中小企業事業主の皆さまへ 労働条件政策課 「職場意識改善助成金」のご案内 (テレワークコース) 「労働時間等の設定の改善」※及び仕事と生活の調和の推進のため、 終日、在宅またはサテライトオフィスにおいて就業するテレワーク に取り組む中小企業事業主を支援します 社員の育児や介護と仕事の両立を支援したい 社員の通勤負担を軽減したい ワーク・ライフ・バランスを推進して社員の やる気をアップさせたい 優秀な人材を確保したい 災害時にも事業を継続させたい サテライトオフィスで行うテレワークも対象に加わりました!! ※「労働時間等の設定の改善」とは、各事業場における労働時間、年次有給休暇等に関する事項 について労働者の生活と健康に配慮するとともに、多様な働き方に対応した、より良いものと していくことをいいます。 〔H27.4〕 1 1.助成金制度の目的 この制度は、 ① 労働時間等の設定の改善※のため、 ② 終日、在宅またはサテライトオフィスにおいて就業する テレワークに取り組むことを目的として、 ③ テレワーク用通信機器の導入・運用、就業規則・労使 協定の作成・変更などの取り組みを実施する中小企業 事業主に対して、 ④ その実施に要した費用の一部を助成するものです。 ※ 「労働時間等の設定の改善」とは、各事業場における労働時間、年次有給休 暇などに関する事項についての規定を、労働者の生活と健康に配慮するととも に多様な働き方に対応して、より良いものとしていくことをいいます。 2 なぜ政府が助成するの? 「世界最先端IT国家創造」宣言(H25.6.14閣議決定)(H26.6.24改訂) Ⅲ.2.(5) 雇用形態の多様化とワーク・ライフ・バランス(「仕事と 生活の調和」)の実現 特に就業継続が困難となる子育て期の女性や育児に参加す る男性、介護を行っている労働者などを対象に、週一回以上、 終日在宅で就業する雇用型在宅型テレワークにおける、労働 者にやさしいテレワーク推奨モデルを産業界と連携して支援し、 2016年までにその本格的な構築・普及を図り、女性の社会進 出や、少子高齢化社会における労働力の確保、男性の育児 参加、仕事と介護の両立などを促進する。 また、行政機関としても、引き続きテレワークを推進するなど、 ワークスタイルの変革を進めることが重要である。 3 2.支給対象となる事業主 (1) 労働者災害補償保険の適用事業主であること (2) 次のいずれかに該当する事業主であること (3) テレワークを新規に導入する事業主であること (試行的に導入している事業主を含みます) (4) 労働時間等の設定の改善を目的とした、終日、在宅ま たはサテライトオフィスにおいて就業するテレワークの実 施に積極的に取り組む意欲があり、かつ成果が期待でき ること 4 3.事業実施計画 この制度を利用する事業主は、あらかじめ事業実施計画をテ レワーク相談センターを経由して厚生労働大臣に提出する必 要があります。事業実施計画には、次の(1)(2)の事項を盛 り込んでください。(2つをあわせて「改善事業」といいます) (1) 実施体制の整備のための措置 次のアからウの全てを実施してください。 ア 労働時間等設定改善委員会の設置など労使の 話し合いの機会の整備 イ 労働時間等に関する苦情、意見、要望を受け付 けるための担当者の選任 ウ 事業実施計画の周知 5 (2) 支給対象の事業 次の支給対象となる事業を1つ以上実施してください。 ○テレワーク用通信機器の導入・運用(※) (Web会議用機器、社内のパソコンを遠隔操作す るための機器など) (※)パソコン、タブレット、スマートフォンは 対象となりません。 ○保守サポート料、通信費 ○クラウドサービス使用料 ○就業規則・労使協定等の作成・変更(テレワーク 勤務に関する規定の整備など) ○労務管理担当者や労働者に対する研修、周知・ 啓発 ○外部専門家(社会保険労務士など)によるコンサ ルティング 6 (3) 成果目標 終日、在宅またはサテライトオフィス(※1)において就業する テレワーク(※2)の促進を図るため、次のa及びbとする。 