事 業 報 告 書

事
業
報
告
平 成 24年 度
学校法人東京富士大学
書
目
次
Ⅰ. 学校法人の概要
1
1.建学の趣旨
1
2.教育理念
1
3.教育目標
1
4.法人の沿革
3
5.設置する学校・学部・学科
5
6.各学校・学部・学科等の入学定員・入学者数・在籍者数・卒業者数の状況
5
7.役員・専任教職員の概要
6
8.学校法人東京富士大学運営組織図
7
Ⅱ. 事業の概要
8
1.施設・設備の整備
8
2.教育の改革・改善
9
3.研究活動
11
4.社会的活動
12
5.東京富士アカデミー公開講座
12
6.学費の据え置きと経費削減計画の実施
13
7.学生の進路支援対策
13
8.広報業務および広報活動に関すること
14
9.学生募集に関すること
14
10.入学試験に関すること
15
11. 平成24年度
15
入学試験および入試結果
12.学生会館
17
Ⅲ. 財務の概要
18
Ⅰ.学校法人の概要
1.建学の趣旨
(1)大愛の涵養に努むること
即ち、万物育成の大自然愛を養い、諸民族の解放と和親とを図り、万邦の協和に貢献するこ
と
(2)正義の顕揚を図ること
即ち、各々生存の自由と人格の尊厳を重んじ進んで自らの義務を完遂して億兆協力の実を挙
げること
(3)文化の向上に資すること
即ち、常に人類の幸福を念とし、各々その能力を最大限に発揮して、更に万象の特性を活か
して天地の繁栄を図ること
2.教育理念
『建学の趣旨に則って、
「人道による世界平和」実現の理想のもとに、社会に貢献できる有
為の人材を育成するために、時代に即した「人間教育」を行う。すなわち、社会科学教育に
よって、職業ならびに社会生活において必要とされる能力を育成するとともに、幅広い教養
教育によって判断力を養い、かつ品位の向上を図って、人間性豊かな社会有為の人材を養成
する総合教育を行う。』
なお、この理念に沿った教育を行うに当たって、
「教育とは学生に生命をあたへてゆくこと
である」という創立者の自戒の言葉を教育方針としていく。
つまり、本学の教育は単に知識を学生に教授することだけではなくて、創立者が掲げた理想
を学生に伝えながら、その夢を育み、学ぶ意欲を喚起するところの人間的な触れ合いを大事
にする「人間教育」である。
3.教育目標
(1) 東京富士大学
1)東京富士大学の目的および使命
東京富士大学は、教育基本法および学校教育法に基づき、広く知識を授け、深く専門の学
芸を教授研究するとともに、品位の向上につとめ、人道による世界平和の精神を指導理念
として、知的、道徳的および応用的能力を有する調和のとれた人材を育成することを目的
とする。またその成果を広く社会に提供することにより社会の発展に寄与することを使命
とする。
2)経営学部の教育目標
経営学部は、経営学を中心とした専門教育を行うことによって、グローバル・ビジネス社
会に適応できる人間性豊かで実践的な職業人を育成する。
3)経営学科の教育目標
経営学科は、企業経営に関する現実の課題を自ら発見し解決する能力を身につけ、実践の
場で活躍できる人材を育成する。
4)経営心理学科の教育目標
- 1 -
経営心理学科は、人間心理・社会・文化についての深い洞察力、想像力をベースとしてビ
ジネス社会に求められる創造性と実務的知識・能力を身につけた人材を育成する。
5)イベントプロデュース学科の教育目標
イベントプロデュース学科は企業・組織についての知識をベースに、イベントの理論と
実務を理解し、企画や運営に携わることのできる能力を身につけた人材を育成する。
(2)東京富士大学短期大学部
1)東京富士大学短期大学部の目的および使命
東京富士大学短期大学部は、教育基本法および学校教育法に基づき、専門の学芸を教授研
究し、人道による世界平和の精神を指導理念として、道徳的および実践的能力を有する調
和のとれた人材育成を目的とするとともに、その成果を広く社会に提供することにより社
会の発展に寄与することを使命とする。
2)ビジネス学科の教育目標
ビジネス学科は、幅広い教養と経営学を中心とした専門的な知識を有し、思考力と柔軟な
発想力を身につけた人間性豊かな実践的職業人を育成する。
