第 1 章 分 科 会 活 動 内 容 (一社 )建設コンサルタンツ協会 近畿支部 維

資料№15-1 維持管理研究委員会報告書
第 1 章
分
科
会
活
動
(一 社 )建 設 コ ン サ ル タ ン ツ 協 会
維
広
持
管
報
理
研
分
究
委
科
内
容
近畿支部
員
会
会
第5編 広報分科会
1. 分科会活動内容
資料№15-1 維持管理研究委員会報告書
1.分科会の活動内容
1.1 広報分科会活動概要
「広報分科会」では,「道路分科会」,「道路のり面分科会」,「河川分科会」の活動成果
を情報発信するため,建設コンサルタンツ協会近畿支部が主催するイベント(研究発表会)
や,参加するイベント(建設技術展)等で,パネル展示,ビラ配布を行った.
分科会独自の活動としては,一般市民へ向けた維持管理の重要性を認識してもらうこと
を目的に,小中学生に主眼を置き「神戸市キャリア教育人材バンク」に登録し,小中学校
への出前講座を試みたが,残念ながら活動期間中に小中学校からの要望がなかった.その
ため,広報分科会の独自活動について再考し,前期に作成した維持管理の大切さを情報提
供したホームページサイト“わたしたちの『まち』のお手入れの大切さ”よりもさらに分
かり易い情報提供を図ることを目的に,ナレーション入りの動画を作成し,
「一般社団法人
建設コンサルタンツ協会 近畿支部」のホームページに掲載した.
1.2 分科会活動
広報分科会の開催概要は以下のとおりである.
・第 1 回
広報分科会
日時:2013年1月24日(水)15:00~17:00:4 名出席
場所:(一社)建設コンサルタンツ協会
近畿支部
会議室
議題:1.幹事・副幹事の決定
2.H24 年度の活動目標の設定
・第 2 回
広報分科会
日時:2013年5月17日(金)15:00~17:00:7 名出席
場所:(一社)建設コンサルタンツ協会
近畿支部
会議室
議題:1.シンポジウム実施案の課題抽出
2.研究テーマ
3.出前講座の登録完了報告と講座内容の検討
・第 3 回
広報分科会
日時:2013年7月3日(水)15:00~17:00:3 名出席
場所:(一社)建設コンサルタンツ協会
近畿支部
議題:1.幹事会報告
2.建設技術展の対応について議論
3.今年度の研究発表会の対応について議論
4.出前講座の具体的な講座内容について議論
5.広報活動結果の評価手法
5-1-1
応接室
第5編 広報分科会
1. 分科会活動内容
資料№15-1 維持管理研究委員会報告書
・第 4 回
広報分科会
日時:2013年7月25日(木)14:00~17:30:3 名出席
場所:(一社)建設コンサルタンツ協会
近畿支部
応接室
議題:1.第 1 回建設技術展合同検討会の報告
2.建設技術展の対応について決定
3.今年度の研究発表会の対応について決定
4.出前講座の具体的な講座内容について議論
・第 5 回
広報分科会
日時:2013年8月22日(木)15:00~17:00:6 名出席
場所:(一社)建設コンサルタンツ協会
近畿支部
応接室
議題:1.幹事会報告
2.研究発表会,建設技術展の派遣人員の決定
3.研究発表会の展示内容の確認
4.建設技術展のパネル作成
5.出前講座(案)を持ち寄り検討
・第 6 回
広報分科会
日時:2013年9月18日(水)15:00~17:00:6 名出席
場所:(一社)建設コンサルタンツ協会
近畿支部
応接室
議題:1.幹事会報告
2.建設技術展のパネル作成、レイアウト検討、派遣人員の最終確認
3.出前講座(案)を持ち寄り検討
・第 7 回
広報分科会
日時:2013年11月14日(水)15:00~17:30:4 名出席
場所:(一社)建設コンサルタンツ協会
近畿支部
応接室
議題:1.建設技術展の報告(集計結果)
2.学校のニーズを反映した講義内容の検討
・第8回
広報分科会
日時:2013年12月16日(月)15:00~17:00
