福岡地方労組ニュース(2015年05月12日号)

全国一般福岡地方本部ニュース
発行日
2015年5月12日
2015春闘
2015春闘
全国一般回答速報
連合妥結平均 平均6,670円(2.24%)
全国妥結平均 平均4,171円(1.72%)
福岡地本42分会回答平均6,294円
2015年春闘は、トヨタ11300円、日産11000円など、大企業
の賃上げは定昇にベアをのせ前年を上回っています。しかし、
連合集計でも、前年同時期を0.07 ポイント上回る6,670 円
(2.24%)、昨年同一組合比では711 円(0.20 ポイント)の増
とごく微増に留まっており、中小労組や後半段階での厳しい
労組を集計していくと前年を上回るかとどうかも微妙な状況
です。
安倍政権は賃金が上がったといっていますが、自動車、電
機などごく僅かな業種の大企業での話であり、中小企業は景
気回復などは一切なく、大変厳しい経営環境の中での春闘交
渉となっています。
このようななか、全国一般2015春闘は、5月8日現在、
全国の妥結分会平均で4,171円(1.72%)となっており、
昨年妥結額平均を200円下回るという厳しい状況です。
福岡地本では、5月2日現在、42分会で具体的回答を引き
出し、回答・妥結平均は6,294円となっています。具体的
回答を引き出している分会としては、西福運送分会 5000円、
西部ガス設備点検分会 5518円、日本生物製剤分会2.4%、
柳川合同分会 退職金掛け金月額2,000円増、決算一時金手
取り1万円、年休時効分分の改善、清々舎分会3500円、江藤運
輸分会9500円、喜楽工業分会7900円、エヌエスジーアッセン
ブリーサービス分会41500円+3500円、日豊トランスポート分
会5000円+決算賞与一人3万円、曽根生コンクリート分会5000
円(嘱託組合員8600円)、エヌエスジーアッセンブリーサービ
ス分会 46500円、梅鉢運輸分会5650円、日豊トランスポート
分会5000円、玄洋分会15000円(日雇い組合員50000円)、豊国
学園分会3400(常勤講師組合員11600円)、小倉運送分会一人
功労金10万円などです。
とりわけ、曽根生コン分会、玄洋分会、豊国学園分会、日
豊トランスポート分会では、退職金なしや賃金・一時金(賞
与)が低い嘱託組合員の生活向上のため、賃上げを正社員より
上回る金額を引き出しています。
しかし、福岡県下では、未だに具体的な回答が提示されてい
ない職場も多く、5月~6月段階の闘いへと引き続き闘いを継
続している職場が過半数となっています。
各分会は消費税の引き上げによる物価上昇分で苦しい生活を
余儀なくされている組合員家族の生活改善を目指し奮闘してい
ます。
労働組合は、ひとりの首切りも許さないこと、そして前年比
大幅減収になっている賃金(事務費)の回復を強く求めてい
ます。
福岡地本回答状況
(北九州支部)
江藤運輸分会
喜楽鉱業分会
曽根生コンクリート分会
〃 嘱託組合員
NHK委託分会
エヌエスジーアッセンブリーサービス分会
北九州支部・福岡支部
NHK委託分会がストライキを決行!
梅鉢運輸分会
日豊トランスポート分会
東筑物流分会
梅鉢運輸分会
玄洋分会
〃
日雇い分会
豊国学園分会
〃 (常勤講師)
日豊トランスポート分会
9,500円(前年2,500円)
7,900円(前年 ----円)
5,000円(前年5,000円)
8,600円(前年7,500円)
6,390円(前年15,730円)
46,500円(前年9,000円)
5,650円(前年1,662円)
5,000円(前年一人8万円 )
3,300円(前年3,300円)
5,650円(前年1,662円)
15,000円(前年 社保7:3)
50,000円(前年 社保7:3)
3,400円(前年-----)
11,600円(前年 ----)
5,000円(前年一人8万円 )
決算賞与一人3万円
小倉運送分会 功労金1人100,000円(前年3,000円)
北九州宇部コンクリート分会 2,000円(前年4,000円)
ENK分会分会
2,000円(前年2,000円)
野中産業分会
3,750円(前年1,364円)
北九州救護施設分会
人勧準拠
(前年 人勧準拠 )
丸十環境分会
2,000円(前年2,000円)
サンキュウトランスポート分会
700円(前年 690円)
花野乃路分会
定昇
(前年
定昇
)
(福岡支部)
5月1日、全国一般北九州支部NHK委託分会と福岡支部NHK
委託分会分会は、2015春闘要求貫徹を目指しストライキを決
行しました。NHKは、籾井会長のゴルフのタクシー代や不当発
言問題で受信料不払いが急増しており、委託労働者の賃金は
大幅減となっています。また、NHKは委託労働者の大量退職勧