(3)東京富士大学大学院
1)東京富士大学大学院の目的および使命
東京富士大学大学院は、高度の専門性を有する職業に必要な高度の能力を持つ有為の人材
育成を目指す。そのため精深な学識を授けるとともに、人道による世界平和の精神を指導
理念とし、教育研究活動の成果を広く社会に提供することにより、社会の発展に寄与する
ことを使命とする。
- 2 -
4.法人の沿革
昭和18年 4月
昭和19年 3月
昭和19年 4月
昭和20年10月
昭和21年 4月
昭和22年12月
昭和26年
3月
昭和26年
4月
昭和26年
7月
昭和28年 1月
昭和28年 4月
昭和34年10月
昭和37年12月
昭和40年 3月
昭和43年 2月
昭和44年 4月
昭和47年 4月
昭和50年 4月
昭和51年
昭和52年
昭和58年
昭和61年
平成 3年
4月
4月
4月
4月
4月
平成
4月
8年
平成10年 4月
平成12年 4月
平成13年12月
平成14年
4月
平成16年
3月
平成16年
平成17年
4月
4月
東亜学院創立
東亜学院、各種学校設置認可
東亜学院を大東亜学院と校名変更
大東亜学院を大東学院と校名変更
大東学院を大世学院と校名変更
財団法人大世学院設置認可
高田勇道、院長初代理事長に就任
財団法人大世学院より学校法人富士短期大学へ組織変更認可
富士短期大学経済科第1部設置認可
高田勇道、富士短期大学初代理事長に就任
勝俣銓吉、富士短期大学初代学長に就任
二上仁三郎理事、 学校法人富士短期大学第2代理事長に就任
富士短期大学経済科第1部設置認可
富士短期大学経済科第2部設置認可
富士短期大学経済科第1部入学定員変更
小松武治、富士短期大学第2代学長に就任
富士短期大学企業経営科第1部・第2部設置認可
中村佐一、富士短期大学第3代学長に就任
富士短期大学経済科通信教育部設置認可
経済科を経済学科、企業経営科を企業経営学科に名称変更
酒枝義旗、富士短期大学第4代学長に就任
富士短期大学経済学科第1部・第2部及び企業経営学科第1部・第2
部入学定員変更
稲田正次、富士短期大学第5代学長に就任
企業経営学科を経営学科と名称変更
宮本冨士雄、富士短期大学第6代学長に就任
経済学科第1部及び経営学科第1部期間付き入学定員変更
石原義盛、富士短期大学第7代学長に就任
経済学科第1部及び経営学科第1部期間付き入学定員変更
二上仁三郎、学校法人富士短期大学初代学園長に就任
二上貞夫理事、学校法人富士短期大学第3代理事長に就任
早坂忠博、富士短期大学第8代学長に就任
経済学科第1部及び経営学科第1部期間付き入学定員変更
学校法人富士短期大学より学校法人東京富士大学へ変更認可
東京富士大学経営学部ビジネス学科昼間主コース・夜間主コース設
置認可
東京富士大学経営学部開学
富士短期大学を東京富士大学短期大学部に校名変更
早坂忠博、東京富士大学初代学長に就任
東京富士大学短期大学部経済学科第1部・第2部、経営学科第2部、
経済学科通信教育部を廃止
東京富士大学経営学部ビジネス学科昼間主コース入学定員変更
東京富士大学短期大学部経営学科第1部を経営学科に名称変更
- 3 -
平成19年 4月
平成19年12月
平成20年 4月
平成24年
平成25年
平成25年
平成25年
3月
4月
4月
4月
二上貞夫、学校法人東京富士大学第2代学園長に就任
岡村一成、東京富士大学第2代学長に就任、東京富士大学短期大学部
第9代学長に就任
二上映子、学校法人東京富士大学第3代学園長に就任
東京富士大学大学院経営学研究科経営学専攻(修士課程)設置認可
東京富士大学大学院経営学研究科経営学専攻(修士課程)開設
東京富士大学経営学部ビジネス心理学科を新設
経営学部ビジネス学科を経営学部経営学科へ名称変更
東京富士大学短期大学部経営学科をビジネス学科へ名称変更
東京富士大学経営学部経営学科昼夜開講制廃止
東京富士大学短期大学部ビジネス学科の学生募集を停止
東京富士大学経営学部イベントプロデュース学科を新設
東京富士大学経営学部ビジネス心理学科を経営心理学科に名称変更
- 4 -
5.設置する学校・学部・学科
(1)東京富士大学
経営学部 経営学科