場所:(一社)建設コンサルタンツ協会
近畿支部
応接室
議題:1.幹事会報告
2.建コンホームページ閲覧者数の分析(中間報告)
3.今後の動画作成に向けて
4.次年度の作業項目と工程の整理
5-1-2
第5編 広報分科会
1. 分科会活動内容
資料№15-1 維持管理研究委員会報告書
・第9回
広報分科会
日時:2014年5月14日(月)15:00~17:00:5 名出席
場所:(一社)建設コンサルタンツ協会
近畿支部
応接室
議題:1.幹事会報告
2.活動報告書の骨子(概要版、パワーポイント、動画アップ等)
3.動画(スライドショー)の骨子作成
・第 10 回
広報分科会
日時:2014年6月20日(金)15:00~17:00:6 名出席
場所:国際航業株式会社
西日本事業本部
会議室
議題:1.パネルディスカッション事前座談会報告
2.動画(スライドショー)の作成
・第 11 回
広報分科会
日時:2014年7月23日(木)15:00~17:00:6 名出席
場所:国際航業株式会社
西日本事業本部
会議室
議題:1.動画作成のPPTの内容検討
・第 12 回
広報分科会
日時:2014年8月21日(木)15:00~17:00:5 名出席
場所:(一社)建設コンサルタンツ協会
近畿支部
応接室
議題:1.研究発表会当日の役割について
2.動画(スライドショー)の作成
・第 13 回
広報分科会
日時:2014年10月7日(火)15:00~17:00:5 名出席
場所:国際航業株式会社
西日本事業本部
会議室
議題:1.パネルディスカッション報告書作成について
2.動画(スライドショー)の作成
・第 14 回
広報分科会【予定】
日時:2014年12月
日(
)15:00~17:00:5 名出席
場所:(一社)建設コンサルタンツ協会
近畿支部
議題:1.動画(スライドショー)最終確認
2.最終報告書について
5-1-3
応接室
第5編 広報分科会
1. 分科会活動内容
資料№15-1 維持管理研究委員会報告書
1.3 委員構成
広報分科会の委員構成は以下のとおりである。
№
所 属
1
協和設計㈱ 神戸支店
2
3
氏 名
備 考
田中 正吾
幹事
国際航業㈱ 西日本事業本部
水上 幸治
副幹事
㈱エイテック 関西支社
法村 憲一
4
協和設計㈱ 道路グループ
神吉 秀哉
5
㈱長大 大阪支社
木原 祐二
6
東洋技研コンサルタント㈱
田代 信雄
7
三井共同建設コンサルタント㈱
豊島 豊
東洋技研コンサルタント㈱
大平 篤
2013年1月~2013年3月まで活動
東洋技研コンサルタント㈱
桶川 洋志
2013年4月~2014年3月まで活動
近畿技術コンサルタンツ㈱
椛山 明
2013年1月~2014年9月まで活動
5-1-4
第5編 広報分科会
1. 分科会活動内容
資料№15-1 維持管理研究委員会報告書
2.委員会活動の情報発信
「道路分科会」,「道路のり面分科会」,「河川分科会」の活動成果を情報発信するため,
建設コンサルタンツ協会近畿支部が主催するイベント(研究発表会)や,参加するイベン
ト(建設技術展)等で,パネル展示,ビラ配布を行った.
2.1 平成 25 年度
第 46 回研究発表会
研究発表会会場に展示ブースを設置し「維持管理研究委員会」の活動成果の概要をパネ
ルで展示した.また、各分科会の過年度の成果報告書を閲覧用に掲示した.
「維持管理研究委員会」活動成果概要
5-1-5
第5編 広報分科会
1. 分科会活動内容
資料№15-1 維持管理研究委員会報告書
第 46 回研究発表会
2.2 建設技術展 2013
展示ブース
近畿
(一社)建設コンサルタント協会近畿支部の展示ブースに「維持管理研究委員会」の活
動成果の概要をパネルで展示した.また、過年度の「広報分科会」で作成したHP『わた
したちの「まち」のお手入れの大切さ』の閲覧用にPCを設置した.
