No.2 - 日本ロボット学会

お 知 ら せ
お知らせ目次
□学会からのお知らせ
・終身会員制度のご案内 ……………………………………………………… お知らせ 2
・新しい和文誌論文査読システムに関してのお知らせ …………………… お知らせ 3
□カレンダー ……………………………………………………………………… お知らせ 7
□主催行事のお知らせ
・第 33 回日本ロボット学会学術講演会開催案内 …………………………… お知らせ 8
・ロボット工学セミナーのご案内 …………………………………………… お知らせ 9
□共催・協賛行事のお知らせ
・本会協賛・後援・協力行事 ………………………………………………… お知らせ 11
□理事会報告 ……………………………………………………………………… お知らせ 12
□新入会員 ………………………………………………………………………… お知らせ 12
□英文論文集のページ
・Call For Papers: Special Issue on Machine Learning and Data Engineering in
Robotics ………………………………………………………………………… お知らせ 13
・
Vol. 28, Issue 23 Graphical Abstract ……… お知らせ 14
・
Vol. 28, Issue 24 Graphical Abstract ……… お知らせ 15
・
Vol. 29, Issue 1 Graphical Abstract ……… お知らせ 16
・
Vol. 29, Issue 2 Graphical Abstract ……… お知らせ 18
□有料広告 ………………………………………………………………………… お知らせ 19
□刊行物のご案内 ………………………………………………………………… お知らせ 20
日本ロボット学会誌 33 巻 2 号
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2015 年 3 月
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お 知 ら せ
学会からのお知らせ
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お 知 ら せ
カレンダー
(2015 年 4 月∼ 2016 年 7 月)
開 催 日
行 事
開 催 地
申込締切日
会誌掲載号
4/22 ∼ 4/24
OPTICS&PHOTONICS International Exhibition 2015(OPIE 15)
神 奈 川
32 巻 8 号・15
4/22 ∼ 4/24
ナノ・マイクロビジネス展 2015
神 奈 川
33 巻 2 号・11
4/22 ∼ 4/25
第 6 回機素潤滑設計生産国際会議(ICMDT2015)
沖
縄
32 巻 9 号・31
5/17 ∼ 5/19
ロボティクス・メカトロニクス講演会 2015
京
都
33 巻 2 号・11
5/19 ∼ 5/22
第 51 回真空技術基礎講習会
大
阪
申込締切
33 巻 2 号・11
5 月 11 日(月)
5/26・5/27
日本機械学会関西支部 第 337 回講習会「構造・強度設計における数値シミュ
大
レーションの基礎と応用」
阪
申込締切
33 巻 2 号・11
5 月 19 日(火)
5/27 ∼ 5/30
トライボロジー会議 2015 春 姫路
兵
庫
33 巻 2 号・11
6/2・6/3
講習会「破壊力学の基礎と最新応用」
京
都
33 巻 2 号・11
6/13・6/14
日本人間工学会第 56 回大会
東
京
33 巻 2 号・11
2015 年情報精密機器のメカトロニクスに関する日本・米国機械学会合同会議
兵
(MIPE2015)
庫
33 巻 1 号・11
6/14 ∼ 6/17
6/22 ∼ 6/24
第 14 回「運動と振動の制御」シンポジウム(MoVic2015)
栃
木
33 巻 1 号・11
7/2・7/3
安全工学シンポジウム 2014
東
京
32 巻 9 号・31
7/4 ∼ 7/10
第 30 回宇宙技術および科学の国際シンポジウム(30th ISTS)
兵
庫
32 巻 2 号・14
7/7 ∼ 7/11
The 2015 IEEE/ASME International Conference on Advanced Intelligent
韓
Mechatronics(AIM2015)
国
33 巻 1 号・11
7/24 ∼ 7/26
第 24 回バイオメカニズムシンポジウム in 新潟
新
潟
33 巻 2 号・11
中
国
32 巻 9 号・31
8/2 ∼ 8/5
2015 IEEE メカトロニクス及びオートメーション国際会議
(2015 IEEE International Conference on Mechatronics and Automation)
(IEEE ICMA2015)
8/25 ∼ 8/28
Dynamics and Design Conference 2015「結束を新たに,未来を拓く」
青
森
33 巻 1 号・11
9/2 ∼ 9/4
平成 27 年電気学会産業応用部門大会
大
分
33 巻 2 号・11
9/2 ∼ 9/4
平成 27 年度工学教育研究講演会
福
岡
申込締切
33 巻 2 号・11
5 月 7 日(木)
9/16 ∼ 9/18
センサエキスポジャパン 2015(
[併催]センサネットワーク技術展)
東
京
33 巻 2 号・11
11/28・11/29
第 36 回バイオメカニズム学術講演会(SOBIM2015 in Shinshu)
長
野
33 巻 2 号・11
11/29 ∼ 12/2
第 5 回世界工学会議(WECC2015)
京
都
32 巻 9 号・31
2016
7/24 ∼ 7/29
第 31 回国際心理学会議(XXXI International Congress of Psychology:
神 奈 川
ICP2016)
31 巻 6 号・18
(詳細は表中の右欄に記載の会誌名号の会告・お知らせをご参照下さい.)
