WP/EX共通 - システックコア

秘密金庫 HDD ポータブル WP/EX
ユーザーズマニュアル
動作環境
Microsoft Windows XP 32bit(sp3 以上)/Vista/7/8
このたびは、
「秘密金庫 HDD ポータブル」をお買い上げいただきまして
誠にありがとうございます。
このマニュアルでは、アプリケーションの操作方法をご案内いたします。
※画面は開発中のものであり、レイアウトは変更される場合があります。
※秘密金庫は株式会社システックコアの登録商標です。
※Windows、Windows Vista は Microsoft Corporation の登録商標です。
1
はじめに
本マニュアルは、ご使用になる上で非常に重要となる事項を記載しております。
ご使用の前に必ずお読みください。
使用する手順に沿って説明を進めて参ります。
本機に関しましては、必ず本マニュアルの手順通りにご使用ください。
誤った手順でご使用になりますと、正常に作動しない恐れがございます。
また、誤った操作が原因の故障につきましては保証の対象外となりますのでご注意くださ
い。
2
管理 PC へのセットアップ
※管理用 PC には、以下のものがセットアップされます。
・ドライバ
・秘密金庫エクスプローラ(データの読み書きをサポートします。
)
・秘密金庫ライトプロテクト Dropsave(ライトプロテクト領域への書き込みをします。
)
・秘密金庫取り出しツール(EX のみ添付)
※セットアップは管理者権限のあるユーザーでログインして行ってください。
※2 台目以降のポータブルおよび外付けハードディスク同様にセットアップします。
(この場合、ドライバはインストールされず、機器の追加のみ行います。
)
※管理 PC1 台に複数台のポータブルをセットアップできますが、ポータブル 1 台につき
管理 PC を複数台設定することはできません。
※一度ドライバをセットアップした PC に再度ドライバをセットアップすることはできま
せん。
※エクスプローラにて PDF 変換を行う場合は、Microsoft Office 2010 以上がインスト
ールされている必要があります。
Step0. セットアップを行う前に
念のため以下の作業を行うことをおすすめします。
・システム復元ポイントの作成
・アンチウィルスソフトの一時停止
※ドライバのアンインストールはできません。
それ以外の各アプリのアンインストールはコントロールパネルより行えます。
※アンチウィルスソフトによっては、セットアップ中に警告を発したり、セット
アップに失敗することがあります。
Step1. Setup の起動
セットアップディスクを CD-ROM ドライブにセットします。
コンピューター(マイコンピュータ)より、秘密金庫マイナンバ AdminPC をダブル
クリックします。
(ドライブレターは PC によって異なります。
)
3
セットアップが起動しない場合は SetupDVR.exe を実行します。
(.exe の拡張子は表示
されていないことがあります。
)
Step2. セットアップスタート
上記注意事項が表示されます。注意文をお読みいただき、以下の作業を行ってください。
・本製品以外の USB HDD や USB メモリはすべて取り外してください。
CD-ROM ドライブが搭載されていない場合は、セットアップ前に CD-ROM の内容を
ローカルディスクにコピーして、そこから SetupDVR.exe を実行します。
・セットアップする秘密金庫のみ PC に接続します。
USB3.0 ケーブルを本製品の USB ポートに接続します。
USB3.0 ケーブルのもう一方の側をパソコンの USB ポートに接続します。
本製品の電源スイッチを ON にします。
以上の準備ができたら「開始」をクリックします。
4
を押します。
本製品が正常に接続されていれば、エクスプローラのセットアップが開始します。
指示に従ってエクスプローラのセットアップを行ってください。
2 台目以降のセットアップの場合は、
「正常に追加されました。
」と表示され、
セットアップを終了します。PC を再起動の上ご使用ください。
「秘密金庫が接続されていません。」と表示された場合は、接続を確認してください。
セットアップを取りやめる場合は
を押します。
Help を押すとマニュアルを開きます。
Step3. エクスプローラおよび Dropsave のインストール
秘密金庫エクスプローラをインストールします。
画面の指示に従ってインストールしてください。
続いてライトプロテクト Dropsave をインストールします。
こちらも画面の指示に従ってインストールしてください。
Step4. ドライバのインストール
※すでにドライバがインストールされている場合、インストールは行われません。
ドライバをインストールします。
「ドライバのインストールを実行します。
