鉤針綱における単位編目の「たて」 と・「よこ」 の長さの

鈎針編における単位編目の「たて」と「よこ」の長さの
比に影響を及ぼす因子について
多田千代
小野日出子
平沢和子
県立新潟女子短期大学衣服研究室
Factors Affecting the Ratio of Length to Width
of One Mesh in Crochet
Chiyo Tada
Hideko Ono
Kazuko Hirasawa
The Clothing Institute, Niigata Women’s College
鈎針編は,多くの人が好んで実習している。そして,家庭科の教材としても取り入れられている
が,その製作にあたつては,いずれの場合も参考書を見てそのまま模倣しているのが実態のようで
ある。これでは,家庭科教育が目標とする考案・設計は全く行われず,単なる手先のわざになつて
しまう。形や図案を考案させ,それが容易に作品として蓑現できるようにするならば,編物の教育
的価値はいつそう高くなるはずである。
このためには,編物の構成単位である一個の基礎締目の「たて」と「よこ」の長さの比がいかな
る性質のものであるかをまず知る必要がある。しかし,このような観意からの報告はいまだ見当ら
ないので,本研究に着手した。
実験方法と材料
1.実験項日
〔実験1〕 各種基礎編1個の「たてJの長さaと 「よこ」の喪さb,諮よびその比の値
a
−F一の測定
a
〔実験il〕短編長編1個のa・ b・ − X{と編糸・鈎針・繕手との1懸
a
〔実験III〕 糸の引き上げ度合いの差異による「ダーの変化
〔実験IN「〕鎖編目1個の長さcと編糸,鈎針,編み手との欝嶽
2.本実験にとりあげた因子と水準
これは表一1のごとくである。
なお,鈎針については,その太さと号数との関係が,メーカーによつて必ずしも一致していない
ので,図一1にその実物大を示した。
−30一
N Y’k
H*t:
Nt:中長編(T)
N3:長 編(下)
N.1 :長々編(雫)
Yl;純毛中細
Yf:純毛並太
Y3:アクリル60%
毛40%混紡中細
Y4;木綿太糸
Hl:金属製正号
H2:金属製3号
H3:金属製5号
A
Al
*Y艮,Y2:スキー印 Ys:旭化成カシミロン
Y.1:40i130本撚
**Hl, H,・. H3: クローバ印 H・s :スワローSA 73
図一1編 み 針(りξ物’ノこ写∫‘)
図一2藷t撃ト垂麗布と鎖編
_31一
,l
AT
As
H.1:竹製3号
娚
上
As
軒 軒
i’ll:
N1二短 編(+)
編 み 手
げい
鈎針の種類
樽合L
基礎騙の租煩 編糸の毬類
糸度
一tt−・!因子と水準
L1:普通程度
LL・:ゆるい場含
3訊糠布の懐と・・ b・÷・・のlj{・1 ・) ;I」‘’
表一1に示した編糸,鈎針,編み手,糸の引き上げ度合いの因子と水準をそれぞれ組み合わせて,
20・m×20・m程度の試料編布をfFつた。鎖編については,そのまま糸,針などの組み合わせを変
えないで,図一2に示したように50cm・ほど続けて編んだ。
a
この試料編布からa・ b・ rを測定するためには・図一2に示したように,試料編布のほぼ中央
部で,およそ10cm x 10emになるようP1, P2,’p3, P4の4点をとbて糸じるしをつけ,さらにそ
れらの中点に根当する位鐙に,Ps, P6, P7, Psの4点ξ)糸じるしを追加するげそして,この場合,
Pl P2・P3 P4・P6 Psには,いずれも単位編目がx段(偶数がよい)含まれ, PエP4, P2 P3, Ps
P7には,同じく単位編目がいずれもy目(整数)含まれるよう注意する。いま,それぞれ2点間
の長さ1を
Pl P2: 11 P3 P4: 12 P6 Ps: 13
