真壁・大壁を分かりやすく区別する 持込み家具・家電をリスト化 名称 1 寸法 式台は板目 (見え掛り線) 備考 大壁 真壁 耐力壁の配置を示す 今回の建物では、大 耐力壁の配置は、構造耐 壁納まりと真壁納ま 力上、重要な要素。取り りを混在させている 付け位置を間違えれば、 ① 乾燥機(乾太くん) w 630×d 520×h 700 洗濯機 ② 洋服ダンス w1,450×d 610×h2,050 WIC ③ 和ダンス w1,100×d 610×h1,700 WIC ④ 引出し収納 w 400×d 740×h 700 具体的な納まりに関 なりかねない。ミスをな WIC ⑤ 冷蔵庫 w 600×d 700×h1,700 キッチン しては枠廻り詳細図 くすには、施工者が最も ⑥ 引出し収納 w 390×d 530×h 180∼300 ユーティリティ収納 ⑦ 着物引出し w1,050×d 450×h 200 WIC ⑧ ステレオ w 350×d 350×h 410 ダイニング・キッチン ⑨ スピーカー×2 w 280×d 270×h 510 ダイニング・キッチン フローリングの向きは 長手方向、乱尺張り ので、柱の露出の有 壁量バランス [※] が悪く 無を色分けして表示。 なり、地震に弱い建物に を用意している 化粧柱 頻繁に目を通す平面詳 耐力壁 (構造用合板㋐ 9) 細図に、取り付け位置を プロットしておくのがよい 意匠に大きくかかわるため、床の仕上げ材やフローリングの張る向きを指示する矢印記号を (ここではグレーに塗っ 入れる (上がり框の目地・木目や土間タイルの張り方なども入れる) 意匠図[ ] た部分) 持ち込みが決まっている家具・家電はリスト化して平面詳細図に載 せる。サイズを記入して確実に納まるよう現場と共有する 14,560 │ 1,025 795 910 1,025 910 1,820 910 795 795 14,560 1,820 1,820 910 1,820 910 910 910 910 910 1,820 910 910 910 1,820 910 910 795 910 910 平面詳細図 意匠図[ ] 床材の張り方を指示 柱・壁の納まりを細かく描く ] [S=1:50] ) 平面詳細図[S=1:80(元図 1 450 1,020 800 790 (下部) 地窓 引違い横辷り出 W1,690 し W690 欄間 下部外部水栓 内倒し W1,690 を設けている。ここでは勾配は1/20を目指す数値設 定とし、現場で敷地高低差を確認のうえ、外構工事の 段階で勾配を決めた (実際には1/15) (上記図面は本誌 る。メリハリがついて見やすくなる の仕様に変更したもの) 。下地などの細い線について は、濃度は落とさずに視認性を維持する。施工者が (1/50 は A2出力を想定) ことを考慮 A3で出力する して、変換されたスケールについて図面に表記する ※ 4 分割法 (階ごと・方向ごとに建物の両側1/4 部分について、地震力に対する必要壁量と存在壁量を求め、壁量の偏りがあるかないかを確かめる方法) を用いて確認するのが 最も簡便な方法 021 Apr 2015 現場写真で学ぶ 実施図面の描き方 格子壁 (見え掛り線・細い線) タテ辷り出し w300 2,015 45 柱 (外形線・太い線) 3 1 〃 〃 260 73 425 2,015 下部外部水栓 950 1FL-1,380 (GL-780) 筆者の設計事務所では 4 種類の線を使い分けてい 6 950 1FL-1,380 (GL-780) 1 [瀬野和広] 敷地傾斜を有効活用するため、アプローチにスロープ ポーチ 1FL-260 (GL+340) カナダスギ 2×4 木材保護塗装 〃 〃 260 3 浴室 1 ユニットバス(1 坪タイプ) アプローチ:コンクリート刷毛引き仕上げ アプローチ:コンクリート刷毛引き仕上げ 4 種類の線で見やすい図面を描く 冷蔵庫 260 543 760 45 215 45 300 下部給湯暖房熱源機 900 欄間 内倒し W1,690 横辷り出し W690 手摺: Stφ34×2.3 260 〃 耐食性 鏡㋐ 5.0 73 260 〃 600 175 浴室 洗濯機 耐食性 ユニッ トバス(1 坪タイプ) パン 鏡㋐ 5.0 下部給湯暖房熱源機 205 780 570 タテ辷り出し w300 142 750 30 175 900 600 洗濯機 パン 6 横辷り出し W600 (下部) 地窓 地窓 引違いW1,690 W1,690 引違い 吊押入 (下部板間: スギ無垢㋐ 30) 400 45 33 345 85 73 玄関 タンク付きトイレ 玄関 ポーチ 1FL-200 上がり框:スギ 1FL-200 ホール 1FL-260 磁器質 磁器質 ㋐ 35×120CL (GL+340) タイル タイル 82 カナダスギ 2×4 木材保護塗装 750 ㋐ 9.6 張り ㋐ 9.6 張り 洗面・脱衣室 1FL±0 550 上部天袋 下部引出収納 300 温水ラジエータ 1,402 1,560 142 750 洗面・脱衣室 浴室 1FL±0 ユニットバス (1坪タ イプ) 900 手摺: Stφ34×2.3 975 900 73 73 425 600 196 冷蔵庫 260 543 760 45 215 45 