」と表示されたら「OK」を押します。
5
「このデバイスソフトウェアをインストールしますか?」と表示されたら、
発行元が"SYStechcore Co.,Ltd."であることを確認した後、
「"SYStechcore Co.,Ltd."からのソフトウェアを常に信頼する」にチェックをつけて
「インストール」を押します。
Windows XP の場合、Windows ロゴの認証に関する警告が出ることがありますが、
弊社にて安全確認済ですのでそのまま「続行」を押します。
ドライバのインストールが完了したら、PC を再起動させてください。
※「OK」を押した後、再起動するかどうか尋ねてくるので、再起動する場合は「今すぐ
再起動」
、後で再起動する場合は「キャンセル」を選択してください。10 秒間そのまま
にしておくと自動的に再起動します。
※セットアップファイルをローカルディスクにコピーした場合は、セットアップ終了後、
コピーしたファイルを削除してもかまいません。
6
Step5. コントローラのセットアップ
再起動後、コントローラのセットアップが開始されます。
再起動前に本機を取り外していた場合は、なるべく同じポートへ再接続してください。
コントローラは自動的にインストールされます。
インストールが完了するまでしばらくお待ちください。
Step6. 本機の取り外し
※取り外しは必ずこの手順で行って下さい。
この手順以外で取り外すと、次回接続時正常に動作しない恐れがあります。
画面右下通知領域の
をクリックします。
「UD-DVR Controller」の取り出しを選択します。
他のものは取り出しを選択する必要はありません。
取り外しの作業が終了すると、USB ケーブルを抜くことができます。
※「このデバイスは現在使用中です。
」と表示された場合は、秘密金庫およびその中の
ファイルに関わるアプリが実行されていないか確認して下さい。
7
基本的な使用方法の流れ
(本マニュアルでは以下の流れに沿って説明いたします。)
開始
元データの作成・保存
・ライトプロテクト DropSave
次のクライアント PC は
セットアップ済みか
No
クライアントセットアップ
可能状態にする
・リビルドツール
Yes
次に使用する
クライアントに渡す
No
データの編集・保存
・秘密金庫 DropSave
全員終了?
Yes
管理者へ戻す
PDF 変換
・秘密金庫 Explorer
外付け有?
No
Yes
外付けへ保存
ポータブルへ保存
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元データの作成・保存
元となるひな形データ等の保存をライトプロテクト領域に行います。
※ポータブル以外の USB 機器(外付け HDD を含む)は必ず取り外して下さい。
接続したままでは正常に書き込みができません。
セットアップが完了して、本製品を接続すると、以下のリムーバブル領域が現れます。
・DVD ドライブ
ポータブルを収集用 PC にセットアップするためのセットアップファイルが搭載され
ています。
(→P14)
・UD-DVRRAMWP(ライトプロテクト領域)
元となるひな形データの保存を行う領域です。
※表示されない場合の対処方法は P35 を参照してください。
DVD ドライブには書き込みはできません。
ライトプロテクト領域には書き込みは可能ですが、Windows 標準のエクスプローラ等で
書き込もうとすると、
「書き込み禁止です。」と表示され、書き込みができません。
こちらに書き込むためには、ライトプロテクト DropSave を使用します。
ひな形等をライトプロテクト領域に書き込むことにより、誤って上書きや削除を防ぐこと
ができます。また、ウィルスの侵入もブロックします。
※データの取り出しは Windows 標準エクスプローラでできます。
■ライトプロテクト領域にファイルを書き込みます。
保存したいファイルをライトプロテクト DropSave のアイコンにドラッグ&ドロップしま
す。
※ドラッグアンドドロップ・・対象のファイルをクリックした後、左ボタンを
押しながら、マウスを動かしてファイルを移動させます。
アイコンの上に重ねたらマウスの左ボタンを離します。
9
確認の上、保存する場合は「はい」をクリックします。
※ファイルはすべて上書き保存となります。上書きするかどうか尋ねてきませんので
ご注意下さい。
処理が完了するまでしばらくお待ちください。
「正常に保存されました。
」と表示されれば完了です。
ログを開く場合は「ログを開く」をクリックしてください。
「閉じる」をクリックすると終了します。
※ファイルが保存されると一旦ライトプロテクトは認識しなくなります。
引き続き管理 PC で秘密金庫の作業を行う場合は一度取り外しをしてから
再接続してください。
(→P7)
※ライトプロテクトに保存されたファイルは、エクスプローラや Office 等の外部アプリケ