P正P4; 14 P2 P3: ls P5 P7: 16
とすれば
単位編目の・「たて」の長さ
同上「よこJの長さ
lz十12十13
a=−
3x
l4一トls十16
b==
3y
・_y(11+1・+1・)
b xσ4+ls+」6)
亀
で得られる。(1はスチール製物指でmmの単位まで測定)
鎖編目1個の長さcを求めるには,同様の配慮で,整数の目数zが含まれるような2点(およ
そ10c皿間隔)を3個所とり,それぞれの長さ17,18, lgを実測して,次のように算出した。
17十∬8十lg
C=
3z
4.糸の引き上げ度合い
図一3に示したようe: ,新しい編目を作る際に,最初に鈎針で引き出すループの長さを,鎖編1
個程度の長さにしておく場合をL1,その単位編目の「たてJの長さaまで引き上げてしまう場合
+ a
をL2として,これが「rに及ぼす影響を調べた。 ‘
図一3糸の引き上げ度合い
L1
L2
_32_
実験成績と考察
〔実験1〕
4種の基礎編について,表一1に示した4種の編糸を用い,太さの異る4本の鈎針で,4人の編み
軟よ略1枚ずつの織を製作し基礎編の種類・駄鍛隔み手の咽子カミ÷にどのよう
な影響を及ぼしているかを調べたものである。各基礎編ごとに4x4のラテソ方格を用いた。因子
と水準のわりつけは表一2に示したとおりであつて,4x4・16枚の試料編布作製の順序はラγダム
に行つて表一3,表一4の結果を得た。なお,鈎針,編み手をこみにした場合の結果は図一5の後半
に示してある。
表一2各因子,水準のわりつけ
A・1A・
A・}A・
A・固A・
Aエ
ロ
ヰ
ロゆ ぜ る ロ のロ お る ロ リの む く へ けロ さ
の うご さ コ エ
サロ ユ ゴ ユ けに ホ
き る エ おる
ロリ へゆ ヨ
HHHH
HHRH
HHHH
HHHH
HHHH
HHHH
HHHH
HHHH
HHHH
く エ のコ お
RHE亘
な ヰ ゆ けリ ロの イ エ
のコ ヨ
HHHH
HHHH
A・国A・IA・
HHH
3 4 ー﹁ O傅
ロリ さ モ エ
り ゆり ま ヰ
HHHH
HHHH
HHHH
障
;:
A・1A・
i A・i A・i
N4
N3
Ng
Nエ
一(LについてはすべてLlを用いた)
a
表一3基礎編1個の「たて」aと「よこ」bの長さの比の値下(原表)
N3
工 O層 3 “
YYYY
N1
N2
A・国A・IA・
A・国A・1 A・1
・…1 ・・76
〔実験工〕
N4
A・IA・IA・
A1
A・1A・IA・1A・
o.79
O.72
!.26
1.06
1β0
1,3王
L8ヲ
1.92
!.88
1.66
2.31
3.00
2.92
2.82
0β9
0.84
o.84
O.89
1.2韮
1.24
1.35
1.31
1.83
2.00
1.95
1.96
2.86
3.29
3.OO
2.84
0.79
0.77
0.84
0.79
1.19
1.15
!.36
1.26
2,00
2.OO
】.60
1.77
2.58
2.62
2.73
2.95
0β5
e,87
0β3
0.83
・1β9
1.58
1.5!
1.48
1Pl
2.07
2.oo
2.19
2.57
3.48
3.15
2.96
表一4分散分折表〔実験1〕
Sム
16.07
SN
SY
SH
SAXN
3703.32
SYxN
182.55
SIrXN
131.62
SE
230.80
SEt
817.03
63.25
20,0
173.05
3
3
3
3
9
9940
2
戸b
要因陣s列自曽馴不聯i懲比凶定
5.35
1.8
1234.44
1 28.2
21.08
2.19
6.66
19.23
2,00
20,28’
2.1!