205 570 780 400 196 183 600 750 30 ホール 上がり框:スギ ㋐ 35×120CL上部棚 82 750 下足箱 750 設計 GL-1,000 横辷り出し W600 遮音・断熱間仕切壁 グラスウール 16K 充填 下部引出収納 2,550 9090 650 30 遮音・断熱間仕切壁 グラスウール 16K 充填 73 1,560 745 170 タンク付きトイレ 30 吊押入 (下部板間: スギ無垢㋐ 30) 地窓 引違い W1,690 スロープ (現況地形なりに 勾配を決定) 浴室 ユニットバス (1坪タイプ) 下部堀りゴタツ 耐食性カガミ 上部棚 トイレ 下足箱 1FL±0 975リノリウム 83 ㋐ 2.5 555 200 750 設計 GL-1,000 システムキッチン システムキッチン L=1,800 L=1,800 上部レンジフード 上部レンジフード 10 15 1,800 83 750 1,800 側板・天板: 側板・天板: スギ集成材㋐30CL スギ集成材㋐30CL キッチン 915 145 1FL±0 765 915 145 765 押入 スギ無垢㋐ 30 上部 作業台 天棚 作業台 (上部棚) (上部棚) 150 上部天袋 ト レ 洗面 ・イ 脱衣室 1FL±0 1FL±0 83 リノリウム 30 スギ無垢㋐ ㋐ 2.5 カウンター: ポストフォーム 550 フローリング張り方向 下部堀りゴタツ 750 30 デスク:カナダ ツガ㋐ 30CL 83 745 83 床下収納 スギ無垢㋐ 30 温水 10 15 750 ラジエータ キッチン タンクレス 1FL±0 トイレ30 スギ無垢㋐ 温水ラジエータ 1,402 183 床下収納 スロープ (現況地形なりに 勾配を決定) 170 768 WIC カウンター: ポストフォーム 耐食性カガミ 温水 ラジエータ デスク:カナダ 寝室 ツガ㋐ 30CL 1FL±0 本畳㋐ 55 400 フローリング張り方向 213 625 12 600 12 温水 ラジエータ 寝室 ハンガー パイプφ321FL±0 本畳㋐ 55 240 床下収納 スギ無垢㋐ 30 60 床下収納 洗面・脱衣室 555 200 1FL±0 スギ無垢㋐ 30 120 2,610 83 押入 上部83 83 745 天棚 33 345 85 3,330 9090 650 30 1,700 610 60 タンクレス トイレ 83 745 83 120 持込み 食器棚 オーブンレンジ 400 213 625 12 600 12 2 40 10 60 10 90 800 790 2,550 2,610 3,330 1,900 120 615 1,700 60 838 10 610 610 1,325 1,325 1,900 38 240 軒先ライン :大壁納まり 1,000 トイレ 1FL±0 リノリウム㋐ 2.5 天板:スギ集成材 ㋐ 30UCL 150 :真壁納まり 1 1FL+400 ハンガー 500 (GL+200) パイプφ32 磁器質タ イル ㋐9.6張り 1 2 WIC 38 455 900 455 455 :大壁納まり 440 120 3.0m 500 食品庫 床下点検口 2,610 768 1FL+400 (GL+200) 磁器質タイル ㋐9.6張り 2,558 2,598 60 760 910 760 455 455 :真壁納まり 732,558 693 145 40 10 2,598 60 910 持込み 冷蔵庫 食器棚 オーブンレンジ 食品庫 床下点検口 延焼ライン 床暖房マット 455 900 145 910 軒先ライン キッチン トイレ TV ボー ド: 1FL±0 スギ集成材 リノリウム㋐ 2.5 ㋐ 30UCL 温水 ラジエータ 床暖房マット 洗濯機パン天板:スギ集成材 ㋐ 30UCL 工者にとって見やすい図 面にするための 3.0m 床暖房マット 2,550 ユーティリティ 1FL±0 杉無垢㋐30 ダイニング・キッチン 1FL±0 本畳㋐ 55 作図法を紹介する。 910 延焼ライン TV ボード: スギ集成材 865 ㋐ 30UCL 上部レンジフード 73 洗濯機パン 610 30 440 150 615 1,520 1FL−550 (GL+50) コンクリート刷毛引き仕上げ 73 693 838 150 キッチン 冷蔵庫 雨水浸透桝 2,610 1,448 1,508 1,448 1,508 1,510 30 150 1,520 2,550 150 1FL−550 (GL+50) コンクリート刷毛引き仕上げ 90 30 225100 325 30 225100 325 153 153 910 1,510 1,820 1,820 9,100 上部レンジフード 73 床暖房マット 865 システムキッチン1,000 L =2,550 システムキッチン L =2,550 アプローチ兼駐車スペース 1,060 1,060 アプローチ兼駐車スペース メジャーで 深さを確認 1,020 1,200 1,200 910 910 910 1,820 1,820 9,100 設備図 合い) は慎重に検討する [66・67 頁参照] ユーティリティ 1FL±0 座卓天竜スギ板 杉無垢㋐30 ㋐ 40 下部堀ゴタツ ダイニング・キッチン 床下 1FL±0 点検口 本畳㋐ 55 ベンチ 天竜スギ 上部 フローリング㋐ 30 吊棚 1FL+400 平面詳細図は施工図の役割を担うため、 が決まっているので、取り付け位置 (躯体・配管との取り 200 900 523 606 ポーチ 45 45 1FL−460 (GL+140) 磁器質タイル㋐9.6張り ベンチ 天竜スギ フローリング㋐ 30 1FL+400 上部 吊棚 460 30 理 解してもらえるように心がけている。 