経営学部 ビジネス心理学科
(2)東京富士大学大学院
経営学研究科
(3)東京富士大学短期大学部
ビジネス学科
6.各学校・学部・学科等の入学定員・入学者数・在籍者数・卒業者数の状況
(平成 24 年 5 月 1 日現在)
学 校 名
学部・学科名
開設
入学
志願
合格
入学
年度
定員
者数
者数
者数
経営学部経営学科
平成14年
東京富士大学 経営学部経営学科
平成14年
150
275
207
124
編入学 編入学
定員
-
者数
10
-
収容
在籍
平成24年度
定員
者数
卒業者数
540
523
79
210
70
17
400
246
50
(夜間主コース)
経営学部ビジネス
平成20年
100
85
73
60
-
250
360
280
184
-
16 1,150
839
146
10
75
14
61
11
57
11
52
-
-
21
138
9
70
6
心理学科
経営学部
計
大学院
経営学研究科
平成20年
短期大学部
ビジネス学科
昭和38年
- 5 -
20
185
7.役員・専任教職員の概要
(1)役員
(平成24年6月1日現在)
理事・監事
職名又は担当
理
事
(常勤)
理事長
理
事
(常勤)
氏
名
ふたがみ
さだ お
二上
貞夫
岡村
一成
ふたがみ
えい こ
二上
映子
はやさか
ただひろ
早坂
忠博
理
事
(非常勤)
ほそ や
てつ お
細谷
哲男
理
事
(非常勤)
はま だ
ひろゆき
濵田
弘幸
労務担当
理
財務担当
労務担当
事
職
理事長
おかむら か ず なり
学務担当
理
事
(常勤)
現
東京富士大学学長
東京富士大学短期大学部学長
学校法人東京富士大学副理事長
・学園長・事務局長
(非常勤)
監
事
(非常勤)
監
事
(非常勤)
むらぐち
ただし
村口
正
わかさ
しげお
若狭
茂雄
医療法人正修会 細谷医院 理事長
学校法人東京富士大学 校医
弁護士
株式会社高福化学 代表取締役社長
税理士
(2)専任教職員数
(平成24年5月1日現在)
学
校
名
学校法人合計
法人部門
(学科等名)
東京富士大学経営学部
経営学科
ビジネス心理学科
東京富士大学
短期大学部
ビジネス学科
授
25 (4)
0
10(1)
10(2)
5(1)
准 教 授
18 (7)
0
8(1)
5(4)
5(2)
2 (0)
0
0(0)
1(0)
1(0)
本務教員合計
45(11)
0
18(2)
16(6)
11(3)
非常勤教員数
48(15)
0
27(6)
11(4)
10(5)
本務職員数
38 (5)
3(0)
教
講
注.(
師
27(5)
)内は女性で内数
- 6 -
8(0)
8. 学校法人東京富士大学運営組織図
8.学校法人東京富士大学運営組織図
- 7 -
Ⅱ.事業の概要
1.施設・設備の整備
事
項
事 業 規 模・内 容 等
事 業 費
日 高 グ ラ ン ド 日高研修センター
シャワー室改修工事
1,575,000
日 高 グ ラ ン ド 日高研修センター
厨房改修工事
3,532,733
日 高 グ ラ ン ド ソフトボール場観客席・スコアボード等設置工事
3,700,000
高 田 記 念 館 耐震補強工事
9,450,000
設計・工事管理業務
日 高 グ ラ ン ド ソフトボール用MISUMO無線カウント機2ZA860
日 高 グ ラ ン ド 日高研修センター厨房機器一式
本 館 2 F
学務課
本 館 3 F
サーバー室
2
号
231教室プロジェクター
研
究
館
147,000
3,467,267
カードプリンターDTTC4500
557,550
東芝エアコン AUSA08055JMI
EH-TW8000
室 個人研究用PC購入(教員3名分)
470,000
298,000
442,866
日 高 グ ラ ン ド ソフトボール部移動式ネット
239,400
日 高 グ ラ ン ド ソフトボール部移動式ダックアウト用ベンチ
105,000
日 高 グ ラ ン ド ソフトボール部移動式ダックアウト
735,000
5号館地下倉庫 現物寄附
掲示板M型6-190-2001
12台
363,594
5号館地下倉庫 現物寄附
