研究紹介ポスター - 航空宇宙工学部門

九州大学大学院工学研究院航空宇宙工学部門
航空宇宙機構造強度講座
S
旧 軽構造システム工学研究室 A SL 強度振動学研究室
aboratory
e
宇田暢秀 教授
g
室園昌彦 准教授
小野幸生 助教
永井弘人 助教
航空・宇宙機の軽量化・高信頼化のための複合材料の研究
CFRP積層板層間強化
*複合材料とは?
積層板の欠点は層間剥離による強度低下
⇒強化材を利用した層間強化とその評価
層間に形状記憶合金
ワイヤを挿入し強化
2つ以上の異なる材料を組み合わせ
て作られる,それぞれの特性を活か
した材料.本研究室で主に扱う
CFRP(炭素繊維強化プラスティック)
は,軽くて強いという特性から航空
宇宙分野で広く使われている.
層間破壊靭性試験
CFRPの低コスト成形
その他8%
鋼材6%
現在CFRP成形の主流は高コストな
オートクレーブ成形
VaRTM成形模式図
チタン合金
14%
複合材料
53%
アルミ合金19%
⇒VaRTM成形による低コスト化
CFRP
CFRPサンドイッチ
複合材料
ナノ材料を用いた複合材料開発
アルミ合金
カーボンナノチューブ(CNT)を用いた新材料の開発
 母材樹脂の高強度・高靭化
1 µm
 複合材料の層間の強化
CNT含有CFRP(SEM画像)
Airbus A350XWB (2013年初飛行)
図・写真
http//www.a350xwb.com/
過酷な環境に耐えるための強度・振動特性の研究
柔軟宇宙構造物の振動特性
軽量性・高収納性に優れる柔軟宇宙構造物
 複雑な構造・振動特性を有する
 太陽ふく射による変形や振動
⇒実験・解析による信頼性の高い設計
ソーラーセイルIKAROS
(JAXA提供)
しわが入った正方形膜のモード解析
回収カプセルの衝撃応答
HTV-R (JAXA提供)
回収機能を付加させた宇宙往還機の開発
⇒実験による検証を踏まえた低コストで正確な解析技術の向上
実験と解析の比較
空力弾性を考慮した航空機の研究
高アスペクト比翼の空力弾性解析
超高アスペクト比の翼を有する無人機
非常に高い飛行効率 ⇔ 柔軟で変形しやすい
⇒計算コストを抑えた
空力弾性応答解析手法の考案
超小型羽ばたき翼の設計・応用
 昆虫を参考にした
高性能の羽ばたき翼機
羽ばたき翼
高速の羽ばたき運動 羽ばたき翼まわりの渦
 マイクロポンプやフラッター発電等への応用
マイクロポンプへの応用