奨を全国的に行っており、契約集金業務を民間企業に丸投げ
しています。今年は初めて、委託集金経費が民間法人が上ま
るという事態となっています。多くの委託労働者が退職に追
い込まれて、家族も含めて大変な生活苦に直面しています。
西福運送分会
5,000円(前年5,000円)
西部ガス設備点検分会
5,518円(前年5,467円)
NHK委託分会
200円(前年15730円)
西日本警備保障分会
3,021円(前年2,132円)
久山運送分会
2,000円(前年2,000円)
福岡いづみ運輸分会
1,300円(前年1,300円)
エフケイケイ分会
2,000円(前年1,000円)
大和スレート分会
4,000円(前年3,000円)
ナガノインテリア分会
500円(前年2,000円)
東福岡自動車学校分会 1,100円(前年3,700円)
朝倉浄水分会
西酪運輸分会
3,000円(前年3,000円)
1,730円(前年
0円)
(筑後支部)
日本生物製剤分会
柳川合同分会
小郡自動車学校分会
2.4%
(前年 2.3% )
退職金掛け金月額2,000円増
決算一時金手取り1万円
年休時効分分の改善
30歳まで1,500
45歳まで2,000円
55歳まで1,000円
(前年3,000~2,000円 )
ゆうかり学園分会
素王福祉分会
人勧準拠
(前年 人勧準拠
定昇、夜勤手当増額 (前年
白谷運輸分会
作業員、事務員無昇者賃上げ、
泊まり手当日額1500円
通行料金返金
久留米自動車学校
久専校分会
ベップ物流分会
)
定昇
)
昇給1号俸(前年2号俸)
定昇-5%維持(前年定昇3号俸-5%)
(筑豊支部)
清々舎分会
い手法として、生活保護費も下回るパート賃金を提示して実質解雇
するブラック企業が出てきています。全国一般福岡地本は、福岡県
中間市にある「学校法人九州電機工業学園 希望が丘高校」(理事長
中村文彦)が活発に組合活動をする全国一般組合員の60歳教員2名に
対して4月1日からの継続雇用に関して月額8万円台の賃金を提示した
のは組合員の不利益取扱い、介入・干渉行為だとして、4月30日、福
岡県労働委員会に不当労働行為救済申立を行いました。このような
悪どい手法がまかり通れば、日本国中、低額なパート賃金を提示す
るブラック企業だらけとなり高齢法は有名無実化します。組合員の
樋口先生、常広先生は、「理事長に必ず謝罪させ、職場復帰まで闘
い抜く」と強い決意で頑張っています。抗議は、希望が丘高校(電
話093-245-0481 fax093-245-3166)まで。申立書は、全国一般福岡
地本ホームページの「地方本部・各支部のニュース」の中に全文掲
載しています。http://zenkokuippanfukuoka.org/?
3,500円(前年
600円 )
希望ヶ丘高校を
労働組合法違反で県労委に申立
統一地方選挙
全国一般組合員は現職全員当選、
あぐね真哉は大健闘、藤中はあと一歩
そして、新人藤中寛之(県議 田川郡選挙区)もあと一歩で惜敗しま
した。本当に新人二人は大健闘しました。自治労組合員をはじめ、
応援していただきました皆さん、ありがとうございました。今後も、
全国一般は職場闘争と合わせて、平和と民主主義、人権、環境、教
育、福祉など、精一杯頑張っていきます。今後とも、議員並びに候
補者に対する支援をよろしくお願いします。
6.7福岡3万人大集会に参加を
6月7日、13時から福岡市「舞鶴公園」で「川内原発のスイッチ
は押させない、ストップ再稼働3万人集会in福岡」が開催されデモ
行進も行われます。いま、九州の川内原発再稼働の危機が高まって
います。何としても再稼働の流れを止め、原発に頼らないエネルギ
ー政策の大転換を進めていきましょう。
日 時:2015年6月7日(日)
11:00マルシェ出店 12:30アトラクション 13:00集会 14:30デモ
今、高齢者雇用安定法で定められている65歳雇用義務化を守らな
場 所:福岡市舞鶴公園
主 催:原発いらない!九州実行委員会
統一地方選大変ご苦労さまでした。自治労全国一般福岡地方労組
協 賛:さようなら原発1000万人アクション
組合員の結果は、清水純子 6位当選(大野城市 定数20 福岡支部)、
首都圏反原発連合 原発をなくす全国連絡会 再稼働阻止全
澄田和昭 10位当選(直方市 定数19 筑豊支部)、中尾文俊 9位当選
国ネットワーク さようなら原発1000万署名市民の会
(みやこ町 定数19 北九州支部)と現職3名は当選することができま
したが、新人のあぐね真哉(大牟田市 定数25 大牟田支部)は、12
(呼び掛け人・内橋克人、大江健三郎、落合恵子、鎌田慧、坂本龍
88票のご支持をいただきましたが、わずか49票届きませんでした。
一、澤地久枝、瀬戸内寂聴、鶴見俊輔、加藤登紀子など多数)