掲示板L型6-190-2000
10台
312,006
図
書
館 図書購入
2,781冊
5,619,745
図
書
館 図書購入(洋書)
21冊
383,729
図
書
館 図書現物寄附
72冊
140,742
図
書
館 図書現物寄附(洋書)
1冊
1,050
本 館 2 F
国際交流センター
LENOVOパソコン
11853EJ 2台
本 館 2 F
サーバー室 キャンパスMサーバー 1式
4,728,990
本 館 2 F
富士通
ESPRIMOM553
8台
1,257,900
本 館 2 F
富士通
ESPRIMOM552
2台
420,000
本 館 2 F
OCR機器一式
本 館 2 F
セコニックOMR機器一式
本 館 2 F
富士通ノートパソコン
高 田 記 念 館
会議室 絵画「想映」朴木 立堂 作
本 館 2 F
教学系管理システム
FI-667
156,680
1,025,850
SR-3500
LIFEBOOKAH77 2台
キャンパスメイト一式(ソフト)
- 8 -
1,035,300
229,600
150,000
20,724,270
備考
2.教育の改革・改善
本学は、創立者高田勇道先生の建学の趣旨を受け継いで「社会に貢献できる有為な人材
を育てる時代に即した人間教育を行うこと」を教育の基本としている。実際の教育目標と
しては、「実社会で有効な実務的知識や技能の教育」「社会人として不可欠な教養と品性の
教育」「教員と学生との触れ合いを通じた人間教育」「就職や資格取得に直結するキャリア
支援教育」などを通して、21世紀の知識社会を生き抜く「創造性」と「実践的能力」を兼
ね備えた人間性豊かな職業人の育成を目指すことである。これを確認し、大学、短期大学
とも教育目標達成のための教育活動を行なった。
なお、本学の教育目標の達成、さらなる充実を図るために、平成25年度より社会情勢の
変化に即した教育改革を実施することにした。本年度はその実施計画を推進するために、
新たな事業に取り組んだ。主な事業は次の通りである。
1)短期大学部の募集停止
短期大学部の志願者が減少しているので、カリキュラムの再編や新学科の検討などを
行ってきたが、入学定員を充足することは難しい状況になってきた。そこで、今後本学
の教育目標を達成することが困難と見込まれるので、平成25年度入学生より学生募集を
停止することとした。なお、在学学生の卒業を待って短期大学部を廃止する。
2)大学経営学部3学科体制の推進
平成25年度より経営学部を3学科体制とする教育改革実施計画を推進するため、文部
科学省に申請していたイベントプロデュース学科の設置および経営心理学科の名称変更
の届け出が受理され、3学科の入学定員・収容定員の変更も認可されたことを受けて、
本格的な広報活動(学生募集活動)を開始した。
3)イベントプロデュース学科委員会の設置
新設されるイベントプロデュース学科の学生をスムーズに受け入れ、教育目標を達成
できるように、イベントプロデュース学科委員会を設置し、教育内容や現場実習の体制
などについて検討を図ってきた。
4)経営学科、経営心理学科の学習コースの再編成およびカリキュラムの見直し等
経営学部を3学科制にするに当り、経営学部の教育目標を確認し、各学科の教育目標
(人材育成の基本方針)を明確化するとともに、学習コースの再編成とカリキュラムの
見直しを行った。特に、各学科共通してキャリア教育科目の設置について配慮した。
また、1年次の基礎演習、2年次以降の専門演習や特別講義では、産業界で活躍され
ている専門家を特別講師として迎え、仕事力を身につけるための知識やコミュニケーシ
ョン能力スキルなどを磨くことができるように産学連携教育プログラムを編成した。
そして、平成25年度の基礎演習テーマと特別講師の人選を行った。
5)ティーチング・アシスタント制度の導入
教育効果の向上を図るため、平成25年度より「ティーチング・アシスタント」を任用
することとし、ティーチング・アシスタントに関する規程を制定した。
- 9 -
なお、4月からの採用内定者の決定、採用者研修会等を実施した。
6)Eラーニングシステムの導入