日本ロボット学会誌 33 巻 2 号
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2015 年 3 月
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お 知 ら せ
主催行事のお知らせ
JRSJ Vol. 33 No. 2
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―お知らせ 8―
Mar., 2015
15/03/06 11:40
お 知 ら せ
セミナーのご案内
日本ロボット学会誌 33 巻 2 号
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2015 年 3 月
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お 知 ら せ
JRSJ Vol. 33 No. 2
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―お知らせ 10―
Mar., 2015
15/03/06 11:40
お 知 ら せ
共催・協賛行事のお知らせ
本会協賛行事
会 合 名
主 催
ナノ・マイクロビジネス展 2015
開催日・会場・その他
申込・問合せ先
2015 年 4 月 22 日(水)∼ 4 月 24 日(金)
パシフィコ横浜 展示ホール
一般財団法人マイクロマシンセンター
TEL. 03-5835-1870 FAX. 03-5835-1873
http://www.mmc.or.jp/
ロボティクス・メカトロニクス講演会 2015
2015 年 5 月 17 日(日)∼ 5 月 19 日
(火)
一般社団法人日本機械学会 京都市勧業館「みやこめっせ」
(ロボティクス・メカトロニクス部門)
一般社団法人日本機械学会
TEL. 03-5360-3505 FAX. 03-5360-3509
E-mail:[email protected]
一般財団法人マイクロマシンセンター
第 51 回真空技術基礎講習会
2015 年 5 月 19 日(火)∼ 5 月 22 日(金)
(地独)大阪府立産業技術総合研究所
(一社)日本真空協会関西支部 (大阪府和泉市あゆみ野 2-7-1)
(一社)大阪府技術協会
日本真空工業会関西支部 申込締切 5 月 11 日(月)
(地独)大阪府立産業技術総合研究所内
(一社)大阪府技術協会 担当:山中・三浦
TEL. 0725-53-2329 FAX. 0725-53-2332
E-mail:[email protected]
日本機械学会関西支部第 337 回講習会
2015 年 5 月 26 日(火)・5 月 27 日(水)
「構造・強度設計における数値シミュレーシ 大阪科学技術センター 8 階中ホール
ョンの基礎と応用」
(大阪市西区靭本町 1-8-4)
一般社団法人日本機械学会 関西支部事務局
〒 550-0004 大阪市西区靭本町 1-8-4
大阪科学技術センタービル内
TEL. 06-6443-2073 FAX. 06-6443-6049
E-mail:[email protected]
一般社団法人日本機械学会関西支部
トライボロジー会議 2015 春 姫路
申込締切 5 月 19 日(火)
2015 年 5 月 27 日(水)∼ 5 月 30 日(土)
姫路商工会議所
(〒 670-8505 姫路市下寺町 43)
一般社団法人日本トライボロジー学会
2015 年 6 月 2 日(火)・6 月 3 日(水)
(株)島津製作所 三条工場研修センター
公益社団法人日本材料学会関西支部 (京都市中京区西京桑原町 1)
一般社団法人日本トライボロジー学会 事
務局
TEL. 03-3434-1926 FAX. 03-3434-3556
E-mail:[email protected]
講習会「破壊力学の基礎と最新応用」
日本材料学会関西支部
TEL. 075-761-5324 FAX. 075-761-5325
E-mail:[email protected]
日本人間工学会第 56 回大会
日本人間工学会第 56 回大会事務局
芝浦工業大学デザイン工学部 吉武良治
E-mail:[email protected]
2015 年 6 月 13 日(土)・6 月 14 日(日)
芝浦工業大学芝浦キャンパス
一般社団法人日本人間工学会 (〒 108-8548 東京都港区芝浦 3-9-14)
第 24 回バイオメカニズムシンポジウム in 新潟
2015 年 7 月 24 日(金)∼ 7 月 26 日(日)
岩室温泉ゆもとや
(新潟県新潟市西蒲区岩室温泉 91-1)
第 24 回バイオメカニズム・シンポジウム実
行委員会 シンポジウム事務局 新潟医療
福祉大学 久保雅義
E-mail:[email protected]
2015 年 9 月 2 日(水)∼ 9 月 4 日(金)
大分大学 旦野原キャンパス
(大分市大字旦野原 700)
一般社団法人電気学会 事業サービス課
学会事務担当 奈良英範
TEL. 03-3221-7313 FAX. 03-3221-3704
E-mail:[email protected]
2015 年 9 月 2 日(水)∼ 9 月 4 日(金)
九州大学工学部(伊都キャンパス)
日本工学教育協会 (〒 819-0395 福岡市西区元岡 744)
九州工学教育協会
日本工学教育協会 事務局 川上
TEL. 03-5442-1021 FAX. 03-5442-0241
E-mail:[email protected]
バイオメカニズム学会(SOBIM JAPAN)
平成 27 年電気学会産業応用部門大会
一般社団法人電気学会
平成 27 年度工学教育研究講演会
第 36 回バイオメカニズム学術講演会