「維持管理研究委員会」活動成果概要
5-1-6
第5編 広報分科会
1. 分科会活動内容
資料№15-1 維持管理研究委員会報告書
5-1-7
第5編 広報分科会
1. 分科会活動内容
資料№15-1 維持管理研究委員会報告書
5-1-8
第5編 広報分科会
1. 分科会活動内容
資料№15-1 維持管理研究委員会報告書
5-1-9
第5編 広報分科会
1. 分科会活動内容
資料№15-1 維持管理研究委員会報告書
5-1-10
第5編 広報分科会
1. 分科会活動内容
資料№15-1 維持管理研究委員会報告書
建設技術展 2013 近畿
展示ブース
HP「わたしたちの「まち」のお手入れの大切さ」
閲覧用PC設置
5-1-11
第5編 広報分科会
1. 分科会活動内容
資料№15-1 維持管理研究委員会報告書
2.3 平成 25 年度
第 47 回研究発表会
「維持管理研究委員会最終報告会」および「パネルディスカッション」の案内用ビラを
作成した.また,本年度の「広報分科会」の最終報告を行った.
「維持管理研究委員会」および「パネルディスカッション」の案内用ビラ
5-1-12
第5編 広報分科会
1. 分科会活動内容
資料№15-1 維持管理研究委員会報告書
「広報分科会」最終報告
5-1-13
第5編 広報分科会
1. 分科会活動内容
資料№15-1 維持管理研究委員会報告書
5-1-14
第5編 広報分科会
1. 分科会活動内容
資料№15-1 維持管理研究委員会報告書
5-1-15
第5編 広報分科会
1. 分科会活動内容
資料№15-1 維持管理研究委員会報告書
5-1-16
第5編 広報分科会
1. 分科会活動内容
資料№15-1 維持管理研究委員会報告書
5-1-17
第5編 広報分科会
1. 分科会活動内容
資料№15-1 維持管理研究委員会報告書
5-1-18
第5編 広報分科会
1. 分科会活動内容
資料№15-1 維持管理研究委員会報告書
5-1-19
第5編 広報分科会
1. 分科会活動内容
資料№15-1 維持管理研究委員会報告書
2.4 建設技術展 2014
近畿
(一社)建設コンサルタント協会近畿支部の展示ブースに「維持管理研究委員会」の活
動成果の概要をパネルで展示した.また、本年度の「道路分科会」で研究対象とした「新
しい橋梁のモニタリング手法」の紹介として点検用ロボットを展示した.
建設技術展 2014 近畿
5-1-20
展示ブース
第5編 広報分科会
1. 分科会活動内容
資料№15-1 維持管理研究委員会報告書
3.一般市民向けの広報活動
3.1 神戸市キャリア教育人材バンク
一般市民へ向けた維持管理の重要性を認識してもらうことを目的に,いわゆる出前講座
を実施することを計画した.
委員の活動地域を考慮して「神戸市キャリア教育人材バンク」に登録し,神戸市を通じ
て出前講座の公募を試みた.
(1) 神戸市キャリア 教育人材 バンクの概要
「神戸市キャリア教育人材バンク」とは,神戸市教育委員会が取組む「大人・親の
働く姿を見せる運動」の一環として,子どもたちが職業観・勤労観を形成し,将来の
夢や希望をもてるようにすることを目的に,企業等が登録し従業員が講師として神戸
市立の小・中学校で講座等を行うものである(下記
5-1-21
参照).
第5編 広報分科会
1. 分科会活動内容
資料№15-1 維持管理研究委員会報告書
(2) 登録内容
神戸市指定様式(登録同意書)に従い,広報分科会のメンバー7名を建設コンサル
タンツ協会
近畿支部で平成 25 年4月に登録を行った.
なお,平成 26 年 2 月現在で,
「神戸市キャリア教育人材バンク」には,34 団体と 8
人の個人が登録している(下表
参照).
