週刊新社会(改題)第 916 号号外(1988 年１月 18 日第三種郵便物許可) 地域特集(安城市政版) 17 市政レポート 2015 年 4 月 346 号 “過労死防止法”施行自治体は責務を果たせ過労死防止法とは市の取り組みは過労死等防止対策推進法(以下過労死防止法)が昨年 11 月に施行されました。過労死等の防止を目的とした法律ですが、どの様な特徴があるのでしょうか？ 3 月議会で市の取り組みを質したものの、今年中頃に国が示す予定の大綱発表を待って対応を決めるとの回答でした。特筆すべき点は 2 つあります。一つは、防止すべき「過労死等」の定義が幅広いことです。過労による死亡はもちろん、死に至らなくとも脳血管疾患や心臓疾患、精神障がいも防止の対象としています。もう一つは、過労死等を防止する責務を事業主だけでなく国や地方公共団体にも課している点です。安城市にも過労死を防ぐ取り組みが求められます。また、安城市では従来から労働相談を実施していますが、今後はその拡充も求められます。安城市の労働相談日時：毎月第二木曜日の 13～16 時場所：安城市役所相談室(北庁舎 1 階) 連絡：商工課 ☎0566-71-2235 ※完全予約制です。必ず相談日の前々日の 17 時までに予約してください。過労死防止法のポイント「過労死等」の定義責務を有する者 ①脳血管疾患・心臓疾患を原因とする死亡過労による ②精神障がいを原因とする自殺 ③脳血管疾患・心臓疾患・精神障がい国・地方公共団体・事業主・国民 1 新安城しんあんじょう SHIN ANJO 全面的整備へ『名鉄と協議』安城市は名鉄新安城駅及び周辺の整備について、自由通路を含め全面的に整備していく方針を 3 月議会で示しました。安城市北部の玄関口である新安城駅は老朽化が進み、駅周辺を含めた整備は 2 月の市長選でも公約に掲げられていました。私の議会質問に対し、市は「駅舎本体の整備と合わせ、周辺整備としての自由通路、名鉄駅ビルの跡地利用を含めた一部行政サービスの設置などについて今後名鉄と協議する。」と答弁しました。開かずの踏切問題詳細不確定な点があるものの、整備に向け動き出したことは前進と言えます。一方、駅のすぐ西にある「開かずの踏切」については言及がありませんでした。置き去りにすることなく、踏切を含めた整備が求められます。ホントにいいのか！？安城版地方創生総合戦略平成 27 年度当初予算には「地方創生総合戦略策定委託料」として 500 万円が計上されました。 2 策定へ自民党の 2015 年政策パンフレットによれば、地域産業の競争力強化や企業への税制支援によってその実現を図るとしています。地方に仕事を作り、東京一極集中を改める国策に歩調を合わせた取り組みです。今日の地方の疲弊、東京一極集中はむしろ過当競争が原因です。一見すると良い施策の様ですが、その手法に問題があります。原因となった競争に、問題を解決できるはずがありません。安城南高校卒業式 2 月 27 日、母校である安城南高校の卒業式に出席しました。「つい最近、制服のデザインが一新された」と思っていたら、新デザインの制服を身にまとった最初の世代が卒業を迎える時期となっていました。月日の流れを感じます。このレポートが皆さんのお手元に届く頃、卒業生は新たな生活を始めている頃だと思います。進学にせよ就職にせよその他の道にせよ、社会に歪みがある以上、不条理は数多くあると思います。卒業生世代には、その歪みを正す担い手になってほしいと思います。開催要項日時：2015 年 5 月 1 日(金) 午前 9：30 開会場所：中心市街地交流広場(旧更生病院跡地)南側に隣接する新公園 ※例年使用していた会場のすぐ隣主催：第８６回安城地区メーデー実行委員会 ☎0566-98-6911 (安城地区労働組合協議会) ☎0566-82-5020 (西三河地域労働組合総連合) 3 ふつうに働いてふつうに生活する PART 7 保険料高騰、老後を襲う 4 年間の議員生活を振り返り、定年後の年代に強い負担を押し付けている実態が強く印象に残っています。国保税は平成 25 年度、23 年度比で 12％引上げられました。実施はされなかったものの、その後も 30 年度まで毎年 6％引上げ続ける案も持ち上がっていました。実施されていれば対 23 年度比で 1.5 倍の引上げとなるものでした。 75 歳以上の方が加入する後期高齢者医療保険も保険料引上げが続いています。 (図 1 参照) 図1 23 年度 27 年度所得割率 7.85％ 9.00％均等割額 41,844 円 45,761 円 65 歳以上の方が第一号被保険者となる介護保険も 3 月議会で保険料引上げが決まりました。(図 2 参照) 図2 23 年度 25 年度 27 年度基準額 3,700 円 4,150 円 4,800 円この様に、高齢層にかかる負担は増大しています。収入の乏しい層に負担を強いれば、ふつうの生活すらできません。 (単位：百万円。24 年 3 月提出資料より) 至新安城石川つばさ事務所 Andy 榮太郎 au 残念ながら、こうした議案に反対する議員はごく一部です。ふつうの生活を守るため、今後は負担を強いる議案を提案すること自体が憚られる世論を作っていくことも必要であると感じています。デニーズ 31 ﾏｸﾄﾞﾅﾙﾄﾞ事務所安城市住吉町荒曽根 1-245 ｱﾜｰｽﾞﾋﾞﾙ 2F 南電話 0566－98－6932 FAX 0566－98－6931 ﾒｰﾙ [email protected] 当事務所では職場・家庭の問題や法律の相談もパチンコ ZENT 4 行なっております。お気軽にご相談ください。編集：石川つばさを支援する会