し、施工者が正確に見積りできるようにする。規格寸法 天竜スギ耳付き 325 160 天竜スギ耳付き 325 160 オイルガードパネル 板㋐ 40 オイルガードパネル 板㋐ 40 425 60 425 60 (システムキッチン付属) 内外 CL (システムキッチン付属) 内外 CL 200 900 523 カウンター: カウンター: ポーチカナダツガ 45 45 座卓天竜スギ板 カナダツガ 1FL−460 ㋐ 40 ㋐ 30CL ㋐ 30CL (GL+140) 下部堀ゴタツ 磁器質タイル㋐9.6張り 床下 点検口 890 920 73 450 具などの配 置も、サイズを含めて正 確に 606 ユニットバスやシステムキッチンは、製品名や寸法を示 460 30 890 920 ハンガー パイプφ32 73 なければならない。その点 を 踏 ま え、施 玄関 下足箱 1FL−400 (GL−200) 451 磁器質タイル㋐9.6張り ダイニング・キッチン 1FL±0 スギ無垢㋐ 1FL-190 30 1FL±0 土間 1FL-190 1FL−400 1FL±0 (GL+200) 磁器質タイル㋐ 9.6 張り 450 ハンガー パイプφ32 ダイニング・キッチン 1FL±0 スギ無垢㋐ 30 995 ほかの詳 細 図のキープランとして機 能し 451 土間 玄関 1FL−400 1FL−400 (GL+200) (GL−200) 磁器質タイル㋐ 9.6 張り 磁器質タイル㋐9.6張り スギ板㋐ 30 框板+ 床暖房マット H215 スギ板 CL 下部コンセント BOX 995 2,560 フローリング張り方向 描 く。筆 者の場 合、配 管ルートや照 明 器 傘掛け スギ板㋐ 30 框板+ 床暖房マット H215 スギ板 CL 下部コンセント BOX 170 具のプロットなどは設 備 図に描 き、平 面 傘掛け 170 2,560 2,560 フローリング張り方向 120 □ 格子壁 102 73 755 30 平面詳細図︵筆者の設計事務所では / スケール︶ には、 ﹁ 平 面 上に見 えるも コート掛け 170 30 のはすべて描 く﹂ことを基 本にしている。 構造図 コート掛け 下足箱 ユニットバス 170 170 170 2,560 2,560 2,560 2,560 □ フローリング張り方向 内縁側 フローリング張り方向 120 格子壁 内縁側 1FL±0 1FL±0102 73 755 60 60 3,478 3,478 スギ無垢㋐ 30 スギ無垢㋐ 30 2,560 995 詳細図 枚で建築工事にかかわる情報を 995 天井裏高さをメーカー 規定により250 ㎜確保 現場での検討事項を明記 天竜スギ120 /2 柱・壁の納まり ︵下地・仕上げの仕様、耐 既製品は規格寸法を押さえる ベンチ ベンチ 濡れ縁 座板:カナダスギ2×6 木材保護塗装 座板:カナダスギ2×6 木材保護塗装 1FL−175 貫:カナダスギ2×6 木材保護塗装 貫:カナダスギ2×6 木材保護塗装 カナダスギ 2×4 根太:カナダスギ2-2×6 木材保護塗装根太:カナダスギ2-2×6 木材保護塗装 濡れ縁 1FL−175 カナダスギ 2×4 □ 天竜スギ120 /2 □ 力壁の位置など︶ や、設備機器・持込み家 詳細図 450 2 50 1 ことも重要 (A3の場合は1/75となる) Apr 2015 020 屋根2 屋根2 アルミ亜鉛合金めっき鋼鈑 アルミ亜鉛合金めっき鋼鈑 (JFEカラーGL/JFE鋼板) ㋐0.4 (JFEカラーGL/JFE鋼板) ㋐0.4 立平葺き@455 立平葺き@455 軒裏:ケイ酸カルシウム板 軒裏:ケイ酸カルシウム板 ルーフィング (ルーフライナー/旭デュポン ルーフ フラィ ッング シュスパン (ルーフライナー/旭デュポン プロダクツ) フラッシュスパン プロダクツ) ㋐12継目処理の上、UP ㋐12継目処理の上、UP スギ荒板㋐24 スギ荒板㋐24 破風板:スギ㋐24囲う 軒天換気口 (FV-N12F-L27/JOTO) 軒天換気口 (FV-N12F-L27/JOTO) 垂木:45×180@455 垂木:45×180@455 ガルバリウム鋼板㋐0.4巻き グラスウール35K吹込み グラスウール35K吹込み □ □ 120 (軒高+2,570) 120 (軒高+2,570) 調湿気密シート (インテロ/プロクリマ)調湿気密シート (インテロ/プロクリマ) 10 10 4.0 4.0 671 45 1,930 175 175 400 1,930 1,900 1,900 90 30 650 380 600 600 650 1,385 1,050 1,385 1,930 500 45 300 30 90 12 1,050 2,480 6,720 軒高 3,751 2,480 