16.4
16.4
16.0
60代(n=257)
52.1
40.1
34.2
25.7
15.6
24.5
18.3
20.6
17.5
16.0
70代以上(n=334)
59.0
40.4
29.6
24.6
29.9
21.9
14.4
12.9
23.1
18.3
70代以上(n=319)
56.4
41.1
31.0
24.5
14.1
25.1
15.0
24.1
13.5
19.1
図9
鶏肉購入時の重視点(属性別・年齢層別)
鶏肉購入時の重視点(M.A) (属性・年齢層別)
(%)
70
60
50
40
30
20
10
0
鮮度がよさ
作りたい料
品質が良い
100g当たり
価格に関わ 消費期限が
色々な料理
特売やタイ
そうなこと
理のレシピ
国産である 割には、手
脂身が少な らず品質が なるべく先
の単価が一
に使える部
(変色・肉汁
ムサービス
どおりの部
こと
頃な価格で
定の範囲内
いこと
良いこと(品 の日付であ
位・カット方
が出ていな
品であること
位・カットで
あること
にあること
質重視)
ること
法であること
い等)
あること
TOTAL(n=1331)
50.6
33.6
27.8
22.4
18.6
15.4
15.1
15.1
14.8
14.8
主婦(n=829)
58.3
36.9
32.4
23.6
20.9
17.2
16.5
18.0
15.7
17.6
既婚男性(n=237)
40.5
24.5
18.6
18.1
13.9
10.1
13.5
10.1
13.1
9.3
単身女性(n=149)
43.6
34.9
29.5
25.5
18.1
18.8
14.8
12.8
16.8
16.8
単身男性(n=116)
25.9
26.7
11.2
18.1
12.9
8.6
8.6
7.8
9.5
3.4
20代以下(n=97)
38.1
26.8
15.5
26.8
20.6
9.3
9.3
9.3
18.6
15.5
30代(n=208)
40.4
30.3
23.1
19.7
19.7
13.0
9.6
10.6
13.9
13.0
40代(n=217)
43.8
26.3
28.1
22.1
25.3
13.8
10.6
14.3
16.1
11.1
50代(n=228)
46.9
35.1
33.8
21.1
21.5
13.2
16.7
17.5
17.5
15.8
60代(n=260)
58.5
35.8
34.6
23.1
16.2
18.5
16.2
16.2
15.8
15.8
70代以上(n=321)
62.0
39.9
24.6
23.4
12.8
19.0
21.5
17.8
10.6
16.8
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東京都新宿区市谷船河原町11番地
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解禁
6.外国産肉・加工品の「安い」というイメージ、年々低下
外国産(輸入)肉および加工品のイメージを尋ねた。
表2のとおり、全体を概観すると、
「安い」のポイントが高いが、年次別推移を見ると年々減少傾
向を示している。
「安全面が心配、信用できない」、
「食べたくない」も比較的高い産地が目立ち、
「知
っているが、イメージは持っていない」も中国産鶏肉調整品を除くと、各産地ともに 2 割以上を占
めた。
豪州産牛肉は「安全である、安心できる」が 25.6%(前回 24.4%)と安心感では際立っている。
「安い」も 31.7%(同 32.8%)とポイントが高く、
「品質がよい」
「おいしい」「食べたい」ととも
に、肯定的な評価の項目において全てトップにランクされた。アメリカ産牛肉は豪州産と対照的に
「安全面が心配、信用できない」16.9%(同 20.6%)と減少したもののポイントは依然高い。
豚肉では、アメリカ産は「安全面が心配、信用できない」13.6%(同 16.9%)、「食べたくない」
12.3%(同 13.5%)と品質面の評価(イメージ)は改善している。一方、
「安い」は 22.5%(同 23.3%)
と価格面で他産地に比べ評価が高い。一方、
「カナダ産」、
「デンマーク産」および今回初めて調査し
た「イタリア産」
「スペイン産」については「知らないのでイメージを持っていない」が「カナダ産」
23.6%(同 21.3%)
、その他 3 割超と、未だ知名度が低いようである。
ブラジル産鶏肉は、
「安全面が心配、信用できない」
、「食べたくない」が 1 割を超えた。
中国産鶏肉調製品は「安全面が心配、信用できない」が 40.9%(同 38.9%)と極めて高く、増加
傾向にある。「食べたくない」も 49.4%(同 50.3%)と半数を占め、2011 年調査から 10 ポイント
