2013年 6月 6日

<はじめに>
JEITAでは、電子情報産業の幅広い製品分野において、様々な調査統計事業を
実施しています。これらの活動の成果である、統計データ・調査統計レポートの概要を
内外の皆さまにお伝えし、データを広くご活用いただくことを目的として、このエグゼクティ
ブサマリ集を作成致しました。本誌に掲載の統計データや調査統計レポートが、皆さま
のお役に立てば幸いです。
<目次>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
はじめに
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
目次
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2
電子情報産業の分類と調査統計データの種類・規模・公開時期
Part1
統計データのご紹介
Part2
調査統計レポートのご紹介~Executive Summary~
1.
2.
3.
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
10.
11.
12.
13.
14.
15.
16.
17.
業界統計データのご紹介と発表スケジュール
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6
官庁統計について
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8
JEITA会員用・官庁統計データベース「DISH」のご紹介
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8
電子情報産業の世界生産見通し
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12
注目分野に関する動向調査
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14
移動電話に関する市場調査報告書
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16
AV&IT機器世界需要動向~2019年までの展望~
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18
コンシューマエレクトロニクス業界が描く10年後の社会
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 19
民生用電子機器国内出荷データ集
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 20
サーバ・ワークステーションに関する市場調査報告書
情報端末装置に関する市場調査報告書(入力装置に関する調査報告書、磁気記憶装置に
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 21
関する調査報告書)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 23
プリンターに関する調査報告書
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 25
端末装置に関する調査報告書
・・・・・・・・・・・
27
医療機器調査報告書
2009年-2013年 ~世界49ヵ国の輸出入統計~
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 29
監視カメラ出荷統計データ集
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 30
2024年までの電子部品技術ロードマップ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 32
主要電子機器の世界生産状況
2013年-2015年
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 34
電子部品グローバル出荷統計
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 36
ICガイドブック
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 38
ソフトウェアおよびソリューションサービス市場規模調査について
各調査統計レポート一覧 INDEX
-1-
電子情報産業の分類と調査統計データの種類・規模・公開時期
電子情報産業(世界生産:284.0兆円/日系生産:40.8兆円)※赤本2014年見込
電子工業(207.6兆円/35.0兆円)
電
子
機
器
AV機器
薄型テレビ、映像記録再生機器、撮像機器、音声機器、カーAVC機器
情報通信機器
通信機器(52.1兆円/3.8兆円)
(21.4兆円/6.6兆円)
(115.4兆円/13.6兆円)
放送装置、固定通信装置、携帯電話・PHS・スマートフォン、基地局通信
装置、海上航空移動通信装置、業務用無線装置、レーダ装置、無線位
置測定装置、ITS関連装置、有線通信装置
コンピュータ及び情報端末(49.5兆円/7.3兆円)
メインフレームコンピュータ、サーバ、パソコン、ネットワークストレージ、磁気
ディスク装置、ディスプレイモニタ、プリンタ、イメージスキャナ、OCR、電子タブ
レット端末、金融端末装置、流通POS端末、ハンディターミナル、キオスク
端末装置
その他の電子機器(13.8兆円/2.5兆円)
電気計測器、医用電子機器、業務用映像装置、電子応用装置、事務
用機械
電
子
部
品
デ
バ
イ
ス
電子部品
(21.5兆円/8.2兆円)
受動部品(コンデンサ、抵抗器、トランス、コイル他)、接続部品(スイッチ、コ
ネクタ他)、変換部品(音響部品、センサ、アクチュエータ他)、その他の電子
部品(電子回路基板、電源部品、高周波部品他)
ディスプレイデバイス
液晶デバイス、その他のディスプレイデバイス
半導体
半導体素子、集積回路(メモリ、マイクロ、ロジック、アナログ、混成集積回
路)、その他の半導体(オプトエレクトロニクス、センサ)
(15.1兆円/1.9兆円)
(34.3兆円/4.7兆円)
ITソリューション・サービス
SI開発、ソフトウェア、アウトソーシング・その他サービス
(76.4兆円/5.8兆円)
※四捨五入の関係で内訳と合計値が合わない場合がある。
-2-
(統計・レポートの名称)
(掲載データの種類)
電子情報産業の世界生産見通し
世界生産(金額)
日系企業生産(金額)
電子工業の生産実績表
電子工業の輸出実績表
電子工業の輸入実績表
(2014年/年度規模) (公開時期)
284兆円*4
41兆円*4
12月
国内生産(台数・金額)
輸出(台数・金額)
輸入(台数・金額)
11兆7,962億円
9兆3,923億円
10兆8,681億円
毎月
毎月
毎月
民生用電子機器国内出荷統計
受信システム機器国内出荷統計
ケーブルテレビ関連機器国内出荷統計
AV&IT機器世界需要動向
主要電子機器の世界生産状況
国内出荷(台数・金額)
国内出荷(台数)
国内出荷(金額)
世界需要(台数)
世界生産(台数)
1兆3,420億円
-
473億円*7
-
-
移動電話国内出荷統計
産業用電子機器受注/出荷統計
移動電話に関する市場調査報告書
主要電子機器の世界生産状況
国内出荷(台数)
総需要(金額)
国内需要(台数)
国内出荷(台数・金額)
世界生産(台数)
-
1兆2,710億円*1*5
-
7,235億円*5
-
パーソナルコンピュータ国内出荷統計
タブレット端末国内出荷統計
サーバ・ワークステーション出荷統計
情報端末関係各出荷統計
情報端末装置に関する市場調査報告書
端末装置に関する調査報告書
プリンターに関する調査報告書
入力装置に関する調査報告書
磁気記憶装置に関する調査報告書
主要電子機器の世界生産状況
国内出荷(台数・金額)
国内出荷(台数)
総出荷(台数・金額)
グローバル出荷(台数)
世界市場(台数)
総出荷(台数・金額)
世界市場(台数)
総出荷(台数・金額)
世界市場(台数)
世界生産(台数)
8,581億円
-
3,478億円*5
-
-
1,876億円*5
-
942億円*5
-
-
毎月
四半期毎
四半期毎
四半期毎
6月
6月
6月
6月
6月
3月
産業用電子機器受注/出荷統計
監視カメラ出荷統計データ集
医療機器調査報告書
医療機器調査報告書
総需要(金額)
国内出荷(台数・金額)
世界49国の輸出計(金額)
世界49国の輸入計(金額)
5,754億円*5
447億円
19.1兆円*2
18.4兆円*2
毎月
6月
不定期
不定期
電子部品企業グローバル動向調査
電子材料生産実績
センサ・グローバル状況調査 *半導体、モジュール、ユニット、装置を含む
グローバル出荷(金額)
国内生産(重量・金額)
グローバル出荷(台数・金額)
3兆9,372億円*5
1,498億円
8,839億円*6
毎月
毎月
三年毎
電子工業の生産実績表(液晶デバイス・電子管)
電子工業の輸出実績表(電子管)
電子工業の輸入実績表(ディスプレイデバイス・電子管)
国内生産(台数・金額)
輸出(台数・金額)
輸入(台数・金額)
1兆8,315億円
246億円
1,547億円
毎月
毎月
毎月
電子工業の生産実績表(半導体素子・集積回路)
電子工業の輸出実績表(半導体素子・集積回路)
電子工業の輸出実績表(半導体素子・集積回路)
WSTS半導体市場予測
ICガイドブック
国内生産(台数・金額)
輸出(台数・金額)
輸入(台数・金額)
世界市場(金額)
世界市場(金額)
3兆2,492億円
3兆2,486億円
2兆7,815億円
35.5兆円*3
-
毎月
毎月
毎月
6月、12月
不定期
ソフトウェアおよびソリューションサービス市場規模調査
国内市場(金額)
5.6兆円*7
毎月
半期毎
年度毎
2月
3月
毎月
毎月
3月
3月
3月
年度毎
注)*1:移動電話を含む、*2:掲載はK$表記を円換算、*3:掲載はM$表記を円換算、*4:見込み、*5:年度、*6:2011年実績、*7:2013年度実績
-3-
Part1
統計データのご紹介
1.業界統計データのご紹介と発表スケジュール
電子情報産業関係の業界統計データをホームページにて公開しています。
JEITA統計のホームページ http://www.jeita.or.jp/japanese/stat/
▼民生用電子機器国内出荷統計・・・・・・・・・・・・・・・・・毎月(翌月の第4週頃)
(映像機器、音声機器、カーAVC機器)
-薄型テレビ、DVD/BDビデオ、デジタルビデオカメラ、カーナビゲーションシステム等の台数とカテゴリ毎の金額を
毎月タイムリーに発表、AV機器の国内市場動向を把握するのに最適な統計。経済指標のひとつとして高い
評価を得ている。
▼パーソナルコンピュータ国内出荷統計・・・・・・・・・・・・・・毎月(翌月の第4週頃)
-デスクトップパソコン、ノートパソコンの台数・金額を毎月タイムリーに発表、パソコンの国内市場動向を把握す
るのに最適な統計。経済指標のひとつとして高い評価を得ている。
▼産業用電子機器受注/出荷統計 ・・・・・・・・・・・・・・毎月(翌々月の第3週頃)
-参加会社は53社を誇る。放送装置、固定通信装置、基地局通信装置、移動局通信装置、無線応用装
置、業務用映像装置、超音波応用装置、電気計測器の受注/出荷状況を毎月タイムリーに発表、世の中
にデータが少ない、産業用の電子機器の動向を把握するのに最適な統計。
▼移動電話国内出荷統計 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・毎月(翌々月の第2週頃)
-携帯電話・PHS、スマートフォンの台数を毎月タイムリーに発表、携帯電話8社、公衆用PHS5社の統計。移