6,720 軒高 3,751 671 1,820 土台: (1FL−147) 天竜ヒノキ120 □ 240 床:カナダスギ2×4 アキ≒10㎜木材保護塗料 (根太) カナダスギ 2×4木材保護塗装 700 土台: (1FL−147) 天竜ヒノキ120 □ 700 雨落とし:浸透トレンチ 浸透管φ150 5 910 910 は露しにする構造材、 は露しにしない構造材 は露しにする構造材、 は露しにしない構造材 1,820 X0 1,820 1,820 1,820 1,820 9,100 X0 X1 X1 X2 1,820 1,820 1,820 910 910 1,820 1,820 9,100 X2 X3 X3 X4 X4 X5 X5 押入の仕上げ材 (キリ板) めている (畳側の 本畳㋐ 55 が入る 根太レベルを下げ ] [S=1:8] ) 軒先詳細図[S=1:15(元図 面土板:スギ㋐ 30 木材保護塗装 (垂木間、 φ40 孔あけ加工 @455 SUS ネット張) て い る) 。下 地 の 壁下地、③耐力壁、④内壁下 大まかな構成は図 面中に描き、細か いる い寸法や材料の 捨て張り合板㋐ 15 敷居 通気 小屋梁 取合いなどは詳細 矩計図は最初に妻側断面を作図して 図を別途用意する いる。この事例では、必要な部位の高 さや形状が妻側の図面でほぼ押さえ られるので、平側方向各部の高さも割 り出せる。2 方向から見れば、横架材 など部材どうしの取合いも確認できる 30 45 105 シナ合板 の上、 EP 120×150・化粧 (軒高±0) 100 シナ合板の上、EP 石膏ボードの上、EP 90 ° 地、⑤内壁仕上げ。構成部材 はすべて矩計図に反映されて ダウンライトが入る スギ㋐24木材保護塗装 笠木:ガルバリウム 鋼板㋐0.35加工 吹返し止面土板: スギ㋐30木材保護 塗装 (垂木間) 210 垂木 : @45 46×1 80 5 90° 防虫 通気材 BT18K /フクビ 60 化学工業 303 400 鴨居 ブラインド ボックス 野地板 97 93 くも筋かい 15 壁側から①外壁仕上げ、②外 小屋束 詳細図になるくらい、細部を描き込む 120 グを同じ高さで納 正確な見積りを促すため、メー カー・製品名も記載。写真は外 は、畳とフローリン 構造材の取合いが 一目で分かるように描く 180 構成が分かるようにしている。 本事例の設計で 30 無垢フローリング㋐ 30 既製品アルミサッシ (非防火) 垂木 よう描く 仕上げの取合いが分かるように描く 動させ、どの図面を見ても部材 CAD 作図の利点を生かし、拡大すればそのまま枠廻り詳細図になる ほかの図面と部材の情報を連 るツールとなるよう 扱いたい。仕 上 ケイ酸カルシウム板㋐ 12 ケイ酸カルシウム板㋐ 12 撥水材シリケート塗料 撥水材シリ ケート塗料 床:カナダスギ2×4 270 120 405 405 270 120 405 405 (カイムビオシール/ (カイムビオシール/ アキ≒10㎜木材保護塗料 エコ・トランスファー エコ・トランスファー 1,200 240 (根太) 1,200 カナダスギ ジャパン) ジャパン) 455 2×4木材保護塗装2,000 2,000 ︵メーカー・製品名も記す︶ も見やす 雨落とし:浸透トレンチ 浸透管φ150 455 10 容を記載し、施工者がどちらの図面 ▼平均 GL 大引:天竜ヒノキ 105 □ (1FL−147) 1,820 大引:天竜ヒノキ 105 □ (1FL−484) 0.8 げの表 記 も、平 面 詳 細 図 同 様の内 気密テープ 土台:天竜ヒノキ 120 □ (1FL−147) 700 土台:天竜ヒノキ 土台:天竜ヒノキ ケイ酸カルシウム板㋐12 大引: 大引: 120 □リケート塗料 撥水材シ 天竜ヒノキ 120 □ 大引:天竜ヒノキ 天竜ヒノキ 150 150 (1FL−147) (1FL−147) (カイムビオ シール/ 120 □ 120 □ 105 □ エコ・ トランスファージャパン) (1FL−172) (1FL−147) (1FL−172) 土台:天竜ヒノキ 大引:天竜ヒノキ 120 □ 105 □ (1FL−147) (1FL−484) 土台:天竜ヒノキ (1FL−147) 120 □ 10 10 10 く 記 載 する。展 開 図の役 割 も 兼ね 設備図 700 ▼平均 GL 2,000 30 0.8 るので、見え掛りとなる壁や建具も ▼設計 GL 30 1,632 10 10 框:カナダツガ 30 ノキ 45×90加工 土台:天竜ヒ CL (1FL−147) 120 □ 矩計図には、平面詳細図同様、断 面に見えるものをすべて描く。特に ▼設計 GL 30 框:カナダツガ 45×90加工 1,632 CL 重 要なのは高さの数 値 情 報なので、 水切:アルミ亜鉛合金めっき鋼鈑 ㋐0.4折曲げ加工 ケイ酸カルシウム板㋐12 撥水材シリケート塗料 (カイムビオシール/ 2,000 エコ・ トランスファージャパン) 温水ラジエータ 濡れ縁 敷居:カナダスギ45×240加工WP 笠木:ガルバリウム鋼板㋐0.35加工 SUS甲丸レール 32 1321321 を見ても判断できることが肝心だ。 