(SOBIM2015 in Shinshu)
2015 年 11 月 28 日(土)・11 月 29 日(日)
信州大学繊維学部
(〒 386-8567 長野県上田市常田 3-15-1)
バイオメカニズム学会
第 36 回バイオメカニズム学術講演会事務局
信州大学繊維学部 小関道彦
TEL/FAX. 0268-21-5347
E-mail:[email protected]
本会後援・協力行事
センサエキスポジャパン 2015([併催]セン
サネットワーク技術展)
2015 年 9 月 16 日(水)∼ 9 月 18 日(金)
東京ビックサイト(東京国際展示場)
西ホール
フジサンケイビジネスアイ
(日本工業新聞社)
日本ロボット学会誌 33 巻 2 号
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―お知らせ 11―
フジサンケイビジネスアイ(日本工業新聞
社) 営業・事業本部(担当:中村)
TEL. 03-3273-6180 FAX. 03-3241-4999
E-mail:[email protected]
2015 年 3 月
15/03/06 11:40
お 知 ら せ
理事会報告
第 41 回理事会
第 42 回理事会
日 時:2014 年 12 月 19 日(金)14:00 ∼ 16:30
日 時:2015 年 1 月 16 日(金)14:00 ∼ 16:30
場 所:事務局会議室
出席理事:小平紀生(会長),高西淳夫,大隅久,岩城敏,細田祐司,塩
沢恵子,井上康之(遠隔),小林宏,石田勇一,王碩玉(遠隔),
場 所:事務局会議室
出席理事:小平紀生(会長),高西淳夫,細田祐司,塩沢恵子,井上康之(遠
隔),田中一男(遠隔),王碩玉(遠隔),倉林大輔,尾崎功一(遠隔),
倉林大輔,石川潤(遠隔),前田雄介,平井慎一,沢崎直之(記)
出席監事:油田慎一,平井成興
倉爪亮(遠隔),石川潤,前田雄介,平井慎一(遠隔),岩城敏(記)
出席監事:油田慎一,平井成興
事 務 局:水谷
事 務 局:水谷
〈議 事〉
〈議 事〉
1.議事録確認
(1)以下の議事録が確認された.
日本ロボット学会 第 40 回理事会議事録
2.審議・報告事項
2.1 会長・副会長・庶務
(1)役員候補推薦委員会より 2015 年度の新任役員候補 13 名の推薦が
報告され,承認された.
(2)日本工学会第 5 期フェロー候補推薦について審議され,承認され
た.
(3)ロボット工学セミナーの運営に関する内規について報告された.
(4)2015 年度予算案について報告が行われ,最終案として承認された.
(5)2015 年度フェロー候補者 7 名の選考結果が報告され,承認された.
(6)平成 27 年度の事業計画書について報告が行われ,承認された.
2.2 事業関係事項
(1)RSJ2015 の準備状況に関して報告が行われた.
(2)2014 年度第 2 回学術講演会管理推進委員会について報告が行われ
た.
(3)RSJ2014 の実績の最終報告が行われた.
(4)第 21 回ロボティクスシンポジアについて報告され,審議が行われ
た.
2.3 学会誌関係事項
(1)学会誌発行計画と論文査読状況が確認された.
2.4 財務関係事項
(1)2014 年度予算および 1 月からの累積実績が報告された.
3.定例報告事項
(1)RR041-14 2014 年度入退会申込(2014 年 12 月 19 日現在)状況
・正会員 2,907 名(入会 5 名,復会 0 名,種別変更 7 名,退会 21 名),
学生会員 1,133 名(入会 1 名,復会 0 名,種別変更 1 名,退会 56 名)
,
1.議事録確認
(1)以下の議事録が確認された.
日本ロボット学会 第 41 回理事会議事録
2.審議・報告事項
2.1 会長・副会長・庶務
(1)平成 27 年度事業計画書の記載内容説明があり承認された.
(2)研究専門委員会継続申請書が承認された.
(3)講習会の講師謝金の支払い規定に関する議論が行われた.
2.2 事業関係事項
(1)RSJ2015 の準備状況に関する報告と議論が行われた.
(2)第 21 回ロボティクスシンポジア(2016 年)での発表に対するロ
ボット学会誌論文特集号企画に関する議論が行われた.
2.3 学会誌関係事項
(1)広告事業拡大に際しての,広告主信用調査体制に関して議論され
た.
2.4 国際関係事項
(1)ARSU の Memorandum of Understanding 記載内容の報告があっ
た.
3.定例報告事項
(1)2014 年度入退会申込(2014 年 12 月 31 日現在)状況
・正会員 2,908 名(入会 2 名,復会 0 名,種別変更 6 名,退会 6 名),
学生会員 1,108 名(入会 0 名,復会 0 名,種別変更 0 名,退会 19 名)
,
終身会員 70 名(種別変更 1 名)
,名誉会員 10 名であり,会員総数は
4,096 名,賛助会員 68 団体 94 口となったことの報告があり,入会お
よび退会の申請が全件承認された.
(2)2015 年度入退会申込(2015 年 1 月 16 日現在)状況
・正会員 2,877 名(入会 6 名,退会 2 名,資格喪失 35 名)
,学生会員
960 名(入会 1 名,退会 2 名,資格喪失 147 名)
,終身会員 70 名,名
終身会員 69 名(種別変更 0 名)
,名誉会員 10 名であり,会員総数は
4,119 名,賛助会員 68 団体(94 口)となったことの報告があり,入
会および退会の申請が全件承認された.
(2)国内共催協賛,国際共催協賛の案件がすべて承認された.
誉会員 10 名であり,会員総数は 3,917 名,賛助会員 67 団体 93 口(資
格喪失 1 団体 1 口)となったことの報告があり,入会および退会の申
請が全件承認された.