高校レベルの学力を持たない学生が増加しており、学力不足のため大学での授業につ
いて行くことができず、やがて退学に至ることや授業の進行の障害になるなど問題が生
じている。そこで、平成25年度入学予定者に対して、Eラーニングシステムを導入した
入学前教育を実施した。
なお、学習状況(学習サポート)は学習支援課と学務委員会で管理している。
また、入学後も引き続き基礎学力向上や就職の一般常識試験への対応力を高める教育
に向けた取り組みを進めている。
7)教学系管理システム「キャンパスメイト」の導入
「キャンパスメイト」導入により、学生の出席状況、単位取得状況や成績、授業料納
入状況、進路支援情報、留学生情報など学生の情報を一元的に管理し、学習支援の強化
を図っていくこととした。平成24年度はシステム導入の準備段階であった。
8)フレッシュマン学外オリエンテーションの実施
昨年は東日本大震災の影響によりフレッシュマン学外オリエンテーションを中止した
が、本年度(平成24年度)は1泊2日の日程で無事開催された。1日目はつくば市の洞
峰公園で「アドベンチャーツアー」と題したグループワークを、その後、宿泊先でミー
ティング。翌日はバーベキューを実施。仲間や教職員、リーダー学生との親睦も深まり、
学生生活導入として意義あるオリエンテーションであった。
なお、平成25年度の3学科の入学者においても、フレッシュマン学外オリエンテーシ
ョンを実施することでフレオリ委員会を設置し、実施内容の検討を行った。
9)課外活動奨励賞を新設
学生の課外活動を奨励する目的で、本年度より「課外活動奨励賞」を設け、授与式が
行われた。この奨励賞は、当該年度に課外活動で特に大きな功績あった学生に対して学
長が表彰するもので、団体表彰と個人表彰がある。
10)奨学金制度の拡充
資質のある優秀な学生を広く受け入れるために、これまでの本学独自の奨学金制度の
他に、「入学試験における特待生奨学金」制度を新たに設けた。平成24年度は、一般入学
試験および大学入試センター利用試験に導入した。この奨学金は最大で学納金を全額免
除するものから入学金を免除するものまで4段階に分けて設けている。受験生にとって
は魅力的なものになっており、これにより学生数の増加を見込んでいる。
平成25年度よりは、さまざまな入学試験方式に導入し、試験に対応した選考基準を設
け、奨学金制度の拡充を図っていく。
11)FD・SDの推進
本学における教育の改革・改善のため、専任教員および職員によるFD・SD研修会を学
- 10 -
内および学外の講師を招聘し毎年実施している。非常勤講師も参加する場合もある。毎回教
員はほぼ全員が参加している。
平成24年度に実施したFD・SD研修会は下記のとおりである。
第1回 平成24年5月22日 「日本高等教育評価機構 新基準の概要と執筆依頼」
第2回 平成25年1月29日 「発達障害を持つ学生の理解」
12)平成23年度自己評価報告書の作成
本学における教育の改革・改善のため、毎年自己点検・自己評価を実施し自己評価報告書、
自己点検・評価報告書を作成し公表している。
自己点検評価書は日本高等教育評価機構が定める大学評価基準にもとづき作成した。これ
らは学内に公表し、学外には文部科学省等関係機関に送付するとともに、ホームページにP
DFで公開した。
13)平成24年度授業評価報告書の作成
平成24年度は、履修人数15名以上の全ての一般講義課目および担当が希望する科目におい
て授業評価を実施した。この結果を元に該当する教員が自ら自己点検・評価を行い、授業評
価報告書を作成し、授業改善に役立てた。
また、平成23年度の授業評価報告書は、教員の授業評価報告に総括責任者の総括報告を加
えて、教授会に報告するとともに、その概要を東京富士大学報に掲載し、公表した。
14)留学生の授業料減免に関すること。
平成 25 年 4 月に 3・4 年次生に進級する留学生については、平成 25 年 2 月 1 日を期限と
して減免申請書を受付、減免の対象外となる年間取得単位数 20 単位未満の留学生のチェッ
クを行った。結果として連絡不能の 3 名を除く全員が申請書を提出し、減免が認められた。