動電話の国内動向を把握するのに最適な統計。経済指標のひとつとして高い評価を得ている。
▼受信システム機器国内出荷統計・・・・・・・・・・・・・・・・・半期(10,4月頃)
-テレビ受信アンテナ、能動機器、受動機器の国内出荷台数を発表。
▼ケーブルテレビ関連機器国内出荷統計・・・・・・・・・・・・年度毎(9月頃)
-ケーブルテレビ関連機器の国内出荷金額を発表。
▼タブレット端末国内出荷統計・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・四半期(7,10,1,4月頃)
-タブレット端末の国内出荷台数を発表。
注)キャリア向けに出荷したタブレット端末は含んでいない。
▼サーバ・ワークステーション出荷統計・・・・・・・・・・・・・・・四半期(7,10,1,4月頃)
-IAサーバやUNIXサーバで構成されるオープンサーバと、メインフレーム、独自OSサーバ、ワークステーションの台
数・金額を発表、価格帯別や産業別のデータも併せて発表している。国内でのサーバ動向を把握するのに最
適な統計。
▼ 情報端末関連機器出荷統計・・・・・・・・・・・・・・・・・・・四半期(7,10,1,4月頃)
-プリンター、イメージスキャナのグローバル出荷を把握
-金融端末装置、流通POS端末装置、ハンディターミナル、OCR、ディスプレイの国内出荷を把握
-6-
▼電子部品グローバル出荷統計 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・毎月(翌々月の月末頃)
-電子部品の出荷を製品別/地域毎に毎月タイムリーに発表しており、電子部品のグローバル動向の把握に
最適。世界の電子機器動向把握の先行指標としても、評価が高い統計。
▼電子材料生産統計・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・毎月(翌々月の月末頃)
-電子材料の国内生産額と重量(指数)を毎月タイムリーに発表。
▼センサ・グローバル動向調査・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・三年毎(3月頃)
-センサデバイス、センサモジュール、センサユニット、センサ装置、センサシステムまで全てのセンサを対象とした、
JEITA内外の85社の統計。測定原理別/需要部門別/地域別/種類別で計上しており、調査結果は、
すべて有償頒布している。学術的にも価値の高い統計。
▼ ソフトウェアおよびソリューションサービス市場規模調査・・年度毎(7月頃)
-SI開発、ソフトウェア、アウトソーシング・その他サービスの各社売上を計上、年間約6兆円の規模を誇る統計。
[関連統計]
▼世界半導体市場統計(WSTS) ・・・・・・・・・・・・・・・半期(6,12月頃)
-半導体の世界統計、年2回春と秋に見通しと共に発表している。半導体の世界市場を把握するのに最適。
▼使用済みパソコンの回収実績(PC3R) ・・・・・・・・・・四半期(7,10,1,4月頃)
-パソコンのリサイクルでの回収実績を報告。
各業界統計では、参加会社を募集しています。
当協会の会員企業で、製品の販売/生産を行っている企業であれば、業界統計に参加することができます。参
加企業へは、集計日に集計結果をフィードバック、社内で自社動向と業界動向の比較や経営資料/事業計画の
作成等に幅広く活用することができます。
また、業界統計の中には、JEITA会員企業以外で参加・ご協力いただける企業を募集している統計もあります。
(各統計規約・実施要領に定められております。)詳しくは、各担当者にお問い合わせください。
■民生用電子機器国内出荷統計、パーソナルコンピュータ国内出荷統計、受信システム機器国内出荷統計、タブレッ
ト端末国内出荷統計・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
コンシューマ・プロダクツ部 志村
■産業用電子機器受注/出荷統計・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
インダストリ・システム部 近藤
■移動電話国内出荷統計・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
総合企画部 小島
■サーバ・ワークステーション出荷統計・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
インダストリ・システム部 中崎
■情報端末関連機器出荷統計・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
インダストリ・システム部 吉田・北田・中崎
■電子部品グローバル出荷統計、電子材料生産統計・・・・・・・・
電子部品部 木村・西島
■センサ・グローバル動向調査・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
総合企画部 高瀬・小島
■ソフトウェアおよびソリューションサービス市場規模調査・・・・・・・・
インダストリ・システム部 内田
一般社団法人 電子情報技術産業協会 03-5218-1052(代表)
-7-
2.官庁統計について
日本の電子工業(ハードウェア)の生産・輸出入について、官庁統計データを毎月JEITA
のホームページに掲載しています。官庁統計のデータは、わが国の産業政策を検討する際の
基本データとなっています。
JEITA統計のホームページ http://www.jeita.or.jp/japanese/stat/
▼日本の電子工業の生産・輸出・輸入
■電子工業の生産実績表・・・・・・・・・・・・・ 毎月(翌々月の第3週頃)
[経済産業省生産動態統計による]
■電子工業の輸出入実績表・・・・・・・・・・・ 輸出:毎月(翌々月の第1週頃)
[財務省貿易統計による]
輸入:毎月(三ヶ月後の第1週頃)
※年報修正等には対応していません。
3.JEITA正会員用・官庁統計データベース「DISH」のご紹介
JEITA統計データベースシステム「DISH」は、当協会が正会員企業の皆様向けにご提供
している官庁統計のデータベースシステムです。日本の電子工業の生産輸出入データを品
目別に1991年より遡って品目別に月別/四半期別/年別に検索することができます。ま
た輸出入データについては、地域別の検索も可能となっています。年報修正等にも対応して
おり、とても便利なデータベースです。
【どうすれば利用できるのか】
JEITA正会員用のサイトより、無料でご利用いただけます。
※最初にご登録が必要です。
【URLは】
JEITA会員サイト http://www.jeita.or.jp/kaiin/
-8-
Part2 調査統計レポートのご紹介
~ Executive Summary ~
◆各レポートのサマリ内容は発行時点の情報です。
電子情報産業の世界生産見通し
~インターネットに繋がる入口端末の市場急拡大と
自動車市場の堅調な拡大を取り込んだ
電子部品デバイスの伸長により、2015年4年連続のプラス成長を見通した~
総 合
調査統計委員会(総合企画部)
当協会では、会員トップニーズの反映を目指して、2007年度より総合政策部会傘下に「調査統計委員
会」を設置し、活動しています。2014年度につきましても、各製品別部会や関連団体の協力を得ながら、総
合力アピールを目的として、「電子情報産業の世界生産見通し」をとりまとめ、年末の12月には、山本会長
会見による記者発表を、1月には東京と大阪で講演会を行いました。
JEITAを代表する17品目の市場動向・見通しの解説と共に、世界の中での日系企業や国内生産の位置
づけをコンパクトに分かりやすくとりまとめた、エグゼクティブやマーケット担当者必携の冊子となっています。
背
景
2014年の世界経済は、米国経済の回復と共に、新興国を中心に、スマートフォン、タブレット端末、薄型テレ
ビなどの堅調な消費を背景に緩やかな回復基調が続いている。またインターネットに繋がる機器を個々人が身に
つけ持ち運ぶ流れが拡がり、いつでも、どこでも、誰とでも、自由に繋がることができるようになり、私達の生活の幅
はますます拡がりつつある。また車の電装化の拡がりは、新たな活躍の場を広げており、さらにセキュリティ意識の
高まりや攻めのIT利活用ニーズの高まりと相まって、今後も電子情報産業は、大いに成長が期待できる重要な
産業と位置づけられている。
電子情報産業の世界生産見通し
2014年の電子情報産業は、新興諸国ではスマートフォンやタブレット端末等のインターネット入口端末の市場
が高速無線通信網の発達と共に大幅に拡大しており、低価格ニーズに応えユーザに支持された新たなメーカの
興隆も相まって電子部品デバイスの裾野は拡がりつつある。このような中、2014年の電子情報産業(電子工
業とITソリューション・サービスの合計)の世界生産額は、3年連続のプラス成長を見込んだ。
2015年世界生産伸び率
電子情報産業の世界生産見通し
ITソリューション・サービス
電子部品・デバイス
電子情報産業 計
伸び率(右目盛り)
24%
8%
350
300
-14%
150
100
50
0
-1%
257.8
250
200
2%
190.8
89.5
206.1
203.4
96.9
30%
10%
284.0
5%
297.9
136.7
54.7
51.4
51.4
55.3
54.7
55.1
56.1
-10%
142.7
-50%
100.5
46.0
10%
-30%
207.9
124.8
96.7
世界生産伸び率
電子情報産業 計
(兆円)
400
(JEITA推計)
電子機器
-70%
62.9
70.1
70.9
74.6
76.4
80.6
-90%
-110%
-130%
2009
2010
2011
2012
2013
2014
2015
2015年
電子工業(ハードウェア) 計
5%
電子機器 計
4%
電子部品・デバイス 計
5%
ITソリューションサービス 計
6%
AV機器
通信機器
コンピュータ情報端末
その他の電子機器
電子部品
ディスプレイデバイス
半導体
SI開発
アウトソーシング・その他
アウトソーシング・その他
ソフトウェア
ソフトウェア
※2014年12月発表時点の見通し
- 10 -
5%
3%
6%
3%
6%
4%
10%
3%
5%
4%
7%
総
合
電子情報産業の世界生産見通し2014
2015年の電子情報産業では、世界的に増加しているサイバー攻撃に対抗するセキュリティ対策や、攻めのIT投資が
活発化することで社会インフラ分野での新しい価値が創造される動きが進む。さらにインターネット入口端末やIT化の進
む自動車市場の拡大は、電子部品・半導体・ディスプレイデバイスの需要増に繋がることから、2015年の電子情報産
業の世界生産額は4年連続のプラス成長を見通した。
日系企業の世界生産見通し
電子情報産業における2014年の日系企業生産額(海外生産分を含む)は、為替変動の恩恵も受け、 2年連続
のプラス成長を見込んだ。2015年はグローバル化の進展から日系海外生産は高水準を維持するが、競争激化により伸
び率の鈍化が懸念される。しかし、高信頼性・高級志向の高まりも期待できることから、3年連続のプラス成長を見通した。
日系企業の市場環境を見ると、国際競争力の向上や政府の成長戦略が、企業業績に対するプラス要因となっている。ま
た、海外では低価格攻勢をかける新興メーカとの競争が激化、またスマートフォンの拡がりは、単体製品として従来確立さ
れていた個人向けデジタル機器市場を浸食している。一方で、高信頼性や高画素化、省エネ化など日系メーカの得意技
術を盛り込んだ製品へのニーズも顕在化しつつある。
電子工業の国内生産見通し
電子工業における2014年の国内生産額は、4年ぶりとなるプラス成長を見込んだ。今後は輸出の回復や国内需要の
