私たちの賃金・諸手当 - 群馬県高等学校教職員組合

私たちの賃金・諸手当
私たちの賃金は、10 月の群馬県人事委員会勧告を受け、11 月の群馬高教組と県当局・県教委との確定交渉での妥結を経て、県議会での条
例改正で決定します(将来的には勧告制度はなくなって、労使交渉による労働協約締結で賃金・労働条件が決まることになります)
。
※リフレッシュ休暇や育児休業など多くの休暇や休業、さらに、結婚・出産などにともなって、共済組合や互助会から各種の「給付」があり
ます。事務室によく確認し、給付漏れがないようにしましょう。
Ⅰ 給与明細の見方
1.給料表・級・号給
4 月が昇給月で、大卒新採用の場合、02-4 から始まって 1 年ごとに 02-8、02-12 と 4 段階で昇給していきます。賃金リンクの査定昇給制
度が導入されている県では、
「評価」によって、上がらない人、2 段階、4 段階、6 段階、8 段階昇給の 5 種類に差別されてしまいます。
2.経過措置
「給与構造改革」で賃金が引き下げられないよう、2006 年 3 月時点の給料月額を保障させる措置が取られていましたが、2015 年度は1
/2保障、2016 年度に廃止となります。他県ではすでに「給与制度の総合的見直し」で若年層を除く賃金抑制が進められています。
3.教職調整額
給料月額の4%が支給されます。教育職には限定 4 項目(生徒の実習・学校行事・緊急職員会議・非常災害等)以外の超過勤務を命じる
ことはできません。超勤手当ではありませんので、サービス残業をする必要はありません。
4.地域手当 「給与構造改革」で導入され、群馬県は(給料+教職調整額+扶養手当)×2%が一律支給されています。
5.住居手当 持家手当は廃止されてしまいました。
借家・借間の場合、23,000 円未満は家賃-12,000 円、23,000 円以上は 11,000 円+(家賃-23,000 円)÷2が支給され、最高支給限度
額は 27,000 円です。
6.時間外手当
行政職賃金表適用者に支給されます。教員にも支給するよう求めています。
7.教員特別手当 1975 年「教員の人材確保」のために創設されましたが、3.8%→3%→2.2%→1.5%と減額されてしまいました。
8.定時制手当・産業教育手当 夜間定時制と産業教育手当は9%、昼間定時制と通信制は6%です。
9.期末勤勉手当
支給日
期末手当
勤勉手当
合 計
役職加算
教育職(経年の年数)
事務職
労務職
1 級高卒 19 年、2 級大卒 8 年
6月30日 1.225月 0.75月 1.975月
5%
3級
3・4級
1 級高卒 35 年、2 級大卒 24 年
12月10日 1.375月 0.75月 2.125月 10%
4.5級
5級~
10.扶養手当
配偶者
13,000円
配 1 配偶者がいない場合
11,000円
偶 人 配偶者がいる場合
6,500円
者 2人目以降
6,500円
以 特定期間の子の加算額
5,000円
外 (満16歳の年度始め~満22歳の年度末)
11.通勤手当
①交通機関のみを利用する場合 電車は6ヶ月の定期券の額が4月と10月に一括支給されます。
バスは21日分の最も割引率が高い回数券の額が支給されます。
②自動車を利用する場合
ガソリン単価160円/㍑、諸経費24円の計184円とし、11km/㍑で計算します。
計算式
片道距離×2(往復分)×21日×184円/11=支給額(10円未満四捨五入) 下の早見表を見て下さい。
③高速道路通行料 38km以上で30分以上の短縮ができる時、往復2万円を上限として1/2の額を補助します(片道も可)
。
ETCマイレージサービス導入により、1カ月の利用料金の範囲内で最も還元率の高いサービスの還元率×ETC通勤割引後の片道料金
×2回(片道利用は1回)×21日×1/2で算出します。
④預け料 自動車は1/2(2,500円上限)
、自転車・バイクは500円です。
*距離数はそれぞれの区分の中位数をとります。
片道距離
自動車
二輪車
自転車
片道距離
自動車
二輪車
自転車
2以上3未満
2,000円 2,000円 2,300円
16~17
11,590
8,900
8,900
3~4
2,460
2,000
2,300
17~18
12,290
8,900
8,900
4~5
3,160
2,000
2,300
18~19
13,000
8,900
8,900
5~6
4,100
4,100
4,100
19~20
13,700
8,900
8,900
6~7
4,570
4,100
4,100
20~21
14,400 11,300 11,300
7~8
5,270
4,100
4,100
21~22
15,100 11,300 11,300
8~9
5,970
4,100
4,100
22~23
15,810 11,300 11,300
9~10
6,670
4,100
4,100
23~24
16,510 11,300 11,300
10~11
7,380
6,500
6,500
24~25
17,210 11,300 11,300
11~12
8,080
6,500
6,500
25~26
17,910 13,700 13,700
12~13
8,780
6,500
6,500
26~27
18,620 13,700 13,700
13~14
9,480
6,500
6,500
27~28
19,320 13,700 13,700
14~15
10,190 6,500
6,500
28~29
20,020 13,700 13,700
15~16
10,890 8,900
8,900
29~30
20,730 13,700 13,700
12.寒冷地手当
支給地域
の区分
1級地
2級地
3級地
世帯等の区分
世帯主である学校職員
扶養親族のある職員 その他の世帯主の職員
17,800円
10,200円
11,860円
6,800円
8,900円
5,100円
その他の学校
職員
7,360円
4,900円
3,680円
支給地域等
長野原・嬬恋・草津・六合・片品・旧水上
沼田(旧池田・旧白沢・旧利根)中之条(旧沢田)
川場・旧新治
旧伊香保・2級以外の沼田と中之条・高山・旧月夜野・昭和
Ⅱ 諸手当一覧
1.兼務手当
授業1時間当たり 教諭1,860円、実習教員1,730円
2.産業教育実習手当
1回4,900円、5時間未満2,450円(年末年始はそれぞれ7,350円、3,675円)
3.通信教育手当
勤務時間外の添削レポート1枚186円、面接授業1時間1,860円
4.入学者選抜手当
1時間600円
事務長(主監)
・事務長(次長)を含む教育職員に支給
5.夜間課程本務手当
日額250円 事務職員・栄養職員・公仕に支給
6.非常災害時等緊急業務手当
教育職員に支給
非常災害時における児童等の保護8,000円、負傷した児童等の救急業務と補導業務7,500円
7.修学旅行等指導業務手当
日額4,250円
8.対外運動競技等指導業務手当 8時間程度4,250円
9.部活動指導業務手当
4時間程度以上3、000円(6時間程度はなくなりました)
10.有害物取扱手当
日額230円を県立の教職員に支給
11.教育業務連絡指導手当
日額200円
主任手当に適用
12.非常勤講師手当
2,840 円(50 分授業)
、2,560 円(45 分)
、3,120 円(55 分)
、3,690 円(65 分)