以上増加した。タイ産鶏肉調整品は、中国産よりも低いものの「安全面が心配、信用できない」
、
「食
べたくない」のポイントが 2 割前後に増えた。
表2
外国産肉・加工品のイメージ
年
安全面が心
安全である、
配、信用でき 品質が良い 品質が悪い おいしい
安心できる
ない
おいしくない 高い
安い
食べたい
食べたくない その他
売られている
ことを知らな
いのでイメー
ジは持って
ない
売られている
ことは知って
いるがイメー
ジは持って
ない
【牛肉】オーストラリア産
2011
2012
2013
2014
2013-2014差
30.8
28.9
24.4
25.6
1.2
3.7
3.9
4.0
3.7
-0.3
10.5
10.6
9.2
9.1
-0.1
2.0
2.1
3.0
2.5
-0.5
11.1
12.0
10.5
12.3
1.8
7.9
8.5
6.7
5.6
-1.1
0.9
0.6
0.6
1.1
0.5
38.8
36.7
32.8
31.7
-1.1
10.3
10.5
8.4
9.6
1.2
7.3
9.0
8.2
8.1
-0.1
0.9
1.8
1.2
1.3
0.1
2.2
2.6
2.4
3.2
0.8
23.0
23.4
26.9
27.3
0.4
【牛肉】アメリカ産
2011
2012
2013
2014
2013-2014差
9.6
9.4
8.5
10.2
1.7
21.9
20.9
20.6
16.9
-3.7
3.6
3.0
3.1
3.8
0.7
4.9
4.9
4.0
4.3
0.3
7.2
7.8
7.2
8.5
1.3
7.4
8.4
7.3
5.7
-1.6
0.9
0.8
0.7
1.9
1.2
33.7
30.8
28.9
27.3
-1.6
5.3
5.6
4.9
6.3
1.4
13.5
15.3
13.5
12.6
-0.9
1.2
1.6
1.3
1.9
0.6
2.3
2.6
2.7
3.4
0.7
24.1
23.9
26.7
28.0
1.3
【豚肉】アメリカ産
2011
2012
2013
2014
2013-2014差
8.6
8.4
6.9
8.4
1.5
16.9
15.0
16.9
13.6
-3.3
2.6
2.6
2.4
2.8
0.4
3.6
3.5
3.5
2.9
-0.6
4.7
4.7
4.6
5.7
1.1
5.2
6.3
4.9
3.9
-1.0
0.5
0.4
0.6
1.0
0.4
27.9
25.3
23.3
22.5
-0.8
3.6
4.7
3.7
4.3
0.6
13.2
14.4
13.5
12.3
-1.2
1.0
1.9
1.7
1.9
0.2
8.2
8.0
8.7
8.7
0.0
26.1
27.5
29.0
30.9
1.9
【豚肉】カナダ産
2011
2012
2013
2014
2013-2014差
2011
2012
2013
2014
2013-2014差
2014
2014
2011
2012
2013
2014
2013-2014差
2011
2012
2013
2014
2013-2014差
2011
2012
2013
2014
2013-2014差
12.2
11.2
10.9
10.5
-0.4
10.1
8.6
7.9
7.8
-0.1
6.2
5.8
5.7
5.3
4.7
5.0
0.3
1.2
0.7
0.5
0.5
0.0
3.8
3.7
2.3
3.1
0.8
6.9
5.9
6.6
5.6
-1.0
6.0
5.4
6.2
5.1
-1.1
5.7
5.8
12.9
11.7
13.5
11.9
-1.6
36.1
38.1
38.9
40.9
2.0
18.5
16.2
18.8
19.5
0.7
3.7
3.6
4.2
2.7
-1.5
3.9
3.1
3.1
2.8
-0.3
3.4
3.2
1.4
1.3
1.4
1.6
0.2
0.6
0.2
0.6
1.0
0.4
1.8
1.3
1.0
1.7
0.7
1.4
1.7
1.7
1.7
0.0
1.1
1.1
1.5
1.2
-0.3
1.0
1.4
3.9
3.3
4.1
3.9
-0.2
13.0
15.9
16.8
18.7
1.9
5.4
4.9
7.1
5.5
-1.6
4.5
4.8
4.6
5.1
0.5
3.7
3.3
3.5
3.7
0.2
4.3
5.5
3.3
2.9
3.2
3.3
0.1
1.1
1.3
1.2
1.2
0.0
2.8
2.9
1.5
2.0
0.5
3.5
4.0
3.6
2.6
-1.0
2.5
3.3
3.1
1.7
-1.4
1.6
1.6
3.8
5.1
4.2
3.2
-1.0
5.6
7.4
5.7
5.3
-0.4
3.5
3.7
3.3
2.8
-0.5
0.2
0.2
0.6
0.6
0.0
0.6
0.8
0.6