平成 24 年度以降入学の留学生から新たな減免制度が適用され、申請には経済状況証明書
類などが必要になるので、1 年次生に対してその周知・指導を 24 年度末に行い、25 年 5 月
を期限とする申請の準備を図った。
平成 24 年度以降入学者の新制度のもとでは、一定水準を超えた経済状況にある者には減
免をしないこととしており、経済状況の証明を課している。
3.研究活動
1)効果的な研究活動実施のため「研究活動の基本方針」に基づいて研究がなされている
かどうかを取り纏め、平成23年度自己評価報告書(大学)、自己点検・評価報告書(短大)
に掲載するとともに、ホームページに公表している。
2)平成24年度本学共同研究費による学内教員共同研究は5件行われた。内2件は前年度
からの継続研究であった。共同研究に参加した教員は13名。研究費の総額は168万
円である。
3)科研費等の公的研究交付対象研究への応募を奨励する一方、公的研究費の適正な管理
・監督に関する取り組みについて、教職員に周知させている。
- 11 -
なお、平成24年度の公的研究交付実績は以下のとおりである。
・平成24年度科学研究費補助金
7件(代表者2名、分担者5名)
・平成24年度科学研究費助成事業
1件(代表者1名)
4.社会的活動
本学図書館の地域利用者サービスの向上と図書館活動の推進を図るため、新宿区立図書館との
相互利用協力を行っている。
平成24年度の利用者登録者(途中継続更新者を含む)は16名である。
5.公開講座等
1)法人向けビジネス実務講座
(1)西京信用金庫
・5 月 17 日(木)「西京経営塾」
テーマ「財務諸表の読み方」講師
6月15日(金)ビジネス交流会
岩田康成
講師
山川
25名
悟
テーマ「経営におけるゲームの効能」
(2)瀧野川信用金庫、
・6 月 19 日(火)、7 月 10 日(火)、7 月 19 日(木)
9 月 7 日(金)、9 月 21 日(金)、10 月 4 日(木)
テーマ「目利き力UP」講師
加藤幸人
各 65 名
・12 月 8 日(土)
テーマ「成年後見制度講座」
講師
隅田浩司
65 名
(3)関東信用金庫協会
・11 月 28 日(水)講師
田口和幸
原田崇史
テーマ「事例別にみる法務リスクマネジメント」
17名
2)地域住民向け一般教養講座
11月24日(土)新宿歴史探訪シリーズ3
テーマ「中野区
講師
その2
北見恭一
新宿とその周辺を訪ねる
太田道灌の足跡と伝説を中心に西落合・江古田界隈を歩く」
受講生30名
3)公開講座
(1)11 月 2 日(金)
午後 6 時~ 7 時 30 分
・テーマ「イベントの力で日本を元気に」
講師
柴田亜衣
小坂善治郎
(2)共催・後援
上條清文
岡星竜美
清水卓司
聴講生
石山盛也
鈴木義昭
鈴木康之
121 名
東京商工会議所新宿支部、JEPC イベント総合研究所、東京商工会議所
4)産学連携
(1)東京三協信用金庫
・「ビジネスフォーラム2012」~我が街の熱き経営者たち~
・9月19日(水)
(2)西京信用金庫
・4月12日(木)「第11回ビジネス交流会」ブース出展
- 12 -
・6月15日(金)
・11月13日(火)
「第16回産学交流セミナー」ブース出展
「第17回産学交流セミナー」ブース出展
産学連携先である東京三協信用金庫の主催する「ビジネスフォーラム2012」に特別
協力機関として参加。
5)産学官連携
ポニーとあそぼう2012
7月7日(土)
後援:東京都
児童虐待防止運動「オレンジリボン運動」
130名
協力:NPO児童虐待防止全国ネットワーク、財団法人ハーモニセンター、
J E P C イベント総合研究所
6.学費の据え置きと経費削減計画の実施
1)大学経営学部(昼)、短期大学部とも平成24年度も引き続いて学費を据え置く。
2)人員の効率的配置など、経費の削減計画を進めている。
7.学生の進路支援対策
1)進路指導に関すること
進路指導に関しては、就職ガイダンスをはじめとし、個別面談、就職模擬面接、履歴書・
エントリーシートの添削指導等を行った。
就職ガイダンスは、大学3年生、短大1年生を対象にしたガイダンスを5月から12月にかけ