改善も期待できることから、2015年では、2年連続のプラス成長を見通した。国内経済は消費税増税後の景気減速の
逆風があるが円安が企業業績の回復を後押しし、更新需要を中心に設備投資も回復に向かいつつある。電子工業では、
世界的なスマートフォン大画面化や高精細化が追い風となり、特にキーデバイスであり輸出の柱となっているディスプレイデ
バイスや半導体などが国内生産増加の牽引役となっている。また、電気計測器等の産業機器の輸出に改善の動きが見ら
れることから、電子工業における2014年の国内生産額は、東日本大震災の影響で落ち込んだ2011年以降、実に4年
ぶりとなる、プラス成長を見込んだ。
刊行案内・構成
■書 名:電子情報産業の世界生産見通し2014
■サ イ ズ:A4判 40頁(2014年12月発行)
■頒
価:一般 6,480円/会員 3,240円(税込)
■発
行:一般社団法人 電子情報技術産業協会
■編
著:調査統計委員会/世界生産見通しWG
※A4判8ページ「注目分野に関する動向調査」付き
電子情報産業の世界生産見通し調査結果を金額ベース
でまとめた冊子。世界の中での日系企業の位置づけ、国
内生産の状況を分かりやすく解説した。
- 11 -
総論:世界生産、日系企業生産、国内生産、
日系シェア、地域別生産・需要ウェイト
各論:電子情報産業を代表する17品目の分析
【JEITAを代表する17品目】
薄型テレビ、映像記録再生機器、撮像機器、
カーAVC機器、携帯電話、サーバ・ストレージ、パソコン、
液晶モニタ、プリンタ、イメージスキャナ/OCR、
電子タブレット端末、電気計測器、医用電子機器、
電子部品、ディスプレイデバイス、半導体、
ITソリューション・サービス
毎年12月に刊行
総 合
注目分野に関する動向調査
01
02
03
サイバーセキュリティ
セキュリティ機器
202X年 街・東京 セキュリティ未来像
調査統計委員会(総合企画部)
当協会の注目分野に関する動向調査は、
我が国電子情報産業の強みや、ITと連携
した新しい市場の創出が期待される分野を
把握するため、2010年より「電子情報産
業の世界生産見通し」を補完する調査とし
てスタート致しました。毎年テーマ毎に、日
系企業の技術力を必要とする分野の洗い
出しや、グローバルな視点での市場規模把
握と見通し作成を行うことで産業の地位向
上、世界水準での事業環境の整備と市場
振興、そして未来への夢をアピールすること
を目的に活動を行っています。
◆これまでの注目分野テーマ◆
2010年・下村会長 :パワー半導体、リチウムイオン電池、ス
マートグリッド
2011年・矢野会長 :クラウドコンピューティング、太陽電池セ
ル・モジュール、LED
2012年・中鉢会長 :ヘルスケア・メディカル、センサ、JEITAセ
ンサ・グローバル状況調査
2013年・佐々木会長:M2M/IoT、カーエレクトロニクス
2014年・山本会長 :サイバーセキュリティ、セキュリティ機器、
202X年 街・東京 セキュリティ未来像
背
景
スマートフォンやタブレット端末をはじめ、様々な機器がインターネットに繋がるloT(lnternet of Things)社
会が到来しつつある。そしてITの応用分野が産業機器から社会インフラ、さらには家庭分野へと社会のあらゆる
分野に浸透していくことで、人々の日々の活動におけるITインフラへの依存度が飛躍的に高まり、その結果として
セキュリティ問題発生時の被害インパクトがますます大きくなっている。そのような中、5年目となる注目分野調査
では、安心・安全な社会を実現するために重要となる「セキュリティ」に注目し、「サイバーセキュリティ」と「セキュリ
ティ櫨器」を取り上げた。さらに、今回初の試みとしてセキュリティ機器の使用シーンにスポットを当て「202X年
街・東京セキュリティ未来像」をイラストで表現した。
サイバーセキュリティ
2025年の世界需要額見通し
<総額>
 16.9兆円、12年間の年平均9.4%増
(百億円)
サイバーセキュリティ世界需要額見通し
2,000
セキュリティサービス:9.6兆円、年平均9.0%増
セキュリティツール:7.2兆円、年平均9.9%増
<背景>
金融・官公庁・製造業等のインフラシステム等へ
の外的脅威が増大しつつあり、被害が広範囲に及ぶ
リスクが高まっている。大切な企業情報や権利情報、
個人情報を守るため世界的にサイバーセキュリティ対
策が急務となっている。
1,685
1,800
1,600
1,400
1,200
2013-2025年
年平均9.4%増
800
600
400
200
サイバー
セキュリティ計
1,000
セキュリティ
ツール
575
232
962
セキュリティ
サービス
343
0
2013
- 12 -
723
2025
総
合
注目分野に関する動向調査2014
セキュリティ機器
2025年の世界需要額見通し
<総額>
 40.9兆円、12年間の年平均8.7%増
<背景>
セキュリティ機器の世界需要額見通し
(百億円)
5000
セキュリティ機器計
4,173
4500
4000
公共交通機関や商業施設といった街の安全や、自
3500
然災害に対する防災、犯罪から身を守る防犯など「安
2013-2025年
年平均8.7%増
3000
全ニーズ」が益々増加する中、セキュリティ機器・サー
526
617
2000
1500
像監視を中心に高解像度・高圧縮を両立した高い技
1000
術力で実績を確保している。
500
0
映像監視
アクセス制御・誘導
イベント監視・通報
防災・危機管理
2500
ビスの需要拡大が期待できる。中でも日系企業は映
1,496
106
148
310
448
213
271
2013
202X年
341
1358
その他
サービス
603
728
2025
街・東京セキュリティ未来像
<背景>
多くの人が、イメージしやすい活用シーンにスポットを当て、202X年「街・東京のセキュリティ未来像」をイラスト化した。
○交通:空港や駅などの入退室管理
○ショッピングセンター:デジタルサイネージ緊急避難指示
○病院:ウェアラブルを使った緊急通報
○イベント:警備ロボットを使った迷子対応
○住宅:TVへの災害時の非難指示および家族の居場所案内
刊行案内・構成
■書 名:注目分野に関する動向調査2014
■サ イ ズ:A4判 8頁(2014年12月発行)
■頒
価:一般 3,240円/会員 2,160円(税込)
■発
行:一般社団法人 電子情報技術産業協会
■編
著:調査統計委員会/世界生産見通しWG
冊子のPDFと共に、グラフ加工に便利な
「セキュリティ世界需要額見通しデータ編・数表エ
クセル付」のPDF版も頒布してます。
頒価 会員 10,800円 会員外 21,600円
※詳しくは、JEITAホームページ参照
毎年12月に刊行
- 13 -
総 合
移動電話に関する市場調査報告書
~スマートフォン市場成熟化から新たなステージへ~
移動電話WG(総合企画部)
移動電話WGでは、移動電話の市場動向の把握、業界自主統計の整備、市場における課題の把握と対応
や新規需要の創造および市場育成を目的として活動を行い、その結果を本報告書にまとめました。
業界自主統計だけでは把握できない国内需要台数を推計するとともに、2020年までの見通しをまとめ
ています。また、本WGで実施した販売店調査や専門家ヒアリングなどの調査結果より浮かび上がった市
場の課題を整理しています。本誌が皆様のお役にたてば幸いです。
背
景
スマートフォンの急速な市場拡大、そして、LTEサービスの開始により、高速通信環境は急速に拡大し、
様々なサービスが拡がった。その結果、利用シーンが増えたことで、状況に応じて端末の使い分けをする
「複数台持ち」の人口が増えた。また、格安SIMサービスの認知度の向上や、SIMフリー義務化など、携
帯電話市場は絶え間なく変化しており、ウェアラブル端末への拡がりも含め、本市場への期待は今後も続
くと考えられる。
国内需要台数推計と2020年までの見通し
統計参加外企業を含めた2014年における日本市場全体の需要台数は、41,872千台、前年比96.0%と2
年連続でマイナスとなった。うち、スマートフォンは29,928千台、前年比99.0%、スマートフォン比率
は2013年の69.4%から71.5%に微増となった。2015年以降の国内需要台数は、ほぼ横ばいで推移、
2020年には41,622千台、スマートフォン比率は77.6%に達するものと見通した。2020年東京五輪に向
け、便利なツールとして発展し、色々な利活用シーンへ広げることで、スマートフォンとその周辺市場の
拡大につながっていくものと考えられる。また、2020年の実用化に向けた5Gの開発など、高速化、大容
量化が可能な通信技術の導入により、更なる利便性向上や新たなビジネスが創造されることが期待される。
単位:千台、%
60,000
移動電話国内需要台数推移と見通し(暦年)
2015年以降は見通し
50,000
40,000
(113.4)
(99.8)
(100.1)
(100.0)
(96.0)(99.3)
(100.3)(100.1)
(99.6)
(101.2)
(110.1)
(80.1)
(前年比)
フィーチャーフォン他
【77.6】
【76.7】
スマートフォン
【74.4】
【77.3】
【73.3】
【75.7】
【スマートフォン比率】
【71.5】
【69.4】
【69.0】
30,000
20,000
10,000
0
移動電話 計
【41.7】
【17.4】
【6.3】
出典:JEITA
- 14 -
総
合
移動電話に関する市場調査報告書
世界市場における移動電話の現状と将来に関する調査
2015年の移動電話の世界生産台数は17億4,602万台、前年比106.4%と見通した。また、スマート
フォン比率についても2015年には8割を越える見通しである。新興諸国向けの廉価版スマートフォンが市
場を牽引し、スマートフォンは世界的に需要が急拡大すると考えられる。更に、世界的にフィーチャー
フォンからスマートフォンへシフトに急激にシフトしているため、LTE商用サービスを導入するキャリア
が急速に拡大し、LTEへの投資拡大は今後も続くと見込まれる。
また、2014年には米国を中心にスマートフォンと連携して新たな利活用シーンを提供する「ウェアラ
ブル端末」のラインアップも増え、今後更なる市場の拡がりが期待できる。
販売店調査・新モデル調査・日本市場の課題調査
販売店調査では、「iPhone」のブランド力は圧倒的であり、スマートフォンのデザインは、持ちやすさ
が重要視されている。また、買い替えパターンはスマートフォンからスマートフォンが中心であるが、
フィーチャーフォンからフィーチャーフォンへ買い替えるユーザも一定数おり、その他、利便性を考慮し
て、フィーチャーフォンとタブレット端末の2台持ちといった使い分けをしているユーザも多く見られる。
新モデル調査では、品目カテゴリの構成比や画面サイズの変化が見られた。スマートフォンの画面サイ
ズは大型化がさらに進み、5インチ以上が6割を超えた。海外メーカブランドのスマートフォンモデルの比
率は全体で50%弱、2013年から大きな変化は無く、今後も同様の傾向が続くと考える。
しかし、SIMフリーやMVNOを背景とした格安スマートフォンの登場により、ユーザは通信料金が安い
端末を利用できることから、通信事業者以外の異業種からスマートフォン市場へ参入してきている現状も
ある。専門家ヒアリングでは、今後、通信料金やサービスの競争が激化していくことが考えられるとの指
摘もあり、今後の動向が注目されている。
刊行案内・目次
■書
毎年3月に刊行
名:移動電話に関する市場調査報告書
~スマートフォン市場成熟化から新たなステージへ~
■サ イ ズ:A4判70頁(2015年3月)
■頒
価:一般 21,600円/会員 10,800円(税込)
■発
行:一般社団法人 電子情報技術産業協会
■編
著:移動電話WG
■目
第1章
第2章
2.1
2.2
2.3
2.4
2.5
次:
調査の概要