(3)理事会資料(国内共催協賛,国際共催協賛)の案件がすべて承認
された.
新入会員
(2014 年 12 月∼ 2015 年 1 月入会の会員)
15467 田中 佑樹
15471 石川 将太
15476 小嵜 貴弘
15479 西尾 修一
JRSJ Vol. 33 No. 2
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正 会 員
15468 詹 羽栄
15472 本田 泰
15477 北島 健郎
15480 大槻 俊介
15470 山田 一輝
15475 湯川久仁彦
15478 柏崎 耕志
15469 宮武 平
学 生 会 員
15481 青山 雅規
賛 助 会 員
S0278 日本精工株式会社
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Mar., 2015
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お 知 ら せ
英文論文集のページ
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2015 年 3 月
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お 知 ら せ
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Mar., 2015
15/03/06 11:40
お 知 ら せ
日本ロボット学会誌 33 巻 2 号
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15/03/06 11:40
お 知 ら せ
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Mar., 2015
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日本ロボット学会誌 33 巻 2 号
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Mar., 2015
15/03/06 11:40
お 知 ら せ
有料広告
株式会社豊田中央研究所
正社員【研究職】募集
弘前大学大学院理工学研究科教員
(計測制御工学分野)公募
会社概要:トヨタグループ各社の出資により基礎研究から応用まで幅広い
募集人員:助教 1 名
研究を行っています.トヨタグループや世界の研究機関と連携
所 属:弘前大学大学院理工学研究科(理工学部知能機械工学科併任)
し,環境・エネルギ・パワートレーン/材料・モノづくり/情
専門分野:ロボット工学または制御工学の研究分野
報・安全快適・エレクトロニクス/研究基盤技術において重点
的に研究活動を行っています.
担当科目:理工学部知能機械工学科(知能機械工学実験 A,B,創造実習,
工業数学演習,知能機械工学設計 A,B)
,大学院理工学研究
募集人員:正社員【研究職】
1 名
科(専門分野に関連した大学院の科目,研究指導に関連した科
職務内容:温撹,触覚の特性を理解したインタフェース設計に関する研究
専門分野:生体工学/機械工学専攻
応募資格:人を対象とした実験,計測系の構築経験があり博士の学位を有
する方
着任時期:2015 年 4 月 1 日∼(応相談)
応募締切:順次選考,採用が決定次第終了
提出書類:上記「職務内容」を明記の上,①履歴書(写真貼付),②職務
歴(研究実績)
,③論文リスト,④主要論文別刷(コピー可)
等を下記までお送り下さい.
※応募書類は返却致しません.応募の秘密は厳守致します.
送 付 先:〒480-1192 愛知県長久手市横道 41-1
株式会社豊田中央研究所 人材開発室 採用担当
TEL:0561-63-6509 FAX:0561-63-5744
E-mail:[email protected]
採用情報:http://www.tytlabs.co.jp/recr/index.html
目など)
応募資格:①博士の学位を有する方および着任までに取得見込みの方,②
当該専門分野の教育および研究に熱意のある方,③上記 4 のす
べての科目を担当可能な方,④外国人の場合は,学内諸業務の
遂行が可能な日本語運用能力を有する方
着任時期:平成 27 年 10 月 1 日
提出書類:①履歴書(写真貼付.高等学校以降の学歴,職歴,資格など),
②研究業績リスト(査読付原著論文,全文査読付国際会議プロ
シーディングス,アブストラクト査読付国際会議プロシーディ
ングス,講演発表(国内/外),著書(単著/共著),特許(登
録/出願)
,招待講演(上記と重複の場合は再掲)
,総説・解説,
受賞(上記と重複の場合は再掲)に分けて記載のこと)
,③外
部資金獲得状況(外部資金の種類,代表者/分担者の別),④
主要論文 5 編以内の別刷(複写可)
,⑤これまでの主要な教育
および研究の概要(2,000 字程度),⑥今後の教育と研究に関す
る抱負と計画(1,000 字程度),⑦応募者に関する参考意見を伺
える方 2 名の氏名と連絡先(氏名,所属,役職,住所,電話番
号,FAX 番号,E-mail)
応募締切:平成 27 年 5 月 11 日(月)必着
書類送付先および問合せ先:〒036-8561 青森県弘前市文京町 3 番地
弘前大学大学院理工学研究科知能機械工学コース長 小野俊郎
(「計測制御工学分野助教応募書類在中」と朱書きのうえ,簡易
書留にて郵送のこと.応募書類は返却しません.)
TEL&FAX:0172-39-3948(直通)
E-mail [email protected]
選考方法:書類選考および面接(面接に伴う旅費等は本人負担)
そ の 他:(1)弘前大学では男女共同参画を推進しており,女性研究者
の積極的な応募を歓迎します.