ーションで開くことができます。ただし、ライトプロテクトへの上書き保存はできませ
んので、保存する場合はローカルディスクに保存してください。
10
初期設定について
初回のみ秘密金庫エクスプローラを立ち上げ、秘密金庫にアクセスするためのパスワ
ードを設定します。パスワードを変更しないでエクスプローラを起動しようとすると
以下のメッセージが表示されます。必ずパスワードの設定を行ってください。
パスワードの設定を行わないとドロップ保存ツールも使用できません。
また、必要に応じてパスワードを変更することができます。
パスワードは定期的に変更することをおすすめします。
・変更手順
デスクトップ上の、
アイコンをダブルクリックします。
パスワード入力画面が表示されます。「パスワード変更」を押します。
※パスワード入力画面のまま 30 秒間放置するとタイムアウトで終了します。
11
パスワードの設定について
画面の説明
現在のパスワード・・変更前のパスワードを入力します。
※初期パスワードは「1234」です。
新しいパスワード・・新しいパスワードを入力します。
確認パスワード・・・確認のため新しいパスワードを再入力します。
パスワードヒント・・パスワードを忘れた時に表示するヒントを入力します。
また、現在のパスワードにチェックがある場合、当欄に
現在設定されているパスワードのヒントを表示します。
パスワードを表示する・・入力しているパスワードを表示します。
※第三者に見られる可能性があります。
現在のパスワードヒントを表示する・・現在設定されているヒントをパスワードヒ
ント欄に表示します。
すべて入力が完了したら「変更」を押します。
「キャンセル」を押すと変更せずに終了します。
※「1234」および現在と同じパスワードは指定できません。
※パスワードおよびヒントには半角英数字と記号が使用できます。
パスワードとヒントは同じものにはできません。
※パスワードは第三者に知られないよう、十分ご注意ください。
また、容易にパスワードが推測できるヒントは避けてください。
内容をご確認いただき、よろしければ「変更」を押してください。
「パスワード変更処理は正常終了しました。
」と表示されて完了です。
※この画面ではパスワードが表示されます。パスワードが正しく設定されているの
を確認した後、速やかに終了処理を行ってください。
※この画面で「キャンセル」または「×」を押した場合は、パスワードは変更され
ません。
※パスワードを忘れた場合は、エクスプローラの起動ができなくなります。
非常に強固にできていますので、当社でパスワードの修復もできません。
絶対にお忘れにならないよう、ご注意ください。
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データ収集
収集の準備
本製品を他の PC に接続して、データ収集を行います。
データ収集を行う目的であれば、何台の PC でも接続することができます。
まだ一度も本機を使用したことのない場合、パスワードの設定が必要となります。
設定方法は 11 ページを参照してください。
A.収集する PC が未セットアップの場合
データ収集を行う外部 PC へのセットアップは、ポータブルより行います。
セットアップの方法は次ページ以降を参照してください。
B.収集する PC がセットアップ済みの場合
一度セットアップした PC はそのまま接続して使用することができます。
再度セットアップの作業は必要ありません。
使用方法は 22 ページを参照してください。
ただし、前回使用したものと異なるポータブルは使用できません。
13
他のデータ収集用 PC へセットアップする
0.はじめに
他の PC へ秘密金庫ドロップ保存ツールをインストールする場合は、このページに
記載の方法で本機をインストール可能状態(以下「リビルド状態」といいます)に
します。
※管理 PC へのセットアップはこの方法ではできません。
管理 PC へのセットアップにつきましては P3 をご参照ください。
※この方法でセットアップした PC を新たに管理 PC にすることはできません。
※リビルド状態の場合は秘密金庫にデータを新たに保存することはできません。
ただし、すでに秘密金庫内にあるデータは削除されることはありません。
セットアップを実行すると再び秘密金庫への保存を行うことができます。
詳細につきましては、次項をご参照ください。
参考.リビルドの仕組みについて
本製品を使用するには、ドライバソフトウェアが必要です。
通常、本製品のソフトウェアをセットアップすると、ドライバもセットアップされ
ますので、特に意識することなく本製品をお使いいただけるようになります。
管理 PC へのセットアップは CD-ROM から行いますが、データ収集用 PC への
セットアップは本機を使用して行います。本機は持ち出しを前提としているため、
