「背景透過」 ※ このマニュアルは、PowerPoint2013 で書かれています。 背景透過には2つの方法があります。「透明色を指定」する方法と、「背景の削除」をする方法です。 - 透明色を指定 - 背景が1色のイラストやシンボルに適した方法です。 背景透過したい画像を挿入するか、貼りつ 1 けます。 例として、イルカの画像を貼り付けまし た。 ※ ここでは背景が1色のシンボルで説 明します。 ※ 背景が透過されたことがわかりやす いように、海の写真が貼ってありま す。 ※ 例として No.5 の「イルカ」を使って いますが、No.5 は背景透過の画像が 最初から用意されています。本来はそ れを使ってもらえば、背景を透過する 必要はありません。 2 「色」→「透明色を指定」をクリック。 ※ 「色」が見当たらない場合は、画像を ダブルクリックするか、「図ツール」 「書式」をクリック。 -1- 3 透過させたい色(ここでは白)を、どこで もいいのでクリックします。 4 このように白い部分が透明になれば OK です。 補 背景の色は他の色でも透明にすることが 足 できます。 この機能は画像の中の1色を透明にする 機能なので、背景と同じ色がイラストにも 使われていると、それも含めて透明になっ てしまいます。 このような場合は、次ページの「背景の削 除」を使いましょう。 写真には、影があったり、同じ白に見えて も微妙に違っていたりで、キレイに背景を 透過できません。 写真の場合も、次ページの「背景の削除」 を使いましょう。 -2- - 背景の削除 - 細かな設定で背景を透過する方法です。 1 背景透過したい画像を挿入するか、貼りつ けます。 ここでも例として、イルカの画像を貼り付 けました。 2 「背景の削除」をクリック。 ※ 「背景の削除」が見当たらない場合 は、画像をダブルクリックするか、 「図 ツール」「書式」をクリック。 3 このように背景が透過される部分が紫色 で表示されます。 この場合、イルカの頭と尻尾の一部も紫に なっているので修正します。 4 枠を広げて、イルカが全て枠の中に入るよ うにすると、背景だけが紫になります。 -3- 5 イルカの画像以外の場所をどこでもいい のでクリックすれば、背景が透過されて完 成です。 6 次に、写真の背景を透過してみましょう。 何か写真を挿入します。 7 「背景の削除」をクリック。 PowerPoint が自動的になんとなく背景 8 を紫色にしてくれます。 イルカのときと同じように枠のサイズを 調整します。 なお、枠のサイズによって紫になる部分が 変わるので、単に広げるだけでなく、自分 が残したいところがいい感じに残るサイ ズをあれこれ試してみましょう。 9 この場合、手も消したいので、「削除する 領域としてマーク」をクリックします。 -4- 10 消したい部分に、クリックしながらマウス を動かし、線を引いていきます。 手の親指の部分が紫になりました。 大雑把でいいので、どんどん線を引きま す。 間違えて線を引いた場合は、 「Ctrl」+「Z」 キーで元に戻せます。 11 線を引いていくと、残したい部分も紫にな ってしまうことがあります。 12 今度は、「保持する領域としてマーク」を クリックします。 13 残したい部分に線を引きます。 14 「削除」と「保持」を細かく設定すると、 このように背景を削除することができま す。 -5- 使う写真は、できるだけ背景が白いものを 補 使いましょう。 すると、細かい設定をしなくても一発で背 足 景を透過することができます。 なお、被写体が白い場合は、逆に黒い背景 のものを使いましょう。(白い背景に白い 被写体だとパソコンが自動で境界を見つ けづらいので) 使う画像はできるだけ解像度が高いもの (サイズを大きくしてもキレイな画像)を 使いましょう。 左は解像度が高く、右は低いものです。 低いと、ふちがギザギザします。 背景を削除するだけでなく、シンボルの一 部を削除することもできます。 例では、「みずをふく」というシンボルか ら水の部分を削除してみました。 他のシンボルと組み合わせて新しいシン ボルを作ることもできます。 背景がごちゃごちゃしたものや細かい部 分があるものなど、PowerPoint の機能で は背景透過するのに限界があります。 さらにキレイな背景透過を目指すなら、画 像編集ソフトの購入をお勧めします。 比較的安価なものなら「PaintShop」があ ります。 -6-
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