転送設定方法による動作の違いについて T365 では、届いたメールを学外のメールアドレスに転送することができます。設定は T365 のオプションから行いますが、設定方法によって転送されるメールの動作が下表のとおり異なります。ご自身の利用方法にあった設定をご利用ください。設定１オプション項目メールアカウント転送設定内容転送動作・転送設定できるメールアドレスは１つです。・転送されたメールの差出人は、メール送信者自身になります。・Office365 システム（T365 や学園メールなど）を経由した転送が可能。２自動処理受信トレイリダイレクトのルール・転送設定できるメールアドレスを複数設定する（最大１０件）ことが可能です。・転送されたメールの差出人は、メール送信者自身になります。・Office365 システム（T365 や学園メールなど）を経由した転送は不可能。３転送・転送設定できるメールアドレスを複数設定する（最大１０件）ことが可能です。・転送されたメールの差出人は、転送者になり、件名に「Fw:」が付きます。・Office365 システム（T365 や学園メールなど）を経由した転送は不可能。ただし、オプション項目のアカウント設定と自動処理設定は併用できません。両項目に設定を入れた場合は、アカウント設定が有効になります。（自動処理の設定は効きません。）次ページ以降に例として、東海太郎さんの T365 メールアドレスに届いたメールを学園メールに転送し、さらに学園メールから Gmail に転送する場合の動作の違いをまとめます。学園メールの転送設定にどの方法を使うかによって、Gmail に送られるかが決まります。また、学園メールで受け取ったメールを T365 に転送している方は、下記例の T365 と学園メールの順を入れ替えてお考えください。 1 【設定１】[オプション] - [メール] - [アカウント] - [転送] からの転送設定転送先のメールアドレスは 1 つしか設定できません。 ≪メール転送の動き≫ 学園メールで【設定 1】を利用 ⇒学園メールからさらに Gmail への A さんからのメール転送が可能。 T365 学園メール Gmail A さんからのメールとして学園メールに転送。 Gmail 学園メールで【設定 2】or【設定 3】を利用 ⇒学園メールからさらに Gmail への転送は不可能。 2 【設定２】[オプション] - [メール] - [自動処理] - [受信トレイのルール] からのリダイレクト設定転送先のメールアドレスを複数設定可能。（最大１０件 ※【補足２】参照） ≪メール転送の動き≫ 学園メールで【設定 1】を利用 ⇒学園メールからさらに Gmail への A さんからのメール転送が可能。 T365 学園メール Gmail A さんからのメールとして学園メールに転送。 Gmail 学園メールで【設定 2】or【設定 3】を利用 ⇒学園メールからさらに Gmail への転送は不可能。 3 【設定３】[オプション] - [メール] - [自動処理] - [受信トレイのルール] からの転送設定転送先のメールアドレスを複数設定可能。（最大１０件 ※【補足２】参照） ≪メール転送の動き≫ 学園メールで【設定 1】を利用 ⇒学園メールからさらに Gmail への A さんからのメール転送が可能。 T365 学園メール Gmail 東海太郎からのメールとして、学園メールに転送。メールのタイトルには「Fw:」が付く。 Gmail 学園メールで【設定 2】or【設定 3】を利用 ⇒学園メールからさらに Gmail への転送は不可能。 4 【補足１】 T365 で所属メールを使っている教職員は、次の点にも注意してください。 ≪所属メール利用の場合の注意点≫ 個人メールで【設定 1】を利用 ⇒個人メールからさらに Gmail への所属メール宛てのメール転送が可能。所属メール個人メール Gmail 所属メールでは【設定 1】【設定 2】【設定 3】のどの設定を使っても、個人メールへの転送は可能 Gmail 個人メールで【設定 2】or【設定 3】を利用 ⇒個人メールからさらに Gmail への転送は不可能。 5 【補足２】【設定２】若しくは【設定３】を利用すると、最大で１０件の転送先を設定できますが、以下の制限があります。予めご注意ください。受信トレイのルールでは、次の２つの方法でリダイレクト／転送先メールアドレスを設定することができます。１．１つのルールに１つのメールアドレスを設定する。２．１つのルールに複数のメールアドレスを設定する。１．の場合は最大で１０件のルールを登録することができ、そのすべての宛先にメールをリダイレクト／転送することができます。これに対し２．のように１つのルールに複数のリダイレクト／転送先メールアドレスを設定した場合は、内容によってはリダイレクト／転送されない宛先が出てきます。次にその違いを説明します。《すべての宛先にリダイレクト／転送できる設定》・ルール１：２件の宛先を設定・ルール２：５件の宛先を設定・ルール３：３件の宛先を設定ルール１からルール３までに登録されている宛先が１０件以内なので、設定したすべての宛先にメールがリダイレクト／転送されます。《すべての宛先にリダイレクト／転送できない設定》・ルール１：２件の宛先を設定・ルール２：５件の宛先を設定・ルール３：４件の宛先を設定ルール１からルール３までに登録されている宛先が１０件を超えてしまいます。この場合、１０件を超えてしまうルール自体が適用されません。上記例の場合、ルール３が適用されることにより宛先が１１件になってしまい、制限値（１０件）を超えてしまいます。そのため、ルール３は適用されず、結果リダイレクト／転送される宛先は７件（ルール１＋ルール２）となります。 6