日本市場における移動電話の将来に関する調査
調査の概要
移動電話の日本市場(内需)動向
携帯電話の国内出荷(統計実績)動向
公衆用PHSの国内出荷(統計実績)動向
日本市場におけるトピックス
第3章 世界市場における移動電話の現状と将来に関する調査
3.1 調査の概要
3.2 移動電話の世界市場動向
3.3 世界市場におけるトピックス
第4章 移動電話を取り巻く日本市場の現状に関する調査
4.1 販売店の現状調査
4.2 日本市場における電気通信事業者の新モデル調査
4.3 日本市場における移動電話の課題に関するヒアリング
第5章 まとめ
5.1 2014年度調査のまとめと考察
5.2 移動電話市場に関する課題
5.3 今後の活動
- 15 -
コンシューマ・
エレクトロニ
クス
AV&IT機器世界需要動向
~ 2019年までの展望 ~
CE部会AV&IT機器世界需要動向調査タスクフォース(コンシューマ・プロダクツ部)
CE部会では、コンシューマエレクトロニクス及びパーソナルコンピュータ分野の健全な普及を目指し、環境・
省エネ、標準化、調査統計など当該分野の諸課題に対応するとともに、必要な施策を立案・実行するための
検討を行っています。本タスクフォースでは、フラットパネルテレビ、BD・DVD、音声機器、パーソナルコン
ピュータ、タブレット端末など主要AV及びIT機器を対象とした世界需要動向調査を実施し、調査報告書と
して「AV&IT機器世界需要動向~2019年までの展望~」を発行致しました。本書は「黒本」の愛称で親し
まれ、1991年の初版発行以来、今年で25版目の発行となっています。
背
景
会員企業のグローバルな事業展開を見据え、世界各国・地域における主要AV&IT機器のワールドワイド
ベースでの需要動向を把握することを目的に調査を実施した。
なお、2014年度版では、フラットパネルテレビの内数として、新たに「放送と通信連携対応テレビ」を追加し、ま
た、4K(対応)テレビについては中国、米国、西欧も調査対象地域に加えるなど、対象品目、並びに対象国
を充実させた。
要
約
ここでは、報告書の中から、フラットパネルテレビの需要動向についてその一部を紹介する。
【フラットパネルテレビ】
フラットパネルテレビの世界需要は2014年に2億2,346万台となった。2019年には2億7,532万台になると
見込んでいる。
日本では、2011年までの家電エコポイント制度による購入支援や地上デジタルテレビ放送完全移行に伴うテ
レビの買い替え・買い増し特需があり、その反動から2013年に続き、2014年も549万台と低い水準となった。
日本のフラットパネルテレビ需要台数(万台)
- 16 -
コンシューマ・エレクトロニクス
AV&IT機器世界需要動向 ~ 2019年までの展望 ~
今後は、デジタルテレビをいち早く購入したユーザの買い替え時期が近づいていることやケーブルテレビ事業者に
よるデジアナ変換サービス終了(2015年3月)に伴う買い替え需要、並びに、2020年東京オリンピック・パラリ
ンピックに向けての需要増が期待されることから、2019年には735万台と地デジ化特需前の水準に近づくと見込
んだ。また、2015年3月には4K商用放送サービスが開始され、大型モデルを中心に4K(対応)テレビへの移
行が期待され、2019年には4K(対応)テレビの国内需要は575万台に達すると見通した(2014年は26万
台)。
刊行案内
■書 名:AV&IT機器世界需要動向
~ 2019年までの展望 ~
■サ イ ズ:A4判33頁(2015年2月発行)
※A4判9頁「カーAVC機器世界需要動向
~2019年までの展望~」付き
■頒
価: 一般 21,600円 会員 10,800円 (税込)
■発
行:一般社団法人 電子情報技術産業協会
■編
著:CE部会AV&IT機器世界需要動向調査タスクフォース
【調査対象国・地域】
世界、日本、中国、米国、西欧、その他国・地域
【調査対象品目】
フラットパネルテレビ、4K(対応)テレビ、放送と通信連携対応テレビ、ケーブルテレビ用STB、録画再生
機器(DVD、BD)、デジタルビデオカメラ、ステレオセット、ホームシアター音響システム、デジタルオーディオ
プレーヤ、パーソナルコンピュータ(デスクトップ型、ノート型)、タブレット端末(個人向け、法人向け)
付録「カーAVC機器世界需要動向 ~2019年までの展望~」
【調査対象品目】
カーナビケーションシステム、ポータブルナビゲーションデバイス(PND)、カーCD
- 17 -
毎年2月に刊行
コンシューマ・
エレクトロニ
クス
コンシューマエレクトロニクス業界が描く
10年後の社会
CE部会 (コンシューマ・プロダクツ部)
CE部会では、2014年度より、既存の民生用電子機器を取り巻く市場環境が変化しつつある状況を踏ま
え、2020年の東京オリンピック/パラリンピックを視野に入れ、ユーザが望む新たなサービス創出やCE部会
参加各社の共通課題の明確化・課題解決に繋げる活動を開始しました。
2014年度は、10年後の2024年における社会をイメージするため、各社より消費者目線からのサービス
アイディアを出し合い、現在進んでいるインフラ整備などとの関係を考慮しながら、生活シーン毎に10年後に
実現が想定される代表的なサービスをイメージ図にまとめました。JEITAホームページにて公開していますの
で、広くご活用いただければ幸いです。
要
約
◆2024年の社会イメージ◆
個々人が今いる状況に応じて必要とするサポートや情報を提供するような、動的ニーズに対応した製品・サー
ビスによりあらゆる人の様々なシーンでの利便性が向上する社会について、「ホーム」「オフィス」「高齢者」「パブ
リック」の4つのシーン別に整理した。
2024年のホームイメージ
PDFダウンロード
◆コンシューマエレクトロニクス業界が描く10年後の社会【PDFダウンロードサイト】
http://home.jeita.or.jp/cgi-bin/page/detail.cgi?n=792&ca=14
無料にてダウンロードいただけます。 A3版5ページ
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コンシューマ・
エレクトロニ
クス
民生用電子機器国内出荷データ集
CE部会 (コンシューマ・プロダクツ部)
CE部会では、コンシューマエレクトロニクス産業の市場動向・出荷動向を統計的に把握することを目的に各
自主統計調査を実施しています。これらの統計調査は、統計参加会社の経営に資すると共に、タイムリーに
毎月データを公表することにより、新聞やWeb等の記事に多く取り上げられるなど、内外より経済指標のひと
つとして高い評価を得ています。本統計調査が、わが国のコンシューマエレクトロニクス産業を理解するための
一助として広くご活用いただければ幸いです。
背
景
CE部会では、民生用電子機器(映像機器、音声機器、カーAVC機器)、パーソナルコンピュータ、タブレット
端末、受信システム機器、ケーブルテレビ関連機器に関する統計事業を行っており、当協会ホームページ等にて
概要を公表している。
本冊子はCE部会で実施している映像音声機器やカーAVC機器などの民生用電子機器の国内出荷実績
データを時系列で掲載し、主要民生用電子機器の変遷や市場規模の推移を一望できるように纏めたものであ
る。また参考として、パーソナルコンピュータ及び移動電話の国内出荷実績データも掲載している。
掲載品目一覧と刊行案内
■書 名:民生用電子機器国内出荷データ集
■サ イ ズ:A5判 128頁(2015年7月発行予定)
■頒
価:一般 3,888円 会員 1,944円 (税込)
■発
行:一般社団法人 電子情報技術産業協会
■編
著:CE部会
毎年7月に刊行
- 19 -
プラット
フォーム
サーバ・ワークステーションに関する調査報告書
プラットフォーム市場専門委員会(インダストリ・システム部)
プラットフォーム市場専門委員会は、サーバ及びネットワークストレージに関する製品動向・市場動向等につ
いて把握し、当該事業の普及啓発の推進に努めています。また、共通課題等に関して必要な施策を検討し、
関係先に提言・要望するなどして、業界の活性化を図っています。
背
景
本報告は、プラットフォーム市場専門委員会にて、サーバ・ワークステーションの市場動向の実態を把握するた
め、平成26年度の市場実績及び今後の需要予測を行い、報告書として取り纏めた。
要
約
◆2014年度の出荷実績について
2014年度のサーバ・ワークステーションの出荷
実績は、需要の中心であるIAサーバでは、
台数は減少したものの、金額では前年を上
回り、サーバ全体の需要を牽引した。UNIX
サーバは前年を下回ったが、ワークステーショ
ンは前年を上回った。また、メインフレームは、
前年を下回った。
◆2015年度以降の見通しについて
2015年度以降の見通しについては、国内経済は、企業投資、個人消費から見た実体経済では十分な回復とはいえな
いものの、円安の定着による輸出増、大企業での賃金アップ、株価上昇、インバウンド増大による需要喚起等に加え、東
京オリンピック・パラリンピックの対応を含む公共投資増等により、明るい兆しも見えてきている。IT分野においては、IoT
(Internet of Things)の活用が進み、社会インフラの整備、セキュリティ対応強化等で幅広い需要が期待できることに
加え、お客様企業においては、クラウド化や仮想化での満足度が高まり、更なる浸透が見込まれる。サーバにおいては、台
数面では、仮想化システムやサーバ統合が進むことによる抑制の要素はあるが、安心・安全な社会の実現に向けて、幅広
い業務におけるITシステムが増大することにより規模増も見込まれる。性能向上によるハードウェアの低価格化が進む一方
で、高性能サーバの需要の高まりで金額増も見込まれる。IAサ-バは、幅広い用途で今後も需要の中心となることが見
込まれる。UNIXサ-バは、企業の基幹システムを担う需要はあるが、IAサ-バへの需要分散等もあり、減少が予想され
る。メインフレームは、高度の信頼性を要求される社会インフラシステムの中核で、今後も一定の需要が見込まれる。
刊行案内
■書名:サーバ・ワークステーションに関する調査報告書
第1部
サーバ・ワークステーションの出荷実績および予測
第2部
ITユーザトレンド2014/ビッグデータ・クラウド取組み動向調査
■サ イ ズ:A4判 88頁(2015年6月発行予定) ■頒
■発 行:一般社団法人 電子情報技術産業協会 ■編
- 20 -
毎年6月に刊行
価:一般 10,800円 会員 5,400円 (税込)
著:プラットフォーム市場専門委員会
情報端末
情報端末装置に関する市場調査報告書
~ディスプレイ、プリンター、磁気ディスク装置、イメージスキャナ、OCR~
ディスプレイ専門委員会、プリンター専門委員会、磁気記憶装置専門委員会、
イメージスキャナ専門委員会、OCR専門委員会(インダストリ・システム部)
情報端末事業委員会では、コンピュータのキーコンポーネントであるディスプレイ・磁気ディスク装置や、プリ
ンター・イメージスキャナ・OCRの普及とこれからの需要喚起を図っていくため、各専門委員会を設置し、市場
動向・技術動向・各種標準規格の制定等の調査研究、情報端末フェスティバルの開催による普及啓発など、
情報技術の健全な発展に資する活動を実施しています。
背
景
本報告は、情報端末装置に関する報告書のうち、以下の各製品の市場動向に関する項目の合本である。
ディスプレイ、プリンター、磁気ディスク装置、イメージスキャナ、OCRについての市場動向や出荷見通し調査の結
果をとりまとめている。
要
約
【1. ディスプレイ】
2017年までのディスプレイの世界市場は緩やかな減少が続くものの、今後もモニタの大型化へのシフト により,
全体として大きく需要を落とすことはないと見通した。2017年の世界市場のサイズ別構成比見通しは,20型
以上の占有率が77%,特に23型以上の伸長が著しくモニタ全体の52%を占め,ワイド画面タイプの占有率