a 評価期間(※3)に1回以上、対象労働者(※4)全員に、終 日、在宅またはサテライトオフィスにおいて就業するテレ ワークを実施させること。 b 評価期間において、対象労働者が終日、在宅またはサ テライトオフィスにおいてテレワークを実施した日数の週 間平均を、1日以上とさせること。 ※1 サテライトオフィスとは、事業主が指定した事務所であって、対象労働者が所属する 事業場と異なる場所にある事務所をいいます。 ※2 終日、在宅またはサテライトオフィスにおいて就業するテレワークとは、事業主の明 確な指示に基づき、終日、在宅またはサテライトオフィスにおいて、ICT(情報通信 技術)を活用して業務を実施することをいいます。 ※3 成果目標の評価期間は、事業実施承認日から平成28年2月15日までの間(事業実 施期間といいます)の1ヶ月から6ヶ月の間で設定(1ヶ月単位)してください。 ※4 対象労働者は、事業実施計画において指定してください。 7 (4) 支給額 ア 支給の対象となる経費(その①) 支給対象の事業を実施するために必要な経費のうち、 次の経費について助成金を支給します。 1 経費区分 謝金 旅費 借損料 会議費 雑役務費 印刷製本費 備品費 機械装置等 購入費 委託費 2 内容 専門家謝金 専門家旅費、職員旅費 機器・設備類、ソフトウェア等のレンタル・リース等の費用、ICTを利用したサービスの利用 料(リース料、レンタル料、サービス利用料等に含まれる諸経費) 会議の費用(会場借料、通信運搬費含む) 研修等受講料、 機器・設備類、ソフトウェアなどの保守費用 研修資料、マニュアルなどの作成費用 図書、ICカードなどの購入費用、ソフトウェアなどの購入、改良などの費用(設定費用、社 員等に対する研修費用を含む) 機器・設備類の購入、改良などの費用(設定費用、社員等に対する研修費用を含む)、機 器・設備類の設置、撤去などの費用 調査会社、コンサルタント会社、システム開発会社などへの委託費用 ※ パソコン、タブレット、スマートフォンの購入費用は、助成金対象 の経費とはなりません。 8 ア 支給の対象となる経費(続き その②) ※ 事業を実施するために、事業実施期間中に実際に支出し たものであり、かつ、評価期間中に対象労働者がテレワー ク用通信機器等を利用するために必要な経費についての み対象となる。 事業実施 承認日 2月15日 2月末日 事業実施期間 評価期間 (1ヶ月から6ヶ月の間 で1ヶ月単位で設定) 1ヶ月 経過 いずれか早い日まで に支給申請 9 イ 補助率及び上限額 (3)で定めたa、b2つの成果目標の達成状況に応じ、次の 表のとおり。 成果目標の達成状況 補助率 1人当たりの上限額 1企業当たりの上限額 達成 3/4 1/2 6万円 4万円 150万円 100万円 未達成 ※a又はbのいずれかしか達成できなかった場合は、未達成に区分。 ウ 支給額 以下の①~③のうち最も低い額(千円未満は切り捨て) 改善事業の実施に 要した費用の合計 1 2 1人当たり の上限額 × 対象労働 者数 × 補助率 3 1企業当たりの 上限額 10 4.改善事業実施の流れ 1 事業実施承認申請書の作成 テレワーク相談センターを経由して厚生労働大臣に提出 【提出期限】12月1日 事業実施承認申請時の添付書類 ア 事業実施計画(様式第1号別添) イ 対象労働者同意書(様式第1号別紙1) ウ 利用予定サテライトオフィス一覧(様式第1号別紙2) エ 労災保険の適用事業主であることを確認するための書類(労働保険 関係成立届の写、直近の労働保険概算保険料申告書の写など) オ 中小企業事業主であることを確認するための書類(登記事項証明 書、労働保険関係成立届の写など) カ 見積書(アの事業を実施するために必要な経費の算出根拠が分かる 資料) キ 対象労働者の業務時間(始業時間から終業時間)を確認できる書類 (就業規則、労働条件通知書など) ク その他、厚生労働大臣が必要と認める書類 11 【記載例】職場意識改善助成金 事業実施承認申請書 【記載例】職場意識改善助成金 事業実施計画(その1) 