水切:アルミ亜鉛合金めっき鋼鈑 ㋐0.4折曲げ加工 温水ラジエータ 濡れ縁 縁側 敷居:カナダスギ45×240加工WP 笠木:ガルバリウム鋼板㋐0.35加工 SUS甲丸レール 32 1321321 表記。矩計図は立体的キープランと 調湿気密シート [※] ▼1FL 窓格子:カナダ杉2×4 木材保護塗装 窓格子:カナダ杉2×4 木材保護塗装 60×120 ・化粧 鴨居:カナダスギ60×300 加工WP 鴨居補強アングル:L-125×75 笠木:ガルバリウム鋼板㋐0.35加工 フローリングの厚さなども正 確に描 4 鴨居:カナダスギ60×300 加工WP 鴨居補強アングル:L-125×75 笠木:ガルバリウム鋼板㋐0.35加工 居間・食堂 居間・食堂 寝室 寝室 桐板㋐ 12 張り 無塗装 床: 床: 床: 床: 押入 スギ無垢フロー リング㋐15 スギ無垢フローリング㋐15 スギ無垢フローリング㋐30 スギ無垢フロー リング㋐30 床: 床: 縁側 床暖房温水マ ット㋐12 床暖房温水マット㋐12 構造用合板㋐12下張り 構造用合板㋐12下張り 目積本畳㋐55 (半畳物) 目積本畳㋐55 (半畳物) 構造用合板12㋐下張り 構造用合板12㋐下張り 根太:105×45@303 根太:105×45@303 構造用合板㋐12下張り 構造用合板㋐12下張り 桐板㋐ 12 張り 根太:45×70@303 根太:45×70@303 根太:105×45@303 根太:105×45@303 高性能グラスウール16K (根太間) ㋐100 高性能グラスウール16K (根太間) ㋐100 座卓:天竜スギ板㋐ 40 剥合せ 座卓:天竜スギ板㋐ 40 剥合せ 1,900 1,900 1,325 1,325 ※跳出し床部は㋐100+100 (2重) ※跳出し床部は㋐100+100 (2重) [瀬野和広] ▼1FL 120 □ (軒高−60) して、常に平面詳細図と連動して見 構造図 耐力壁 (調湿機能付き) 外壁1: 外壁1: 弾性リシン吹付塗装 (弾性リシンBio/富士川建材工業) 弾性リシン吹付塗装 (弾性リシンBio/富士川建材工業) 桐板㋐ 12 張り ラスモルタル㋐20 ラスモルタル㋐20 無塗装 (通気工法軽量既調合モルタル/富士川建材工業) (通気工法軽量既調合モルタル/富士川建材工業) 押入 専用通気ラス 専用通気ラス 通気用縦胴縁18×45 通気用縦胴縁18×45 桐板㋐ 12 張り 耐力壁: (モイス㋐9.5) 耐力壁: (モイス㋐9.5) 遮熱透湿防水シート (アビス/オズ・ワーク) 遮熱透湿防水シート (アビス/オズ・ワーク) 間柱120×30 (45) @455 間柱120×30 (45) @455 断熱材:高性能グラスウール㋐120 断熱材:高性能グラスウール㋐120 調湿気密シート (インテロ/プロクリマ)調湿気密シート (インテロ/プロクリマ) (室内側) 横胴縁15×45@455 (間柱欠込み) (室内側) 横胴縁15×45@455 (間柱欠込み) 60×120 ・化粧 枕棚:シナランバーコア □ ㋐ 30 CL 120 (軒高−60) 400 く。床・壁・天井・屋 根の部 材 構 成 400 3 100 枕棚:シナランバーコア 303 ㋐ 30 CL 400 400 0×1 05 120×270 (軒高−180) 120×270・化粧 (軒高−180) 30 90 100 303 :2-3 370 遮熱透湿機能付き 外壁防水シート 1,920 1,920 ▼軒高 斜材 :2-3 0× 羽子板 105 鼻栓留め 120×270 (軒高−180) 羽子板 鼻栓留め 380 ▼軒高 斜材 120×150・化粧 (軒高 ±0) 1,930 120×150・化粧 (軒高 ±0) 45 詳細図 2,969 工者と共有 300 30 90 12 │ 図を描き、梁下に納まるイメージを施 2 4.0 120×150 (軒高 +728) 1,900 4.0 120×150 (軒高 +728) 30 90 寸法は、断面図の通りになくても記載 する場合がある。ここでは障子の姿 100 10 屋根1 屋根1 アルミ亜鉛合金めっき鋼鈑 (JFEカラーGL/JFE鋼板) アルミ亜鉛合金めっ ㋐0.4 き鋼鈑 (JFEカラーGL/JFE鋼板) ㋐0.4 立平葺き@455 立平葺き@455 ルーフィング (ルーフライナー/旭デュポン ルーフ フラィ ッング シュスパン (ルーフライナー/旭デュポン プロダクツ) フラッシュスパン プロダクツ) 120×150 スギ荒板㋐24 スギ荒板㋐24 (軒高 +1,456) 垂木45×180@455 垂木45×180@455 グラスウール35K㋐200吹込み グラスウール35K㋐200吹込み 可変透湿シート (インテロ/プロクリマ)可変透湿シート (インテロ/プロクリマ) 120×150 120×150 (軒高+728) (軒高+728) 天井: 天井: 面戸:スギ㋐30木材保護塗装 面戸:スギ㋐30木材保護塗装 10 寒冷紗パテしごき (ジョイント工法) 寒冷紗パテしごき (ジョイント工法) 10 φ40穴あけ加工SUSネット張 φ40穴あけ加工SUSネット張 4.0 4.0 石膏ボード㋐9.5の上、EP 石膏ボード㋐9.5の上、EP 120×150 (軒高±0) 120×150 (軒高±0) 5 5 ×10 ×10 吹返し止:スギ㋐30加工WP 吹返し止:スギ㋐30加工WP 2-30 2-30 斜材: 斜材: 垂木受:120/2×120WP 垂木受:120/2×120WP 120 □ 120 □ 広小舞:スギ60×140 広小舞:スギ60×140 (軒高−60) (軒高−60) 木材保護塗料 木材保護塗料 120×270・化粧 唐草:ガルバリウム鋼板 唐草:ガルバリウム鋼板 100 100 (軒高−180) ㋐0.35加工 ㋐0.35加工 120 □(軒高−430) 120 □(軒高−430) 400 10 500 縦胴縁 2,969 意匠図[ ] 0.05㎜の細い線で記載し、位置関係 を示す。