金属のこ歯形・平形ガスケット 金属単体からなるガスケットで、金属板を所定の寸法形状に仕上げた平形ガスケットや、シール性を高めるため同心円の溝を付けた、のこ歯形ガ スケットがあります。 バルカー製品番号 540シリーズ 製品名 金属のこ歯形ガスケット 特長1 金属単体からなるガスケットで、金属板を所定の寸法形状に仕上げ、 シール性を高めるため同心円の溝を付けた、のこ歯形ガスケットで す。 特長2 任意の寸法で製作いたしますので、材質、形状、寸法をご指示くだ さい。なお、半導体関連、真空機器などに使用されているベーカブ ルフランジ(ICF、UFCフランジなど)用の無酸素銅ガスケットは、各 寸法を取り揃えています。 適用流体 水、海水、熱水、水蒸気、原油、アルコール、動植物油、熱媒油、一般溶剤、弱酸、弱アルカリ、強酸・強アルカリ、 空気、窒素ガス、不活性ガス、排ガス、可燃性ガス、毒性ガス、酸素、極低温流体、など 不適な流体 製作寸法 種類 備考 用途 高温、高圧の水蒸気やプロセスラインの塔、槽、熱交換器、オートクレーブ、バルブボンネットなどに用いられ、平 面座、溝形、はめこみ形のいずれの継手にも使用できます。 ■ 使用可能範囲 温度(℃) 圧力(MPa) 構成金属材料による 14.0 バルカホイル 貼付品の耐熱温度は、400℃です。400℃を超える場合は、別途ご相談ください。 構成金属材料の最高使用温度は「最高使用温度(参考)」をご覧ください。 温度と圧力は、それぞれ個別の使用限界を表しています。 ■ ご注文に際して ■ FAQ Q. シートガスケットなどで締め付け隙間で管理をしたいのですが、どのようにすればいいでしょうか? A. 隙間による管理は誤差が生じ易く正確な面圧が得られません。片締めの対策には有効ですので、トルク管理と併用してご活用ください。 Q. JPI、ASME/ANSI規格フランジのガスケット寸法の違いについて教えてください A. JPIは基本的にはASME/ANSIからの引用ですので、元数値のミリ換算時の丸め誤差で多少寸法が異なることはあります。実使用上は、どちら の寸法でも同等のガスケット機能を果たすと認識します。 Q. プラント運転中は問題なくても、停止、再運転時に漏れが発生することがあるのはなぜですか? A. 温度変化によりフランジ、ボルト、配管などの伸び縮みが起こります。その結果、温度低下時(再運転初期の低温時を含む)にはガスケット 部分に締付力低下の傾向が多く見られ、緩みによる漏れとなります。よって一般的には、初回熱付加後の再運転前に増し締め(締めなおし) をしていただくようお勧めしています。 Q. 漏れ発生時の増し締めは有効ですか? A. 有効です。漏れ時の増し締めは内圧を抜いてから増し締めを実施していただくようお願いいたします。ただし、ジョイントシートの場合で は温度による硬化があり破損する可能性があるなど、製品別に注意すべき点もございます。 Q. どのガスケットを選定すれば良いのかわからないので、選定してもらえないですか? A. ご使用条件と併せてお問合せいただければ、当社技術担当が選定し、適切な製品を推奨させていただきます。 ■ バルカーハンドブック技術編 ▶ (5)金属平形ガスケットおよびのこ歯形ガスケット ■ バルカーハンドブック寸法編 ▶ (3)JIS平面座管フランジ用のこ歯形ガスケット(表1.1.30) ▶ (4)JPI(ANSI/ASME)平面座管フランジ用のこ歯形ガスケット(表1.1.31) (C) 2014 NIPPON VALQUA INDUSTRIES,LTD. All rights reserved.
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