月 齢 満月4日、 下弦12日、 新月19日、 上弦26日 惑星情報 水星 夕方

4月
tel 048(262)8431
http://www.kawaguchi.science.museum
(2015 年)
上旬 21 時頃
下旬 20 時頃
星図の見方
自分が見ている方角を下にして、
(西の空を見るときは西を下にし
て持つ)頭の上にかざして見ます。
月 齢
満月4日、
下弦12日、
新月19日、
上弦26日
惑星情報 水星 夕方
西(下旬)
(うお座 → おひつじ座 → おうし座 -1 → -2 → -1等級)
金星 夕方
西(おひつじ座 → おうし座 -4等級)
火星 夕方
西(おひつじ座 1等級)
木星 夕方
南(かに座 -3 → -2等級)
土星 真夜中 南東 → 南(さそり座 0等級)
☆春の星座
「オリオン座」などの冬の星座は西へ移り、東から南には「しし座」や「おとめ座」
、北の空高くに
は「おおぐま座」などの春の星座が目立っています。
「おおぐま座」には「ひしゃく」の形で有名な北斗七星があります。
「ひしゃく」の柄のカーブを延
ばし、2 つの 1 等星アークトゥルスとスピカを結ぶと「春の大曲線」になります。
日本では、麦刈りが行われるころに空高く見られ、実った麦を思わせるオレンジ色であることからア
ークトゥルスを「麦星(むぎぼし)
」
、その白い色からスピカを「真珠星(しんじゅぼし)
」と呼んでき
ました。また、アークトゥルスが男性的なオレンジ色、スピカが女性的な白色をしていることから、こ
の 2 つを合わせて「春の夫婦(めおと)星」と呼びます。
スピカから「春の大曲線」をさらに延ばすと、4 つの 3 等星からなる小さな四角が見つかります。こ
の形を日本では「よつぼし」
、
「ほかけぼし」
(
“帆かけ船”に見立てた)などと呼んでいました。ここに
は「からす座」があります。ギリシャ神話では、カラスは太陽の神アポロンの使いで、銀色の羽をもち、
人の言葉を話せたといいます。ただし、大変なおしゃべりで嘘つきでした。アポロンは、嘘をついた罰
としてこの鳥を黒い姿に変え、空に打ち付けてしまったそうです。
「からす座」の 4 つの星はカラスを
空に打ち付けている銀の釘(くぎ)だといわれています。