(2)知能機械工学科ホームページ
http://www.st.hirosaki-u.ac.jp/~mech/
日本ロボット学会誌 33 巻 2 号
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2015 年 3 月
15/03/06 11:40
お 知 ら せ
刊行物のご案内
日本ロボット学会誌
第 23 回学術講演会講演概要集(予稿集 CD-ROM 付)
第 28 巻
本学会個人会員 5,000 円
第 24 回学術講演会講演概要集(予稿集 CD-ROM 付)
本学会個人会員 5,000 円
第 3 号 〔 〃 〕 ロボットを進化させる最先端 IT 技術
第 4 号 〔 〃 〕 ロボティック・サイエンス
本学会個人会員以外 10,000 円
第 5 号 〔 〃 〕 使える RT ミドルウェア
第 6 号 〔 〃 〕 生体筋骨格型ロボット
第 25 回学術講演会講演概要集(予稿集 CD-ROM 付)
本学会個人会員 6,000 円
本学会個人会員以外 12,000 円
第 7 号 〔 〃 〕 第 27 回日本ロボット学会学術講演会論文特集号Ⅰ
第 8 号 〔 〃 〕 第 27 回日本ロボット学会学術講演会論文特集号Ⅱ
第 26 回学術講演会講演概要集(予稿集 DVD-ROM 付)
第 9 号 〔 〃 〕 クオリティ・オブ・ライフのためのロボティクス
本学会個人会員 6,000 円
本学会個人会員以外 12,000 円
第 27 回学術講演会講演概要集(予稿集 DVD-ROM 付)
本学会個人会員 6,000 円
本学会個人会員以外 12,000 円
第 28 回学術講演会講演概要集(予稿集 DVD-ROM 付)
本学会個人会員 6,000 円
本学会個人会員以外 12,000 円
第 29 回学術講演会講演概要集(予稿集 DVD-ROM 付)
本学会個人会員 6,000 円
本学会個人会員以外 12,000 円
第 30 回学術講演会講演概要集(予稿集 DVD-ROM 付)
本学会個人会員 10,000 円
本学会個人会員以外 12,000 円
第 31 回学術講演会講演概要集(予稿集 DVD-ROM 付)
本学会個人会員 10,000 円
本学会個人会員以外 12,000 円
第 32 回学術講演会講演概要集(予稿集 DVD-ROM 付)
本学会個人会員 10,000 円
本学会個人会員以外 12,000 円
第 14 回 ロボティクスシンポジア予稿集
第 18 回 ロボティクスシンポジア予稿集
第 1 号 〔特集〕 ロボット聴覚
第 2 号 〔 〃 〕 レスキューロボット―災害救助支援システムの現状と今後―
本学会個人会員以外 10,000 円
第 29 巻
第 10 号 〔 〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
第 1 号 〔
第 2 号 〔
第 3 号 〔
第 4 号 〔
第 5 号 〔
第 6 号 〔
第 7 号 〔
〕 分子ロボティクス
〕 ソーシャルロボットと人間理解
〕 研究者が『ロボット』を伝えるために
〕 人と接するロボットの研究を考える
〕 ロボット技術の国際標準
〕 確率理論のロボティクス応用
〕 機構の知と技
〕 第 28 回日本ロボット学会学術講演会論文特集号Ⅰ
第 8 号 〔 〃 〕 第 28 回日本ロボット学会学術講演会論文特集号Ⅱ
第 30 巻
第 9 号 〔
第 10 号 〔
第 1 号 〔
第 2 号 〔
第 3 号 〔
第 4 号 〔
第 5 号 〔
第 6 号 〔
第 7 号 〔
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〕 ロボットと安全コンポーネント
〕 人ロボット共生学
〕 共創知能システムプロジェクト
〕 パラレルメカニズムと実用化
〕 つくばチャレンジ論文特集号
〕 2 足歩行ロボット技術
〕 ヒトの触感覚特性を活かす
〕 広がるテレロボティクス
〕 第 29 回日本ロボット学会学術講演会論文特集号Ⅰ
第 8 号 〔 〃 〕 第 29 回日本ロボット学会学術講演会論文特集号Ⅱ
第 9 号 〔 〃 〕 ロボティクス研究のためのソフトウェアツールⅠ
第 10 号 〔 〃 〕 創立 30 周年記念特集号―ロボット学会新世代:世界に向かって―
10,000 円
10,000 円
第 31 巻
第 1 号 〔 〃 〕 次世代ロボットのための知能化技術
第 2 号 〔 〃 〕 ロボット教育論文特集号
第 3 号 〔 〃 〕 ロボティクス研究のためのソフトウェアツールⅡ
第 4 号 〔 〃 〕 マニピュレーション研究の最前線
第 5 号 〔 〃 〕 材料の知
第 6 号 〔 〃 〕 人間環境と親和性の高いロボットのためのアクチュエータ特集号
第 7 号 〔 〃 〕 第 30 回日本ロボット学会学術講演会論文特集号Ⅰ
第 8 号 〔 〃 〕 第 30 回日本ロボット学会学術講演会論文特集号Ⅱ
第 9 号 〔 〃 〕 ロボットのエージェンシーとインタラクション
第 10 号 〔 〃 〕 日本ロボット学会-日本 SF 作家クラブ 共同企画―ロボット工学と SF―
第 32 巻
第 1 号 〔 〃 〕 震災対応 レスキューロボットの活動を振り返ってⅠ
第 2 号 〔 〃 〕 震災対応 レスキューロボットの活動を振り返ってⅡ
※以上のものはいずれも消費税込,送料は別にかかります.