CD-ROM の紛失・盗難によって、第三者に不正インストールされるのを防止する
ためです。
ただし、通常秘密金庫として使用するときはセットアップのための領域は見えない
状態になっていて、セットアップが行えません。このため、この状態で紛失・盗難
に遭ってもセットアップがされていない PC ではまったく秘密金庫の内容を見られる
ことがなく、データの流出を防ぐことができます。
(図1)
<図1.通常使用時>
・セットアップ不可
秘密金庫
・秘密金庫使用可
14
セットアップ領域
(見えません)
データ収集用 PC へのセットアップにはこのセットアップ領域を可視化する必要
があります。秘密金庫の領域に入っている専用アプリを使用して、セットアップ領域
を可視化することができます。
(これをリビルド状態といいます。
)
セットアップ領域が見えるようになると、ここからデータ収集用 PC へのセットアッ
プを行うことができます。
(セットアップ領域はドライバがインストールされていな
くてもアクセスすることが可能です。)(図2)
<図2.リビルド時>
秘密金庫
(使えません)
セットアップ領域
・セットアップ可
・秘密金庫使用不可
ただし、この状態では秘密金庫として使用することはできません。
(すでに保存されているデータが消失することはありません。
)
リビルド時にセットアップを実行すると図1の状態に戻り、再度秘密金庫を使用
することができるようになります。
1.リビルド状態かどうか確認する
リビルド状態かは、管理 PC にて以下の手順で確認ができます。
Step1.本製品を管理 PC の USB ポートに接続する
Step2.マイコンピュータを開く
Installer のドライブがある場合→セットアップ可(→P18 へ)
秘密金庫 StandAlone のドライブがある場合
またはどちらもない場合→セットアップ不可(次項へ)
2.リビルド状態にする
秘密金庫をリビルド状態にします。
Step1. 本製品を管理 PC またはセットアップ済みの他のデータ収集用 PC の USB
ポートに接続します。
15
コンピューター(マイコンピュータ)より、秘密金庫 StandAlone
をダブルクリックします。
(ドライブレターは PC によって異なります。)
インストールデバイスフォルダ内のインストールデバイス.exe を実行します。
注意事項を確認の上、
「Go」をクリックします。
※「キャンセル」をクリックすると中止します。
上記メッセージが表示されたら「はい」をクリックします。
「いいえ」をクリックすると中止します。
16
処理が完了するまでしばらくお待ち下さい。
上記が表示されたら終了です。いったん本製品を USB ポートから抜いて下さい。
(取り外し方は P21 を参照して下さい。)
以上でインストール可能状態になりました。
次項へ進み、データ収集用 PC へのインストールを行って下さい。
17
データ収集用 PC へのセットアップ
店舗等でデータの吸い出しのみを行いたい場合は、こちらのセットアップを行います。
セットアップはポータブル本体のセットアッププログラムを使用します。
※データ収集用 PC へは、次のものがセットアップされます。
・ドライバ
・ドロップ保存ツール(書き込みのみサポート。内容確認はできません。
)
Step0. セットアップを行う前に
念のため以下の作業を行うことをおすすめします。
・システム復元ポイントの作成
・アンチウィルスソフトの一時停止
※ドライバのアンインストーラは付属していません。
※アンチウィルスソフトによっては、セットアップ中に警告を発したり、セット
アップに失敗することがあります。
ポータブルがセットアップ可能な状態か確認してください。
ポータブルを接続した際に Installer のドライブがマイコンピュータに現れる場合、
セットアップが可能となります。(Step1 をご参照下さい。)
Installer のドライブが現れない場合は、セットアップ可能な状態に戻して下さい。
セットアップ可能な状態に戻す方法につきましては、P14 をご参照下さい。
Step1. Setup の起動
本製品をセットアップしたい PC の USB ポートに接続します。
コンピューター(マイコンピュータ)より、Installer をダブルクリックします。
(ドライブレターは PC によって異なります。
)
※Installer 領域にデータを書き込んでもセットアップが完了すると削除されてしまい
ますのでご注意ください。
18
セットアップが起動しない場合は SetupDVR.exe を実行します。
(.exe の拡張子は表示
されていないことがあります。
)
Step2. セットアップスタート
上記注意事項が表示されます。注意文をお読みいただき、以下の作業を行ってください。
・本製品以外の USB HDD や USB メモリはすべて取り外します。
