「大気(air):旋律(air)」 展覧会開催のお知らせ - coexist

2015 年 4 月吉日
PRESS RELEASE
プレス関係者各位
「大気(air):旋律(air)」
展覧会開催のお知らせ
拝啓
春陽の候、皆様方におかれましてはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。この度、
「gallery COEXIST-TOKYO」では、展覧会『大気(air):旋律(air)』を開催致します。ぜひとも
広く周知・告知活動にご協力賜りますよう何卒宜しくお願い申し上げます。
敬具
タイトル : 「大気(air):旋律(air)」
会 期 : 2015 年 5 月 30 日(土)- 6 月 28 日(日)
時 間 : 11:00 19:00 ( 月曜休廊 )
入 場 : 無料
会 場 : 〒135 - 0042 東京都江東区木場 3-18-17 2F gallery COEXIST-TOKYO
出品作家 : 高橋士郎、原田大三郎、山川冬樹、小松宏誠、谷口暁彦、莇貴彦
オープニングレセプション: 5 月 30 日 18:00-20:00
主 催 : gallery COEXIST-TOKYO
このプレスリリースに関するお問い合わせ
gallery COEXIST-TOKYO
〒135-0042 東京都江東区木場 3-18-17 2F
TEL 03-5809-9949
MAIL [email protected]
URL http://www.coexist-tokyo.com
担当 : 島津
「大気(air):旋律(air)」展
この度、gallery COEXIST-TOKYO では、大気(= 空気)または音波(= 旋律)をテーマとした展示『大
気(air):旋律(air)』を開催する運びとなりました。本展では、高橋士郎 ( たかはし・しろう ) の
監修のもと、原田大三郎(はらだ・だいざぶろう)、山川冬樹(やまかわ・ふゆき)、小松宏誠(こまつ・
こうせい)、谷口暁彦(たにぐち・あきひこ)、莇 貴彦(あざみ・たかひこ)が参加します。メディアアー
トの巨匠から若手の作家まで、世代をこえた展覧会です。
本展を監修する高橋士郎の研究に、「ハイパーアート・カタログ」という氏のウェブサイトから
生まれた書籍があります。この研究は、この世からあの世まですべての事象を「空気 / 音波(空相)」
「液体 / 流体(液相)」
「大地 / 素材 / 加工(固相)」
「生命 / 感覚 / 寸法 / 時間(この世)」
「重力 / 機構 / 構造(重
力)」
「電気 / 磁気(電荷)」
「光波 / 視覚(光)」
「記憶 / 認識 / 想念 / 数理(あの世)」という 8 つのカテゴリー
に分類し、アート作品のヒントとして紐解くユニークな試みです。本展「大気(air):旋律(air)」
展は全 8 回で完結する展覧会シリーズの第 1 回目となります。
大気(= 空気)または音波(= 旋律)を物理現象や概念として捉えた新旧の作品が展示され、美
術展でありつつもアートの切り口の博物展示とも言える展覧会です。
■ 関連イベント
催 事 名: トークイベント「メディアアートと 現 象
の表現(仮)」
出演 ( 予定 ): 馬定延 ( メディアアート研究者 )、
原田大三郎、小松宏誠、谷口暁彦、莇貴彦(出品作家)
日 程 : 6 月 13 日 ( 土 ) 18:00 - 20:00
場 所 : gallery COEXIST-TOKYO
入 場 料 : 1,000 円(ワンドリンクつき、予約不要、定員 30 名)
トークゲスト:馬定延(ま・じょんよん)
1980 年ソウル生まれ。東京藝術大学大学院映像研究科博士課程修了(映
像メディア学博士)
。日韓文化交流基金招聘フェロー、同大学院および
国立新美術館客員研究員、韓国『月刊美術』東京通信員。多様な言語が
交差するメディアアートの社会的存在意義に関心をもっている研究者。