造作家具などの重要な高さ 120×150 (軒高+1,456) 100 120×150 (軒高 +1,456) 45 120×150 (軒高+1,456) 日射遮蔽ルーバー: 日射遮蔽ルーバー: カナダスギ2×4@90木材保護塗装 カナダスギ2×4@90木材保護塗装 ルーバー受:カナダスギ2×4木材保護塗装 ルーバー受:カナダスギ2×4木材保護塗装 500 種を使 い 分ける。見え掛り部 分は 120 □ (軒高+1,842) 500 断面情報が見づらくならないよう線 ラスモルタル㋐20、 リシン仕上げ 2 120 □ (軒高+1,842) 30 鴨居 (細い線/見え掛り) 見え掛り面の意匠情報を描くときは、 破風板:スギ㋐24囲う ガルバリウム鋼板㋐0.4巻き 1,900 ▼最高高さ 90 小屋梁 (太い線) 370 ▼最高高さ 矩計図 ] [S=1:30] ) 矩形図[S=1:60(元図 線の太さを有効的に 使い分ける 1 1 高さ方向の情報や仕上げについて完全網羅 意匠図[ ] 矩計図で 部材構成を網羅 ※ 低湿時には防湿材となる一方、高湿時には透湿材となる気密シート。壁体内結露を防止する 023 Apr 2015 現場写真で学ぶ 実施図面の描き方 Apr 2015 022 竣工 ] [S=1:50] ) 西側立面図[S=1:100(元図 板金ジョイント部と ベントキャップ位置は干渉させない 1 板金ジョイント部分 ポスト枠による開口の位置を指示 板金を開口 郵便ポスト ベントキャップ ベントキャップをはめる孔 西側から見た建物外観。 設 備機器のスペースを 留め 除いて、板金が基礎立上 意匠図[ ] りの大部分を覆っている 板金仕上げの場合は、ベントキャップが板金のジョイント部と 郵便ポストは、板金を一部カットして、その部分に玄関ポストを なるべく干渉しない位置に調整することが望ましい。この住宅 取り付けられるようにしている。板金をカットする位置は立面図 は壁付けのパイプファンを使用しているため、パイプファン位 上に正確に示すこと 置 (室内) は展開図に、ベントキャップ位置 (屋外) は立面図にそ 出窓廻りを板金で仕上げ れぞれ示し、図面の整合性をとる │ る場合には、板金の縦勝 2 小庇 ち、横勝ちについて図面 回は留めで納めた。出窓 の小庇は、立面図で表現 しきれないので、屋根伏 水平方向の目地がきれい 図に見え掛り線を用いて に見える 形状を描く [41頁参照] X2 Y5 1,140 1,490 1,655 2,030 260 1,107 150 1,257 X1 25 350 100 450 530 240 1,139 127 450 (1,716) X3 ドレンVU管 ジョイントBOX Y4 Y3 Y2 Y1 板金の施工誤差を加味してシャッターを発注する 板金ライン ダクト扇は通り心からの位置を明記 板金の張り始め位置を低くするときは胴縁を基礎立上りにかぶせる あるので、その誤 差を吸 収し、き X4 いや整 合 性 を 確 認 する図 面でも ▲BM X5 れいに納められるように注意した ▲BM 152 い。ここでは板金横葺きの場合の 張り基準 ▼1FL ▼設計 GL 張り基準 ある。板金仕上げとする場合は、 ▼設計GL ▼2FL−L (スキップフロア) 板 金の割 付けを正 確に指 示して ▼1FL 860 する図面であるが、それのみなら 設備図 ▼2FL−L (スキップフロア) 郵便ポスト: NPX-1/ 田島メタルワーク (新聞受け壁貫通型) 立 面 図 は、意 匠 上のプロポー ションや開口部の配置などを表現 ▼2FL 注意点について解説を行う。 ▼2FL お くことが 重 要。た だ し、板 金 ▼最高軒高さ ず、外 観に表 出 する設 備 機 器の ▼最高高さ ▼最高軒高さ 加工ではある程 度の施工誤 差が ▼最高高さ ドレンUV 管 ダクト扇孔 ドレンUV 管 張り基準 シャッターの天端 ▼1FL 450 025 板金ジョイント ベントキャップ などで示し、その近似値で調整できるよう心がけ 図面上に基準となる数値を ( ) 浴室の換気扇は、ダクト扇 (天井内でダクトを引き回す必要がある) のため、立面 ジョイントBOX ジョイントBOX る。本現場ではシャッター上端ラインを板金ラインに合わせるため、現場と相談 (X3) からの位置を記している。板金は多 図に2階床レベルからの位置と通り心 板金を張り始める位置を明記する。基礎の立上り部分をあまり見せたくない場合は、板金を張り始める位置を低く設定する。張り始め位 し、シャッターを後発注とすることで板金優先の割付け納まりとした。