以上の準備ができたら「開始」をクリックします。
を押します。
セットアップを取りやめる場合は
を押します。
Help を押すとマニュアルを開きます。
19
Step3. ドライバのインストール
ドライバをインストールします。
「ドライバのインストールを実行します。
」と表示されたら「OK」を押します。
「このデバイスソフトウェアをインストールしますか?」と表示されたら、
発行元が"SYStechcore Co.,Ltd."であることを確認した後、
「"SYStechcore Co.,Ltd."からのソフトウェアを常に信頼する」にチェックをつけて
「インストール」を押します。
Windows XP の場合、Windows ロゴの認証に関する警告が出ることがありますが、
弊社にて安全確認済ですのでそのまま「続行」を押します。
ドライバのインストールが完了したら、PC を再起動させてください。
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※「OK」を押した後、再起動するかどうか尋ねてくるので、再起動する場合は「今すぐ
再起動」
、後で再起動する場合は「キャンセル」を選択してください。10 秒間そのまま
にしておくと自動的に再起動します。
Step4. コントローラのセットアップ
再起動後、コントローラのセットアップが開始されます。
再起動前に本機を取り外していた場合は、なるべく同じポートへ再接続してください。
コントローラは自動的にインストールされます。
インストールが完了するまでしばらくお待ちください。
Step5. 本機の取り外し
※取り外しは必ずこの手順で行って下さい。
この手順以外で取り外すと、次回接続時正常に動作しない恐れがあります。
画面右下通知領域の
をクリックします。
「UD-DVR Controller」の取り出しを選択します。
他のものは取り出しを選択する必要はありません。
取り外しの作業が終了すると、USB ケーブルを抜くことができます。
※「このデバイスは現在使用中です。
」と表示された場合は、秘密金庫およびその中の
ファイルに関わるアプリが実行されていないか確認して下さい。
21
データ収集用 PC のアプリケーション操作
ファイルの保存には秘密金庫 DropSave を使用します。
※秘密金庫 DropSave はドラッグアンドドロップによるファイルの保存のみとなります。
秘密金庫の内容を DropSave で確認することはできません。
ファイル名の変更は保存前に行ってください。
ライトプロテクト領域のファイル取り出しについて
ライトプロテクト領域(UD-DVRRAMWP)に保存されているファイルは Windows
標準のエクスプローラ等で通常のデータと同じように取り出しすることができます。
また、Office 等を使用して自由に編集することができます。
上書き保存はできませんので、ひな形のデータに個人情報を書き込んだら一旦ローカル
へ保存して、次項を参照して秘密金庫へ保存してください。
※ローカル保存時にファイル名に社員番号等を付けると、後から管理がしやすくなり
ます。
アプリケーションの使用方法
秘密金庫 DropSave アイコンへファイルをドラッグアンドドロップします。
※ドラッグアンドドロップ・・対象のファイルをクリックした後、左ボタンを
押しながら、マウスを動かしてファイルを移動させます。
※アイコンをダブルクリックしてもアプリは起動しません。
※
転送が終了するまでしばらくお待ち下さい。
22
転送が正常に終了すると、上記のダイアログが表示されます。
ログを表示する場合は「ログを開く」を押して下さい。
「閉じる」を押すと終了します。
※転送元のファイルは削除されます。
※「ログを開く」では本日分のログのみ表示します。
過去のログは接続した PC のマイドキュメントフォルダ内の「Systechcore」
フォルダにある「秘密金庫自動ドロップ保存」フォルダに収録されています。
※転送されたファイルは、コンピュータ名と日付でフォルダを作成して保存されます。
※別 PC での同一ファイル名による上書きを防ぐため秘密金庫への保存時、ファイル
名の先頭に8桁の英数字が付加されます。
※次にデータ収集する PC が未セットアップの場合はここで P14 以降を参照の上、
本機をセットアップ可能状態にしてください。
セットアップ済みの場合、および収集が完了して管理 PC に戻す場合はセットア
ップ可能状態にする必要はありません。
23
秘密金庫取り出しツールについて(EX 版のみ添付)
秘密金庫内のファイルを取り出すには秘密金庫取り出しツールを使用します。
※EX を含むマイナンバーポータブルではエクスプローラで取り出すことはできません。
※ポータブル、外付け両方を接続している場合は、正常に動作しない場合があります。
使用方法
「秘密金庫マイナンバー取り出し tool」をダブルクリックします。