神戸市ホームページ(http://www.city.kobe.lg.jp/child/education/program/career/careerbank.html)より
5-1-22
第5編 広報分科会
1. 分科会活動内容
資料№15-1 維持管理研究委員会報告書
(3) 出前講座の内容
授業・講演の内容としては,
「公共土木施設って誰がどんな維持管理しているのだろ
う?
このような疑問に答え,維持管理の大切さを伝えたい。」をテーマに,前期活動
の成果である“わたしたちの『まち』のお手入れの大切”をもとに行うこととした.
また,通学路にある古い,危ないと感じる施設について話あい,その位置を地図に
落として『古い,危ない施設Map』を作成し,維持管理の必要性を身近に感じても
らうことを計画していた.
(4) 出前講座の実績
平成 25 年度,平成 26 年度とも,残念ながら神戸市立の小・中学校からの派遣依頼
はなかった.
5-1-23
第5編 広報分科会
1. 分科会活動内容
資料№15-1 維持管理研究委員会報告書
4.2 広報動画の作成
一 般 市 民 へ 向け た 維 持 管 理 の 重 要 性 を 認 識 し て も ら う こ と を 目 的 に い わゆ る 出 前 講 座
を実施することを計画したが,分科会の活動期間中に出前講座の依頼を期待できない状況
となったため代替となる活動を検討した.
広報分科会の一般市民に向けた窓口は「建設コンサルタンツ協会近畿支部HP」である
ため,HPを通じて出前講座で教材とする予定であった内容の動画を作成し,閲覧可能と
する.
(1)動画の概要
できるだけ多くの人にわかりやすくするため,公共施設の中でも「橋」を対象に
維持管理の必要性・大切さ・実際の維持管理作業内容などを知ってもらう内容とする.
また,出前講座と同様に小中学生に主眼を置いた内容とする.
以下の 4 項目とし,閲覧しやすくするため各項目3分程度に分割した構成とする .
『わたしたちの「まち」のお手入れの大切さ』
■1.悪くなった橋
全国の橋の数などの基本情報と悪くなった橋の事例紹介
■2.古くなった施設をどうする?
悪くなった橋を私たちはどのようにするべきなのか?
事例を交えて紹介
■3.こんな光景みたことある?
実際に行われている維持管理作業を紹介
■4.みんなでできることは?
施設の維持管理について、施設管理者以外の私たち利用者でもできる
活動事例を紹介
上記内容で作成したPPTのスライドに合わせてナレーションを吹き込み,動画と
してのデータを作成した.
5-1-24
第5編 広報分科会
1. 分科会活動内容
資料№15-1 維持管理研究委員会報告書
(2)動画の閲覧方法
「建設コンサルタンツ協会近畿支部」HPに広報動画のリンクを作成し,閲覧可
能とした.
(http://www.kk.jcca.or.jp/oteire/)
次項より、動画の元となるPPTの内容を示す.
5-1-25
第5編 広報分科会
1. 分科会活動内容
資料№15-1 維持管理研究委員会報告書
5-1-26
第5編 広報分科会
1. 分科会活動内容
資料№15-1 維持管理研究委員会報告書
1.悪くなった橋
わたしたちのまちには、道路や橋、ダムや公園などのたくさんの施設があります。
このような施設は、毎日みんなの快適な暮らしを支えています。
最近、このような施設が古くなり、いろいろなトラブルが全国で起こっています。
これらの施設が古くなると、どうなるのかみんなで見てみましょう。
たとえば、橋はどうなるのかな?
これは、コンクリートで出来た橋です。作られてから 29 年経っています。
時間が経つと、コンクリートにひび割れが出きます。
ほっておくと、ひび割れが増えたり、大きくなったりして、どんどん悪くなります
5-1-27
第5編 広報分科会
1. 分科会活動内容
資料№15-1 維持管理研究委員会報告書
これは、コンクリートで出来た橋です。作られてから 53 年経っています。
コンクリートのひび割れがひどくなって、コンクリートが剥がれ落ちてしまい、中の鉄筋がむき
出しになっています。中の鉄筋がさびて、橋が弱くなり重い車は通れなくなっています。
これは、鉄で出来た橋です。作られてから 37 年経っています。
全体的に錆びて、橋が弱くなっているので重い車は通れなくなっています。
5-1-28
第5編 広報分科会
1. 分科会活動内容
資料№15-1 維持管理研究委員会報告書
これは、鉄で出来た橋です。作られてから 44 年経っています。橋の一部が錆びて、切れていま
す。この橋は、このままだと大変危険なので、緊急工事で補修しました。
これは、橋が落ちてしまった写真です。
大変な事故を防ぐためにも、日ごろの点検がとても大切です。
5-1-29
第5編 広報分科会
1. 分科会活動内容
資料№15-1 維持管理研究委員会報告書
では、橋はどうして壊れるのでしょうか?
