日本医療大学ボランティア部 2015年 4月 25日、ネパールに M7.8の地震が直撃し、甚大な被害をもたらしました。大型地震と その後も断続的に続く余震は、8000人以上の死者を出し、広範囲にわたって建物が倒壊するな ど、ネパールに多大な被害をもたらしています。人口のおよそ半分が 18歳未満の子どものネパー ルでは、深刻な被害と子ども達への影響が心配されています。(出典:公益財団法人日本ユニセフ 協会) そこで日本医療大学ボランティア部では、ネパール大地震へ対する募金活動を行い、皆さまから お預かりいたしました寄付金を「公益財団法人日本ユニセフ協会協定地域組織 北海道ユニセフ協 会」へ 5月 22日に届けました。ここに感謝とともに、報告をさせていただきます。 募金金額:33465円 募金期間:2015年5月11日〜2015年5月22日 こんにちは。ボランティア部の稲葉美穂です。今回はネパール大地震へ対する募金活動 にご協力いただきありがとうございました。 私はリュックひとつで旅をするバックパッカーなので、長期休みなどを利用し発展途上 国を訪れ、現地の人と交流をしています。昨年の夏休みにはネパールを訪れていたことも あり、とても他人事ではないと感じ、今回このような活動を行いました。 ネパールは観光で成り立っている国です。世界遺産、エベレスト、これらの観光資源は 今回の地震での倒壊や、今季の再開が厳しいとされています。 また普段から停電が多く、空気や水が汚かったです。私は歯磨きに使う水も買った物を使用し ていました。地震により水が復旧せず、泉から水を汲み保存し、胃腸炎も多いといいます。 私は雨季の終わりに行ったのですが、土砂崩れが頻繁に起こっていました。サンダルもぬかる みにはまり1日で壊れました。それほど雨は凄まじく、土砂崩れによる二次災害、家が壊れ外の 住んでいる人たちの衛生面、健康状態が非常に心配です。 そして、ネパールには心温かく笑顔の素敵な方が多いことが印象に残っています。湖で釣りを 教えてもらい、釣った魚を果物と交換してもらったりしていました。すると次の日には、道を歩 いているだけで「昨日釣竿を持って歩いていたね。釣れた?」と声がかかるのです。その後、サ ービスだといい大切な商品をくれたり、蛍を見に連れて行ってくれたりしました。 私たちの活動を通し、少しでも多くの人の笑顔が戻ること、町が復興してまた沢山の観光客が 訪れ賑わいのある国になることを願っています。 日本医療大学 保健医療学部 ボランティア部 募金担当 看護学科2年 稲葉 美穂
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