Illustration by だつお
「大気(air):旋律(air)」展
■ 出品作家プロフィール
高橋士郎 『 Barbara 』2014 年(新作)
『 Pneumatic Computer 』1977 年(参考展示)
原田大三郎
造形作家。1943 年東京生まれ。多摩美術大学大学院修了。元多摩美術大学教授。
1956 年福岡生まれ。映像作家。多摩美術大学情報デザイン学科教授。筑波大学大学
当時として極めて先進的であったコンピューター制御によるアート作品『立体機構
院芸術研究科総合造形コース卒業、83 年第 16 回現代日本美術展佳作賞、第 1 回
シリーズ』を大阪万博 EXPO'70 など多くの展覧会で発表した後、風船を素材として
日本芸術文化振興賞受賞、マルチメディアグランプリ '94MMA 会長賞。CG を中心と
扱った『空気膜造形シリーズ』を考案、世界各地で展開する。芸術の分野にコンピュー
ターやテクノロジーを浸透させた立役者の一人として知られている。
高橋士郎 『Barbara』2014 年
高橋士郎
新作
した映像表現を追究。SFX、コンサート映像の監督など。
原田大三郎 新作イメージ(参考図版)
『Pneumatic Computer』1977 年
山川冬樹
小松宏誠
『原子ギター 初号機/弐号機 ストラトキャスタータイプ』2011 年
新作
ホーメイ歌手 / 美術家。自らの声・身体を媒体に視覚、聴覚、皮膚感覚に訴えかける表
1981 年 徳島 県 生 ま れ 。 東 京 藝 術 大 学 大 学 院 修 了 後 、 アーティストグループ
現で、音楽 / 現代美術 / 舞台芸術の境界を超えて活動。己の身体をテクノロジーによっ
「アトリエオモヤ」のメンバーとして活動を開始。2014 年に独立。「浮遊」への興味
て音や光に拡張するパフォーマンスを得意とし、歌い手としては日本における南シベ
から、「鳥」や「羽根」をテーマとした作品を展開中。自然が持つテクノロジーと
リアの伝統歌唱「ホーメイ」の名手として知られる。活動の範囲は国内にとどまらず、
人間の生み出したテクノロジーが交錯する表現を追求している。
これまでに 15 か国でパフォーマンスを上演。自ら構成・演出を手がけたパフォーマンス
作品『黒髪譚歌』
『
、Pneumonia』
(
『あいちトリエンナーレ 2010』
)などもある。パフォー
マンス活動の一方で、展示形式の作品も発表。声と記憶をテーマにしたインスタレー
ション『the Voice-over』(2008 年 ) は、東京都現代美術館に収蔵されている。
山川冬樹『原子ギター 初号機 / 弐号機 ストラトキャスタータイプ』2011 年(参考図版)
小松宏誠 新作スケッチ 2015 年(参考図版)
谷口暁彦 『嵌め殺し』2015 年
莇 貴彦
メディア・アート、ネット・アート、映像、彫刻など、さまざまな形態で作品を発表して
1981 年神 奈 川 県 生 ま れ 。2004 年多 摩 美 術 大 学 情 報 デ ザ イ ン 学 科 卒 業 。 同 学
『ハンペン』2014 年
いる他、渡邉朋也とともに、新宿・思い出横丁で発見されたメディアアートにまつわるエ
情報デザイン学科副手 / プロダクトデザインコース助手、3331 Arts Chiyoda の
フェメラルでアンフォルメルなコミュニティ、思い出横丁情報科学芸術アカデミーの一員
プロジェクトマネージャーを経て、現在はメディアアートをはじめとした文化振興
としても活動。主な展覧会に「[ インターネット アート これから ]」
(NTT ICC、2012)
「思
活動に携わる。美術家としては、主に動きを用いたインスタレーション作品を制作
い過ごすものたち」( 飯田橋文明、2013)「オープン・スペース 2014」
(NTT ICC、2014)など。
/ 発表している。
谷口暁彦個展
『滲み出る板』
2015 年
(参考図版)
莇貴彦 『ハンペン』2014 年