検査部門特定の耐性菌判定基準 - 厚生労働省院内感染対策

2015 年 5 月 改訂
厚生労働省
院内感染対策サーベイランス
検査部門特定の耐性菌
判定基準(Ver.4.1)
JANIS 検査部門では、全部門で共通の 7 つの薬剤耐性菌(MRSA、VRSA、VRE、PRSP、MDRP、MDRA、CRE:判定基準は「薬剤耐性菌判定
基準」 を参照)に加えて、耐性菌の割合に増加が見られるなど疫学的に注意が必要な以下の 4 つの菌を「特定の耐性菌」と定め、データを監
視している。
菌名
カルバペネム耐性緑膿菌
概要*
IPM または MEPM が 耐性†の
菌名コード
4001
Pseudomonas aeruginosa
ディスク拡散法の基準
IPM≧16μg/ml†
IPM≦13 mm
MEPM≧16μg/ml†
MEPM≦13mm
CTX≧4μg/ml
CTX≦22 mm
CAZ≧16μg/ml
CAZ≦17 mm
第三世代セファロスポリン
CTX または CAZ が ”R”の
耐性肺炎桿菌
Klebsiella pneumoniae
第三世代セファロスポリン
CTX または CAZ が ”R”の
耐性大腸菌
Escherichia coli
フルオロキノロン耐性
フルオロキノロン系(NFLX、OFLX、
NFLX≧16μg/ml
NFLX≦12 mm
大腸菌
LVFX、LFLX、GFLX、CPFX のいずれ
OFLX≧8μg/ml
OFLX≦12 mm
か)が ”R”の Escherichia coli
LVFX≧8μg/ml
LVFX≦13 mm
LFLX≧8μg/ml
LFLX≦18 mm
GFLX≧8μg/ml
GFLX≦14 mm
CPFX≧4μg/ml
CPFX≦15 mm
*
S, I, R の判定は CLSI 2012(M100-S22)に準拠
†感染症発生動向調査の基準に準拠
2351
微量液体希釈法の基準*
2001-2007
2001-2007