互4.62
1.52
9.63
13.6
F2珪(O.05)3.0】 (O.Ol)4.72
F”t3(O、05)a64 (O.O!)26.60
F22(O.05)2.30 (O.Ol)3.25
判定Nl《Ng《蝿くN1
−33_
※※
すなわち一般に使用されている緕糸,鈎針の範囲で,それらの組合せを4寺に限定しないで編んだ
場合には・継旛1の÷彫ま・こ;h5の謝をあま吸肱い‘まぼ耀の値であることがわか
る。しかし各基礎編ごとの誤差分散が等しくないことが考えられるので,各基礎編ごとにまとめて
分散分1瓶行つた結果醸一5に示した。ここでOX Nb N、の鰍 ・J短かい縦1の搬にの孫の
影響が現れた。データのバラツキは編目の長いものほど大きい。Yについても衷一5と同様にまと
あてぞゐ実験誤差の標準偏差の推定値を求め,表一5の下に附記しておいたが,Y4の木綿レ_ス
糸幣梯キ猷rいとはし晒寸 一
栖蜘編ご皐まとめた搬の分散分析表〔撒D
N2
Nエ
S−
PφlvlF・
3
96、2 2.28
1.2
4S2.5
3
’108.1 2.55
252,51’
6 ’42.1一
6.6
回v卜F・
slφ1vlF・
372
2.606
2755
182
1.32
1357
140.9
0.9
4931.5
−142.7
!7王0.5
3壱σ36
288.5
Ni
333戸Q
8
1774.5
2.27
!1.4
S
墓::II
15
※来
591.5
14.5
11診
SH’ 24
SE 40
・1
75.7
sh 4s
slφIV−IF・
・x※
qり336
SSr.f 226
N3
3,22
9!8,3
452,3
1.58
王643.8
5.76
285
Fl(O.05)4.761.(αOl)9.78
.− FJ量(0.05)3.49 1(OP!)5.95
平均値の差の信頼限界 判定
Nエ:(0・Ol)O・06 ]Yl=Y3<Y2=Y4
N2:(O.01)O.19 Yl=Ye=Y3《Ya
漁1こっいてまとめた場合の実験誤差の標準偏差の推定値
Yエ:3.2 −Y2: 11 Y3:9.7− Y4; 10
−L 、 t 七 1 晶
〔実験P: 、・ ・ 一 . 、 1
脚で鮫互棚紛離できなし’のでi’鮒撚甑編糺矧のヌrさ及び締手の鰍差
が,鵠÷廠麟をさ癬細吐鹸討するE脈,2×2x4の3元配置法で3回繰返え
して実験を行つた。(編み手4名は実験1と異つている。)’
結果蔽一6・ il?−7・,.図一靴示しtg−・こ礁と燦馳の結果揃トせ燃す漁1
については次のことが言える。
衷一6使用糸の太さ識よび編凝嵯異にま砒の値魚の場合(撒】L臓)
N1(短 編)
−轟 〇一 ¶聞
ぐ 姦
中細
Hエ (金属製1号)
Hs (金属製5号)
A・固A・IA・
A・ 1’ AG i A71 As
A・/A・1’ ”・1 As
RRR RR
Y1
N:(長 編)
’H1
つツ ビ
e.81
0.82
o.91
oβ3
O.76
o;75
o.80
o、70
0.81
0.80
0.91
0.80
0.76
0.71
0.79
0.70
L83
L83
0.81
0.82
0β8
0.83
0.76
0.73
0・89
0、72
1β3
0.80
oン9
o.go
O.80
0.79
o.79
0.86
0.76
0.76
q80
o.go
0.78
0.79
0.81,
0.84
0.76
0.82
0.80
O.88
0.80
0.79
O.8b
0.82
0.75
1.88
l
一34−一
H,
A・IA・固A・
2.oo
1.94
2.04
1.73
丘.77 1.go
1,86
2.0董
1.94
2.02
1.74
lク5 1.87
1.8呂
1,卯
1.94
2,02
1.76
1.73 1轡呂5
1.90
1.80
1.97
2.08
2.13
1.79
1.82 1.90
2.oo
1β2
1.92
2.06
2,正1
1.a2
】.84 L92
2.00
1.95
2.06
2.!3
1.84
i.83 1.92
2、OO
1)どの励手暢合にも矧駄し・ほど÷は小さくなる・
2) 糸の太さとの関係についてみると,HとYとの間には交互作用があり(表一7)鈎針がH3
暢合にのみ・繍み手とも・毛糸の継伽ミ÷が小となつている・これは実験1の結
果とも一致する。細いHiを使用した場合には,編み手によつてこの関係が明瞭でない。こ
の結果は,糸に対して鈎針が細過ぎるとa,bの増減が一定の関係にならないために均一の
編洞が得難くて,「むら」の編布ができやすいことを示していると考えられる。
3)編み手による個人差が大きい。
4)同一の目数と段数で編まれたものでも,その編布のでき上がりの大きさには個人差が著しか
つた・そこで欄の大きさと÷と嚇こ一定の縣莇るか否かをしらべる舳で・図一4
にはa,bの実測値も記入した。図一5は,同様な目的で実験1の場合を図示したものであ
表一7分敬分析表〔実験9〕
(Nl短編の場合)
SI!
