Club GP 第53回 定例会

Club GP
第53回
10時00分
受付開始
10時30分
会員発表
定例会
平成27年6月14日(日)@
シロナデンタルシステムズ(株)大阪研修室
/ 座長: 大西清知 (ライフ歯科・ Club GP 副会長)
1.『 マイクロスコープを用いた低侵襲なラテラルウィンドウテクニックの紹介
-Horizontal Mail-box design technique- 』
寺嶋歯科医院
寺嶋 宏曜 先生
2.『 歯科医師総幸福量(GDH)を高める方法
-How to boost the Gross Dentist’s Happiness (GDH)- 』
英保歯科 英保裕和 先生
11時50分
昼食休憩
13時00分
会員発表
/ 座長: 大西清知
3.『 動画で総復習 : Ridge Augmentation と Ridge Preservation の基礎と応用 』
サトウ歯科 デンタルインプラントセンター大阪
13時50分
休憩
14時00分
特別講演
『 審美領域における治療戦略について 』
タキノ歯科ぺリオインプラントセンター
16時50分
佐藤琢也 先生
瀧野 裕行 先生
閉会
マイクロスコープを用いた低侵襲なラテラルウィンドウテクニックの紹介
-
Horizontal Mail-box Design Technique
医療法人メディエフ寺嶋歯科医院
-
寺嶋宏曜
インプラント治療において,サイナスフロアエレベーションは予知性の高い,確立された治療法である.しかし,手術後,
高頻度で一過性の腫脹,疼痛などが認められたり,さらには骨補填材の漏出,感染,上顎洞炎など重篤な合併症が
生じるケースも認められる.そこで,近年,術後の患者不快感,合併症のリスクを軽減させるために,様々なアプロー
チが開発,報告されてきている.
Club GP
第53回
定例会
平成27年6月14日(日)@
シロナデンタルシステムズ(株)大阪研修室
本講演では,「マイクロスコープを用いた低侵襲なラテラルウィンドウテクニック~Horizontal Mail-box Design
Technique~」と題して,3D プリンターを利用した術前診断法および新規性の高いラテラルウィンドウデザインを紹介し,
実際のマイクロスコープ下での「Horizontal Mail-box Design Technique」を,症例,動画を通して紹介したいと思う.
歯科医師総幸福量(GDH)を高める方法
-How to boost the Gross Dentist’s Happiness (GDH).-
英保歯科
英保裕和
国民総幸福量(GNH; Gross National Happiness)はブータン国民の幸福を表す尺度で,第 4 代国王ウォンチュック
氏の「重要なのは国民総生産(GNP)ではなく,国民の総幸福量の増大である」という発言に端を発する.この興
味深い理念を歯科医療に当てはめ GDH とでも呼ぶべき概念で日常診療を俯瞰すると,何を考え,何をすべきか
が従来とは違った形で見えてくる.
英保歯科では 2012 年に Mora Vision を導入し3年間使用してきた.Mora Vision は Mora Interface の発明者で
ある Dr. Mora が新規開発した 3D video microscope で,現在日本では3台が稼動している.
本発表では Mora Vision の解説に加え,これら既成概念を超える器機や治療法を自分の診療室でどのように活
用すれば GDH を高める事ができるかについて,経験から得た知見を述べる.
動画で総復習
: Ridge Augmentation と Ridge Preservation の基礎と応用
デンタルインプラントセンター大阪
佐藤琢也
今日ではインプラント治療や審美治療の発展に伴い,歯槽堤を保つ,あるいは増大させる臨床術式の重要性が以前
に増して高まりつつあり,その実態を EBM の観点からもより正しく理解し,より正しく適応する必要性が求められてい
る.
