高校選抜昨年までの主力だった3 年生が抜け、これから高校卓球界を担う1・2 年生たちの戦い、それが春の選抜だ。男子は愛工大名電が、女子は四天王寺がそれぞれ栄冠を獲得した。この大会が夏のインターハイを占う。 3 月 26 日 ▶ 28 日［第 42 回］全国高等学校選抜大会 HIGH SCHOOL SELECTED TEAM TOURNAMENT ★ 男子 ★ 優勝〈香川・高松市総合体育館〉取材＝佐藤祐 covered by Yu Sato 愛工大名電〔愛知〕長かった…… 19年ぶりの栄冠メイデンが頂点！まさにチーム全員の力が集結された優勝と言えるだろう。エースの松山、全日本ジュニアベスト 8 の廣田を軸に、大西・百瀬・和田が劇的にパワーアップ、そしてベンチメンバーも応援に声を枯らした。決勝金で値千、決勝百瀬準決勝ためさをおの勝利は全日本ジュニア 3 位の青山・伊丹の 2 枚看板を前半に置く野田学園に対し、大西・松山で 2 点取り。ダブルスは落としたものの、百瀬が「今まで 1 ゲームも取ったことがない」という高取に競り勝ち、19 年ぶりの優勝を決めた。「今回は相手の対策をかなり真剣にやってきた。それに応えてくれた選手に感謝しています。選手たちがしっかりと成長した姿を見せてくれて、めがしら私は恵まれていますね」と今枝監督は目頭を熱くして語った。選手を鼓舞（こぶ）し、ともに戦った今枝監督。「全国大会 21 回目でようやく優勝できました」 ※○数字＝学年　※記録は p.128 参照 99 World Table Tennis 3 2 ○大西　○松山 9、8、ｰ 4、5 10、9、11 ）希望が丘戦の 5 番、競り合いの中でも冷静に点数を重ねた廣田愛工大名電 3 1 廣田松山 ○百瀬廣田 ● 今枝一郎監督、廣田雅志主将 ②、和田航大 ②、百瀬卓哉 ②、神京夏②、松山祐季 ①、大西尚弥①、葭原晴昇① Semi-Final Final 愛工大名電準決勝希望が丘 ○松山　6、ｰ 8、ｰ 8、3、3 和田ｰ 11、ｰ 8、ｰ 8 廣田ｰ 9、9、ｰ 6、ｰ 3 （）松山 ○百瀬 6、2、7 ○廣田 5、10、ｰ 5、ｰ 6、7 松田　吉田○ 弓取 ○ 吉田　弓取　原田　決勝野田学園青山　伊丹　ｰ 9、ｰ 9、ｰ 8 ○ （青山高取　6、ｰ 8、4、8 ーーーーーーー高取　遠藤　圧倒的な力でチームを牽引（けんいん）した松山。頼れるエースに成長した