は99%までに達する。2015年以降もこの大型化,ワイド化が進行するものと見通した。
【2. プリンタ-】
2017年までのプリンターの世界市場は堅調な推移を見通した。プリンター全体の市場としては緩やかな成長を
続けると見込んでいるが、内訳としてドットインパクトプリンターとインクジェットプリンターは減少,電子写真方式が
増加という傾向になった。これは,ドットインパクトプリンター分野におけるインクジェットや電子写真方式へのテクノ
ロジーシフトもさることながら,ドットプリンター特有の機能である複写業務の減少とリプレースの長期化が主要因と
してあげられる。
【3. 磁気ディスク装置】
2017年までの磁気ディスク装置の世界市場は、2015年以降で年平均1.9%減という見通しとなった。 2.5
型では,今後ノートPC市場からの需要そのものはフラットから微増に転じるものの,PCに搭載されるSSDの比率
が増加していく結果,パソコン市場からのHDDの需要は減少してゆくと考えられ,外付けやゲームなどの市場の
堅実な需要が期待できるものの全体としては減少傾向となったものと考えられる。また,3.5型ではPC向けは減
少が見込まれるが,データセンターなどで使われているサーバー用HDD市場の伸びと相まって,全体ではほぼ横
ばいと見通した。
- 21 -
情報端末 情報端末装置に関する市場調査報告書
【4. イメージスキャナ】
2014年のイメージスキャナの出荷実績は、台数ではマイナスとなったものの、金額ではプラス成長となった。フ
ラットベッドスキャナが減少したものの、主に業務で紙文書の電子化やOCRなどに使用されるドキュメントスキャナ
がプラスとなったことによる。2017年には、台数・金額共に2014年比でプラス成長を見通した。ドキュメントス
キャナの拡大がプラス成長の要因となっている。
【5. OCR】
2014年のOCR関連製品市場は、台数(本数)ではマイナスとなったものの、金額ではプラス成長となった。
金額ベースが増加した主な要因は、伝票処理用OCRの影響によるものである。2017年のOCR市場は、台数
(本数)ではプラス成長となるものの金額では微減を見通した。伝票処理用OCR「デバイスタイプ」は2014年
は特需の急増があったが、その後は横ばいで推移していき、2017年にはマイナンバー対応による増加傾向を見
通した。
刊行案内
毎年6月に刊行
■書 名:情報端末装置に関する市場調査報告書
■サ イ ズ:A4判 73頁
(2015年6月発行予定)
■頒
価:一般 21,600円 会員 10,800円 (税込)
■発
行:一般社団法人 電子情報技術産業協会
■編
著:ディスプレイ専門委員会、プリンター専門委員会、
磁気記憶装置専門委員会、
イメージスキャナ専門委員会、OCR専門委員会
関連書籍のご案内①
関連書籍のご案内②
■書 名:磁気記憶装置に関する調査報告書
■サ イ ズ:A4判 25頁
(2015年6月発行予定)
■書 名:入力装置に関する調査報告書
■頒
価:一般 10,800円 会員 5,400円 (税込)
■発
行:一般社団法人 電子情報技術産業協会
■サ イ ズ:A4判 101頁
■編
著:磁気記憶装置専門委員会
【内容】
(2015年6月発行予定)
■頒
価:一般 10,800円 会員 5,400円 (税込)
■発
行:一般社団法人 電子情報技術産業協会
■編
著:イメージスキャナ専門委員会、OCR専門委員会
・世界市場規模を推定と今後3カ年の需要規模見通し
・HDDの最新技術動向について調査/分析
・磁気ディスク装置の省エネ動向
- 22 -
情報端末
プリンターに関する調査報告書
プリンター専門委員会(インダストリ・システム部)
プリンター専門委員会は、プリンター関連機器の市場動向を把握すると共に、技術動向・利用動向等の各
種調査により、プリンター市場全体の動向・課題を総合的に把握、分析することによって、業界の発展に寄与
することを目的として活動を行っています。
背
景
本報告は、プリンター専門委員会(プリンター市場分科会・プリンター技術分科会)の平成26年度のプリン
ター市場動向/技術動向の調査成果としてとりまとめたものである。プリンターの方式別・地域別、世界市場規
模を調査すると共に、2017年までの見通しを作成した。また、2014年に発売されたプリンター新製品の調査を
実施し、製品動向・技術動向についてとりまとめた。ここでは、本誌の中から、「第1部 プリンター市場に関する
調査報告」の概要をご紹介する。
要
約
【2014年の市場実績】
2014年のプリンター市場は,ワールドワイドトータルで11,425万台となった。(対前年比98.0%)方式別
では,ドットインパクトプリンター,インクジェットプリンターが減少,電子写真プリンターが微増という形になっている。
2014年の市場の状況として,ドットインパクトプリンター分野はインクジェットや電子写真方式へのテクノロジー
シフトと主たる市場のひとつであるアジア・パシフィック・その他市場での下落が大きい。インクジェットプリンター分野
では,スマートフォンやタブレットの普及に伴う写真出力用途の減少に影響を受けて台数が減少していると想定さ
れる。一方、昨年に続きビジネスインクジェット機へのシフトは進んでおり、こうした傾向は先進国・新興国ともに共
通である。電子写真プリンター分野は引き続き堅調に推移しているといえる。規模の大きなモノクロは底堅い需
要に支えられ,単機能機から複合機へといったシフトも継続して進んでいる。単機能機は,対前年でわずかにマ
イナス,複合機は対前年105%で,トータルでわずかにプラスとなった。
2014年世界の地域別プリンタ市場構成比
2014年世界の方式別プリンター市場構成比
(台数)
(台数)
電子写真
複合機
16%
電子写真
単機能機
18%
ドットインパクト
3%
インクジェット
24%
20%
9%
西欧
アジア・パシフィック
インクジェット
16%
複合機
54%
北米
その他
単機能機
出典:JEITA
- 23 -
中国
12%
22%
日本
6%
出典:JEITA
情報端末 プリンターに関する調査報告書
【2017年までの見通し】
2017年に向けては,プリンター全体の市場としては緩やかな成長を続けると見込んでいるが、内訳としてドットインパクトプ
リンターとインクジェットプリンターは減少,電子写真方式が増加という傾向になった。これは,ドットインパクトプリンター分野
におけるインクジェットや電子写真方式へのテクノロジーシフトもさることながら,ドットプリンター特有の機能である複写業務の
減少とリプレースの長期化が主要因としてあげられる。インクジェットプリンター分野では,単機能機の減少,複合機の横ば
い傾向によりトータルで微減となったが,新興国では地域経済の成長とともに3%の増加を見込んでいる。先進国の減少は,
先のようにスマートフォン,タブレットの一層の普及による家庭での用途の減少によるが,ビジネス用途は逆に増加すると見
込んでおり,インクジェットプリンタートータルとしては、わずかに減少となる。電子写真プリンターは,単機能機は減少,複合
機は増加となり,トータルで増加となる。複合機の割合は,2017年には複合機全体の58%に達すると見込まれ,またカ
ラー化も大きく伸張する。さらにA4複合機は、コンパクトでA3機と変わらぬ機能を充足すること,A4ならではのコストパフォー
マンスの良さと相まって急速な普及が進むと見込まれる。2017年のプリンター市場全体としては、11,930万台(2014年比
104%)と堅調な推移となる。
刊行案内・構成
毎年6月に刊行
■書 名:プリンターに関する調査報告書
■サ イ ズ:A4判 170頁(2015年6月発行予定)
【見通し掲載データ】
■頒
価:一般 21,600円 会員 10,800円 (税込)
■発
行:一般社団法人 電子情報技術産業協会
■編
著:プリンター専門委員会
◆製品種別
-ドットマトリックスプリンター
-インクジェットプリンタ-
-インクジェット単機能機
-インクジェット複合機
-電子写真プリンタ-短機能機
-モノクロ
-カラー
-電子写真プリンタ-複合機
-モノクロ
-カラー
◆地域別
-北米
-西欧
-日本
-中国
-アジア・パシィフィック
-その他
【目次】
第1部 プリンター市場に関する調査報告
・全体動向
・方式別の動向
-ドットマトリックスプリンター
-インクジェットプリンタ-
-電子写真プリンタ-短機能機
-電子写真プリンタ-複合機
第2部 プリンター技術に関する調査報告
・プリンタ新製品技術動向
-電子写真プリンター
-インクジェットプリンター
-ドットインパクトプリンター
・2014年新製品調査票
◆データ掲載期間
-2014年(実績)
-2015年、2016年、2017年(見通し)
- 24 -
情報端末
端末装置に関する調査報告書
~金融端末・流通POS端末・ハンディーターミナル・KIOSK端末~
金融端末専門委員会、流通POS端末専門委員会、
ハンディターミナル専門委員会、KIOSK端末専門委員会(インダストリ・システム部)
情報端末事業委員会では、業務系の端末装置(金融端末、流通POS端末、ハンディターミナル、
KIOSK端末)の発展・普及とこれからの需要喚起を図っていくため、各専門委員会を設置し、市場動向・
技術動向・各種標準規格の制定等の調査研究、情報端末フェスティバルの開催による普及啓発など、情
報技術の健全な発展に資する活動を実施しています。
背
景
本報告は、業務系端末装置の各専門委員会の平成26年度の調査成果をとりまとめたものである。
金融端末専門委員会では、基幹系業務端末7機種と専門端末系/業務系8種のソフトウェアについて分
野毎の分析や出荷見通し調査を実施した。さらに,「金融機関営業店端末の将来動向に関するアンケート調
査」「キャッシュレス取引に関する動向、及びカード会社の取り組み調査」「媒体ハンドリング技術の動向調査」の
3調査を実施した。流通POS端末専門委員会では、流通POS及び周辺機器の市場動向・技術動向の調査
とともに、「流通POS端末の保守管理に関するアンケート調査」を実施した。ハンディターミナル専門委員会では、
ハンディターミナルについて、市場規模を推定すると共に今後4ヵ年の需要規模見通し調査を実施した。KIOSK
端末専門委員会ではKIOSK端末の市場規模の考察を行った。
要
約
【第1部 金融端末装置に関する調査報告】
2014年度の金融端末装置全体の国内出荷実績は,ハード・ソフト合計で,約1,115億円(前年度比
93%)であった。ハードウェアについては,出荷台数は,端末更改需要増などから前年度を上回る結果となった
が、出荷金額では,単価減少傾向もあり前年度を下回る結果となった。出荷金額に占めるソフトウェア比率は前
年度同等の24%であった。2014年度は,アベノミクス「3本の矢」による一体的推進により、景気は緩やかな
回復基調にあり,更改需要を中心に設備投資も回復に向かった。2015年度は,端末により差はあるが、全体
としては前年度には及ばないものの,同程度の出荷金額を維持すると見込んでいる。但し、端末更改需要の時
期や規模等の変動要素があり,今後の需要予測については,増減する可能性がある。
【第2部 流通POS端末装置に関する調査報告】
流通小売業界においては、ここ数年のネットショッピングの成長によりリアル店舗の消費減少が懸念される中、オ
ムニチャネルといった、O2Oのマーケティング手法が注目を集めており、POSシステムにおける販売時点管理や、ポ
イント、決済の情報がより重要となっていることを窺い知ることができる。2014年度のPOS端末の国内出荷金額
は前年度比107%の398億円となった。システムの入れ替えや導入が新規に開始された企業が相当数あったと
見られ,景気の回復傾向に合わせて企業のPOS端末装置への投資意欲も回復している状況が窺える。
また、「流通POS端末の保守管理に関するアンケート調査」では、その結果から、サービスレベルの向上、コスト削
