GNSS測量による標高の測量マニュアル -主な改正点-

GNSS測量による標高の測量マニュアル -主な改正点-
区分
既知点
路線
観測
改正前(平成26年4月1日施行)
項目
測量の方式
結合多角方式(原則) 地形の状況により単路線方式可
改正後(平成27年5月1日一部改正)
既知点の種類
一~二等水準点、電子基準点(標高区分:水準測量による)、1~2級水準点 一~二等水準点、電子基準点(標高区分:水準測量による)、1~2級水準点
既知点数
3点以上
3点以上
既知点間距離
60km以下
-
路線の辺数
6辺以内
6辺以内
路線長
60km以下
60km以下
観測距離
6km以上40km以下
6km以上40km以下
観測楕円体高差
-
700m以下。ただし、700mを超える
場合は日を変えて点検観測を行う。
観測時間
6時間以上
5時間以上
使用衛星数
基線解析
三次元網平均計算
「路線長」と同義
GPSのみ
5衛星以上
GPSのみ
5衛星以上
GPS・GLONASS
6衛星以上
GPS・GLONASS
6衛星以上
出発点の固定点座標
今期座標を標準
出発点の固定点座標
元期座標又は今期座標
既知点(水準点)の水平座標算出を行
う場合は、今期座標を推奨
使用する周波数帯域
L1(1周波)のみ又はL1・L2(2周波)
使用する周波数帯域
L1(1周波)のみ又はL1・L2(2周波)
10km以上はL1・L2
前後半の基線ベクトルの較差
ΔN,ΔE:20mm ΔU:40mm
前後半の基線ベクトルの較差
ΔN,ΔE:20mm ΔU:40mm
既知点間の楕円体高の閉合差
15mm√S
既知点間の楕円体高の閉合差
15mm√S
仮定三次元網平均計算
・15mm√S
Sは固定点から最短の既知点間距
離
・斜距離の残差 20mm
仮定三次元網平均計算
・15mm√S
Sは固定点から最短の既知点間距
離
・斜距離の残差 20mm
重量
基線解析結果(分散共分散行列の逆
行列)又は分散の固定値
重量
基線解析結果(分散共分散行列の逆
行列)又は分散の固定値
斜距離の残差
80mm
斜距離の残差
80mm
新点の楕円体高の標準偏差
50mm
新点の楕円体高の標準偏差
50mm
点検計算
計算
備考
結合多角方式(原則) 地形の状況により単路線方式可
水準点を既知点とする場
合の成分選択固定による -
三次元網平均計算
可能とする
条文(記述位置)の改正
・水準点は、楕円体高(h)のみ固定
・水準点から最も近い電子基準点は、
水平(B,L)のみ固定