L363
Sy
30
SA’
554
SIIxY
126.8
SHXム
59
SY試△
7
SIIxY*A
SE
SE’
8.8
263
367.8
自由度
不偏分散艦比 判定 分散比
判定
F㌔
e6
変 動
1
1
3
3322
1
8
q︾
4,
要 因
363
44.2
※※
184.6
22.5玉
126.8
15.46
19.7
2.40
2.3
0.29
4].7
※※
3.45
3.66
※※
※※
21.2
14.5
※※
巌豪
2.9
8.2
8.7
F:1墨(α05)4.07 (α01)7.27
Fg量 (0.05) 2.59 (0.Ol) 3. 80
(N3長編の場合)
要 因
変 動
2807.8
SHxY
30.2
SH ptA
224.2
SYxA
203.8
IS;{S,Y..A ・
1ヲ8.4
SE
809.6
SE’
14662
1633.6
64.5
444
17.5
3
1
, 3
3
3
935、9
36.9
26.8
30.2
1.2
0.9
74.7
2.9
2.1
67.9
2.6
2。0
72
2.s
2.1
ユ
32
42
25.3
34.9
F‘kq。5)卿 (q。D乳27
.F弓珪(α05)2.59 (0.Ol)3.80
一・
R5一
1
12.7
豪※※
444
46.8
1
※※※
SY
SA
分散比 判定 分散比 判定
F’o
Fo
張豪※
1633.6
不偏分散
※※楽
S亜
自由度
るoこの二つの図から,a, b
a
の大小とTとには明剛よ関
図一4単位編目の「たてsと「よこ」の長さと
比の値との関係’」
係のないことがわかる。したが
(短編の場合)
a
,Pて1下には個人差があるカ9・
1.o
胆,
⑤一一◎荘:q飛之
e,s
1
その値が大小いずれに傾いてしS
σ・幽引oよ:り長詑
るかは外観だけでは判定できな
ψ_噸比り甜L
c㌧噂
o.G
いことになるo
@塩馳≒}.,◎
α・“、
@、、℃一・く〕. ・ . 幽
α・o・o”o
o.4・
〔実験m〕r
a
結果は表一8・蓑一9に示した』一ガ
ヨ
長o.2
ざ
に対して糸の引き上げ度合いの差異は
》 o.o
強力な影響因子であることがわかる。
先に実験1,皿において個人差(要因
︵比り他り
A)が大きく現れたのは,主としてこ
の糸の引き上げ痩合いの個人差による
ものであろう。
以上の実験1,II,mの結果を応用
弓
︷
すると,各基礎編を用いて円形編をす
AlA卍A,A些 AlA:A3A書
」一一 u一一」 ㌔一一”
る場合の作り目と増目の数が決定でき
F。Yl F2Y2
る。すなわち,円形編の轡合は・図一
6に例示したように,単位編目の「よ
こ」の長さbは円周を構成し,「た
(長編の場合)
て」の長さaは円の半径となつてい
o−−Of乞てo喪豊
L2
r雌,
LO
潤Q→9比・ケ植
る。 、’
\ノ
ゆ書・ρよ電り長芝
●
一般に 円周α=2πr (rは半径)
そこで 円周αを構成する単位編
自の個数をnとすれぱ
u .