1.0
0.4
3.0
3.9
0.3
0.1
0.3
0.6
0.3
0.3
0.2
0.3
0.5
0.2
0.3
0.3
0.4
0.7
0.3
19.9
17.5
17.5
14.8
-2.7
13.6
11.3
11.0
8.3
-2.7
6.1
5.6
26.3
21.8
21.5
17.8
-3.7
21.1
20.3
15.8
15.6
-0.2
23.2
22.1
18.5
18.7
0.2
4.5
4.4
3.7
3.9
0.2
3.4
3.6
3.1
3.3
0.2
3.4
4.0
2.5
2.7
2.3
2.6
0.3
1.3
1.1
1.2
0.8
-0.4
2.4
3.0
1.6
2.4
0.8
9.4
9.7
10.1
9.2
-0.9
9.2
9.3
10.0
8.7
-1.3
8.8
9.2
15.2
15.8
16.2
15.2
-1.0
39.1
45.7
50.3
49.4
-0.9
22.6
23.3
26.3
25.3
-1.0
1.2
2.2
1.9
1.7
-0.2
1.6
2.3
1.9
1.9
0.0
2.1
2.2
1.2
2.3
1.8
1.9
0.1
1.1
1.9
1.7
1.6
-0.1
1.4
1.7
2.3
2.5
0.2
22.3
21.8
21.3
23.6
2.3
33.4
34.1
31.7
36.5
4.8
37.3
35.3
21.9
22.6
20.0
23.3
3.3
9.0
8.0
6.7
6.3
-0.4
16.7
18.0
16.5
14.5
-2.0
27.1
28.7
28.0
29.8
1.8
25.2
25.9
26.5
26.6
0.1
26.2
26.6
23.2
23.6
25.6
26.1
0.5
15.7
13.3
14.1
13.4
-0.7
21.4
20.7
22.2
22.8
0.6
【豚肉】デンマーク産
【豚肉】イタリア産
【豚肉】スペイン産
【鶏肉】ブラジル産
【鶏肉調製品(焼き鳥など)】中国産
【鶏肉調製品(焼き鳥など)】タイ産
Copyright 2015 JC General Research Institute. All Rights Reserved
7
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2015年3月26日(木)14時
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7.飼料の輸入依存について、30代以下では半数が「知らない」
家畜に与える濃厚飼料の概ね 9 割が輸入されていることを知っているかどうかを尋ねたものが、
図10である。トータルでは、
「詳しく知っている」は 1 割に過ぎず、6 割が「聞いたことがある程
度」、残り 3 割が「知らない・わからない」と回答した。属性別に見ると、既婚男性でやや認知度が
高かった。年齢層別では、高年齢層ほど認知度が高く、30 代以下の若年層で「知らない・わからな
い」が概ね半数を占めたのに対し、60 代以上は 2 割にも満たない。
図11は、現在進められている水田を有効活用した飼料用米の生産拡大の取り組みについて尋ね
たものである。
「詳しく知っている」は 1 割に満たず、「知らない・わからない」は概ね半数を占め
た。属性別・年齢層別に見ると、飼料の輸入依存度とほぼ同様な傾向で、既婚男性、70 代以上では
「知らない・わからない」のポイントが低く、それぞれ 4 割、3 割にとどまった。
図10
飼料の輸入依存度の認知(年次別・属性別)
濃厚飼料は約9割を国外からの輸入に依存の認知(属性・年齢層別)
0%
20%
TOTAL(n=2178)
主婦(n=890)
単身男性(n=209)
10.5
20代以下(n=164)
9.8
62.3
22.8
59.6
30.1
55.5
34.0
43.3
4.2
47.0
49.4
46.4
7.4
50代(n=352)
56.0
12.8
60代(n=434)
14.1
70代以上(n=568)
15.1
100%
28.5
32.6
14.9
10.4
36.6
58.0
29.3
67.5
18.4
69.2
内容まで詳しく知っている
図11
80%
59.2
単身女性(n=193)
40代(n=352)
60%
60.1
8.2
既婚男性(n=886)
30代(n=308)
40%
11.3
聞いたことがある程度
15.7
知らない・わからない
飼料用米の生産拡大の取り組みの認知(属性別・年齢層別)
水田を有効活用した飼料用米の生産拡大の取り組みの認知(属性・年齢層別)
0%
20%
TOTAL(n=2178)
6.7
主婦(n=890)
3.7
既婚男性(n=886)
5.7
単身男性(n=209)
6.7
20代以下(n=164)
7.3
40代(n=352)
