ゾーンディフェンス禁止について - 岡山県ミニバスケットボール連盟

平成27年4月13日
チーム関係者各位
岡山県ミニバスケットボール連盟
会 長
下 山 泰 志
ゾーンディフェンス禁止について
日本ミニバスケットボール連盟は,国際バスケットボール連盟(FIBA)から競技規則
が国際ルールに違反していることを指摘され,今年度から全国ミニバスケットボール
大会をゾーンディフェンス禁止で実施することを決定しました。
岡山県ミニバスケットボール連盟は,この決定をプレーヤーの健全育成に繋がるも
のだと捉え,
「第20回 宮部記念大会」から岡山県連盟が主催する大会のチャンピオ
ンシップの部はゾーンディフェンス禁止として行います。
ゾーンディフェンスは有効な戦略・戦術でもありますが,決まった場所を守るとい
う消極的な面も一部には含まれています。子どもたちのより良い成長につなげるため
には,身につけておかなければいけない基本的な技術として,マンツーマンによるオ
フェンス・ディフェンスを習得させることが重要であり,岡山県ミニバスケットボー
ル連盟が新人大会で実践してきた理念や,岡山県バスケットボール協会の育成指針な
どと共通する施策だと受け止めています。
ゾーンディフェンスとマンツーマンディフェンスの明確な線引きは困難であり,今
回の試みは不具合や混乱を生じる可能性を含んでおります。また,チーム事情もまち
まちではありますが、マンツーマンディフェンスについての共通理解として次の3項
目を重要ポイントに掲げて実施したいと思います。
◎1線:ボールマンをマッチアップする
◎2線:マンマークを前提としたマッチアップ及びヘルプポジションをとる
◎最初から制限区域内だけを守ることはしない
この措置が効果をあげるかどうかは,指導者の考え方,取り組み方や姿勢そのもの
にかかっており,当面はゾーンディフェンスかどうかの判定を行う措置はとりません
し,罰則も設けません。ゲーム後に対戦した指導者や審判員の話し合いなどによって,
よりレベルの高いものに向かっていけると思っています。
但し,今後の状況によっては,コミッショナーやコート主任などを配備してゾーン
ディフェンスかどうかの判定を行ったり,クォータータイムでの指導や,ゲームを止
めて指導したりするような体制が必要になるかもしれません。
指導者の皆様には,これらの主旨を理解していただき,マンツーマンディフェンス
の考え方,動き方,ポジション取りなどの基本的なことを子どもたちにきちんと身に
つけさせ,より良い育成につなげてほしいと願っています。