2015年4月22日 三浦市沖で発見された貴重な深海イカ 巨大種「ニュウドウイカ」液浸標本を公開 株式会社京急油壺マリンパーク(博物館相当施設:神奈川県三浦市,社長:安藤 浩史)では, 4月 25 日(土)より,三浦市沖で発見された巨大イカ「ニュウドウイカ」の液浸標本を展示しま す。 「ニュウドウイカ」は,水深 200m~375m付近に生息する巨大イカで,大きいものでは全長6m ほどにもなります。今回展示するニュウドウイカは,全長 1.5mほどの成熟したオスの個体で, 2010 年2月に神奈川県三浦市の剱崎沖で水面に浮いているところを,釣り船の乗客が発見し,当館 に搬入されました。発見時にはすでに死亡しており,長い触腕などが欠損していましたが,外套 (胴体)の大きさが約1mもあり,2014 年に公開したダイオウイカよりも大きいことがわかりまし た。同じ深海性の巨大イカ「ダイオウイカ」に比べ発見報告が少なく,日本では東北より南側の温 かい地域で見つかるのは非常に稀です。当館ではこの貴重な標本を,現在開催中の特別企画展「イ カの神秘を探る!」の中で,高さ 145cmのアクリル水槽に液浸(ホルマリン)標本として公開し ます。 詳細は別紙のとおりです。 写真:当館搬入直後のニュウドウイカ 別 紙 ニュウドウイカについて 学 名:Onykia robusta (Verrill, 1876) 英 名:Robust clubhook squid 目 名:軟体動物門頭足綱ツツイカ目ツメイカ科 分 布:北太平洋寒帯~亜寒帯の外洋域,水深 200~375m付近の深場 備 考:ダイオウイカ,ダイオウホウズキイカに次ぐ巨大種で,大きいものでは全長6m,外套長2m かぎれつ にも及ぶ。体の表面に細かい縦皺があり,触腕の先には釣り針のような鉤列(触碗の吸盤が変 化して,釣り針状のフックで,獲物を逃がさないようする役割)を持つ。 特別企画展「イカの神秘を探る!」第3弾について 開催期間 2015 年4月 25 日(土)~ ※終了時期未定 展示場所 京急油壺マリンパーク内 水族館”魚の国”1階 第2特別展会場 展示内容 三浦市で発見された巨大イカ「ニュウドウイカ」の液浸標本をはじめ,さまざまなイ カの生体や標本を展示し,その生態について紹介します。 京急油壺マリンパークについて 名 称 株式会社京急油壺マリンパーク 所 在 地 神奈川県三浦市三崎町小網代 1082 代 表 者 取締役社長 営業開始 1968 年4月 27 日 営業時間 9:00~17:00 安藤 浩史 ※5月3日(土・祝)~5日(月祝)は8:00~18:00 入園料金 大人:1,700 円 中学生:1,300 円 小学生:850 円 幼児(3歳以上):450 円 アクセス 車 :横浜横須賀道路 衣笠I.Cから三浦縦貫道路経由(10Km) 電車:京急線三崎口駅下車(品川より約 65 分/快特電車ご利用) 三崎口駅より油壺行きバス(約 15 分)終点下車徒歩5分 ※本件に関する紙面掲載および放送時は,当社名の告知をお願いします。 お客様からのお問合せ先 ℡.046-880-0152 (営業時間内) 以 上
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