2.9
4.3
7.1
60代(n=434)
6.5
70代以上(n=568)
80%
44.6
100%
48.7
53.5
49.4
40.7
35.8
58.5
40.2
53.1
30.5
62.2
32.8
64.3
37.8
50代(n=352)
60%
42.8
9.8
単身女性(n=193)
30代(n=308)
40%
58.0
36.1
56.8
51.2
9.9
42.4
59.7
内容まで詳しく知っている
聞いたことがある程度
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30.5
知らない・わからない
8
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8.外国産たまご(加熱調理用)、バターが輸入されたら・・「特に気にせず」概ね1割
外国産たまご(加熱調理用)やバターが輸入され、店頭に並ぶと仮定した場合、どのような場合
に購入するかを尋ねた(図12~図15)。たまごは、
「安全」がトップで、
「相手国が安心」が続く。
「外国産は買わない」は 37.5%を占め、主婦では 5 割に迫る。バターは、
「安全」、
「相手国が安心」
が 3 割以上に上る。
「外国産は買わない」は 18.4%とたまごほどには違和感がないようである。
「特
に気にせず購入する」は単身男性、30 代以下で 2 割を超えた。
図12
外国産たまごの購入基準(属性別)
50
(%)
外国産たまご(加熱調理用)の購入基準(M.A) (属性別)
40
30
20
10
0
安全であること
相手国が
安心できる国
国産品が品切れ
価格が国産に比べて
大幅に安い
特に気にせず購入
外国産は買わない
TOTAL(n=2178)
30.5
24.8
13.4
13.2
7.7
37.5
主婦(n=890)
29.3
21.3
14.0
9.7
5.6
45.2
既婚男性(n=886)
33.4
30.4
13.0
16.4
6.5
31.4
単身女性(n=193)
29.5
20.2
16.6
14.0
9.8
35.8
単身男性(n=209)
24.4
20.1
9.6
14.4
19.1
32.1
図13
外国産たまごの購入基準(年齢層別)
50
(%)
外国産たまご(加熱調理用)の購入基準(M.A) (年齢層別)
40
30
20
10
0
安全であること
相手国が
安心できる国
国産品が品切れ
価格が国産に比べて
大幅に安い
特に気にせず購入
外国産は買わない
TOTAL(n=2178)
30.5
24.8
13.4
13.2
7.7
37.5
20代以下(n=164)
23.8
29.3
9.8
16.5
16.5
31.1
30代(n=308)
25.0
26.6
11.4
14.3
13.0
35.7
40代(n=352)
28.1
24.4
14.5
15.3
7.4
40.1
50代(n=352)
34.7
22.4
13.1
11.6
7.4
36.1
60代(n=434)
33.9
24.9
17.1
13.4
4.8
38.7
70代以上(n=568)
31.9
24.1
12.3
11.3
4.8
38.6
図14
外国産バターの購入基準(属性別)
50
外国産バターの購入基準(M.A) (属性別)
(%)
40
30
20
10
0
国産品が品切れ
特に気にせず購入す
る
外国産は買わない
TOTAL(n=2178)
36.0
30.6
17.0
15.4
13.5
18.4
主婦(n=890)
37.6
27.8
13.9
17.9
10.2
22.0
既婚男性(n=886)
36.8
35.9
20.3
14.2
13.2
14.9
単身女性(n=193)
34.7
25.4
16.6
17.1
16.6
18.7
単身男性(n=209)
26.3
25.4
16.3
8.1
26.3
17.7
安全であること
図15
外国産バターの購入基準(年齢層別)
50
(%)
相手国が安心できる 価格が国産に比べて
国
大幅に安い
外国産バターの購入基準(M.A) (年齢層別)
40
30
20
10
0
国産品が品切れ
特に気にせず購入す
る
外国産は買わない
TOTAL(n=2178)
36.0
30.6
17.0
15.4
13.5
18.4
20代以下(n=164)
27.4
31.1
20.1
6.7
22.6
21.3
30代(n=308)
29.9
32.5
19.5
14.0
20.8
16.6
40代(n=352)
35.5
27.3
19.0
14.8
14.5
19.0
50代(n=352)
43.2
27.3
16.5
16.5
12.2
15.3
60代(n=434)
40.6
32.0
16.8
20.0
11.3
18.4
70代以上(n=568)
34.0