それは、橋の材料となるコンクリートや鉄が壊れるからなんです。
長い間使われ続け、雨や風にさらされたりすることで、コンクリートや鉄がだんだん傷んでいきます。
ほうっておくと、どんどん悪くなっていき、最後には壊れてしまうのです。
日本には約 70 万の橋があります。
70 万といってもピンとこないかもしれませんが、全国にあるコンビニエンスストアや学校が約 5 万箇
所、町でよく見かけるタクシーでも 25 万台なので、橋の数がとても多いことがわかります。
5-1-30
第5編 広報分科会
1. 分科会活動内容
資料№15-1 維持管理研究委員会報告書
橋は、どのくらい使えるでしょうか?昔作られた橋の寿命は約60~75年です。
現在、50歳以上の橋は71000橋あります。
どんどん歳をとっていくので、10年後には17万橋、20年後には 27 万橋が50歳以上になります。
増え続けていく歳をとった橋を、どうしたらいいでしょうか?
5-1-31
第5編 広報分科会
1. 分科会活動内容
資料№15-1 維持管理研究委員会報告書
2.古くなった施設をどうする?
当たり前の話ですが、「ものはつくると古く」なります。
新しく買った車や新築の家も、最初は新しいですが、5年、10年と手入れしないで使い続けると、
いずれ古くなってきます。古くなったものは、皆さん、どうされますか?
また、古くなった橋やトンネルなどのインフラ施設は、どうしたらよいと思いますか?
選択肢は大きくわけて4つあります。
①そのまま使い続ける?②使わない?③つくりかえる?④直して使う?
古くなった橋やトンネルなどをそのまま使い続けると、笹子トンネルの事故にも見られるように、
つぶれたりするなどの危険なことが起こる場合もあります。
5-1-32
第5編 広報分科会
1. 分科会活動内容
資料№15-1 維持管理研究委員会報告書
橋やトンネルが古くなって危ないので「使わない」ということも考えられますが、例えば、今まで通
れた道路や橋を通れなくしてしまうと、遠回りしなければならないため大変不便になります。
新しくつくる場合、車も人も通りやすくなったり、きれいなデザインになったりするなど良いことも
ありますが、非常にたくさんのお金がかかります。
5-1-33
第5編 広報分科会
1. 分科会活動内容
資料№15-1 維持管理研究委員会報告書
古くなった橋やトンネルなどは、使い続けられるように、悪くなった部分だけを直して使うことが考
えられます。
悪いところを部分的に直す方が、少ないお金で、長く使い続けることができる様になります。
5-1-34
第5編 広報分科会
1. 分科会活動内容
資料№15-1 維持管理研究委員会報告書
3.こんな光景みたことある?
私たちは、みんなが安全に暮らせるために、点検や修理を行っています。
機械で高い場所に登ったり、橋の下を見てみたり、いろんなところを調べます。
まちで見かけた時には、じっくり観察してみてね。
点検は,コンクリートがひび割れていたり、壊れていないか人がさわって行います。
大きな橋は、下から登って点検したり、写真のような特殊な点検自動車を使って調べます。
5-1-35
第5編 広報分科会
1. 分科会活動内容
資料№15-1 維持管理研究委員会報告書
トンネルも壁にひび割れがないか、コンクリートがはがれていないかなどを叩いて調べます。
照明灯や標識も、落ちてこないかさわったり、揺すって調べています。
5-1-36
第5編 広報分科会
1. 分科会活動内容
資料№15-1 維持管理研究委員会報告書
舗装の調べる箇所はたくさんあるので、特殊な車で路面を撮影して、ひび割れや段差がないか調べま
す。この車には、レーザデータで地面を計測する装置が付いていて、時速 40km で走りながら、舗装
の状態を調べることが可能です。
悪くなった箇所や危険な箇所を見つけたら、工事を行います。
いろんな工事をしているので、こんどから注意してみてみてね。
5-1-37
第5編 広報分科会
1. 分科会活動内容
資料№15-1 維持管理研究委員会報告書
4.みんなでできることは?