第 33 巻
第 3 号 〔
第 4 号 〔
第 5 号 〔
第 6 号 〔
第 7 号 〔
〃
〃
〃
〃
〃
〕 知能化する家電
〕 原点としての機巧
〕 探査ローバ開発の今と新しい試み
〕 ロボット工学における最適化手法
〕 第 31 回日本ロボット学会学術講演会論文特集号
第 8 号 〔
第 9 号 〔
第 10 号 〔
第 1 号 〔
〃
〃
〃
〃
〕 懐に入り込むロボット技術
〕 高速ビジョンの応用展開
〕 ヒューマンモデリングアンドエンハンスメント
〕 水圏における生物模倣型移動ロボット
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ください.Email: [email protected]
会員の方で学会誌を巻毎にまとめてお申し込みの場合は会費と同額で,その
他の場合は実費として第 1 巻∼第 8 巻 2 号まで 1 冊 1,500 円,第 8 巻 4 号よ
り 1 冊 2,000 円,第 12 巻 1 号より 1 冊 2,500 円(いずれも消費税,送料別)で
お求めになれます.また,第 28 巻 1 号以前の在庫につきましても事務局あ
て別途お問い合わせください.
JRSJ Vol. 33 No. 2
33-02-40 お知らせ_01-22_責.indd 20
―お知らせ 20―
Mar., 2015
15/03/06 11:40
お 知 ら せ
一般社団法人 日本ロボット学会賛助会員(50 音順)
(株)IHI
IHI 運搬機械(株)/開発部
(株)アヴィス
(株)アドイン研究所
(株)アトックス技術開発センター
育良精機(株)
(株)インフィテック
(株)エイ・ダブリュ・ソフトウェア
(株)エクォス・リサーチ
NTT コミュニケーションズ(株)
(株)NTT データ/技術開発本部
エフエクスシステムズ(株)
(株)オートネットワーク技術研究所
オリンパス(株)
川崎重工業(株)
キヤノン(株)
(株)クリムゾンインタラクティブ・ジャパン
(株)ココロ
コマツ/研究本部
サイバネットシステム(株)
(株)ジェイテクト
(株)システムインフロンティア
清水建設(株)
新明和工業(株)
スキューズ(株)
(株)スペイシーズ
セコム(株)/ IS 研究所
ソニー(株)
ソフトバンクモバイル(株)
(株)ソミック石川
(株)データベース
(株)ティービーアイ
(株)デンソーウェーブ
東急建設(株)
(株)東芝
戸田建設(株)
特許庁
トヨタ自動車(株)
(株)豊田自動織機/技術・開発本部
トヨタテクニカルディベロップメント(株)
ナブテスコ(株)/津工場
(株)ナレッジ
日東精工(株)
日本精工(株)
(社)日本ロボット工業会
パナソニック(株)モノづくり本部
パナソニック(株)エコソリューションズ社
ビー・エル・オートテック(株)
日立建機(株)
(株)日立製作所/日立研究所
平田機工(株)
ファナック(株)
(株)フォーラムエイト
(株)不二越
富士通(株)
富士ソフト(株)
(株)本田技術研究所/基礎技術研究センター
マクソンジャパン(株)
三井化学(株)
三菱重工業(株)
三菱電機(株)
(株)村田製作所
(株)明電舎
矢崎総業(株)
(株)安川電機
(株)リアルビズ
(株)リコー
・賛助会員の皆様には学会活動へのご支援をいただきあ
りがとうございます.
・学会活動をご支援いただける賛助会員を募集していま
す.学会事務局へご一報ください.
日本ロボット学会誌 33 巻 2 号
33-02-40 お知らせ_01-22_責.indd 21
● 入会に関するお問い合わせは…
一般社団法人 日本ロボット学会 事務局
〒 113-0033
東京都文京区本郷 2-19-7
ブルービルディング 2 階
TEL 03
(3812)7594
FAX 03
(3812)4628
e-mail : [email protected]
URL : http://www.rsj.or.jp/
―お知らせ 21―
2015 年 3 月
15/03/06 11:40
お 知 ら せ
一般社団法人 日本ロボット学会 平成 26・27 年度(2014・2015 年度)役員
理 事
会 長
小平 紀生(三菱電機)
副会長
髙西 淳夫(早稲田大学)
大隅 久(中央大学)
庶務担当
岩城 敏(広島市立大学)
細田 祐司(日本ロボット学会)
*沢崎 直之(富士通研究所)
財務担当
塩沢 恵子(アドイン研究所)
*井上 康之(安川電機)
企画担当
小林 宏(東京理科大学)
*石田 勇一(不二越)
会誌担当
田中 一男(電気通信大学)
*王 碩玉(高知工科大学)
欧文誌担当
尾形 哲也(早稲田大学)
*倉林 大輔(東京工業大学)
事業担当
尾崎 功一(宇都宮大学)
*小林英津子(東京大学)
倉爪 亮(九州大学)
*石川 潤(東京電機大学)
国際担当
前田 雄介(横浜国立大学)
*平井 慎一(立命館大学)
監 事
油田 信一(芝浦工業大学)
*平井 成興(千葉工業大学)
無印 任期:2013 年 3 月より 2015 年総会時まで
*印 任期:2014 年 3 月より 2016 年総会時まで
一般社団法人 日本ロボット学会 代議員
