文部科学省認可通信教育 「音楽Ⅱ」学習指導書 横井川 好子 大阪芸術大学短期大学部 通信教育部 「音楽Ⅱ」使用テキスト ●「幼稚園教育要領」文部科学省 ●「小学校学習指導要領解説」文部科学省 ●「世界名歌曲全集」㈲ケイ・エム・ピー発行 ●「ピアノ伴奏 日本童謡唱歌全集~心に残る日本の歌~」㈲ケイ・エム・ピー発行 ●「バイエル教則本」 (新規に購入する場合は、 『標準バイエル・ピアノ教則本』全音楽 譜出版社発行 を購入すること) 科目概要 楽譜が実際にはどんな音楽として歌われるのか、平易でしかも良い曲を実例として取 り上げ、その名演の再生を参考に、生きた歌唱の応用を学ぶ。 また、ピアノ練習は各個人で行う。 科目の意義・目的 幼児教育者は、歌を豊かな表現力で歌わなくてはならない。そのための必要な知識・ 技能を学ぶ。 また、幼児教育に必要な音楽の知識・技能をピアノの学習を通じて習得する。 授業計画 第1回: 声楽を始める際の予備知識 第2回: 発声法、読譜力、音程・リズムの練習 第3回: 童謡、日本歌曲、外国歌曲の練習①(歌詞の内容を理解するとともに、読譜 し表現方法を描く) 第4回: 童謡、日本歌曲、外国歌曲の練習②(発声を中心に練習する) 第5回: 童謡、日本歌曲、外国歌曲の練習③(音程に気をつけながら歌う) 第6回: 童謡、日本歌曲、外国歌曲の練習④(リズムを意識しながら歌う) 第7回: 童謡、日本歌曲、外国歌曲の練習⑤(仕上げ。表現豊かに歌う) 第8回: 次の(A) 、 (B)のそれぞれの作品について、事前練習を始める。 (A)課題曲 -1- ・バイエル教則本より、次の6曲から1曲を選択のこと、 №65、77、78、80、88、97(※)すべて原書番号である ことに注意すること。 (B)自由曲 ・バイエルを終了していない場合やピアノ初心者の場合は、 (A)の課 題曲の中からもう1曲を選択し自由曲とすること。 ・バイエル終了以上の場合は、各自のレベルに合ったピアノ曲1曲準 備すること。 ただし、クラシックジャンルのピアノ曲とし、演奏時間は5分以内を 目安とする。また、簡易楽譜によるものやツェルニー練習曲は除く。 第9回: ピアノの基本的な奏法と音楽理論の学習 第 10 回: 課題曲および自由曲の練習(歌詞を理解し、表現方法を意識しながら演奏し、 自身の問題点を反復練習) 第 11 回: 課題曲及び自由曲の完成(仕上げ。感情豊かに演奏できるように向上させる) 第 12 回: 各自の能力に見合った新しいピアノ曲の練習 第 13 回: これまでの練習を総合的に自己判断し、課題曲を決定する。 第 14 回: 課題の作成・提出 第 15 回: 今後の学習に向けた復習 履修方法について この科目は他の科目とは異なり、筆記試験を行いません。声楽および器楽(ピアノ) それぞれの課題により成績を評価します。 声楽課題は、歌唱旋律部分のみを鍵盤楽器で弾きながら同時に歌唱すること。鍵盤楽 器は第三者に弾いてもらっても、録音機器による演奏でも構いません。 また、課題提出の際には、リポート附票の科目欄に、科目名の他に選択した曲番号を 必ず記載して下さい。 課題曲の録音はCD-Rで行ってください。ただし、CDへの録音が困難である場合 は、カセットテープ録音でも結構です。 -2-
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