みんなが協力できることは何だろう?下のグラフは、日本の人口が減少して、国や県、市町村のお金
も少なくなって、みんなが使っている橋や道路、トンネルのお手入れに協力できることを大人の人に
聞いた結果です。
グラフの一番上は、税金などを多く集める協力についての回答で、結果は「多くの人がお金の負担は
よくない」と言っています。グラフの二番目は、住んでる人たちが悪くなっているところを見つけて
役所の人に教えてあげる協力についての回答で、結果は「多くの人が協力する」と言っています。『わ
るくなったところをみつけてたら、教えてあげよう』グラフの三番目は、住んでる人たちが掃除して
きれいにする協力についての回答で、結果は「多くの人が協力する」と言っています。『みんなできれ
いにしよう』グラフの一番下は、悪くなったものを直したりする工事の協力についての回答で、結果
は「多くの人が協力する」と言っています。
5-1-38
第5編 広報分科会
1. 分科会活動内容
資料№15-1 維持管理研究委員会報告書
千葉市ではこんなことをしています。道路が傷んでいる、公園の遊具が壊れている写真と場所をスマ
ートフォンやパソコンで千葉市に送ります。千葉市は送られてきた場所や悪い箇所を直したりします。
教えた悪い場所が直っているか確認もできるようになっています。
岐阜県では平成 21 年度からこんなことをしているよ
社会基盤メンテナンスサポーター(通称「MS」)は、県民参加の無償ボランティアの活動で、地域の
道路を地域で見守る制度として平成21年度から開始しています。
安全で快適な道路を確保するために、MSは危険箇所の早期発見や早期修繕が実施できるような担当
区域を決めて、簡単な点検や情報提供をお願いしています。
5-1-39
第5編 広報分科会
1. 分科会活動内容
資料№15-1 維持管理研究委員会報告書
MSから提供があった道路損傷等の対応結果については、必ずMSへ報告すると共に、年1回のフォ
ローアップ研修を開催して持続的な制度となるよう配慮しています。
たくさんの市町村では、「クリーン作戦」として、住んでる人たちが道路や川をきれいにしています。
これなら、みんなも協力できますね!
5-1-40
第5編 広報分科会
1. 分科会活動内容
資料№15-1 維持管理研究委員会報告書
いろんな市や町で行っている「まち」のお手入れの手伝いを紹介しました。
最後に、みんなもできること!~「まち」のお手入れを手伝おう~をまとめます。
「注意して見てみよう!」
壊れてて危ないところや悪いところを見つけたら、役所などに連絡して直してもらいましょう。
「まちをきれにしよう!」
道路にゴミが落ちていたら拾ってゴミ箱に入れたり、地域の掃除に参加しましょう。
「こんなこともお手伝いになるよ!」
当たり前のことだけど、ゴミを道路や川に捨てないようにしましょう。
みんなも協力してくださいね。
5-1-41
第5編 広報分科会
1. 分科会活動内容
資料№15-1 維持管理研究委員会報告書
4.分析
「広報分科会」では,「道路分科会」,「道路のり面分科会」,「河川分科会」の活動成果
を情報発信することを目的の一つとしている.
限られた分科会活動の中では、多くの人に情報発信を行うための効率的な広報の手法の
確立が重要であるため,建設コンサルタンツ協会近畿支部HPの閲覧状況や各種イベント
でのアンケート調査結果を分析し広報手法を検討した.