12 【記載例】職場意識改善助成金 事業実施計画(その2) 【記載例】職場意識改善助成金 事業実施計画(別紙1) 13 【記載例】職場意識改善助成金 事業実施計画(別紙2) 14 2 実施体制の整備のための措置の実施 ○ 労働時間等設定改善委員会の設置など労使の話し合いの機会の整備 ○ 労働時間等に関する苦情、意見、要望を受け付けるための担当者の選任 ○ 労働者に対して事業実施計画の周知 職場における労働時間、年次有給 休暇などについて、労働者の生活と健 康に配慮するとともに、多様な働き方 に対応した、より良いものとしていくこ とを話し合ってください。 3 支給対象の事業の実施 ※事業の実施に当たっては対象労働者全 員から同意を得ておく必要があります。 15 4 5 事業終了時における成果目標の実績の把握 支給申請書及び事業実施結果報告書の作成 テレワーク相談センターを経由して厚生労働大臣に提出 【提出期限】 事業実施計画書の内容を踏まえて改善事業を実施し、成果目標 の実績評価期間を経過した日から1か月以内、又は2月末日のい ずれか早い日 支給申請時の添付書類 ア 前年度及び前々年度の労働保険料の納付・領収証書の写 イ 実施体制整備のための措置を実施したことが分かる資料(議事録、社内報等) ウ 事業実施計画で計画した支給対象の事業の実施に要した費用の支出に関する証拠 書類 エ 事業を実施したことが分かる資料(納品書、研修資料等) オ 成果目標の達成状況に関する証拠書類 (ア)テレワークを行ったと申請する日の業務時間に、就業していたことが証明できる資料 (例)賃金台帳、タイムカード、年休簿など (イ)テレワークを行ったと申請する日の業務時間に、在宅していたまたはサテライトオフィ スにいたことが証明できる資料 (例:GPSによる位置情報等を記録できる機器のログ情報、始業・終業メールなど) ※例以外の方法で実施する場合は、事前に必ずテレワーク相談センターに相談し、承認を得てくださ い。 カ その他、厚生労働大臣が必要と認める書類 16 【記載例】職場意識改善助成金 支給申請書 【記載例】職場意識改善助成金 事業実施結果報告書(その1) 17 【記載例】職場意識改善助成金 事業実施結果報告書(その2) 【記載例】職場意識改善助成金 事業実施結果報告書(別紙1) 18 【記載例】職場意識改善助成金 事業実施結果報告書(別紙2) 19 5.事業実施承認後に事業の内容を変更しようとする 場合 事前に必ずテレワーク相談センターにご相談ください。 6.支給を受けられない場合 同一年度に同一措置内容について、国や地方公共団 体から他の補助金の交付を受けている場合には、この助 成金の支給を受けることはできません。 また、同一年度に、職場意識改善助成金の他のコースと の併給はできません。 20 仕事と生活の調和推進のための行動指針における数値目標 数値目標設定指標 現状(直近の値) 2020年 労働時間等の課題について労使が 話し合いの機会を設けている割合 52.8% (2014年) 全ての企業で 実施 週労働時間60時間以上の雇用者の 割合 8.5% (2014年) 5割減 (5%) 年次有給休暇取得率 48.8% (2013年) 70% リーフレットはこちらから(厚生労働省HP) http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudouki jun/jikan/syokubaisikitelework.html お問い合わせ先 テレワーク相談センター ※職場意識改善助成金テレワークコースに関する申請書やお問い合わせなどの受付は、 厚生労働省委託事業テレワーク相談センター事業の受託者である(一社)日本テレワー ク協会により行われています。 所在地:東京都千代田区神田駿河台1‐8‐11 東京YWCA会館3階 電 話:0120‐91‐6479 URL:http://www.tw-sodan.jp/ 21
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