e.s
o.6
@ ・
@,
’
@’
a= nb == 2πaとなるo
ρq ρ、 , 、〔ン.4
q㌔溜心
ρo”幽α・くプ’
@ P ’ ‘α・r}β
a
∴ n=下2n…・’……”……’①
o.4
長
へ
さ
@ 一
o.2
一
また,第1段目の円周をαb第2段
@ 1
Eのそれを・、,i段目のそれを・・と
一
〇.o
すれば, ”一
α1 ・・ 2−r ・㌦
α2=2i2nr=皿工十αエ
a3’=3・27tr==α2十α1−
^1・9
一般にαi=i・2πτ』αi−1+αエ……②
比1.B
りl.ff
”故に,①式と②式とから円形編を
讐』。L_
く
︷
幽曄
り
ぜ
…下
する場創こ,編みはじあの作り目の数
は÷2縫あり・2闘以後の増
し日の数も編みはじめの作り目の数
_36_
図一5 各種i砦鵬編1個の「たて」の長さ(a)と「よこ」
一一
の長さ(b)及びその比の値(alb)
(実験1の鈎針と編み手をこみにした揚合)
X2… trこ赦することがわかる・そこ
a
で実験1・L丑1で褥寸されたτ一・を
用いて,各基礎編の場合の円形編の作り
目riをまとめると表一10のようにな
る。この表に示したnは実用化されて
いる数とよく一i致している。そして同一
基礎編;』
痰ヲば長編については11目か
ら13目(Llの場合)の範囲となつてい
図・−6
長編(下)・alb=IP の場合
f乍り目.,増し目(下): 12目
一:ee−B糸の引きあげ齢磋異による÷
〔突験皿〕
ユ.83
2.oo’
七1.94
1,83
2、01.
】.94
.・
1.94
.・
1.S3
A…A・lA・ 1A・
As
A7
AG
As
2.04』
2.40
2.43
2.50
2.45
Q.02
2β3
2.45
2A7
2.45
Q.02
2.33
2β9
2.47
2.45
へ
工 畠一 3
RRR
LA
噌衆返し
寸卜4
L2
L1
.ユ.97
(N3,YiHエの場合)’
表一9分散分析衷
要因i.牽.釧
4S2
SAi ’
S],XA
s・・
^
不偏分散
1
3:
』465
3ゴ
534
’16・:
13855
415.1,
160.6
4.81
155
4.64
33.37
F、1(。・。5)4・54 (O・Oり8・63
Fエ註(O.05)3.24 (e・(〕1)4・29
平均値Lエ:1.93±Oρ2
L。: 2、42±o.07
_.−
R7−「
lF°1判定1
※巌※.
13855’
SI.
自由’
※
豪一IO 円形編の作り目と増し目の数
÷(僑羅界)
・’
’一
イ
条
nの範鱗
5N6
Oβ2 士 0.042
4.89 tV 5.21
1.3!±O.13
7.41 N 9.14
8t}10
1.9玉 」: O.18
10.75N12.42
11Nユ3
Nd.