32.6
13.9
14.8
9.0
20.1
安全であること
相手国が安心できる 価格が国産に比べて
国
大幅に安い
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9
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畜産物等の消費行動に関する調査結果-2014年調査-
ページ
1.家庭・自宅での料理状況:20 代以下の単身男性、半数が「家庭・自宅で料理をする」 ···4
2.-1 買い物・料理についての意識:「包丁の扱い」、苦手が増加·················································5
2.-2 料理についての意識:「生鮮食材選びにこだわる」、70代以上7割超 ····························6
2.-3 料理についての意識:「自分は手作り派だと思う」、単身女性で減少傾向 ·····················7
3.各食材の摂食頻度:「牛乳をほとんど飲まない」、単身女性で概ね3割 ································8
4.各食材の購入頻度:牛乳を「買わない」が、単身層で2割に迫る ·············································10
5.各食材の購入場所:スーパーが8割以上···························································································12
6.精肉の種類を決めるきっかけ:「肉を多く使うメニュー」はお手頃な豚肉、鶏肉··················13
7.精肉購入時の国産・外国産選択:単身男性では外国産志向が進展 ·····································14
8.外国産(輸入)精肉の選択理由:牛肉、豚肉・鶏肉ともに「安心」が増加 ·······························15
9.外国産(輸入)精肉の購入価格の目安:「価格に関わらず買う」が2割··································16
10.-1 各食材の位置づけ:「無くても全く困らない」、輸入精肉で増加傾向 ·······························17
10.-2 各食材の位置づけ:単身男性は、いずれも重要度低 ···························································18
11.各食材の摂食量の変化:牛乳が「増えた」、「減った」ともに1割超·········································19
12.各食材の摂食量の今後の意向:国産精肉を「増やしたい」が今回調査でも増加 ············20
13.食材の摂食量を増減したい理由:鮮魚は「健康/美容に良いから」が半数超 ·················22
14.精肉購入時に重視する点:「特売・サービス品」は、減少···························································23
15.たまご選びの基準:購入価格は100円~200円未満が6割 ··················································24
16.牛乳選びの基準:「消費期限まで余裕」が6割超···········································································25
17.普段良く飲む飲料:トップは「お茶」、「コーヒー飲料」が2位に··················································26
18.乳飲料などの好き嫌い:牛乳を『好き』、全属性で増加·······························································27
19.牛乳が好きな・嫌いな理由:「味が好き」「味が嫌い」ともに4割 ···············································28
20.乳飲料が好きな・嫌いな理由:嫌いな理由のトップは「味」、豆乳飲料では6割にも ·······29
21.外国産肉・加工品のイメージ:「安い」というイメージは年々低下 ············································30
22.飼料の輸入依存度の認知:30代以下では、半数が「知らない」·············································31