任期:2013 年 3 月∼ 2017 年 3 月 50 音順
中臺 一博(ホンダ・リサーチ・イ
市川 明彦(名城大学)
王 碩玉(高知工科大学)
川田 浩彦(北陽電機)
川原 知洋(九州工業大学)
北野 斉(パナソニック)
見持 圭一(三菱重工業)
小林英津子(東京大学)
榊 泰輔(九州産業大学)
朱 赤(前橋工科大学)
辻 俊明(埼玉大学)
中尾 学(富士通研究所)
ンスティチュート・ジャ
パン)
中村 明生(東京電機大学)
浪花 智英(福井大学)
野田 哲男(三菱電機)
羽田 芳朗(富士通研究所)
日高 洋士(富士通研究所)
平井 宏明(大阪大学)
程島 竜一(埼玉大学)
堀 俊夫(産業技術総合研究所)
前田 雄介(横浜国立大学)
松浦 大輔(東京工業大学)
松日楽信人(芝浦工業大学)
松本 治(産業技術総合研究所)
三宅 徳久(千葉大学)
山崎 文敬(イクシスリサーチ)
山本健次郎(日立製作所)
山本 元司(九州大学)
吉見 卓(芝浦工業大学)
一般社団法人 日本ロボット学会 代議員
任期:2015 年 3 月∼ 2019 年 3 月 50 音順
相山 康道(筑波大学)
安藤 慎悟(安川電機)
安藤 健(パナソニック)
一丸 勇二(安川電機)
岩田 浩康(早稲田大学)
牛見 宣博(九州産業大学)
梅田 和昇(中央大学)
江丸 貴紀(北海道大学)
遠藤 玄(東京医科歯科大学)
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大明 準治(東芝)
太田 祐介(千葉工業大学)
岡 宏一(高知工科大学)
岡田 聡(日立製作所)
加藤 龍(横浜国立大学)
金岡 利知(富士通研究所)
木野 仁(福岡工業大学)
栗栖 正充(東京電機大学)
姜 山(富士通研究所)
―お知らせ 22―
菅原 雄介(国士舘大学)
杉 正夫(電気通信大学)
髙信 英明(工学院大学)
土橋 宏規(立命館大学)
中村 幸博(NTT)
原田 達也(東京大学大学院)
松下光次郎(岐阜大学)
松本 高斉(日立製作所)
毛利 哲也(岐阜大学)
Mar., 2015
15/03/06 11:40
63
「データサイエンス研究のロボティクス応用にむけて」
特集について
人間には五感をはじめとした様々な感覚がある.それら
の感覚の入り口である感覚器は,外界・内界それぞれで常
目を通していただきたい.多岐にわたる内容が,きっと読
者の視野を広げてくれると思う.
に何かしらのデータに触れている(少なくとも触れられる
本特集の構成は次のようである.まず,分野を牽引して
立場にある)はずである.私たちが存在している世界の多
こられたお二人の先生方から,ロボティクス分野へのメッ
様さを考えれば,そのデータの量は,人間が持ちうる処理
セージも含めて,展望を示していただいた.はこだて未来
能力ではまったく届かないほど多いのだろう.しかし私た
大学の中島先生には,人工知能の研究者のお立場から,ロ
ちは普段それをほとんど意識しない.不要なデータは受け
ボティクスから見たデータサイエンスの位置づけや社会シ
付けず,必要なものだけを集めて解釈する.このとき,生
ステムへの応用事例についてご執筆いただいた.統計数理
命体として存在してきた経験がバイアスを構成し,極めて
研究所の樋口先生には,統計学の研究者のお立場から,
効率の良いデータの取捨選択と解釈を可能にしている.
データ同化に関する研究動向やロボティクス研究への期待
ロボットのような人工物に賢さを与えたいのであれば,
についてご執筆いただいた.また,最前線でご活躍の 5 名
上述したような仕組みが欲しい.外界センサ等を利用すれ
の研究者から,ご自身の研究成果を分野周辺の話題ととも
ばデータを集めることは容易である.しかし,データその
にご解説いただいた.京都大学の鹿島先生からは,関係
ものは単なる素材に過ぎない.そこで,ある決まりごとの
データのモデル化について,テンソル分解の話題を中心に
もとでデータが存在するのだとして,適切な解釈を行わせ
ご紹介いただいた.統計数理研究所の持橋先生からは自然
たい.さて,それを目指すロボティクスの研究者にはどの
言語処理の動向をご紹介いただき,特に形態素解析につい
ような知識と技術が必要か.
てご解説いただいた.国立情報学研究所の宇野先生からは
本特集は,このような考えを背景に,データサイエンス
類似検索アルゴリズムの有用性と難しさや,ご提案の複数
研究とロボティクス研究が今後つながりを強くしていくこ
ソート法についてご解説いただいた.東京大学の杉山先生
とを目指したものである.近年のデータサイエンスは,門
からは相互情報量を用いた機械学習について,関連する話
外漢から見ても発展目覚ましい分野である.様々な研究開
題を広くご解説いただいた.東北大学の岡谷先生からは,
発が進められており,応用としても,マーケティング,自
深層学習とその技術的背景,そして画像認識における動向
動翻訳,画像認識,ゲノム解析などの様々な方面で優れた
についてご解説いただいた.最後に,東北大学の大野先生
成果があがっていることは,高感度のアンテナをお持ちの
からは,筆者も一員となっている日本ロボット学会の
皆様であればよくご存知であろう.