計22回開講した。また、年度初めには各学年に対して進路オリエンテーションを実施し、早
くから進路に対する意識が高まるよう指導をした。
大学3年生、短大1年生を対象とした就職ガイダンスは、今年度、演習担当者への働きかけ
や担当者の協力により、出席率が昨年に比べ約1.5倍となった。就職ガイダンスに出席する
ことにより、就職意識が高まることは間違いなく、より多くの学生に出席を促していきたい。
しかし、演習に入っていない学生および留学生の出席率が低いこと、夏期休暇後の出席が減
少することなどの課題があり、掲示、ホームページ、メールマガジン等も含めた伝達方法を
検討し、出席率を高めていきたい。
また、大学3年生、短大1年生全学生を対象とした進路個別面談を6月から7月にかけて実施
した。演習を中心に面談を実施したが、演習に入っていない学生については欠席も多く、個
別面談の運営方法についてキャリア支援委員会で検討中である。
進路支援課においては、求人票、就職資料などを整備し、就職模擬面接、履歴書・エント
リーシートの添削、進路相談等を行った。本学所定の履歴書を窓口で配付し、取りに来た学
生に声をかけ情報の収集や助言を行ったが、来談者は少なく、進路支援課を利用する学生が
増えるよう対策を検討していく。
平成24年度卒業生の就職希望者の就職決定率は、大学が昨年度79%から83%へ短大は76%
から88%に改善された。しかし、就職希望者の1割以上が就職できずに卒業しており、来年
度においては就職指導をより強化し、希望者全員の就職決定を目指したい。
2)インターンシップに関すること
在学中に就業体験をすることで実務的知識を深め、学習意欲を向上させる。また、実社会
を知ることにより就職のミスマッチを避けるという目的のため、授業科目「インターンシッ
- 13 -
プ」が開講されており、進路支援課およびキャリア支援委員会ではオリエンテーション、履
修希望者の選考面談、マッチング面談、実習先企業への引率等々の補助業
務を行った。
インターンシップを経験することにより、ビジネス・マナーを覚え、責任感・自立心を養い、
実践的知識が身につき就職に対する意識が高まることから、より多くの学生に履修を進めて
いる。その結果、今年度は昨年度の18名に対し42名が履修した。
インターンシップ経験者は就職に対する意識が高く、早い時期からより多くの学生に
験させたいが2年生の希望者が少なく、進路オリエンテーション等でより強く参加を
体
促し
ていきたい。
8.広報業務および広報活動に関すること
受験生が入手する大学情報の入手源が受験情報誌や新聞広告などの印刷媒体から、PCやスマ
ホを通じての進学ネットナビや大学HPなどのネット媒体へ移行していることを踏まえ、以下の
対応を行った。
1)HPに受験生を対象とした専用サイト「受験生向けサイト」の設置
受験生が知りたいと考える情報を集約したサイト設計をし、必要な情報を迷わず簡単に入
手できるようなサイトを設置した。
2)HP本体のリニューアル実施
平成24年度の広報業務を進める上での必要性からリニューアル作業を担当することになっ
た。既存のホームページのコンテンツを基本に、他大学のHPを参考にしつつ、階層構成の整
理や掲載情報項目の取捨選択および統合を行い、出来るだけ見やすく、必要な情報にアクセ
スし易いことを第一に考えたコンテンツ構成をすべく作成を行った。
9.学生募集に関すること
1)志願者低減傾向に歯止めをかけ、定員充足を図ることを目的に、次のことを行った。
ア)高校訪問の重視
イ)オープンキャンパス(OC)の運営強化
用エ)ミニ・キャンパス見学会の開催
オ)奨学金制度の拡充
ウ)ネット媒体の活
カ)クリスマス企画の実
施
2)「高校訪問の重点校」を、昨年の20校から約2.5倍の52校に増やし、目的を明確にして複数
回(原則4回)訪問を実施した。
3)効果に疑問のある業者主催の地方進学相談会への参加を減らす分、指定校を中心に高校訪
問に力を入れる方針を取り、積極的に訪問することに努めた。その結果、昨年は訪問件数が
197件であったがH24年度は倍近い380件となった。