取り出し元ファイルを選択します。
「秘密金庫 Browser」をクリックします。
パスワードを入力して、
「金庫を開ける」をクリックします。
ファイルを選択して、
「選択終了」をクリックします。
24
取り出し先ファイルを選択します。
「選択」をクリックします。
取り出し先フォルダを選択して「OK」をクリックします。
「実行」をクリックすると、取り出しを行います。
25
秘密金庫エクスプローラについて
PDF 変換、PDF 閲覧、削除等はこの秘密金庫エクスプローラを使用します。
※秘密金庫エクスプローラではファイルの直接編集や実行はできません。
※追加の外付け HDD がある場合は、ポータブルを先に接続して下さい。
先に外付けを接続すると、ドライブレターが欠落することがあります。
・起動するには
ポータブル HDD を接続します。
追加の外付け HDD がある場合は続けて接続します。
デスクトップ上の、
アイコンをダブルクリックします。
パスワードを入力して「金庫を開ける」を押します。
ポータブルと外付けの両方が接続されている場合は、外付けのパスワードのみ
入力してください。
※パスワード入力画面のまま 30 秒間放置するとタイムアウトで終了します。
※「パスワード変更」をクリックするとパスワードが変更できます。
また、パスワードを忘れた際に設定したヒントを表示できます。
パスワード変更方法については P12 を参照してください。
※エクスプローラ起動中に機器の追加接続や取り外しはできません。
追加接続や取り外しを行う場合はアプリを終了させてください。
※PC によっては起動に時間がかかることがあります。
※タイトルバーの表示は、ポータブルのみの場合は「秘密金庫 DriveID(マイナンバ
PT)を開く」
、外付け HDD が接続されている場合は「秘密金庫 DriveID(外付け)
を開く」と表示されます。それ以外の場合は、ポータブルか外付けのどちらかが
正しく認識していない可能性があります。P35 を参照の上、ドライブレターが正
しく割り振られているかどうか確認してください。
26
1.画面の各名称
①
②
③
④
⑤
①メニュー
②ツールバーエクスプローラボタン
③ツリービュー
④リストビュー
⑤ステータスバー
2.メニュー
ファイル
終了
マウントを解除して、アプリケーションを終了します。
ヘルプ
秘密金庫エクスプローラについて
バージョン情報等を表示します。
27
3.右クリックメニュー
ファイルおよびフォルダを右クリックした際のメニュー説明です。
PDF 保存(ポータブルのみ)
(→P30)
Microsoft Office で作成されたファイルを PDF へ変換します。
※管理 PC に Microsoft Office 2010 以上がインストールされていることが
必要です。
PDF 閲覧(PDF ファイルのみ)
(→P32)
PDF ファイルを専用のビューアで開きます。(閲覧のみ対応)
削除(PDF ファイルまたは外付け HDD 内のファイルのみ)
秘密金庫内のファイルまたはフォルダを削除します。
名称変更(PDF ファイルまたは外付け HDD 内のファイルのみ)
秘密金庫にあるファイルのファイル名を変更します。
※フォルダの名称変更はできません。
フォルダ作成
秘密金庫内に新しいフォルダを作成します。
※外付けが接続されている場合は、ポータブルのフォルダ追加削除はできません。
4.ツールバーエクスプローラボタンについて
・・一つ前の操作フォルダに戻ります。
・・一つ後の操作フォルダに進みます。
・・一つ上の階層フォルダへ移動します。
・・新しいフォルダを作成します。
(外付け接続時のみ)
・・ファイルを削除します。
(外付け接続時のみ)
28
5.ファイル操作について
・秘密金庫内のファイル、フォルダを削除する
削除したいファイルまたはフォルダを選択して、右クリックから「削除」を選択
します。
ファイルの削除にはツールバーの「削除」ボタンを使用することもできます。
※フォルダの削除を行う場合は、一旦ルートディレクトリをクリックしてから、
削除したいフォルダを右クリックして、「削除」を選択します。
※ポータブルにあるファイルの削除は、PDF 以外はできません。
確認のダイアログが出たら、はい(Y)を押します。
削除を中止する場合は、いいえ(N)を押してください。
※削除を行うと元には戻せませんのでご注意ください。ゴミ箱はありません。
※削除するファイルが多い場合、領域計算に時間がかかることがあります。
・ファイルの名称を変更する
変更したいファイルを右クリックして、「名称変更」を選択します。
※フォルダの名称変更はできません。
・フォルダを作成する
新しいフォルダを作成したい階層フォルダをクリックします。
その後、ツリービュー内の何もない箇所を右クリックして「フォルダ作成」を
選択します。
作成したいフォルダ名を入力して「作成」を押します。
29