その結果、 少の施工誤差が生じるので、板金のジョイントとベントキャップの干渉を厳密に 置を基礎立上りより下げているので、縦胴縁が基礎立上りの一部を覆っている (写真左) 。ただし、基礎立上り部に外部照明用のジョイン 実際には数㎜程度の施工誤差に納まった 避けるには、現場での微調整が必須となる トボックスや外部コンセントなどを設ける場合は、外壁下端と干渉しないように、立面図上にそれらの位置を明記しておく Apr 2015 現場写真で学ぶ 実施図面の描き方 [関本竜太] 板金の割付けを正確に行ったとしても、実際の施工では板金のジョイント部で誤 差が生じ、重ねて張っていくと、図面どおりに納まらないことがある。そのため、 2 配 置、各 仕 上 げと部 分 との取 合 構造図 出窓:ガルバリウム鋼板㋐0.35 水切り :合板㋐9下地防水シートの上、 ガルバリウム鋼板0.35㋐平葺き 外壁 (板金) : グラスウール24K㋐100 構造用合板㋐9 透湿防水シート 通気縦胴縁㋐18×45@455 防水石膏ボード㋐12.5 ガルバリウム鋼板㋐ 0.4横葺き (働き幅227) ※玄関両脇 (W300) 部分のみ平葺き 35 天端と板金のジョイント 部がそろっているので、 450 詳細図 上で指示をしておく。今 建物北面。シャッターの 立面図 意匠図[ ] 出窓の板金仕上げは立面図上で納まりを指示 仕上げ材と開口部・設備の取合いを細かく決める ] [S=1:50] ) 北側立面図[S=1:100(元図 Apr 2015 024 X7 240 932.5 1,005 932.5 480 115 820 1,620 ポーチ 932.5 595 670 150 670 150 910 1,820 811.3 A A 888.7 361.3 800 666.3 900 90 3,640 455 400 387.5 1,820 816.3 1,820 5,460 1,738.8 1,365 A 玄関ホール 玄関 A トイレ 968.8 A SIC 816.3 10,010 X1 X2 X3 X4 X5 X6 X7 3, 185 小屋梁 1,820 1,820 X1 X2 X3 X4 X5 X6 X7 本事例は、北側斜線などの影響で XとY 両方 3 向に勾配をもつ複雑な勾配天井で、X1・Y1を 頂点とし、X7・Y6 に向かって勾配がついてい る。壁と天井の納まりが斜めになる○の地点 緩勾 配 すべてで高さが異なるため、図面で表す情報 量に限界がある。現場では天井伏図に加えて 急勾 配 300 浴室乾燥機の位置も壁仕上げ面から 内開きの扉 浴室換気扇 施工用に作成した軸組図を参照しながら、組 天井仕上げの切り替えは明確に み上がった躯体にレーザー水準器をあてて天 階段室 (スキップフロア) 井の形状を決定した。 施工精度を高めるには、 梁間方向・桁行方向ともになるべく多くの通り 心で軸組図を描くのがよい ダイニング 洗面室側 (羽目板張り) 2 玄関廊下側 (EP) 勾配の方向 4 緩勾 配 勾配 (50㎜) の位置を天井仕 ①梁の下端から 30㎜ 上げ面とし、柱の内壁面に墨を出す 水糸を張っている 2,532.5㎜ ②墨出しの位置を基準に水糸を張り、天井下 地・仕上げ工事のガイドとした ③小屋梁に直交するように野縁 (30×40㎜) を 303㎜ピッチで張り付ける ④ 9.5㎜厚の石膏ボードを張り、パテしごきの 上、塗装仕上げとした 027 Apr 2015 現場写真で学ぶ 実施図面の描き方 地階・1a階天井伏図[S=1:150] 浴室乾燥機の取り付け位置も天井伏図で示す (平面詳 ) 。浴室の 細図に記載する場合もある [24・25頁参照] 扉が開き扉 (内開き) の場合は、扉のハッチを描き、浴室 天井仕上げが切り替わる場合は、各天井材の仕上げ範囲を示す。羽 目板張りの場合は、羽目板の方向を示す。張り方 (りゃんこ張りや乱尺 張りなど) は仕上表 [45頁参照] に記載。ここでは、乱尺張りとしている [彦根明] 急勾 配 認するための絵としても重要になる。 リビング (開口部) 天井仕上げ面 1,365 10,010 天井伏図+軸組図で天井仕上げ面を決める 1 1,820 ントとなる部分の高さを明記するのがよ 設備図 1,820 A B 地階ホール だ。また、注 意したいのは、天井の形 状 枕棚 3, 185 客間 A B が高い部 屋では、仕 上 げのバランスを 確 Y1 A A B い。茶室のように天井そのものの意匠性 押入 PS 書庫 790 200 E ば、現場とのやり取りは容易だが、勾配 なる SW 1 吹抜け 150 575 洗面室 E が複雑な場合。単純な勾配天井であれ SW 2 勾配の方向を示すハッチ。 右上に向かって天井は低く ダイニング 煙感知器 A 858.8 天井伏図は、天井の仕上げ方法や、天 井に取り付ける ︵埋め込む︶照明や天井 1,985.1 SW 3 リビング エアコン用PS 1,747.5 A 1,071 525 A 埋め込みエアコン・浴 室 換 気 扇などの設 引掛けCL A 1,717.5 が 複 雑 な 場 合や 円 形 天 井 な どの場 合 Y2 引掛けCL 682.5 書斎 A E 浴室 備の取り付け位置を明示するための図 SW 4 は、天井伏図や軸組図を利用して、ポイ 構造図 Y3 小屋裏 吹抜け WW 2 浴室暖房乾燥機 TYB221G/TOTO 面である。