4)OCは出願者確保に直結する機会であるため、参加者の獲得、参加者が楽しめる内容と参
加後のフォローアップがキーポイントであるとの認識から、ア)進学相談会や資料請求でコ
ンタクトのあった者全員にOCへの来場案内のハガキを送付する
イ)参加者に本学の特色
や魅力が伝わるように大学説明、模擬授業、入試情報の内容見直しなどコンテンツの改良を
行う
ウ)参加者全員へのお礼ハガキを送付する
などの丁寧な対応を行った。
5)昨今の経済状況の悪化から、充実した奨学金制度のあることが進学先選択の重要な要素と
なっている実状に対応するため、一般入試およびセンター利用入試で奨学金制度拡充を緊急
措置で行った。
- 14 -
10.入学試験に関すること
受験生に受験チャンスを多く提供することを目的として次の変更を行った。
ア)入試方式間の募集人員の変更
イ)AO入試日程追加
ウ)一般入試試験科目に関する変更
- 15 -
11. 平成24年度実施した入試方法および入学者数
(1)経営学部経営学科
1年次
入試区分
募集人員
15
60
55
AO入試
推薦入試
一般入試
留学生試験
若干名
入試センター試験
10
特別選抜(社会人・帰国生)試験
若干名
合 計
140
(2)経営学部経営心理学科 1年次
入試区分
募集人員
AO入試
12
推薦入試
30
一般入試
25
留学生試験
若干名
入試センター試験
5
特別選抜(社会人・帰国生)試験 若干名
合 計
72
(3)経営学部イベントプロデュース学科
入試区分
募集人員
出願
受験
合格
入学
8
15
77
88
8
15
72
85
7
15
64
41
6
14
28
37
38
38
21
2
1
227
1
219
1
149
1
88
出願
受験
合格
入学
19
12
21
19
19
12
20
19
19
12
16
11
17
12
8
11
6
6
4
0
0
77
0
76
0
62
0
48
出願
受験
合格
入学
AO入試
10
16
16
16
14
推薦入試
15
16
16
16
15
一般入試
35
17
15
12
7
10
10
7
6
10
10
8
4
1
1
1
1
70
68
60
47
留学生試験
若干名
入試センター試験
特別選抜(社会人・帰国生)試験
合 計
10
若干名
75
(4)大学経営学部 3年次編入学試験
学科
募集人員
出願
受験
合格
入学
経営学科
若干名
13
13
13
11
ビジネス心理学科
若干名
9
9
8
7
大学経営学部 2年次編入学試験
学科
募集人員
ビジネス心理学科
若干名
(5)大学院経営学研究科
入試区分
募集人員
特別推薦入試
推薦入試
若干名
10
一般入試
合 計
10
- 16 -
出願
受験
1
出願
合格
1
受験
入学
1
合格
1
入学
2
2
2
2
2
2
2
1
6
6
5
4
10
10
9
7
12.学生会館
1)行事報告
■入館期間
卓球部
平成24年2月10日
ソフトボール部
3月27日
一般
3月29日~31日
■退館期間
卓球部
平成25年2月1日~6日
ソフトボール部
3月8日
一般
2月19日~3月18日
※平成24年度卒業生1名、4月16日退館(特例として許可)
○室料等の滞納改善に努めた結果、平成24年度の室料等は年度内に全て納入された。
○東日本大震災で影響を受けた宮城県出身学生の年間施設維持費を免除した。
2)在館生出身地
学部
経営学部
学科
学年
経営
1
2
ビジネス心理
3
昼間主・夜間主
昼
4
1
2
3
4
短大部
合 計
ビジネス
(名)
1
2
夜
都道府県・国名
1 北海道
1
2 岩手県
1
1
1
1
4
1
3 宮城県
1
1
2
4 秋田県
1
5 山形県
1
6 茨城県
1
7 群馬県
1
1
1
3
1
8 埼玉県
1
1
9 千葉県
1
1
2
1
1
10 富山県
1
1
11 長野県
1
1
12 奈良県
1
1
13 鳥取県
1
1
14 愛媛県
1
15 福岡県
1
1
16 長崎県
1
1
17 熊本県
1
2
2
18 中華人民共和国
合計(名)
0
0
1
1
- 17 -
0
8
2
3
1
5
5
3
1
3
7
6
32