6.Office ファイルを PDF に変換する
Microsoft Office で作成されたファイルを PDF に変換して保存します。
※管理 PC にて PDF に変換する場合は、Office2010 以上のインストールが
必要です。収集用 PC での Office ファイルの作成は、Office のバージョンは
問いません。
以下のファイルは弊社にて変換できることを確認しております。
Word (*.doc *.docx *.txt)
Excel (*.xls *.xlsx *.csv *.txt)
PowerPoint (*.ppt *.pptx)
※画像を含んだファイルは解像度が若干おちることがあります。
PDF 保存するファイルを右クリックして、「PDF 保存」を選択します。
注意文をお読みの上、
「はい」をクリックします。
30
保存する秘密金庫内の場所を選択して「選択終了」をクリックします。
外付けが接続されていない場合・・保存先にはポータブルのみ表示されます。
外付けが接続されている場合・・保存先には外付けのみ表示されます。
作業が終了するまでしばらくお待ちください。
※お使いの PC によっては、作業に時間がかかることがございます。
※Excel ファイルでタブが設定されている場合は、すべてのタブが変換されます。
外付けが接続されている場合は、変換元の Office ファイルを削除するかどうか
尋ねてきますので、削除する場合は「はい」
、削除しない場合は「いいえ」をクリ
ックします。
※ポータブルのみの場合は、削除されません。
※削除すると取り出しツールで取り出しができなくなりますが、編集できる形式で
データを残さないため、安全に運用することができます。利用シーンに合わせて、
残すか削除するかをお選びください。
31
7.変換された PDF ファイルを閲覧する
変換された PDF ファイルを閲覧することができます。
閲覧は専用のビューアで行います。
※Acrobat、Adobe Reader は秘密金庫では使用できません。
※保存、印刷等は一切行えません。
閲覧する PDF ファイルを右クリックして、「PDF 閲覧」を選択します。
「PDF を開きますか?」と尋ねられたら、
「はい」をクリックします。
・Viewer 画面の各名称
・・一つ前のページへ戻ります。
・・一つ後のページへ進みます。
Go to page・・入力したページへジャンプします。
・・画面を縮小表示します
32
・・画面を拡大表示します。
・・左へ 90°回転します。
・・右へ 90°回転します。
・・画面の大きさに合わせて拡大縮小して表示します。
・・画面の幅に合わせて拡大縮小して表示します。
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アンインストールについて
※アプリケーションのみ削除できます。
ドライバは削除できません。
コントロールパネルより「プログラムと機能」を選択します。
アプリケーションの一覧より、削除したいアプリケーションを選択して、
「アンインストール」をクリックします。
使用上の注意
※フォーマット(初期化)は絶対にしないでください。
本機内のシステムがすべて初期化されて使用できなくなります。
フォーマットしたことによる修理は保証の対象外となります。
※セットアップは必ずマニュアルまたはセットアップガイドの説明通りに行ってくだ
さい。
※ファイルを直接ダブルクリックして実行することはできません。
※本製品を使用したことによる、データの損害および逸失利益等は一切保障いたしま
せん。大切なデータは必ずバックアップをお取りください。
※エミュレータを使用して Windows 動作させた場合(Virtual PC,Boot Camp、
Wine 等)における動作保証は一切いたしません。これに起因する不具合に関する責
任は負いかねますのでご注意ください。
34
ドライブレターの割り当てについて
通常、秘密金庫を接続するとマイコンピュータに DVD-ROM ドライブとライトプロテクト
ドライブ(ポータブルのみ)が台数分表示されます。
例:秘密金庫ポータブル 1 台、外付け1台の場合
直前に USB メモリを使用していた場合等には、正しく接続してもドライブが表示されない
ことがあります。
この場合は、お手数をおかけして申し訳ございませんが、以下の手順にてドライブレター
を割り当てることによって解決いたします。
Windows の仕様上の問題ですので、ご理解いただきますようお願いいたします。
この作業は管理者権限のあるユーザーで行ってください。
ライトプロテクト領域が表示されない場合は、ライトプロテクトのメンテナンス作業を
行うことによりドライブレターの割り当てを行うことができます。
詳しい手順は、P38 以降をご参照下さい。
DVD-ROM 領域が表示されない場合は、以下の作業を行って下さい。
1.