基 準となるのは壁 仕 上げ面 テラス2 上部庇 3,000 庇:ボンデ鋼板製作 て作図。立体的に示すほう が分かりやすい Y6 Y4 られる壁付けブラケットや間接照明 (コーブ照明) は天井伏図ではなく、展開図で指示を行う [90∼91頁参照] に仕上げ面の位置を追加し ] [S=1:70] ) 2階天井伏図[S=1:100(元図 Y5 位置によって小屋梁の架け 方・天井の勾配が変わるこ とが一目で分かる。軸組図 915 12.5 60 3,495 3,640 355 42 120×300 60 12.5 り付けるため。壁に石膏ボードを張った状態で、天井の開口位置を決めるので、壁仕上げ面からの数値とするのである。壁面に取り付け 382. 5 ▼2FL±0 816.3 詳細図 1,365 を基準にした数値を記すこと、③ 2 方向からの数値を記すこと、である。①の理由は、壁や天井に石膏ボードを張ってから照明器具を取 120×300 42 │ 12.5 60 3,950 3,640 壁付けブラケット ダウンライトを取り付ける ための墨出し ▼2FL+1,250 ダウンライトやシーリングライトなど、天井面に取り付ける照明の位置は天井伏図で指示を行う。ポイントは①通り心ではなく壁仕上げ面 階段室 (スキップフロア) 60 12.5 羽目板張り ダウンライトが入るので 天井仕上げ (羽目板) を開口する 50 ダイニング 120×240 1,208 意匠図[ ] 2 120×240 42 42 120×300 壁仕上げ面 816.3 リビング (開口部) ▼+3, 508 816.3 1,928 3,363 3,031 2,300 120×240 120×270 ] [S=1:70] ) 1階天井伏図[S=1:100(元図 照明の取り付け位置は壁仕上げ線を基準に決める[※] 2,532.5 240 ※梁成240の下端から50下げ 120×240 120×210 120×240 50 30 90 120×300 2,308.3 X5 300 ※梁成300の下端から 30下げ 240 240 X4 天井伏図 意匠図[ ] 1 ▼+4, 658 X2 120×240 天井の仕上げや勾配を決める図面 Y4 通り軸組図[S=1:100] 乾燥機に干渉しないように留意する。機種名 (会社名) を特記すれば、施工者の発注ミスを防ぐことが可能 ※ 寸法の追い方は設計事務所によってさまざま。通り心からの寸法を記入するケース、一方向からの寸法を記 入するケースもある Apr 2015 026 柱・壁の納まりを細かく描く 連引戸) 馬鹿にできない大型冷蔵庫の搬入経路 そうだ、プレカット工場に行こう! COLUMN 設備や建具の干渉を防ぐ トイレ詳細図 高さ寸法の設定で水を操る 浴室詳細図 既製品+大工造作でつくるオリジナルキッチン キッチン詳細図 階段と躯体との取合いを明確に記載する 階段詳細図 大工工事とする場合のディテールの決め方 造作家具詳細図 建具本体と枠廻りの納まりを指示 内部建具詳細図( 立面図との併用で水の流れを決定 バルコニー詳細図 高さ・奥行きの調整が出来栄えを決める 玄関詳細図 掃出し窓を木製建具でつくる 開口部詳細図 既製品アルミサッシの枠なし納まり 開口部詳細図 1 2 平面詳細図 設備の取り付け位置まで描く 平面詳細図 高さ方向の情報や仕上げについて完全網羅 矩計図 高さと納まりの指示は図面を分ける 断面図 立面図 建物の美しさを決める図面 26 仕上げ材と開口部・設備の取合いを細かく決める 立面図 躯体との取合いを考慮して図面を描く 展開図 天井の仕上げや勾配を決める図面 天井伏図 屋根の種類によって描き方が変わる 54 68 屋根伏図 建具表 製作建具や防火設備の指示も忘れずに 詳細を明記し見積りの誤差を防ぐ 仕上表 図で表現できない注意事項の意思表示 特記仕様書 測量図・求積図 測量図の情報を鵜呑みにしない 建物の正確な配置と寸法の追い方を決める 配置図 耐圧版の仕様と立上りの有無を示す 基礎伏図 基礎断面図 基礎立上りと配筋・配管の取合い 階床) 継手とアンカーボルトの位置に注意 土台伏図( 階床) 柱・梁の心ずれや床の段差は具体的に示す 床伏図( 小屋組を露すときの寸法の追い方 小屋伏図 骨組を立体的に可視化する 軸組図 水廻りが 階の場合の排水方法 給排水衛生図 取り付けの指示は展開図とセットで 電気設備図 照明と躯体の干渉を避ける 電気設備図 エアコンの取り付け位置で失敗しない方法 空調設備図 56 62 64 キーワード 執筆者プロフィール 資料請求者プレゼント 66 現場写真で 学ぶ 実施図面の 描き方 1 0 0 28 52 58 60 CONTENTS 70 意匠図[2]─[詳細図] Part2 3 2015年4月号 77 72 35 42 46 38 40 44 76 78 88 82 86 51 80 92 50 028 Apr 2015 現場写真で学ぶ 実施図面の描き方 Apr 2015 029 1 94 24 1 2 1 2 96 1 2 2 2 97 98 22 30 84 90 意匠図[1] Part1 構造図 Part3 設備図 Part4 32
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