ISFJ2015への参加に際してのお願い(西日本)

ISFJ2015 への参加に際してのお願い
ISFJ の理念は学生の政策提言によってより良い日本の社会の在り方を探っていくことにあり
ます。実際に ISFJ では学生の参加する研究会との協力を元に、6 か月の論文ブラッシュアップ
期間と担当教員の方々による論文の精査・指導という形で活動を行っています。
しかしその一方で近年参加研究会の増加と団体としての規模の拡大に伴い、様々な活動の問
題点・軋轢が露呈して来ております。これらの状況を鑑み、昨年度に引き続き以下の 4 点の項
目についてご参加いただく研究会の方にお願いすることとなりました。
(A)中間論文審査規定
(B)最終論文審査のお願いについて
(C)最終論文提出に際しての、指導教員の添削・評価・修正の義務化
(D)指導教員のお名前の ISFJ2015HP への記載
以下にそれぞれの項目の詳細について記します。
(A)中間論文審査について
2012 年度から特別論文審査委員会による中間審査を導入致しておりますが、審査項目と致し
ましては、(ⅰ)ISFJ への参加姿勢(資料・連絡締切遵守など)、(ⅱ)中間論文の形式・論文体裁の 2
点です。この審査結果は最終論文審査には一切反映されませんが、審査を通し特別論文審査委
員会の判断の上、著しく問題があると判断された研究会は ISFJ2015 政策フォーラムへの参加を
辞退して頂きます。詳細については別紙(中間審査要項)での説明に委ねますが、これらの審査
内容については研究会の ISFJ への参加に際し最低限のコミットメントを求めるものとなってお
ります。よって中間審査での参加研究会の切り捨てを意図したものではなく、多くの研究会に
は実質的に関係のない審査であることを十分ご理解頂けるようお願い申し上げます。
(B)最終論文審査協力のお願いについて
参加研究会の指導教員の方に、原則として最終論文の一次審査(各研究チームが執筆した論
文の評価における第一回目の査読)を 5 本引き受けていただくことをお願い申し上げます。昨
年度より論文審査の公平性・妥当性を保つため、政策論文の論文審査に関して各論文1本につ
き 3,4 人の研究者による査読・評価をお願いしております。しかし年々提出される論文が増え
る中、多くの審査員を確保するには困難を極めるのが現状です。これらの事情を鑑み、昨年度
より参加研究会の指導教員の方に原則として 5 本の論文審査をお願いしております。最終論文
の審査方法・内容の具体的な詳細に関しては HP(http://www.isfj.net/)をご覧下さい。より良い政
策論文の精査・評価のために、是非ご協力をお願い致します。また、審査自体はとても簡単な
ものであり労力の掛からないものとなっておりますが、指導教員の方がご多忙の場合には運営
側として諸般の事情を考慮することと致します。
(C)最終論文提出に際しての、ゼミ教授の添削・評価・修正の義務化
政策フォーラムに際して、最終論文を提出いただいたのちに、再度研究会の指導教員の方の
サインを付けた形で提出していただきます。これは指導教員の方にも ISFJ への参加意識・責任
意識を持っていただくためのものであります。
このようなものが必要だと判断した背景として、一昨年度の政策フォーラムにおいて体裁が
整っていない論文が多く見受けられたことがあります。参考文献などが記載されていないよう
な論文が提出されるのを防ぐために、指導教員の方に学生の論文執筆に積極的なサポートをお
願いするべきだと考えました。そしてそれを確認する手段として、形式的ではあっても必要で
あると判断致しました。
(D)指導教員のお名前の ISFJ2015HP への記載
(C)と同様に、指導教員の方に ISFJ への参加意識・責任意識をより強く持っていただくこと
を目的に、ご参加いただく研究会の指導教員様のお名前を ISFJ2015 の HP に記載致します。な
お、これに関しまして何らかの事情で記載を容認できない教員の方に関しては、個別に対応す
るように致します。
以上 4 点が参加研究会に対しお願いする項目となります。研究会の ISFJ 担当者はこれらの項
目を踏まえ、ゼミ参加申込書の中の義務規定欄にチェック及び教員の方のサインを入れ提出い
ただきたく思っております。
本来 ISFJ で目指す学生の政策提言のあり方は、研究会側と運営側の相互の協力に基づき、学
生が論文形式によりその学術性を担保しながら自由な視座から政策提言していく形でありま
す。今年度で創設 20 年目を迎える ISFJ は、両者の協力体制の下規模を拡大し全国有数の規模
を誇る団体へと成長致しました。しかし団体としての影響力が増す一方、その活動規模の拡大
に伴う負の側面が生じたことも否定せざるを得ません。現在、その拡大の内実に寄り添い団体
としての活動を充実させるため参加側・運営側共により一層の努力を迫られています。運営側
と致しましても、質の高い論文の執筆・政策提言活動を行うためにイベントの見直しコンテン
ツ充実など ISFJ 活動の充実のため尽力・邁進して参りますので、何卒ご理解・ご協力のほどよ
ろしくお願い申し上げます。