減、保守部品ライフサイクルの短期化など、POS端末装置の保守の難しさも浮き彫りになった。
- 25 -
情報端末 端末装置に関する調査報告書
【第3部 ハンディターミナルに関する調査報告】
ハンディターミナルは携帯型の特長を活かし,データの発生時点での収集並びに処理ができることから流通,
運輸,製造等のあらゆる業種で活用され,業務の省力化・効率化の促進に貢献してきた。装置の機能に関し
ては利用者側から各業務に最適な機器の要求があり,装置開発メーカも利用者の要求を満たすべく携帯性を
追求する中で,高い耐環境性能,大画面液晶,大容量メモリ,近距離無線通信機能,広域無線通信機
能,通話機能,NFCリーダライタ機能,RFIDリーダライタ機能等の搭載が進んでいる。ハンディターミナルは,
流通,運輸,製造等の業種で情報収集・管理等の情報処理を担う装置として活用されている。また,近年で
はスマートフォン,タブレット端末等が業務利用されはじめており,広く携帯端末の一種としてハンディターミナルの
業務利用範囲も広がりつつある。
【第4部 KIOSK端末に関する調査報告】
KIOSK端末専門委員会では、KIOSK端末装置全体の出荷実績に関するコメントを掲載している。また、出
荷先(国内/海外別)における台数、金額の推移について、KIOSK全体の出荷実績を押し上げている要因
についても言及している。
刊行案内
毎年6月に刊行
■書 名:端末装置に関する調査報告書
■サ イ ズ:A4判 157頁(2015年6月発行予定)
■頒
価:一般 10,800円 会員 5,400円 (税込)
■発
行:一般社団法人 電子情報技術産業協会
■編
著:金融端末専門委員会、流通POS端末専門委員会、
ハンディターミナル専門委員会、KIOSK端末専門委員会
- 26 -
産業公共
システム
医療機器調査報告書
~世界49ヵ国の輸出入統計~
2009年-2013年
ヘルスケアインダストリ事業委員会 ME調査研究専門委員会(インダストリ・システム部)
ME調査研究専門委員会は、会員企業の情報収集活動を支援することを目的に、医用電子機器の個別
製品群のみならず、医療機器産業全体の市場について調査・分析を行う委員会です。
※当専門委員会は、平成26年度の活動を以って解散。
背
景
本報告書は、わが国および新興成長国における医療機器市場の変化等について、内外の医療機器関連統
計情報を集約し作成しています。また、厚生労働省や経済産業省をはじめとする官公庁や、医機連等の業界
団体・主要医療専門機関において、医療機器の世界市場を分析する際の基礎資料として、高い評価を得て
います。中でも日本貿易振興機構(JETRO)では、世界各国の医療機器産業の動向把握や輸出入状況
等を把握するための基礎資料として、幅広く活用されています。
要
旨
本報告書では、世界49の国と地域について、経済や医療制度・医療機器市場に関する基礎情報をまと
めると共に、各国の貿易統計を基に、36品目のカテゴリ(HSコード分類)について、過去5年分の輸出入
実績と輸出競争力について取りまとめている。また、市場動向と密接に関連する各国の医療環境の推移も
併せて記載している。
【調査結果概要】
・日本の2013 年の輸出入統計をベース
としたデータでは輸出67 億ドルで輸入は
134 億ドルである。2012 年に比べ金額
が減少しているが、円安が進行したためで
あり、円建て金額では増加を示している。
・調査対象50 カ国・地域の医療機器の
輸出総額は2013 年(1 月から12
月)において約1608 億ドルで2008 年
に対し36%の増加である。一方、輸入金
額は約1544 億ドルで36%の増加であっ
た。
図 世界49 ヵ国の医療機器(国別輸出全体)の推移
- 27 -
産業公共システム 医療機器調査報告書 2009年-2013年 ~世界49ヵ国の輸出入統計~
・医療機器の国別輸出金額の割合を見
ると、調査対象50 カ国の2013 年の金
額の多い順に、EU が33.3%、米国
27.8%、中国、スイスについで、日本は
4.2%であり前年よりも4.7%減少した。
メキシコが猛追している。一方、2009 年
に対する伸び率では平均が136%であり、
EU139%、米国124%に対し、日本は
117%で、最も低い伸び率群である。輸
出が伸びた上位3 カ国は、シンガポール
213%、トルコ206%、中国183%で
あった。
・医療機器の国別輸入金額の割合を見
ると、調査対象50 カ国の2012 年の金
額順に、米国26.0%、EU23.9%、に次
いで日本は8.7%と3 位であった。2009
年に対する伸び率では平均136%に対し、
米国131%、EU114%、日本は136%
となっている。輸入が伸びた上位3 カ国は、
中国229%、ブラジル175%、タイ
171%、であった。2013 年は、特に南米
地域で高い伸びが認められたが、ベネズエ
図 世界49 ヵ国の医療機器(国別輸入全体)の推移
ラは例外的に減少している。アジア諸国で
の成長は、依然堅調な状態が続いている。
刊行物情報
■書 名:医療機器調査報告書 2009年~2013年
~世界49ヵ国の輸出入統計~
【集計対象国地域】
アジア・太平洋圏10ヵ国・1地域、欧
州・アフリカ圏32ヵ国、アメリカ圏7ヵ国
■サ イ ズ:A4判 401頁(2015年3月発行)
■頒
価:一般 10,800円 会員 5,400円 (税込)
■発
行: 一般社団法人 電子情報技術産業協会
■編
著:ヘルスケアインダストリ事業委員会 ME調査研究専門委員会
- 28 -
※本報告書の発刊は、平成26年度を以って終了
(頒布は継続中)
産業公共
システム
【ダウンロード版】
監視カメラ出荷統計データ集
産業社会システム調査統計専門委員会 (インダストリ・システム部)
産業社会システム調査統計専門委員会では、産業用電子機器(放送装置、無線通信機器、業務用音
声装置、業務用映像装置、超音波応用装置、電気測定器、特定小電力無線機器等)の受注・出荷統計
調査および市場動向把握に関する検討を実施しています。
背
景
本データ集は、国内12社の監視カメラ出荷統計について、2007年度以降のデータを掲載したデータ集です。
当協会にて2014年12月に発行した「電子情報産業の世界生産見通し」の注目分野として「セキュリティ機
器」が取り上げられ、その中でも監視カメラは、日系企業が製品を多く製造している主力の機器となっており、こ
れからの拡がりが大いに期待できる製品分野となっております。また、これまでに、報道関係や関係の外部団体
などからデータ利用要望が多く寄せられていたことを受け、今回はじめて、会員企業の協力の元、ダウンロード版
でのデータの頒布が実現したものです。内外で広くご利用いただければ幸いです。
定
義
監視カメラ統計【定義】
・主として監視用CCTVシステムに使うよう設計されたテレビカメラ。
ただし、赤外線等を利用した暗視カメラは特殊型として、監視用
には含まない。
・IPカメラ「LANインタフェース(100BASE-TX/10BASE-T、
TCP/IP)とWEBサーバ機能を内蔵することにより、LAN、イン
ターネットなどに直接接続し、ネット上に映像を配信することができ
るカメラ、ネットワークカメラ、WEBカメラとも呼ぶ」を含む。
・監視用CCTVシステムとは、人間の目に代わって、危険な場所
環境の悪い場所などの状況をテレビカメラで撮影し離れた場所へ
監視カメラ総出荷金額推移
(億円)
500
450
400
350
300
250
200
150
100
50
0
総出荷前年比
輸出
国内出荷
105%
70%
112%
106%
106%
102%
2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年
出典:JEITA
伝送路を通してビデオモニタに写し出すシステム。(道路監視、ト
図 監視カメラ総出荷金額推移
ンネル内監視、生産ライン監視、店舗監視等)
刊行物情報
■書 名:【ダウンロード版】
監視カメラ出荷統計データ集
■サ イ
■頒
■発
■編
掲載データ:
ズ:A4判PDFデータ 10頁(2015年6月発行予定)
価:一般 21,600円 会員 10,800円 (税込)
行: 一般社団法人 電子情報技術産業協会
著:産業社会システム調査統計専門委員会
- 29 -
監視カメラ総出荷、国内出荷、輸出について、それ
ぞれの台数・金額
・2008年~2014年の暦年データ
・2007年度~2013年度の年度データ
・2011年4-6月以降2014年10-12月までの四
半期データを掲載
電子部品
2024年までの電子部品技術ロードマップ
変化する将来の生活環境と世界をリードする電子部品の動向
部品技術ロードマップ専門委員会(電子部品部)
電子部品部会/技術・標準戦略委員会/部品技術ロードマップ専門委員会では2年に1度、電子部
品を扱う技術者あるいは関係者を対象とした電子部品技術ロードマップを発刊しています。最新版は
2015年2月に発刊されており、「2024年までの部品技術ロードマップ」と題し、電子部品を取り巻く環境、
電子部品の現状、10年後までの今後の動向、および将来への夢などを記載しています。
背
景
電子情報技術産業は近年大きな変貌を遂げている。これまでわが国のエレクトロニス業界を牽引してきた民
生用電子機器が、ITやデジタル技術の進展によりグローバルな規模で時間と空間の概念や生活スタイルを変え
る新しい製品群に取って代わりつつある。家電の潮流が個別の製品からIoTにシフトしていくと見られているのも
一例である。
これまで世界屈指の技術力を備えているわが国のエレクトロニクス業界は、いろんな新製品や新機軸をいずれ
も可能とさせてきたが、新しい需要創造も含めそれを支え続けてきたのが他ならぬわが国電子部品産業であると
自負できる。したがって、今後とも常に弛まざる変革力を求められているわけでもある。
変革の激しい昨今の電子情報技術産業の技術トレンドを継続的に捉え、将来の姿を予測してロードマップを
描くことは非常に重要である。電子部品業界関係者の今後の指針となるばかりか、電子情報技術産業に携わ
る全ての皆様のご参考になり、エレクトロニクスの進化とITの進展への一助になればと願っている。
今回の「電子部品技術ロードマップ」では2020年東京オリンピック・パラリンピックをステップに、IT技術を実現
する電子部品の未来への想いについてまとめている。
注目するフィールド(第2章)
注目するフィールドとしては、生活に密接にかかわる分野として、家庭の豊かさ、満足感、安全、安心を得
るための生活基盤の「ヒューマンライフ」、生活の基本となる社会基盤の「モビリティ」、「エネルギー」、昨今の
食の安全を脅かす様々な事件の発生を踏まえ、食の安全を含めた「スマートアグリ」を取り上げた。
①「ヒューマンライフ」
コミュニケーション、住宅設備機器、放送サービスの高度化、エンターテインメント
②「モビリティ」
ヒューマンライフ
環境対応車、コネクティドビークル、ITS、
自動運転、リニアモーターカー、国産ジェット機
③「エネルギー」
創エネルギー、蓄エネルギー、 エネルギー
省エネルギー、
モビリティ
最近のエネルギーに関する
社会動向
④「スマートアグリ」
スマートアグリ
食の安全と安心、食の安定供給、 食の6次産業
- 30 -
電子部品
2024年までの電子部品技術ロードマップ
電子部品の技術動向(第3章)
注目するフィールドの動向を基に、電子部品の現状と10年後までの今後の動向を記載した。主要な電子
部品、モジュール、電子部品材料を含めた以下の10種類について記載している。
<記載電子部品>
☆ LCR部品(インダクタ、コンデンサ、抵抗器)
および共通事項
☆ EMC部品
☆ 無線モジュール
☆ コネクタ
☆
☆
☆
☆
入出力デバイス
センサ・アクチュエータ
電源
電子部品材料
トピックス(第4章)
「医療・介護・ヘルスケア」と「ロボティクス」を取り上げ、日本が直面する超高齢社会への課題と現状の取り