「データ工学ロボティクス研究専門委員会」の紹介と,関
さて,知能ロボティクスの研究者の立場としては,セン
連する話題や今後の展開についてご執筆いただいた.
サや演算装置の性能が向上していることもあり,良質の
ロボティクス分野の研究者に「あなたはロボットをやっ
データを集めること自体は極めて簡単になった.その状況
ているが,ベースとなっている学問は何か」と尋ねれば,
をかんがみれば,データサイエンス分野の研究成果がロボ
様々な答えが返ってくると思う.複数の学問をあげる人も
ティクス分野に取り入れられていくのは自然な流れである
多いだろう.それでも,ロボットという共通の単語を持て
と思われる.実際のところ欧米に先行されている感は否め
るのであれば,それはロボティクス分野の懐の深さを示し
ないが,日本のロボティクスがますます発展し有用な分野
ているのではないか.今回ご紹介いただいた内容について
となっていくためには,ある面では協力し,大きな流れを
も,ご自身の研究に取り入れられるかどうかをぜひ考えて
ともに創っていくことが重要と考える.今回,筆者の好み
いただきたい.何かしらの可能性が見つかり,それでロボ
を大いに反映しつつも,様々な方面での最先端な話題をご
ティクスに新たな展開が生まれるようであれば,大変うれ
提供いただくことになった.ロボティクスの研究者の皆様
しい.
には,専門外だからと腰を引かずに,ぜひすべての記事に
日本ロボット学会誌 33 巻 2 号
p001_特集_責.indd 63
―1―
(山崎公俊 信州大学)
2015 年 3 月
2015/03/06 11:30
101
〔表紙説明〕
現代は公私を問わず様々な種類の,そして膨大な量のデ
ータがちまたに満ち溢れ,好むと好まざるとにかかわらず,
私たちはそれらと深くかかわらずに社会生活を送ることが
困難なほどになっています.様々なデータを上手に活用す
ることで,より安心,安全,便利に暮らしていくことが可
能である一方で,扱いを誤ると思わぬ事故やトラブル,犯
罪の原因になりかねないのも事実です.
これはロボットについても同じことが言えると思います.
ネットワーク接続とクラウドの活用が当たり前になりつ
つあるロボットにおいても,先述のようなメリット・デメ
リットを論理的,科学的に考察することは大変重要な課題
だと言えます.
そういう意味で今回の特集は,これからのロボットの在
るべき姿を考えるうえでも非常に意義深く,興味深いもの
だと思えます.
そんなワケで,今回はちまたに溢れるデータを上手に活
用して,人とロボットが協力し合う世界のイメージを絵に
してみました.ちょっと証券取引所っぽい匂いが漂ってま
すが,そこはそれ,イメージということで…(笑)
(園山隆輔< [email protected] > T-D-F)
編集後記
本特集を企画するにあたって,迷った末にデータサイエ
動をしています.
ンスという言葉を使うことにしました.これが適切であっ
筆者は修士課程の学生だったころ,多視点画像からの三
たかどうかは今でも確信が持てませんが,少なくとも筆者
次元形状復元を研究テーマとしていました.カメラからの
の思いつく限りでは,一番ぴったりとくる言葉でした.ご
画像取り込みに苦労し,バンドル調整の自作プログラムの
執筆いただいた先生方におかれましては,年末年始のお忙
バグの多さに涙したものです.ところが,ほどなくして
しい時節にお時間を割いていただきました.「ロボットの
USB カメラが Linux でも簡単に使えるようになり,OpenCV
研究者向けの解説とメッセージを」などというわがままな
を例とする様々なオープンソースが入手可能になりまし
注文に完璧なまでにご対応いただき,感謝の念に堪えませ
た.そして極め付けは Microsoft Kinect の登場でした.研
ん.また,素晴らしい表紙を作成下さった園山様,編集に
究の方法はもちろん,分野の構成員さえも大いに変えまし
ご尽力いただいた事務局の高橋様に感謝申し上げます.
た.実際のところ,それらはロボティクスのために発展し
今回は,最先端の面白い話題を集めることに重きを置き
たものではないはずで,インターネット,コンピュータビ
ました.そのため,特集全体のまとまりとしてはあまり一
ジョン,テレビゲームなど,それぞれの業界が別に存在し
貫性を感じられなかったかもしれません.それは企画者も
ていました.そこにちゃっかりどっかり乗っかれるロボテ
自覚していますし,直すべきは企画者の構成力不足ですの
ィクスという分野は,いつでも時代の波の一番前の方に乗
で,精進します.もし,興味のある話題を見つけられた読
ることができて,大変だけど幸せなのかもしれません.今
者は,今後,データ工学ロボティクス研究専門委員会の活
はデータサイエンスの流れが大きいようだし,これにも乗
動を注視していただければと思います.年 2 ∼ 3 回の講演
ってみよう.
会や RSJ 学術講演会での OS を通して,データサイエンス
(山崎公俊 信州大学)
研究の最先端の話題をロボティクス分野に届けるべく,活
日本ロボット学会誌 33 巻 2 号
p039_表紙・編集_責.indd 101
― 39 ―
2015 年 3 月
2015/03/06 11:34
一般記事寄稿票.indd 44
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