2.88 士 0.38’
玉5.70 N 20.4:7
三6(ノ2i
q89 士 O.06
5.21 咽∼ノ 6.00
P国
Y・・
Hl
H2
Yユ
Yg
影
﹂﹁、
〇一 呂 −号
N2
HHBHHH HHHHH
H3
Li
Y・IH・
1
−一〇■3
Y1
〇一 3 導
N講
玉
Ya
Y・ 1
H・1
1画 膏” 3
N4
実験聾
Yエ
4.77 (J 5.53
0壱85 ±: OLO6
4,96 N 5,71
O.88 圭 O.()6
1
5.15 N 5.90
1・
BNIO
7NIO
1.33 士 O.21
7.03戸ゴ9.92
1.28 ± O.21
6.72 ノ} 9.36
1.21 士 O、21
6儒2BN 8.9玉
7.・・.・ウ
.8N11
1.40 ± O.21
7.47,■}10.11
1.34 :ヒ 0.21
7.10e・・.t 9.73
8NlO
1.36 :豊: 0.21
7.22 N 9.86
8ft・IO
8.04 N lO.67
}9−11
1.92士O.29
lO.61 {げ,霊3.87
11,》王4
1.87 士 O.2,
9.92 N 13.56
1.80 土 O.29
9.48一げ 玉3.12
10r〕14
王O卍14
1.4ヲ 士 O.2正・
1
1.99 ± 0.29
lO.68 N 14.32
工lrVl5
1.92士O.29
10.24 − 13,88
11{♂14
1.96 士 0.29
10,49 ノ〕 ユ4.13
11{♂15
11.30・一…Fl4.95・
12N15
15N22
15N22
15N22
16N22
2.09 士 O.29
1
2β9.± O,52
14β8・ハ♂21.41
2、84 士 q52
三荏.57 − 21・10
2,87 士 O.52
14,76 N 2正.29
H2
Hs
2.96 士 0.52・
15.32〔’21.go
2.90士O.52
14.95(ゴ 21.48
15iV 22
H4’
2.95 士 O.52
15.1呂 戸一 2L6フ
16N22
陣
Ng
0,82:ヒO.06
66
3.95 一げ 4.71
ノQ/D
0.69 士 O.06
一brD
4.40 N 5.15
飼∼5 6一一
4.58 N 5.33
0.76士O.06
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O.79士O.06
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−一白“註
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3.oo土o.52
i !5・57−・2・1。!
三,93 士 O.02
11、99卍12.25
2,42士o.07
14ン5 N 15.64
Hユ
韓はすべてこみにする)
一a雲L』
ユ6ハ”23
12Nl3
15N16
表一11鎖編目1個の長さ(cm) 〔実験1、r〕
Rl
ロ カロ ぱ く
YYYY
A
Y
All A・
R2
1’ “s
A4
Al
Ra
A・1司A・
A・iA・iA・
0.30
o.37
O.37
o.36
O.33
0.38
{93s
o.27
o.32
O.37
0.31
0.32
0.39
0.40
0.33
.o.34
0.37
o.29
0.34
0.37
0.36
0.36
0.37
0.36
0.31
e.32
0.34
0.33
0.33
0.35
0.29
0.32
0.38
0.46
0.40
0.36
0.49
0.40
0.53
0.39
0.57
0.45
・[s51 ・1・7
A・.A・1 A・i A・1.A・
::1:ig:1:11:11
q33
o.36
0.43
0.43
0.35 0.34 0.37
0.35
0.30
0.53 0.47 0.54
q53
0.46
1
衷一12分散分析表〔実験Aり
舳度1不偏分散
SA
SR
13B.17
46.05
SY
ユ386.30
SH
25B.92
S醐
SAY
173.64
3
3
9994
3
3
つ一
変 動
要因
15.05
67.39
SAI.!
go.02
SE
909.42
P半蛯
F・
1.20
5、01
462.10
12.19
86.3!