組みについて解説を試みた。
☆ 「医療・介護・ヘルスケア」 :医療機器、介護ロボットの動向、およびヘルスケアでの期待
☆ 「ロボティクス」
:ロボットの活用例と、今後の将来性
コーヒーブレイク
ちょっとした話のネタ用に、“LEDのフィールドへの応用”と“生物に学ぶ”をテーマにコラム記事を挿入した。
☆ 照明の開発は約60年周期
☆ LEDの開発
☆ 第4世代のLED
☆ 象の津波検知
☆ LEDがあってこそ・・・
☆ トンビとサングラス
☆ 土壌の浄化
☆ アワビの積層セラミックス
☆ 光反射防止膜
☆ 国際光年
☆ 植物の自動調光装置
☆ 新幹線に生かされる鳥の形
☆ ハチの毒でHIV治療
☆ LED式信号機
☆ 超強力接着剤
刊行案内・構成
■書 名:2024年までの電子部品技術ロードマップ
■サ イ ズ :A4判 354頁(2015年2月発行)
■頒
価 :一般 12,960円/会員 8,640円(税込)
■発
行 :一般社団法人 電子情報技術産業協会
■編
著 :部品技術ロードマップ専門委員会
隔年2月に刊行
- 31 -
電子部品
主要電子機器の世界生産状況
2013年~2015年
電子部品部会 調査統計委員会(電子部品部)
電子部品部会傘下の「調査統計委員会」では、電子部品企業のグローバル展開に対応するべく、タイム
リーな市場動向把握と各種データベースの構築・活用を目指した活動を推進しています。この報告書は、
世界における電子部品の需要把握に供することを目的として、当委員会の関連活動成果を、直感的な
動向把握と詳細な分析の双方が可能となるよう、ビジュアルと数値データでとりまとめたものです。
背
景
エレクトロニクス分野の産業構造は、技術革新による新製品の登場や国際的観点での市場推移によって
刻々と変化していくため、電子部品企業の事業戦略の検討においては、これらの動向を的確に把握する必要が
ある。当委員会では、生産拠点の海外移転が進む初期の段階から本件に関する調査を実施しており、以降も
対象製品の見直し等、さらにニーズにマッチするよう継続的に改良を行っている。
本報告書の要旨
本報告書は、主要電子部品企業のマーケティング情報を基に、2013年から2015年の世界各地域における
主要電子機器の生産状況を把握し、とりまとめたものである。調査結果は、下記イメージ図のように、対象製品
ごとに一覧できるよう見開きでコンパクトにまとめている。また、国内外での活用を想定し、本文は日本語と英語を
併記、図と表は英語表記とした。
【内容イメージ】
対象製品ごとに見開きで調査結果を紹介
世界生産台数
の総括
対象製品の調査結果
を3項目に集約して紹介
地域別の生産台数
詳細データ
地域ごとの推移
日系メーカの地域別
生産台数
詳細データ
- 32 -
電子部品 主要電子機器の世界生産状況 2013年~2015年
【対象品目】
カラーテレビ、フラットパネルテレビ、録画再生機(DVD&BD)、カーナビゲーション、コンパクトデジタルカメラ、
レンズ交換式デジタルカメラ、携帯電話、スマートフォン、パーソナルコンピュータ、ノートブックパソコン、HDD、
タブレット端末
【調査時点】
2014年12月
【対象年】
2013年、2014年、2015年
【対象地域】
日本・中国・アジア(日本・中国を除く)・
北米(メキシコ含む)・南米・欧州(東欧含む)
刊行案内・構成
■書 名:主要電子機器の世界生産状況
2013年~2015年
■サ イ ズ:A4判 25頁(2015年3月発行)
■頒
価:一般 6,000円/会員 3,000円(税込)
■発
行:一般社団法人 電子情報技術産業協会
■編
著:電子部品部会 調査統計委員会
毎年3月に刊行
- 33 -
電子部品
電子部品グローバル出荷統計
電子部品部会 (電子部品部)
「電子部品グローバル出荷統計」は、 当協会の電子部品部会で実施している「電子部品企業のグローバ
ル動向調査」を基に作成し、公表しているものです。この統計データは、電子部品業界ならびに業界動向に
関心をお持ちの方々により、すでに様々な場面で活用されているところですが、同部会傘下の調査統計委員
会では業界内外のニーズに応えていくため、対象品目の見直しやデータ活用の方法等、改良に向けた検討
を重ねています。
背
景
電機電子産業における生産・販売のグローバル化は、為替動向、各国の貿易措置、生産コスト等の要因に
より、他産業に先行するかたちで進展してきた。電子部品業界では、早い段階から、当業界の需要動向を的
確に把握するため、グローバル化に対応した統計データを整備すべく、「電子部品企業のグローバル動向調査」
を開始している。現時点においても、グローバルベースの動向把握の重要度は、新たに新興国市場の確保の要
因が加わわることにより、益々高まっている。
電子部品部会 調査統計委員会では、本調査がダイナミックに変化する事業環境に対応できるようにするため、
調査対象品目の見直しやデータ活用のあり方等の検討を継続している。2014年度には、今後の成長が期待
されるセンサ、アクチュエータを独立した調査品目とする改良を行った。
本統計の要旨
「電子部品グローバル出荷統計」は、“電子部品企業のグローバル動向調査”の結果に基づき作成し、公表し
ている。
【電子部品企業のグローバル動向調査の特徴】
・ 連結ベース(グループ間取引調整後)のグローバル出荷額データをとりまとめ
・ “日本、米州、欧州、中国、アジア・その他” の5地域調査により、地域別需要動向を把握
・ 月次ベースで実施し、時々刻々と変化する需要環境に対応
・ 幅広い対象品目とその細分化
・ 多数の電子部品企業の参加(2014年度・77社)
【電子部品グローバル出荷統計について】
JEITA電子部品部会ホームページにて、月別出荷金額を毎月更新するとともに、過去データについても、
ダウンロード可能な形態で提供している。
http://home.jeita.or.jp/ecb/information/info_stati.html
- 34 -
電子部品 電子部品グローバル出荷統計
電子部品部ホームページ画面(月別出荷金額の部分)
「電子部品企業のグローバル動向調査」ご参加のお願い
本調査は、多くの電子部品企業の参加により進めているところですが、業界全体の動向をより精緻に把握す
るため、新たにご参加いただける企業を募集しております。
集計は第三者機関に委託し、提出データの機密保持をはかっております。
ぜひ、本調査へのご参加を検討いただきたく、お願いいたします。
ご不明な点等がありましたら、お気軽に下記事務局にお問い合わせください。
【本件お問い合わせ先】
JEITA電子部品部 “グローバル動向調査”担当(木村)
TEL: 03-5218-1056
- 35 -
半導体
ICガイドブック 第3部・データ編
半導体産業データ IC Guide Book 3
半導体部会 半導体産業委員会 (電子デバイス部)
半導体産業委員会は、半導体産業の発展に貢献するため以下の重点共通課題に取り組んでいます。
1.半導体関連業界の最新情報の収集と整理、本委員会メンバー会社への情報提供
2.半導体産業における共通課題の抽出と課題への取り組み
3.半導体産業界の重要問題対策等の提言
背
景
「半導体業界に係わる幅広い情報を判りやすく提供する」ことを目的に、半導体の歩み、動作原理、プロセ
ス設計技術、アプリケーション、社会貢献、将来の社会システムと半導体の役割等を3分冊で編纂しました。
その中で、本篇書では半導体市場の変遷、人口・経済・ネットワークの統計データ、アプリケーションの予測
データ、半導体市場の現状と将来に関してまとめています。
要
旨
■世界の半導体市場
半導体の世界市場は、2000年に初めて2000億ドルを超え、2044億ドルとなった。リーマンショックによ
る2008年後半からの世界経済の落ち込みがあったが、2010年以降再び拡大基調に入っている。
- 36 -
半導体 半導体産業データ IC Guide Book 3
刊行案内・構成
■書 名:ICガイドブック ―2012年版―
■サ イ ズ:A4変形判(2012年4月発行)
■頒
価:一般 10,497円 会員 5,248円 (税込)
■発
行: 一般社団法人 電子情報技術産業協会
■編
著: 半導体部会 半導体産業委員会
本書は、1980年の創刊以来、半導体関連企業や研究機関・大学において高い評価を受けております。
この度大幅改訂を行い、基礎編、未来編、データ編の三部構成で発刊いたしました。
第1部・基礎編 よくわかる半導体
:半導体分野の基礎知識を集約した”教科書”(242頁)
第2部・未来編 未来を創る半導体 :今後の社会システムを見据えた将来の製品展開(219頁)
第3部・データ編 半導体産業データ :マクロ経済・統計編(39頁)
【目次】 ~第3部・データ編~
半導体産業データ:マクロ経済・統計編
第1章 半導体市場の変遷
1-1
半導体を取り巻く変化
第2章 人口、経済、ネットワークの統計データ
2-1
2-1-1
2-1-2
2-1-3
2-2
2-2-1
2-2-2
2-2-3
2-2-4
2-3
人口構成
世界の人口推移
将来を支える若年層
各国の世帯数
経済活動の推移
GDPの推移
円vs主要通貨の為替推移
個人消費額の推移
新築住宅着工数
ネットワークの普及率の推移
(インターネット、携帯電話機)
第3章 期待されるアプリケーションの予測データ
3-1
自動車生産台数
3-2
医療機器
第4章半導体市場の現状と将来
4-1
現状分析
4-1-1 世界の半導体市場と日本の半導体市場
4-1-2 世界の半導体生産能力と稼働率
4-1-3 世界を相手にする半導体ビジネス
4-2
4-2-1
4-2-2
4-2-3
将来展望
半導体市場の将来展望
世界の半導体市場規模(地域別)
世界の半導体市場規模(製品別)
第5章関連資料
5-1
半導体デバイスの分類
5-1-1 経済産業省生産動態統計の分類
5-1-2 WSTS(World Semiconductor Trade
Statistics)の分類
5-1-3 関税分類(HS分類)
5-2
日本国内の半導体生産
5-2-1 半導体生産額
5-2-2 半導体集積回路生産額
- 37 -
ITソリュー
ション・
サービス
ソフトウェアおよびソリューションサービス
市場規模調査について
ソリューションサービス事業委員会(インダストリ・システム部)
ソリューションサービス事業委員会では、2000年度よりソリューションサービス事業の普及促進を目指し、
ソリューションサービスビジネスの環境の整備、ソリューションサービス品質の向上および先進的ソリューション
モデルの調査等の活動を行っています。2002年度からソフトウェアおよびソリューションサービスの市場規模
調査を実施しており、調査結果はJEITAホームページにて公開しています。
2013年度のソフトウェアおよびソリューションサービス市場規模
2013年度のソフトウェアおよびソリューションサービスの市場規模は、5兆6,145億円(前年度比110%)と
なりました。2013年度の内訳を見てみると、SI開発(コンサルティング、システムインテグレーション)は、2兆
7,708億円(前年度比119%)、ソフトウェア(アプリケーションパッケージ、ミドルウェア)は、7,669億円
(前年度比100%)、アウトソーシング・その他サービス(ハード・ソフトメンテナンス、その他)は、2兆768億
円(前年度比105%)でした。
ソリューションサービスの市場規模はリーマンショック前の水準まで回復しました。アベノミクスや金融緩和によって
景気が回復し、企業のIT利活用が進み大企業を中心にIT投資が上向いてきた他、企業や行政・自治体での
更なる事業継続のための取組みも貢献したものと考えられます。
ソフトウェアおよびソリューションサービス国内市統計調査結果
S
単位:億円
I
開 発
ソフトウェア
アウトソーシング・その他サービス
30,000
25,000
20,000
15,000
10,000
5,000
0
2008年度
2009年度
2010年度