23.「こめ牛」などの認知度と購入経験と今後の意向:認知度はやや改善 ································32
24.使用した・買い置きのある食材:使った国産豚肉2割、牛肉、鶏肉は1割···························33
25.たまごの調理方法:トップは「たまご焼き」 ·························································································34
26.1日に飲んだ牛乳の量:単身層では「200ml以下」が概ね8割··············································35
27.牛乳を和食に使用した経験:『使ったことがある』、主婦でも2割に届かず ·························36
28.TPP(環太平洋経済連携協定)の認知度:認知度は上がらず ················································37
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報道発表資料
一般社団法人
Press Release
2015年3月26日(木)14時
解禁
JC総研
東京都新宿区市谷船河原町11番地
飯田橋レインボービル5F
URL http://www.jc-so-ken.or.jp
29.外国産たまご、バターの購入基準:「特に気にせず」は概ね1割 ············································38
これまでに公表した調査報告
JC総研
基礎研究部では、研究テーマのひとつとして、生産農家等の生産・販売計画策定の
参考となるデータを提供するため、農畜産物に関する消費者の購買行動・食品に関する知識・嗜
好などを調査・分析しています。
【これまでに公表した調査報告と公表年月】
①「米の消費行動に関する調査報告」
(平成20年 3月公表)
②「野菜の消費行動に関する調査報告」
(平成20年 6月公表)
③「米の消費に関する調査報告」
(平成20年10月公表)
④「肉の消費行動に関する調査報告」
(平成20年11月公表)
⑤「果物の消費行動に関する調査報告」
(平成21年 2月公表)
⑥「米の消費行動に関する調査報告-2009 年調査-」
(平成21年 6月公表)
⑦「野菜の消費行動について」
(平成21年 8月公表)
⑧「野菜・果物の消費行動に関する調査報告」
(平成21年10月公表)
⑨「畜産物等の消費行動に関する調査報告」
(平成22年 3月公表)
⑩「米の消費行動に関する調査報告-2010 年調査-」
(平成22年 6月公表)
⑪「畜産物等の消費行動に関する調査報告-2010 年調査-」
(平成23年 2月公表)
⑫「米の消費行動に関する調査報告-2011 年調査-」
(平成23年 9月公表)
⑬「野菜・果物の消費行動に関する調査報告-2011 年調査-」 (平成23年11月公表)
⑭「畜産物等の消費行動に関する調査報告-2011 年調査-」
(平成24年 3月公表)
⑮「米の消費行動に関する調査報告-2012 年調査-」
(平成24年 7月公表)
⑯「野菜・果物の消費行動に関する調査報告-2012 年調査-」(平成24年11月公表)
⑰「畜産物等の消費行動に関する調査報告-2012 年調査-」
(平成25年
3月公表)
⑱「米の消費行動に関する調査報告-2013 年調査-」
(平成25年 7月公表)
⑲「野菜・果物の消費行動に関する調査報告-2013 年調査-」(平成25年11月公表)
⑳「畜産物等の消費行動に関する調査報告-2013 年調査-」
(平成26年
3月公表)
㉑「米の消費行動に関する調査報告-2014 年調査-」
(平成26年 6月公表)
㉒「野菜・果物の消費行動に関する調査報告-2014 年調査-」(平成26年11月公表)
公表内容は、JC総研のホームページ(http://www.jc-so-ken.or.jp)でご覧いただけます。
一般社団法人JC総研は、平成18年4月1日に社団法人JA総合研究所として発足したシンクタンクです。
平成23年1月に(財)協同組合経営研究所と合併し、JC総研に名称を変更し、平成25年4月に一般社団法人となりました。
主な活動として、①JAの基本課題に関する理論構築 ②活力あるJA運営の構築 ③農業・農村地域の活性化につながる調査研
究
④各種協同組合に関する調査研究などを行っています。
会員は、生活協同組合など各協同組合およびJA全国機関、JA都道府県中央会、JA・連合会などです。
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