2.28
※濠
7.49
19.29
10.OO
37.89
F2珪(α05)3.01 (qO1)4.72
平均値の差の信頼限界(O.01)O.043
判定Yエ=Ye=Y3<Y.s
図一7 鎖編の長さ(c)と各編目の長さ(a)の比較
,’
n”
(N,Hはこみ)
,一一一唱● 旦
●一一一一● o
’’
(‘m}
@ ’‘’
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’
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, ’ ’ ’ 1国L rノ㌔董’冒
00 1 ε“ O a
; 4門 呂O O 仙
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凋」/
( 02
o.1
)
o.o
YYLY】脆一
月t
隈
Y垢Y∼了朔一
凸7
YY.’直㌔一
A4
るが,実用にあたつては,鈎針が細いほど,編糸が太いほど,また次の目に移る際に最初に引ぎだ
す糸lv・一・プがゆるく大きいほど大きい方の数を採用すればよいことになる。
〔実験押〕
結果は衰一11,表一12に示した。これは実験1に引続いて同条件で試料が作られたものである
から,因子と水準のわりつけは実験1と全く同様である。(但し鎖編の場合,Nは無関係であるか
らNの項は繰返しR’として取り扱つた。ン
また図一7は実験1と実験1Vで得られたaとcとの関係を示したもので, aが増大する条件で
一39一
は。も轍しているから,亀嚥し・猟もほ關じ齢こ左右紳ていて・糸漱くなると大に
な塗:雛管と囎と,こP,tによつ磁欝の,撚じめ嚇上りの細数β
a
樋勅噛と呼んでいる躯まとめてみると表一13・−e’とく1=なる・βに菅漂τより大きく
て』略最も近い整数働とつ麟である.こ漉実靴されて・磁と全くよく一致した・
c
炭.13獅灘1個が蜘畷さ・と鯖醐の艮さ・とゐ蘇 』1
及び段はじめの立ち上りの鎖編口の数β
(鈎針の太さ及び編み手の差蹴こみにした計1敏の鞠値)
0.40
0β2
0.85
0.54
1.50
α50
1・.,・7
0.74
cm
3 1.12
320
0β3
2.31
3 1.29
3.58
0.75
2,2三
3 1.16
3.41
0.98
2.oa
3 1 1.5!
1.57
3.2玉
4奮4.4凸4、
0.4デ
0.29
2.17
β
0.97
1.40
a一C
0.35
q49
β幽
O.76
crn
cm
a㎜C
o.36
a
2222
Oβ3
β
O.29
a
藪4
R註
瀬2
a一¢
c艶
−玉−ー
−酷 仰一 書 堪
YYYY
cm
o.35 ’
β
a一〇
長さ(の
0.34
1
Nl
鎖編目圭偲の
総 括
1.鈎辮こ瓢,単位編目の・栖≧・よこ・嘩砒÷はt一般に使用されている
編糸働針の獺では洛墓礎編ごとにほぼ一離を26ことを砂1らかにした・
a
そこで,こ砒÷によつ磁るは勃円形編の勧騰び糊の数 ガ2彦を各
墓礎編ごとに講したa.そあ繍ま実聯て糊騨囲によく鰍した・ ・
2.こ砒の値÷がある糊内で多少・ヤツく羅しては漏手の個人差・糸の引き上
肪,編糸や鈎針の太さと顯磋異力9あげら織網の太さの釣倉いが適当な糊内では・
矧が太いほど,毛糸が雛きまど比の鯛・さ訪噸く・・難編みはじめの綱阯嚇につ
いて凝れが螂・ほど÷寿ま萌劇・鮪噸鯵こ減長編や繍の肋
÷の燃黙駅騨ノ・差や梯キ酬生じさ輔聯ること力励2た゜
蝿く繍だりかたく繍だりすることPこよつて灘る綿初警けの大ぎさの大幡丁゜
大座とは無関係である。・ 一「’ ・ ! ,
編糸の瀬の影響としては一定傾郁みら纏かつた・
また,矧が謙の太さ綱して尋欄すぎる場鱒・靭キ撚とな塗や釦ことが拶?
た豊鰍渤の,鮒靴峨ま藩繍の蜘縮纏係な繍唱・巨長
編鳳鍮岨麟ヤマあ哲覇綴畔糊獅ること御
驚⊆} .’ :一 ’ 』t
終り購離蒲彊当り,働翻つた鯨緻立糎撒勃耗プ・子難ぽ燦験雌力して
弱ヒ泥いた薪溝大学教育学部家政辮の学生ならびに本学学生に感謝串上げますウ E},一 「’一一
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