抜歯後の歯槽骨吸収の現象は臨床現場でもっとも広く認識されているセオリーの一つであるが,事実,1960 年の
Amler の形態計測研究に始まり,これまでも様々な手法によってこの検証は試みられ,その吸収は抜歯後 3-6 ヵ月
の期間でもっとも進行し,頬側骨の吸収を中心に水平方向に 29-63%(2.46-4.56mm),垂直方向に 11-22%(0.8-
1.5mm)減少すると報告されている.(Tan WL, et al. A systematic review of post-extractional alveolar hard and soft
tissue dimensional changes in humans. Clin Oral Implants Res. 2012 Feb;23 Suppl 5:1-21)
そこで本講演では Ridge Preservation を用いた臨床例と,このトピックに上記の論文以外にも関連する質の高い研
究報告をあわせて供覧し,前々回に詳述した Ridge Augmentation のテクニックとともに,審美領域における歯槽堤の
保存,増大の実際についてを基礎から応用まで広く議論し,その知見を深めたいと思う.
Club GP
第53回
定例会
平成27年6月14日(日)@
シロナデンタルシステムズ(株)大阪研修室
審美領域における治療戦略について
医療法人裕和会
タキノ歯科医院
理事長
瀧野 裕行
審美治療において患者の主訴や要望は,美しくなりたい綺麗になりたいというような抽象的な表現が多く,我々歯科
医師は,その言葉の裏側にある潜在的な要求を理解し,治療結果へと導いていくことが重要である.すなわち,一時
的な審美ではなく,治療結果の長期的安定性を兼ね備えた歯周組織の構築を目標とした審美治療のストラテジーが
求められる.そのためには,顔貌,口唇,歯肉,歯列,歯のそれぞれが互いに調和した審美の基準を満たす明確なゴ
ールの設定が大切であり,的確な診断に基づいた治療計画の立案と多くの治療オプションを備えた治療戦略が必要
となる.複雑なケースでは,外科・補綴・矯正治療を的確に適切なタイミングで応用することが望まれるが,とりわけ歯
周治療やインプラント治療においては硬・軟組織のテッシュマネージメントが必要不可欠なオプションといえる.今回は
審美領域の治療戦略について考察するが,成功症例だけでなくトラブル症例も提示し,その原因とリカバリーについ
ても検証していきたい.
【 略 歴 】
・ 1991
朝日大学歯学部卒業
・ 1995
タキノ歯科医院開設
・ 2006
医療法人
朝日大学歯学部
裕和会
タキノ歯科医院開設
非常勤講師(歯周病学講座)
JIADS 副理事長
JIADS ペリオコース・インプラントアドバンスコース講師
【 学 会 】
・ 日本臨床歯周病学会 認定医
・ 日本口腔インプラント学会会員
・ AAP 会員
・ AO 会員
【 スタディークラブ 】
・ ジアズ スタディークラブ大阪 会長
・ NGSC 副会長
・ O J 副会長
Club GP
第53回
定例会
平成27年6月14日(日)@
シロナデンタルシステムズ(株)大阪研修室
❒ Club GP 年間予定
催 事
日 程
場 所
2015年4月5日(日)
Club GP Advanced Meeting
東京ミッドタウン
10:30~17:00
2015年6月14日(日)
Club GP 定例会
シロナ㈱大阪研修室
10:30~17:00
2015年10月25日(日)
Club GP Advanced Meeting
2015年12月13日(日)
東京国際フォーラム
10:00~17:00
(予定)
Club GP Global Program の
Club GP 症例相談会
未 定
土曜日の開催時のいずれか(未定)
2016年3月6日(日)
Club GP Advanced Meeting
東京ミッドタウン
10:30~17:00
❒ Club GP 入会の方法
➀ Club GP の Web サイト(http://www.clubgp.jp/)にて必要事項を入力の上,お申し込みください.
⇒
瀧野裕行 先生
堂島アバンザ
10:30~17:00
Club GP 定例会
特別講演
⇒
② その後下記に年会費をお振込みください
Club GP 会員 年会費 : 1万5千円 (毎年3月末に更新)
振込先 : 三菱東京 UFJ 銀行 梅田支店 (普通) 4658009 Club GP 佐藤琢也
殿塚量平 先生