4.1 建設コンサルタンツ協会近畿支部HP閲覧数の分析
昨年度より維持管理研究委員会の成果は,「建設コンサルタンツ協会近畿支部HP」か
ら閲覧可能となっている.
昨 年 度 の 維 持管 理 委 員 会 の 成 果 を H P に ア ッ プ ロ ー ド し て か ら の 閲 覧 数の 変 化 を グ ラ
フに示す.(期間は平成 24 年 4 月から平成 25 年 9 月の 17 ヶ月間)
研究発 表会
開催メール配信
ション掲載
日経コンストラク
建設技術展
案内ビラ配布
閲覧数の増加要因はイベントでのビラ配布,専門誌による紹介,研究発表会の案内など
により顕著に現れている.
ホームページを閲覧してもらうための広報が重要なことが明らかであったため,イベン
トなどの機会に合わせて適宜ビラを配布する活動を実施した.
5-1-42
第5編 広報分科会
1. 分科会活動内容
資料№15-1 維持管理研究委員会報告書
4.2 建設技術展 2013 近畿でのアンケート調査分析
昨年度の建設技術展 2013 近畿において,建設コンサルタンツ協会の展示ブースに訪れ
た来場者の方にご協力をいただき,アンケート調査を実施した.
建設技術展で行われた「建コン近畿
フォトコンテスト」の投票用紙に項目を追加し,
ご協力をいただいた.
建設コンサルタンツ協会近畿支部HPの認知度を職業別に把握するためアンケート
の内容は下記の通りとした.
■1.あなたの職業は?
□ 官公庁 □ 建設業 □ 建設コンサルタント □ 学生 □ その他(
)
■2.建設コンサルタンツ協会をご存知でしたか?
□ はい
□ いいえ
■3.建設コンサルタンツ協会近畿支部のホームページを閲覧したことがありますか?
□ はい
□ いいえ
回答総数は 525 名.(官公庁 54 名,建設業 109 名,建設コンサルタント 95 名,
学生 114 名,その他 111 名)
結果のグラフを次項に示す.
・建コン自体の認知度は全体的には高いが,学生の認知度は低い。
・建コンのHPの認知度は全体的に低い.
・建設コンサルタント以外は,建コンのHPをほとんど閲覧したことがない.
建コンのHPを広く閲覧してもらうためには,HP閲覧のアピール(ビラ配布、専
門誌掲載など)が必要であるため,イベントなどの機会に合わせて適宜ビラを配布す
るような活動を実施した.
5-1-43
5-1-44
知らない
6%
知っ
てい
る
94%
見た
ことあ
見た
り
ことな
37%
し
62%
未回答
1%
協会HPの閲覧
回答者数 111人
見た 見た
ことな ことあ
り
し
54% 46%
協会HPの閲覧
回答者数 54人
・団体職員 2名
・メーカー 5名
・高速道路会社 1名
・博士 1名
・海外 1名
・協同組合 2名
・部材メーカー 1名
協会の認知度
官公庁
その他の職種
・教員 11名
・一般 1名
・法人 2名
・商社 3名
・一般財団 2名
・資材 1名
・未記入 67名
知らな 知っ
い… てい
る
66%
未回答
3%
協会の知名度
その他
学生
知っ
知らない てい
る
50%
55%
未回答
2%
見たことなし
87%
見たこと…
協会HPの閲覧
回答者数 114人
建設コンサルタン
ト
20%
建設業
22%
未回
答
3%
学生…
協会の認知度
官公…
その他
23%
来場者の職種
回答者数 525人
建設技術展アンケート集計結果
知っ
てい
る
72%
知っ
てい
る
97%
知らない
2%
未回答
1%
協会の認知度
建設コンサルタント
知らな
い…
未回答…
協会の認知度
建設業
見た
未回答
ことな
1%
し
16% 見た
ことあ
り
83%
協会HPの閲覧
回答者数 95人
見た
ことあ
見た
り
ことな
33%
し
67%
協会HPの閲覧
回答者数 109人
資料№15-1 維持管理研究委員会報告書
第5編 広報分科会
1. 分科会活動内容