2011年度
2012年度
2013年度
2014年6月発表
ソフトウェアおよびソリューションサービス市場規模調査結果は、
JEITAホームページにて公開しています。
http://home.jeita.or.jp/cgi-bin/page/detail.cgi?n=39&ca=1
本調査は、JEITA情報・産業社会システム部会への参加会社のうち、国内で売上のある次の10社の
協力のもと、実績を定点的に調査した、大変貴重な資料となっています。
参加会社:沖電気工業、シャープ、東芝ソリューション、日本アイ・ビー・エム、日本電気、日本ユニシス、
パナソニック、日立製作所、富士通、三菱電機(順不同・敬称略)
- 38 -
ITソリューションサービス ソフトウェアおよびソリューションサービス市場規模調査結果について
ソリューションサービスに関する調査報告
国内企業における「攻めのIT投資」実態調査
~攻めのIT投資を42%の企業が実施。その効果と成功の要件が明らかに~
http://home.jeita.or.jp/cgi-bin/page/detail.cgi?n=776&ca=1
「ITを活用した経営に対する日米企業の相違分析」調査
日米企業の「非IT部門」を対象にIT投資の意識調査を実施
~ ITに対する期待や投資傾向の差が明らかに ~
http://home.jeita.or.jp/cgi-bin/page/detail.cgi?n=608&ca=1
■JEITAホームページにて調査結果の概要を公開しています。
ソリューションサービスに関する刊行物
■書 名: 平成25年度 ソリューションサービスに関する調査報告書Ⅰ
ITサービスビジネス環境整備調査報告書
【目次】
■サ イ ズ:A4判 114頁(2014年3月発行)
■頒
価:一般 10,800円 会員 5,400円(税込)
■発
行: 一般社団法人 電子情報技術産業協会
■編
著: ソリューションサービス事業委員会
-クラウド利用におけるサービス仕様の可視化-
-ITサービス海外展開における留意点-
■書 名: 平成24年度 ソリューションサービスに関する調査報告書Ⅱ
SLA適用領域の拡大に関する調査報告書
■サ イ ズ:A4判 104頁(2013年3月発行)
【目次】
■頒
価:一般 10,800円 会員 5,400円(税込)
■発
行: 一般社団法人 電子情報技術産業協会
-クラウドサービスのメリットの見える化-
■編
著: ソリューションサービス事業委員会
-民間企業におけるSLA利用実態調査-
◆ソリューションサービス事業委員会への参加会社を募集中
ソリューションサービス事業委員会では、ソフトウェアおよびソリューションサービス市場規模調査を実施すると
ともに、攻めのIT利活用促進に関する取り組みやITサービスのビジネス環境整備の取り組み、政府の情
報システム調達制度やスキル標準の有効活用による人材投資促進に関する提言活動等を通じて、ソ
リューションサービス市場の健全な発展および普及を推進しています。
詳しくは、インダストリ・システム部までお問い合わせください。
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各調査統計レポート一覧 INDEX
2015年5月末時点のレポート一覧をご案内致します。購入方法につきましては、次のページをご確認くだ
さい。
(税込価格)
No. 書 名
1
2
3
4
5
会員価格
電子情報産業の世界生産見通し2014(2014年12月)
【ダウンロード版】電子情報産業の世界生産見通し2014 PDF版 (赤本数表エク
セル付)
注目分野に関する動向調査2014
~サイバーセキュリティ、セキュリティ機器、202X年 街・東京 セキュリティ未来像~(201
4年12月)
【ダウンロード版】注目分野に関する動向調査2014 ~サイバーセキュリティ、セキュリティ
機器、202X年 街・東京セキュリティ未来像~PDF版(セキュリティ世界需要額見通し
データ編・数表エクセル付)
移動電話に関する市場調査報告書
~スマートフォン市場成熟化から新たなステージへ~(2015年3月)
一般価格
3,240円
6,480円
16,200円
32,400円
2,160円
3,240円
10,800円
21,600円
10,800円
21,600円
21,600円
6
AV&IT機器世界需要動向~2019年までの展望~(2015年2月)
10,800円
7
コンシューマエレクトロニクス業界が描く10年後の社会
PDF版ダウンロード無料
8
民生用電子機器データ集2014(2014年7月)
1,944円
3,888円
9
【ダウンロード版】2014民生用電子機器国内出荷データ集(2014年7月)
1,944円
3,888円
10
サーバ・ワークステーションに関する市場調査報告書(2014年6月)
5,400円
10,800円
11
プリンタ-に関する調査報告書(2013年6月)
10,800円
21,600円
12
情報端末に関する市場調査報告書
~プリンタ、ディスプレイモニタ、HDD、イメージスキャナ、OCR(2013年6月)
10,800円
21,600円
13
入力装置に関する調査報告書~スキャナ、OCR~(2014年6月)
5,400円
10,800円
14
磁気記憶装置に関する調査報告書(2014年6月)
5,400円
10,800円
5,400円
10,800円
5,400円
10,800円
10,800円
21,600円
15
16
端末装置に関する調査報告書~金融端末、POS端末、ハンディ端末、KIOSK端末
(2013年6月)
医療機器調査報告書 2009年-2013年 ~世界49ヶ国の輸出入統計~
(2015年3月)
17
【ダウンロード版】監視カメラ出荷統計データ集
18
2024年までの電子部品技術ロードマップ
~変化する将来の生活環境と世界をリードする電子部品の動向~(2015年2月)
8,640円
12,960円
19
主要電子機器の世界生産状況 2013年-2015年(2015年3月)
3,000円
6,000円
20
ICガイドブック~2012年版/三冊セット(2012年4月)
5,248円
10,497円
5,400円
10,800円
5,400円
10,800円
2,160円
1,080円
108,000円
216,000円
21
22
平成25年度 ソリューションサービスに関する調査報告書Ⅰ ITサービスビジネス環境整
備調査報告書(2014年3月)
平成24年度 ソリューションサービスに関する調査報告書Ⅱ SLA適用領域の拡大に関
する調査報告書(2013年3月)
23
日本の電子情報技術産業2014(2014年8月)
24
電子情報産業の世界生産見通し(赤本詳細版)~各社アンケート集計結果~
(2014年12月)
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バックナンバー
※ここに掲載のバックナンバーについては、JEITAホームページにて購入受付をしているレポートの一覧です。他
にも在庫があれば、頒布を行っているレポートもありますので、JEITAサービスセンターまでお問い合わせください。
No.
書 名
会員価格
1
【ダウンロード版】電子情報産業の世界生産見通し2013 PDF版 (赤本数表エクセル付)
32,400円
64,800円
2
【ダウンロード版】電子情報産業の世界生産見通し2012 PDF版 (赤本数表エクセル付)
32,400円
64,800円
3
【ダウンロード版】電子情報産業の世界生産見通し2011 PDF版 (赤本数表エクセル付)
32,400円
64,800円
4
【ダウンロード版】電子情報産業の世界生産見通し2010 PDF版 (赤本数表エクセル付)
32,400円
64,800円
5
【ダウンロード版】電子情報産業の世界生産見通し2009 PDF版 (赤本数表エクセル付)
32,400円
64,800円
6
【ダウンロード版】電子情報産業の世界生産見通し2008 PDF版 (赤本数表エクセル付)
32,400円
64,800円
7
【ダウンロード版】電子情報産業の世界生産見通し2007 PDF版 (赤本数表エクセル付)
32,400円
64,800円
8
注目分野に関する動向調査2013 ~M2M/IoT,M2M/IoT 利活用分野、カーエレクトロニクス/カーインフラ
(2013年12月)
2,160円
3,240円
9
注目分野に関する動向調査2012 ~ヘルスケア・メディカル、センサ、JEITAセンサグローバル状況調査~
(2012年12月)
1,029円
2,057円
10
【ダウンロード版】JEITAセンサ・グローバル状況調査2012(サマリ版品目データ)(2012年12月)
10,800円
21,600円
216,000円
432,000円
54,000円
108,000円
27,000円
54,000円
27,000円
54,000円
216,000円
432,000円
【ダウンロード版】JEITAセンサ・グローバル状況調査2012(集計結果・全品目データ)
様式1-測定原理別
【ダウンロード版】JEITAセンサ・グローバル状況調査2012(集計結果・全品目データ)
様式2-需要部門別
【ダウンロード版】JEITAセンサ・グローバル状況調査2012(集計結果・全品目データ)
様式3-仕向地別
【ダウンロード版】JEITAセンサ・グローバル状況調査2012(集計結果・全品目データ)
様式4-センサ形状別
【ダウンロード版】JEITAセンサ・グローバル状況調査2012(集計結果・全品目データ)
製品登録一覧表
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一般価格
《レポートの購入方法》

政府刊行物センターでの取扱い
「
」 印のある資料については、政府刊行物センター(霞ヶ関)にて取扱いをしています。
全官報のホームページからもお申込いただけます。一般価格での取扱のみ。
全官報HP:http://www.gov-book.or.jp/
※書店様のご注文につきましては、全官報までお問い合わせください。

JEITAホームページ「刊行物」のページから申込み
JEITA HP「刊行物」:http://www.jeita.or.jp/japanese/public/
※別途、送料が必要になります。

JEITAサービスセンターでの取扱い
〒100-0004 東京都千代田区大手町1-1-3 大手センタービル4階
TEL:03-5218-1086 FAX:03-3217-2725
※見本をご覧いただいてから、その場で購入いただけます。
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調査統計事業は、JEITAの事業の中でも大変重要な活動と位置付けられています。これらのデータは、内
外の関係者にとって貴重な資料であり、業界の透明性と公開性を確保する上でも大切な事業となっています。
これらの活動に当たっては、市場の公正かつ自由な競争を阻害することのないよう十分な注意を払い、会員が
安心して活動ができる環境を整えるために定められている「JEITA競争法コンプライアンス指針」を十分尊重し、
これを遵守しています。
JEITA競争法コンプライアンス指針
http://www.jeita.or.jp/japanese/about/pdf/compliance.pdf
-禁無断転載-
JEITA調査統計レポートのご紹介
~Executive Summary~
発行日:2015年6月12日
発行:一般社団法人 電子情報技術産業協会
〒100-0004 千代田区大手町1-1-3
大手センタービル
TEL 03-5218-1052(代表)
編著:調査統計室/統計連絡会
印刷:三協印刷株式会社
表紙デザイン:ベルプロダクション
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