「コンピュータ」を右クリックして、
「管理」を選択します。
※「コンピュータ」が表示されない場合は、
「コントロールパネル」より、
「管理ツール」
→「コンピュータの管理」を開きます。
35
2.左側のツリーメニューの、
「ディスクの管理」をクリックします。
※以下のメッセージが表示された場合、必ず「キャンセル」をクリックしてください。
秘密金庫の内容が破壊される可能性がありますので、絶対に「OK」は押さないでくださ
い。
3.上部の一覧よりドライブレターの割り振られていない、
「DVR_Standard」を
右クリックして、
「ドライブ文字とパスの変更」を選択します。
36
4.以下の画面が表示されたら、
「追加」をクリックします。
5.
「次のドライブ文字を割り当てる」を選択し、割り当てたいドライブ文字を選択して
「OK」をクリックします。
※割り当てる文字は任意ですが、よく接続する USB メモリ等と重複しない文字を
割り当てることをおすすめします。
例)USB メモリを接続して(E:)が表示された場合
秘密金庫は F ドライブ以降の割り当てをおすすめします。
6.再び4の画面に戻りますので、
「OK」をクリックします。
以上で、ドライブレターが割り振られ、秘密金庫が起動できるようになります。
37
ライトプロテクトのメンテナンスについて
この項目では以下の作業を行う場合の手順をご案内します。
・ドライブレターの割り当て
・ライトプロテクト領域内ファイルの、削除や名称変更
※作業完了後再度利用する場合は、一旦本機を取り外し、再接続を行って下さい。
・ドライブレターの割り当て
管理者権限で行います。
※外付けや他のポータブル・USB ストレージは接続しないでください。
ライトプロテクト DropSave のアイコンを右クリックして、「管理者として実行」
を選択します。
「OK」をクリックします。
完了するまでしばらくお待ちください。
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「秘密金庫ドライブレター修復に成功しました」と表示されたら完了です。
※「秘密金庫サーチエラー」等のエラーが表示された場合は、再接続をしてから
やり直してみてください。
・データの削除やファイル名変更を行うには
添付 CD-ROM の「マイナンバ WPExplorer」で行います。
CD-ROM をセットして、マイコンピュータから
「マイナンバライトプロテクト Explorer」→「マイナンバ WPExplorer.exe
」の順に開きます。
※セットアップは不要です。
ツールの使用方法
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左側のツリーメニューよりフォルダを選択して、右側に表示されるファイルを
選択します。
右クリックをするとメニューが表示されます。
右クリックメニュー
名称変更→ファイル名を変更します。
削除→ファイルを削除します。
※フォルダの削除および名称変更はできません。
ライトプロテクトのフォルダは固定されています。
※作業が終了すると一旦認識されなくなりますので、一度取り外して再接続を
行って下さい。
取り外し方法は必ず P7 を参照の上、手順通りに行って下さい。
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Q&A
Q1. 接続しても秘密金庫が認識されません。
A1. セットアップが完了しているかご確認ください。セットアップされていない PC では
認識しません。インストールされている場合は、USB の別の差込口に変えてみてく
ださい。
Q2. 接続したら DVD ドライブが表示されました。
A2. 本製品には仮想 DVD-ROM が搭載されており、各種アプリが搭載されています。
DVD ドライブにデータを書き込むことはできません。
Q3. PC が故障したときの対処方法は?
A3. 新しい PC にドライバをセットアップすれば使用できるようになります。
ただし、一度移行すると元の PC に戻すことはできませんのでご注意ください。
Q4.アプリケーションを起動すると「秘密金庫が接続されていません。」と表示されます。
A4.マイコンピュータを開いて、DVD-ROM とライトプロテクト領域が正しく表示されて
いるかご確認ください。表示されていない場合は、P35 を参照の上ドライブレターの
割り当てをよろしくお願いいたします。
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